2002年11月3日の大井

1レース・ダートを走るための血統?

1レースを制したのはライブリマウント産駒のイナギテイオー号(騎手:内田 博幸・厩舎:山田秀<小林>)。父は一時代を築いたダート王ライブリマウント、母の父はここ大井出身の大スター、ハイセイコー。これなら走らないはずは無い!といった感じの血統です。しかし、叩かれて良くなるところはまさに父譲り?でここまで4戦を消化しましたが、5戦目でやっと良さが出た感じです。

 

3レース・秘めた素質は休み明けでも

3レースを制したのはポリッシュパトリオット産駒のアイアンアトム号(騎手:鷹見 浩・厩舎:高岩孝<大井>)。この馬はデビュー前の能力試験では結構なスピードを見せて、デビュー戦では1番人気に支持されていましたが、気性の難しさ?を露呈して外側に逸走して競走中止と散々でした。2戦目は逃げ粘って2着でしたが、ヒザに不安が出てここまで半年ほど休んでいました。しかし休んでいる間に力のある馬は次々と上のクラスに上がっていき、いつの間にやら対戦相手はグッとレベルが下がっていました。このクラスなら楽勝は当然でしょうし、もう一丁は狙える器でしょう。

 

4レース・過剰人気馬に注意!

4レースを制したのはジェイドロバリー産駒のタケノシュガー号<ゼッケン7番>(騎手:郷間 隆・厩舎:宮本<大井>)。このレースは「前走で、出遅れたにもかかわらず、追い込んで3着だった」というだけで一番人気に支持された馬がいたわけですが、”97万以下”などという「下のほう」のクラスでは展開ひとつでレースなどどう転ぶか解ったモノではありません。しかも「未出走・未受賞クラス」で3着などというのはハッキリ言って頼りない理由です。そんなわけでこのレースも3レースと同様、「デビュー戦でいいところがあった馬の休み明け」で、タケノシュガー号が制しました。

 

5レース・「マイネル」の馬じゃないよ

5レースを制したのはハートレイク産駒のミヤギオーロラ号(騎手:高橋 哲・厩舎:佐藤義<浦和>)。えー、地方競馬では勝負服は騎手別になっていることは今さら言うまでもないでしょう。しかし、中央ですっかりお馴染みに勝負服を身にまとっているのを見かけるとなんだか妙な感じです。浦和の高橋クンはラフィアンの服色を選んだようです。会員の多いクラブだけにこの服色は注目浴びるぞ・・・・。

 

最終レース・ナイターの締めくくりはエース・的場の妙技で締め!!

10レースを制したのはシャンハイ産駒のエビスファイター号<馬番@>(騎手:的場 文男・厩舎:渡辺則<大井>)。やはり”締め”はこの人でした。最内をこじ開けるように突っ込み、ゴール前見事に抜け出しました。前を行く馬の外から追い込むのかと思いきや、ちょっとだけ開いた内を強引に抜け出しです。的場騎手”らしい”レースで、今年のトゥインクルは締めくくられました。

 


さて、次も読んでみるか

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