ヤスリで作るナイフメーキング肉体労働編 10
#69
1500番のペーパーを掛け終わりました。
ここで完全に1200番の傷を取らないとヘアラインを引く時に何度もペーパーを掛ける事に成るので丁寧にペーパーを掛けることです。
1500番は下地なのでポイントに向かって掛けます。
#63
ヒルトの外形が出来たので滑り止めを入れます。
滑り止の溝はチェッカリング用のヤスリで入れますが、溝の大きさは
何種類か有るので、適当と思われる物を選んでください。
ここで使うのはピッチが0.8o #5です。
参考までに
#5 幅12o ピッチ約0.8o
#7 幅12o ピッチ約1.4o
#9 幅12o ピッチ約2.0o
価格は少々高いのですがなかなか便利
ブレードバックのファィルワークの時のピッチを決める時は
大変重宝してます。
#65
縦の溝が入ったら、今度は横の溝です。
入れ方は前と同じ端の方から少しずつ、縦と横の
溝の深さが同じに成ったら終わりです。
ヒルトは前後をバイスで挟んでますが、横の溝を入れる
時にヒルトを横向きに挟み変えると、ヒルトの溝の幅が狭くなる
ので前後に挟んだまま、バイスを90度回して作業です。
#67
リカッソ面もブレードと同じ作業です。
ヒルトの溝・タングは1200番で酸化膜を取る程度で
作業終了。
#64
ヒルトのリカッソ面はほぼ仕上げの状態なので
バイスに革を挟んで固定。
溝は一度に入れないこと、ヤスリが滑り表面が
ガチャガチャに成ること請け合いです、必ず端の方から
少しずつ入れること。
最初に入れた溝がガイドの役目してくれるので
失敗することは有りません。
注意しなければ成らないのは、センターから左右同じ
様に溝を入れることです。
#66
熱処理から戻ったブレードの研磨。
ペーパーは1200番からスタート、1000番の傷は
ポイントに向かっているので、ここでは斜めに
ペーパーを掛けます。
次に、1500番でポイントに向かって掛ける、1500番は
1200番のヘアラインの下地です。
色々なヘアラインの入れ方が有るので、良いと思われる
方法を各自思考選択してみてください。
#68
スティックを使い1500番でヘアラインの為の下地作り。
スティックはハンドル材のマイカルタです、用途別に
何本か用意しておきます。
時々面の修正をしておくことも大切なので使用
前に確認を忘れずに。