151210(水) 東アジアサッカー選手権第3戦 日本−韓国 横浜国際 0−0


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日本と韓国が同じ勝ち点で迎えた決勝戦である。ただ総得点の関係で、日本は勝たないと優勝にならない。両国とも気合いの入った試合になるはずである。午後、早めに早退しようと思っていたのであるが、会社での会議がなにかといろいろあって出発が遅くなった。ようやく1時間早退できるようになり、2塁に盗塁するような感じで、駅に向かう。

東京駅に着いた段階で、もうキックオフ1時間前となってしまっているので、迷わず新幹線を利用して、新横浜に向かう。のぞみ号に自由席が出来たと言うことは、本当に喜ばしいことである。しかし、夕方ののぞみ号であるので、自由席は満席であり、立って向かうこととする。それでも15分くらいで到着するので、大した問題ではない。まわりを見渡すと、日本代表のタオルを巻いたいかにもこれから横浜国際競技場に向かうような人たちが多い。

新横浜駅前はスタジアムに向かう人たちでごった返している。W杯のときを彷彿とさせ、なんともワクワクさせられる。スタジアム前には、アディダスのサッカーボールの形をした大きな気球が設置されている。ときどき熱風を溜めるために炎がたかれるのが大変美しい。席は2階席ではあるが、7列目であるので、非常に見やすい。ところが隣の女の子が赤いマフラーをしているので多少気になっていたら、やはり韓国サポーターであった。かなり気まずい。

試合は、ここ2戦と同様になんとか点を取りそうな気がするが、得点にはつながらない。それよりも韓国にボールを取られるシーンも目立つ。マリノスの柳想鐵がものすごく効いている。そうこうしているうちに、大久保が派手にファールをしてイエローカードをもらってしまう。

これからのプレーに気を付けねば、と思っていた矢先に、あっという間に2枚目のイエローカードをもらってしまい、大久保は退場となる。何とも残念なこととなる。その後は、日本は一人少ない状態で、懸命に攻めるものの、決定力に欠け、結局スコアレスドローで終わってしまう。

スタジアムから戻る途中のグッズショップで、店員さんが日本代表の旗をフラフラ振りながら、力無く「大久保退場記念セールですー」とグッズを売っていたのが大変印象的である。背中のOKUBOの文字の最初のOが青く塗られてしまっていたりするのではないかと心配したが、そのようなことはなかった。

新横浜駅に戻る途中で、香港料理店を発見したので、香港2得点獲得記念で立ち寄る。紹興酒と酸辣湯などなどいただき、すっかり幸せ度を回復する。新横浜駅前の歩道橋の屋根に「意の先階」と書かれており、趣深い言葉であると思ったが、 「の先階」みたいな趣旨であることに気づき、ほろりとしてしまう。

後で聞いたのであるが、なんと大久保選手は、アジア・サッカー連盟のヤング・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーを受賞したとのこと。受賞に恥ずかしくない、立派な選手になっていただきたいものである。


ねつれつおうえんなきろく。

しべりあさっぽろしみずおきなわかんぼじあ

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