サタン <ユダヤ教・キリスト教><神魔>

 その名は「敵対するもの」を意味する。初期キリスト教においてはしばしばルシフェルと同一視された。悪魔たちの総元締めであることは間違いない。また、悪魔の一般名詞とする場合もある。キリスト教の伝承では、サタンは神の右に立つことを許された天使であったが、己の怠慢により神の怒りを買い、地獄に堕とされたという。あるいはメタトロンであったともいわれる。七つの大罪のうち「憤怒」を司る。