141020(日) J1 2nd第9節 ベガルタ仙台−ジュビロ磐田 宮城 2−3v


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仙台といえば山吹色っぽい黄色がベースとなったカニトップ・ユニフォームであるが、ふとそれらしい色のシャツはと思えば「少林サッカー」Tシャツが極めてそれらしいものであるものの、着用したところ残念なことにピチピチであったことを思い出し、先週、フロンターレ戦の時に着用した水色の素数Tシャツの色違いの黄色いものが多少黄色すぎるような気もするが、それを着用して、意気揚々と仙台に向かう。

仙台駅で利府駅行きに乗り換える。少々肌寒い。利府駅で「グランディ21直行往復バスチケット」600円を購入する。復路について「コンサート終了後随時出発」と書いてあるところに、ちょっと考えさせられる。駐車場は事前に販売されているチケットをもっている車のみ停められることになっていると聞いていたが、なぜか、自家用車で乗り付けている人が多いらしく、周囲の道路が渋滞している。30分ほどで、スタジアムに到着。

指定を取ってあるので、悠々と入場しようかと思ったところ、警備員が「指定席最後尾」という看板を持って高速で移動している。どうやら1列に近い2列でとぐろを巻くように無限に行列をのばしてしまっている。懸命に警備員を追いかけてなんとか列の一員となる。ところが、全く列は進まない。それどころか最後尾はもう見えないくらい向こうをのたうち回って進んでいる。W杯の時の入場のノウハウはどこにいってしまったのか全くわからない無秩序な状態になっている。

もう試合前の応援も始まってしまっている。どうやら指定席の入場ゲートを制限してしまっていたことがこの長蛇の原因となっていることがわかってきたとき、いきなり、全てのゲートからの入場が許されるようになった。とたんに長蛇の列は消滅し、それまで並んでいた努力が水泡と化す。ものすごく誰かを激怒したい気分に駆られるが、とにかく入場ゲートに急ぐ。やっと座席にたどり着いたのは、試合開始直前。まさかこんなにかかるとは思わなかった。関係者の猛省が必要である。

かなり不機嫌な状態で座席に座っていたところ、試合内容は大変中身の濃い楽しい試合であった。特筆すべきことは、開始早々のペナルティエリア内の仙台ファールに対して岡田主審は、ゴールエリアの枠からの磐田フリーキックと判定。超至近距離のキックとなったが壁に阻まれ、得点にならず、大変盛り上がる。その後、磐田が再三攻めるものの、逆に仙台マルコスが先制。前半40分、磐田がゴンゴールで追いつく。後半になり、仙台山下が勝ち越すと、後半40分に途中出場の磐田西が同点にする。

延長になり、こんどは仙台の得点の番かと期待されていたが、前半は一進一退。延長後半開始直後、やはり途中出場の磐田川口がVゴールを決め、結局磐田の勝利となった。仙台サポーターに取っては、随分残念な結果となったが、両チームともよく頑張ったと大いに讃えたい素晴らしい好ゲームであったといえる。ちなみに、仙台は本日の敗戦で15位となってしまい、清水は14位が転がり込んできた。なんとも複雑なところである。

いい試合であったので、満足に帰ろうかと思ったところ、帰りのバスの行列がまた長蛇となっている。なんでも道路が渋滞し、バスがなかなか帰ってこないので、バスが全然いないところに多数の人が行列をつくるという謎の現象が起こってしまっている。結局1時間以上待ってようやくバスにのる。道路は大渋滞。また不機嫌になって利府駅に着く。本当に関係者の猛省が必要である。

仙台駅で牛タンカレーを食べて機嫌を回復を計ろうとしたところ、店が混んでいて何かと落ち着かず、不機嫌はあまり解消せず。新幹線に乗ると、3人席の隣のカップルが大変な盛り上がりを見せてしまっており、さらに不機嫌になる。なかなか良い試合と良い旅行は両立しないものである。


ねつれつおうえんなきろく。

しべりあさっぽろしみずおきなわかんぼじあ

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