150216(日) A3マツダチャンピオンズカップ第2試合 大連実徳−鹿島アントラーズ 国立 1−3
150216(日) A3マツダチャンピオンズカップ第1試合 ジュビロ磐田−城南一和 国立 2−0
150216(日) 練習試合 清水エスパルス−アビスパ福岡 宮崎 0−0
150211(火) 練習試合 清水エスパルス−ジュビロ磐田 宮崎 2−1


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Jリーグも各チーム始動してきて、キャンプの情報が流れて来るようになってきた。いよいよ開幕が近づいてきておりワクワクしてくる。折しも11日には、宮崎キャンプ中のエスパルスが(練習試合とはいえ)磐田を破るという大変うれしいニュースもはいってきて(しかもその2得点は、大木新監督が甲府から連れ帰った鶴見選手)、本年も気合いを入れて応援せねばという思いを新たにしているところである。

かねてから日本のJリーグ、中国のCリーグ、韓国のKリーグのチャンピオンが一同に会して、王者を選ぶ大会が行われるということは言われていたが、なんとマツダが冠スポンサーとなり、本大会が開かれることになった(マツダは、自分としては大変好みのメーカーであるのだが、最近あまり新車を出さなくなってしまっていて元気がないなぁと気になっていたところである。一度プロジェクトXでロータリーエンジン開発の話でもやってもらえないだろうか)。日本からは昨年のJリーグチャンピオンの磐田とナビスコ杯ちゃんぴおんの鹿島が出場し、韓国からは城南一和、中国からは大連実徳が出場している。

本来第1試合から観戦しようと思っていたところであるが、週末の金曜日に会社の駐車場で東大寺二月堂かチベットなどの「五体投地」に匹敵するヘッドスライディングをしてしまい(早く言えば、こけた)、全身筋肉痛であること、ものすごく寒くて雨が降っていることなど、もろもろの事情により、うだうだしているうちに出かけるのが遅くなってしまい、第2試合からの観戦をすることに変更する。

ものすごく冷たい雨の中、国立競技場に向かったところ、ちょうど第1試合が終わったところであり、帰るお客さんが多かったのであるが、「高麗人参」と書かれた黄色いレプリカや雨カッパを着用した一群がなにやら楽しいそうに帰っており、もしやと思い取材をしたところ、城南一和が勝利したとのこと。Jリーグ年間優勝チームでも敗れてしまうものかと思い、多少落ち込む。

競技場に入るとまだ黄色い一群が喜んでいる。この際であるので、城南一和と大連実徳のレプリカはないものかと場内の売店をチェックするがあいにく販売していないとのこと。晴天であれば、途中のいろんな所でレプリカのレプリカ(!)が販売されていただろうに、と思いとりあえず次戦の時に期待することにする。ちなみに城南一和の「一和」は高麗人参茶などの製造販売をしている会社であるらしい。

試合前の時間に、3カ国の伝統芸能をやることになっていたが、韓国と中国のものは雨のため、映像が放送されただけであった。日本のものはピッチ上で行われたが、雨が強かったので、気の毒であった。観ている方としても寒くて大変であった。靴やすそはもうビショビショになっており、さらにふと気がつくとみぞれが降っており、もうそれはそれは寒い状態であり、凍えそうであった。

ようやく試合開始の時間となるが、みぞれは続いている。ものすごく寒い。相馬が東京Vから復帰したことばかりでなく、大岩が磐田から移籍したことについてもサポーターは大歓迎で応援している。それにしても磐田から鹿島への移籍というのには本当に驚いた。サポーターの懸命の応援にもかかわらず、大連の大型選手にボールをキープされ、なかなか鹿島は攻撃の形が作れない。

第1試合の磐田の悪夢が思い出され、なんとしても鹿島の先取点が望まれた。1本目のコーナーキックでは大きく戻しながら攻め込んだものの攻めきれなかったところ、2本目のコーナーキックは、ゴール前に投げ込み、秋田が頭で確実に得点して先制。反対側のゴールでの得点で、あまりにもきれいに決まってしまったので、すぐにサポーターが理解できず、ちょっと間をおいてからサポーターは大喜びする。

よーしこれからだ、とも思われたが、やはりものすごく寒い。そうこうしているうちにエース柳沢のアシストで小笠原が追加点を上げる。これは鹿島のペースになるかと思われたが、やはり大連の大型選手にボールを取られがちで、後半終了間際に1点返されてしまい、いやな雰囲気で前半を終わる。ふと気がつくと雨はほとんどやんでいた。

後半開始後、中国代表のハオ・ハイドン(カク海東:カクは赤ヘンにおおざと。Unicodeで90DD)が登場し、大連サポーターから歓声が涌きあがる。さすが代表選手であるだけあり、すばらしい動きである。そういえば助っ人のDFアジウソンも大変素晴らしい。機会あれば、Jリーグにも来てもらいたいものである。その直後、鹿島に新加入のフェルナンドがなんとFKを直接ゴールにたたき込み、敵味方、選手サポーターともに驚かせる。大変素晴らしいシュートであった。

こうなったらエース柳沢のゴールが観たいとサポーターは騒ぎ出す。ヤナギコールの連続である。しかしそのまま試合終了になってしまった。それにしても、日本のエース柳沢はなぜシュートを打たないのであろうか。しかも本日後半のシュートに至っては、ゴールから逃げる向きにカーブがかかってしまっていた(イタリア・セリエAのキエーボ・ヴェローナから移籍の声がかかったとの報道があり、是非とも挑戦してもらいたいと思う気もあるが、できれば、鹿島で名実ともにエース・ストライカーとなってから、海外へ挑戦していただきたいと思うところである)

ふと空を見上げれば、すっかり雨はやみ、満月が競技場を照らしていた。なにはともあれ日本のチームの勝利となり、大変めでたくなったので、そのまま信濃町駅前のジョン万次郎になだれ込み、祝杯をあげる。折しもスクリーンでは、2時間遅れで放送されている今の試合が写されており、あらためて試合を観戦することとなった。


ねつれつおうえんなきろく。

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