160125(日) 全日本女子サッカー選手権決勝 田崎ペルーレ−日テレベレーゼ 国立 2−2(PK5−3)
160125
例年、天皇杯決勝後は、サッカーの試合が少なくなるので、サッカー不足になりがちであるのであるが、今年は、新春静岡、井原引退、高校選手権決勝といいペースで観戦して鋭気を養っている。先週あたりは試合がないので、やむを得ず出かけなかったが(実は、ラグビーの大学選手権ということもありえた)、今週あたりはなんとしても何かの試合を観戦に出かけたいものであると考えた。
ちょうど全日本女子サッカー選手権大会の決勝が国立競技場で行われるとのことであり、これはまたとない機会であるので、出かけることとする。千駄ヶ谷駅を降りると、かなりの人並みがあるが、そのほとんどは国立競技場ではなく、東京体育館に向かっている。なんでもVリーグの試合があるようである。機会あればこちらも観戦してみたいものである。少々時間が早いので、明治公園のフリーマーケットで時間を調整する。
うっかり時間を調整しすぎて、競技場にはいると、既に前座試合が始まっている。小学生の女子チームが同時に4試合行っている。女子サッカー人口が増えてきていることがわかる。あたりを見渡すと観客も女性が多い。ちなみに、決勝のカードは、田崎ペルーレ対日テレベレーザであり、昨シーズンのLリーグの1位と3位という好カードであり、日本代表選手も多く擁している強豪どうしの対戦であり、このカードは昨年の決勝と同カードであり、昨年は1−0で田崎が優勝している。
せっかくの国立競技場であるが、本日はメインスタンドしか開けていない。下の段は結構みっちりはいっている感じがする。とりあえず日テレベレーザのベンチ上方の席を確保する。応援団は、日テレベレーザ側は、ヴェルディの応援団の一部がそのまま来ている感じである。サンバの応援と太鼓の応援の部隊がそれぞれに応援しているところが、多少気になるところであるが、本日は人数が限られていることもあり、とりあえず交替で応援することになっている模様。田崎ペルーレ側は、数人がフクシア色の旗を持参で熱心に応援している。応援は田崎側が先にはじめたが、あっという間に日テレ側の応援にかき消されてしまう。
試合前に、日テレの選手になにやら蛍光黄色の物体が手渡されている。手袋あたりなのかなぁと思い、よく見ていると、なんとスタンドに投げ込み始めたではないか。よく確認すると、日本テレビの「なんだろう」人形であった。まさかと思って、田崎側スタンドにも注目したが、やはり(もちろん)真珠を投げ込むような暴挙には出ていなかった。
試合の詳細は他サイトを参照して欲しいが(さほど他サイトに示されていないとは思うが)、田崎は3-5-2(GK21大西、DF2白鳥、5磯崎、6佐野、MF8川上、10柳田、14土橋、20新甫、FW9大谷、11鈴木)、日テレは4-4-2(GK21小野寺、DF2戸崎、5須藤、12四方、18豊田、MF6酒井、7伊藤、10小林、23近賀、FW9大野、20山口)でスタート。準決勝で3得点あげている日テレの攻撃がどこまで通用するかと期待してはじまる。
女子の試合はかなりしっかりしたプレーが多く見られるものの、ボールスピードが不足することによるのか、パスの正確性に欠け、相手チームにボールがわたってしまうことがしばしばである。ボールの支配率は、日テレがやや上という感じではあるが、パスがつながらないため、前線にボールが届かない。大久保を髣髴とさせる日テレ9大野は、スペースを見てよいポジションに走りこんでいるが、なかなかボールを受けることができなく、得点の機会が得られない。
前半20分、日テレは、田崎14土橋に突破されてしまうことの多かった5須藤に変えて、3中地を投入。田崎は、DF2白鳥の前線への送り込みがなかなか正確で、カウンター気味に得点の機会をうかがい、前半21分、7山本の右からのセンタリングに2白鳥が頭でぴったり合わせて、ついに田崎が先制する。しかし日テレも、37分、20山口のCKから18豊田がやはり頭で合わせて同点。さらに、前半ロスタイム、日テレはほぼ正面からのFKを得て、7山本がGKの届かない右上隅にがっちり決めて、田崎勝ち越し。
後半から日テレは20山口に変えて、11荒川を投入。これはサポータの予想の通りであり、予定通りであった模様。その後は、両チームともそれなりに得点のチャンスがあるが、パスがつながらないケースが多く、一進一退の状態。ところが、後半43分、日テレは23近賀のパスから9大野がシュート。相手DFがかろうじて頭に当てるもループ気味にGKを超え、ゴールに吸い込まれてしまった(大野の得点となる)。そして延長。
延長は10分ハーフのVゴール方式であり、緊迫した状態で始まる。開始直後、日テレ大野がGKと1対1になるがこれはGK大西が体を張って阻止。延長後半1分、田崎は9大谷に代え、17渡辺が投入される。その後、両チームに決定的なチャンスは訪れるものの、バーに阻まれたりし、得点されることはなく、PK戦へ。
PK戦は、田崎の先行で、山本、白鳥、鈴木、柳田、土橋の順で5人とも成功する。一方、日テレは、大野、伊藤と成功するものの、小林の右上に狙ったシュートは惜しくもバーに阻まれ、その後の近賀が成功するものの及ばず、5対3で、田崎の連覇となってしまった。日テレには、ぜひとも来年こそはがんばっていただきたい。
表彰式は、キャーキャーきゃぴきゃぴした女子らしい華やかなものであった。なんかバレーボールの表彰を見ているかのような錯覚に陥る。女子サッカーも面白いことが良くわかったので、今シーズンは機会あれば、リーグ戦も見てみようかなぁと思った次第である。かえりみれば、大変すばらしい好ゲームを見ることができ、大変感銘して帰途に就くが、上野の鈴本に立ち寄ったところ、八代目林屋正蔵(彦六)追善興行が行われていることがわかり、あわてて当日券の列に並ぶ。
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