141013(日) J2 第37節 川崎フロンターレ−セレッソ大阪 等々力 2−1
141013(日) 第14回アジア競技大会 U21日本代表−イラン代表 釜山 1−2



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J2の昇格争いはC大阪、新潟、大分の三強に絞られてきたといわれているものの、現在4位に位置する川崎フロンターレにも大いに昇格のチャンスがあるところでもあり、しかも、そのフロンターレを熱烈に応援しているかたが身近にいることもあり、かねてから、是非ともフロンターレ戦を観戦したいと考えていたところである。

折しも前日のエスパルスの惨敗になんとも気が晴れず、もやもや残念会をしているうちに本日を迎えてしまっていることもあり、せっかくの機会であるので、等々力競技場に向かうべく武蔵小杉に向かうべく、大手町駅に向かう。どんな経路があるかと確認すると、最近は都営三田線や営団南北線から東急に乗り入れており、武蔵小杉直通が頻繁にでていることに驚かされる。都営三田線の直通電車で向かう。

J2の昇格争いに参加しているチームのサポーターは新潟をはじめとして、大変勢いがあり、川崎フロンターレのサポーターもものすごく元気である。なんでも本日は「等々力満員大作戦」がおこなわれているそうで、水色のビブスを着用したサポーターが次々と入場している。なんでもビブスが入場券であるようである。しかも大変な好天に恵まれ、空までフロンターレブルーに染まっている。ただ少々暑くて、ちょっとうっかりするとフラフラしてしまう。

スタジアムの売店では、レプリカなどとともに、本日限定という「昇魂Tシャツ」が販売されている。売店のお兄さんが「魂のこもったなんとも恐ろしいTシャツ」と宣伝している。どのように恐ろしいか、耳を澄ましてみると、胸に「昇魂」と書かれているだけでなく、背中には石崎監督の顔が小さくプリントされており、確かに魂のこめられ具合を感じさせる素晴らしい作品であるので、直ちに購入する。着替えようかと思ったが、せっかく水色の素数Tシャツ(これもその道では恐ろしいTシャツである)を着ていたので、着用は次回以降にまわす。

試合前のイベントは大変華やかなものであり、試合前にはエスパルスOBでフロンターレで昨年現役引退した向島建コーチのサッカークリニックが行われており、たくさんの子供達が参加している。なんとピッチが広いことか。そういえば、向島の昨年の引退試合となった天皇杯での清水対川崎戦は大変素晴らしかった。試合後お子さまに川崎のユニフォームの下にエスパルスのユニフォームを着せていたパフォーマンスには大変泣かされた。ちなみに建ソングは、現在はペチェルソングとなって毎試合元気に歌われている。

また、カワサキ・スカ・パラダイス・オーケストラの演奏にのせて、チア・リーディング(総勢70名以上いたそうである)と一輪車のパフォーマンスがあり、大変大がかりなものであり、サポーターは大喜びであった。特に記すべきことはスカパラオーケストラの中で、フロンターレのキャラの「ふろん太くん」がピアニカで主旋律を担当するというきわめて細かであるもののレベルの高い芸を披露していたことである。J1昇格の暁には是非ともオールスターの時にでも披露して、日本中の着ぐるみファンを魅了してもらいたいものである。

試合内容の詳細は他サイトを参照して欲しいが、前半の終わり近くにフロンターレが先取点を上げ、大変盛り上がるものの、後半28分に同点に追いつかれ、このまま引き分けになるかと思われたロスタイムに、黄川田のシュートはバーに阻まれたもののマーロンが押し込み勝ち越し。2万人の観客が大喜びとなる。ちなみに決勝点をあげたマーロンは「あんたが大賞」として特製フロンターレ饅頭50セットをゲットしたそうである。

マーロンのヒーローインタビューのあと、セレッソ大阪出身の岡山一成がマイクを奪い取り、今後の必勝をサポーターにアピールする。もうサポーターの興奮は絶頂となり、着ていた昇魂Tシャツをサポーター席に投げ込もうとした岡山は見事に足を滑らして派手に転倒する。こんどはサポーターは大爆笑。本当に素晴らしい盛り上がりであった。J1に上がろうというチームの熱気と活力を大いに感じた。

その後、興奮が冷めやらぬまま、TVでアジア大会の決勝を観戦したが、川崎フロンターレに魂が吸い取られてしまっていたらしく、優勝はイラン代表となってしまった。残念な結果ではあったが、今大会では中山悟志も5試合連続得点を決めただけでなく、エスパルスの黒河貴矢も池田昇平も良い動きをしていたので、今後の活躍にかなり期待が持てることとなったといえよう。


ねつれつおうえんなきろく。

しべりあさっぽろしみずおきなわかんぼじあ

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