[2002/10/11]

仙人の腎臓・報告号

 



「仙人の腎臓・報告号」

 先月の13日の七転八倒から約1ヶ月。(そう言えば13日の金曜日だっ
たんですね)

 前号の最後に造影剤を使ってレントゲン撮りますって書いたのだけど、
その結果、左だけでなく両腎臓に影が出ているとのこと。

 ということで今度はCTスキャンで輪切り画像を撮ることになり、先週
生まれて初めて輪切りになってきました。

 しかしレントゲンの時に入れた造影剤(生まれて初めての点滴でおびえ
てました・笑)に対して私はアレルギーがあるらしく、その夜から3日に渡って
全身に発疹ができてしまい、CTスキャンの時は造影剤なしということになりま
した。

 それも撮影ギリギリに打ち明けたので撮影技師は真っ青になってました。
アナフィラキシーショックというのがあって(スズメバチでよく聞きますね)、
2回目の投与がかなり危ないとのこと。で、急遽、水をがぶ飲みさせられて
の撮影でした。

 そして昨日、その結果が出ました。ただすべては推測の域を出ないとい
うことなのですが、過度の精神的肉体的ストレスによる過労が溜まってい
たところへ「結石」が直撃した格好となってしまったようです。

 腎臓でできた結石が尿管に詰まり膀胱に尿が落ちていかなかったたため、
腎臓が尿で2倍に膨れ上がって激痛、というのが医者の見立てでした。

ただ造影剤を入れなかったので膀胱に落ちてるはずの石がよく見えなくて、
もしかしたら出たのかもしれないし、まだあるのかもしれないとのこと。
どっちやねん。

 俗に三大腹症と呼ばれ、盲腸炎、胆石、腎臓系の結石というのは空前
絶後の激痛らしく、インターネットで体験談を検索してみても呼吸もまま
ならず、痛みのショックで嘔吐し、転がり回るしかない患者の話がゴロゴ
ロしてました。

 確かに先月吐きながら病院に行った時も、医者から「仙人さん、よく救
急車呼ばなかったねえ」とか、看護婦さんにも「歩いてきた人、初めて見
た」と、とがめ半分、呆れ半分といった口調で言われ、その目には明らか
に「この人、ちょっと頭オカシイんじゃなかろうか」という光が漂っていまし
た(笑)。

 一応、昨日までに血尿も止まり、異常な数だった白血球もほぼ正常値に
戻りました。

 ただ後遺症なのかまだ鈍痛が残っていて、とりあえず経過観察ということ
になりました。痛みが続くようなら、わたしゃ病院変えてセカンドオピニオン
受けますよ。

 今回のことでは皆さんにご心配、ご迷惑をおかけしました。メルマガも
続き物を書いてた途中だったので妙なブツ切りになってしまいましたね。

 休んだ日が多かったので今月の生活は地獄となりそうですが、メルマガ
の方は休んでる間に数号書いたので連続配信できそうです。

 順番で言えば「とてもやっかいなもの(後編)」なのですが、後編は前編
中編の続きというより独立した号なので、先に書き終わった他の号から
配信しようと思います。とりあえず早く配信を再開しようと思います。

 後編は近い内に配信します。次号はこの後すぐ配信します。

 今日10月10日は偶然にも昔の「体育の日」です。皆さんも自分の体を
過信せず具合が悪くなったら取り返しがつかなくなる前に休んでくださいね。
難しいとは思いますが。

 私ももうあの激痛はこりごりです。これからは体と相談しながら日々頑
張っていこうと思います。皆さんの励まし、何よりも力になりました。

 本当にありがとうございました。

 皆さんが健康でいられますように。

 東京仙人

 

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