サーチライト<6>

 


 里を出るなり、カカシはパックンを呼び出し、二手に分かれながらイルカの気配を追っていた。
 イルカのチャクラは、もうよく知っている。近くを通れば、見つける自信はある。
 森の奥は、昼間でも薄暗いが、それでも夕日がもうすぐ落ちようとしているのが判る。直に、夜がくる。夜目は利く方だが、それでも明るいうちの方が細部に目が届く。苛立ちながら、カカシは急いだ。話によれば、里からそう遠くはない筈なのだ。
 休みなく走り続ける最中、脇道からパックンが飛び出してきた。
「カカシ、こっちじゃ」
「見つけたのか?」
「急げ!」
 急ぐために、木の上を飛び渡って横断していく。
「どんな状況だ?」
「上忍相手に苦戦しているようじゃった。イルカは、音のくノ一を庇って怪我をしておる」
「……あのひとのやりそうなことだ」
 怪我をしている、というだけでも胸が痛いのに。
 頭では理解しているつもりだった。イルカのもつ甘さを。そしてそんな部分をも含めて、イルカはイルカだと思ったから。
 それはもう逃れようもない運命みたいな、あるべきものを受け止めるようなつもりで、そんなイルカが好きだと思った。
 でも、知らない間に起きているそんな事態に、どうしようもなく腹が立った。
 敵まで庇ってしまう、イルカに。命の危険すら省みず、怪我を負ってまで庇ってしまう馬鹿なイルカに。なによりも、その場にいられない自分自身に――
「足の出血が酷かった」
「急がないとね」
 やり場のない怒りが、頭の芯だけを妙に冷静にしていく。
 表情もなくカカシは先を急ぎ、辿りつく。
 パックンに案内された戦いの跡は、既に静かだった。
 血臭が酷い。
 死の静寂に似た静かすぎる空間に、ぞわりと背が震えた。 
 まさか。
 人の気配を、感じられない。
 遅かったのか。
 冷たいクナイを喉元に突きつけられたような、ひやりとした悪寒が走る。
 けれど、横たわる死体の中にイルカの姿はない。
「少し先にいくつか気配があるようじゃ。見てこよう」
「頼む」
 戦いの場所を移動したのだろうか。パックンが走り出す。
 カカシはそれでもその場が気になり、目を閉じて気配を探ることに集中した。
 血臭がひどくて、わかりにくいが、木々の中にほんの微かな、人の気配。
 イルカだろうか? チャクラの気配が殆どない。
 カカシは気配を消して、そっとその方向へと近づいた。


 木の洞の中に、イルカは居た。
 死と同化するような静けさの中、目を閉じている。どこか虚無的な空気が、その身を包んでいた。
 驚いたのは、初めてみる、そのイルカの負の気配。
 まるで生きることを諦めてしまったかのような、死を待つひとのような、落ち着き払った様子で。
 胸を突かれて、カカシは咄嗟に言葉をかけられなかった。
 少し前までは、確かに怒っていた。一言二言、人がいいのもいい加減にしろと、云ってやりたかったのに。優しすぎるのも程々にしてくれと、敵まで庇うことないじゃないかと、訴えたかったのに。
 今、イルカの抱える甘さだと思っていたそれは、そんな表面的な話だけではないような気がした。
 イルカは守るものがなければ、簡単に命を諦めてしまえるのか。
 脆さとも少し違う。投げやりなのでもない。ごく理性的に状況を見つめているとは思う。この怪我では血臭の漂う戦場の近くに身を隠すという判断は、間違ってはいない。
 気になるのは、哀しいのは、まるきり無抵抗なその様子。 
 まるで、自分の命のためには戦う意思がないかのようなその様子が、酷くあやういと、カカシは思った。
 消している気配がぶれるほど、それに動揺した。
「あれ? カカシ先生? どうしたんですか?」
 イルカを包んでいた、似合わないほど感情のない虚無的な空気が、一瞬で霧散する。いきなり現れた気配に、反射的な殺気すら見せることなく、イルカはこの状況にそぐわない暢気な声で問いかけてくる。
「……あれ? じゃないですよ、イルカ先生!」
 イルカの周りにいつもの温度が戻ってくることに安堵しながら、カカシはそののんびりした態度に苛立ちを覚えた。
「動けなくなってしまいまして」
 困ったようにイルカは笑う。いつものように。
 とてもここが戦場とは思えないような朗らかさで。
 近くにいるであろう敵の気配さえ感じなければ、普通に世間話でも始めそうなほどゆったりとした雰囲気。
「なんでそんなにのんびりしてるんですか! だいたい俺が敵だったらどうするつもりだったんですか?」
 クナイさえ、イルカの手元にない。
 普通、忍が動けない怪我で一所に留まることを余儀なくされたとしたら、まずその場を襲撃されることを想定する。簡易であっても罠を作ったり、目くらまし程度でも術をかけて、なんとかその場がわからないように留意するものだ。
 それが、ここにはなにもない。
「え? ですが、チャクラももう僅かですし、打つ手がなくて。カカシ先生はどうしてここに?」
「アナタを、助けに来たに決まってるじゃないですか!」
 思わず、声を荒げてしまっていた。
「あぁ、あの子達、無事に戻ったんですね。よかった」
 ほっと心底安堵したような表情。自分一人だけ怪我をして、今にも敵が戻ってきそうな中、子供が無事だと笑うのだ、このひとは。
 そういうひとなのは、よくわかっているけれど。見ている方が辛くなる。
「すみません、忙しいアナタにわざわざ来てもらっちゃって」
「……そんなことを云ってるんじゃない」
 なんで、届かないんだろう。こんなにも。
「珍しいですね、カカシ先生が、怒ってらっしゃるの」
 きょとんとした表情で、イルカが見上げてくる。
 まるでわかっていない。何にこんなにもカカシが苛立っているのか。
「誰のせいですか、もう!」
「すみません、お手を煩わせてしまいまして。部下達全員を逃がしきれるか自信がなかったもので」
「なんですか、それは! アナタ一人なら助けはいらないと? 冗談じゃないですよ! 俺は、アンタを、助けにきたんだ。どうしてわからないんだ! だいたいなんでそんなに、戦おうって姿勢が全然ないんですか?」
 無茶な言い方だとは思った。それでもカカシは納得がいかなかった。
 優しいひとだから戦いたくないのだ、なんてことはもう思っていない。イルカは充分に、恐らくは特別上忍と同等くらいには、戦えるひとなのだ。それを、カカシは身をもって知っている。
「ええ、でもこの怪我と、チャクラの量ではほんとに俺にはなにもできないんですよ。とても上忍相手には敵いません」
「だから、無駄な戦いはしないんですか? 諦めてあっさり死んでいきたいって云われてるみたいですよ」
「そんなつもりでは……」
「……もしここに、誰かいればまた別なんでしょう? アナタ敵まで庇っちゃう人ですもんね。アナタは強いじゃないか、俺は知ってる。今は一人だから? 任務も終わって一人だったら、そんなにもすぐに命を諦めてしまうの?」
 絡んでいる自覚はあったが、止まらなかった。譲れなかった、どうしても。
「諦めてるわけでもなかったんですが……ただ力不足です」
 困った顔でイルカは僅かに俯いた。
 力不足を責められても困ると云わんばかりに。
 違う。
 そんなことを云ってるんじゃない。
 言葉を探すカカシに、イルカははっと気づいたように続けた。
「あ、敵の上忍は少し先でこの前のくノ一と戦ってる筈なんです。できたら、助けてあげてほしいんですが……」
「例の砂の上忍ね。アナタにその傷を負わせた奴でしょう? 勿論ただじゃ帰しませんよ」
「……あ、でももう終わったようですね」
 遠くで気配が動く。
 それを確認して、やるせなさそうなイルカの表情。
 そこへパックンが戻ってきた。
「カカシ、上忍がこっちに向かってきとるぞ」
「ああ、ちょうどいい」
「左腕の傷は、大丈夫ですか?」 
「……アナタね、自分の足の心配しなさいよ。俺の時より重症でしょ、それ」
 この期に及んでカカシの心配。イルカの口からでるのは、他人の心配、そればかりだ。
 呆れて言葉も出ないところだったが、辛うじてカカシは言い返した。
「休んでいたら血も止まったようですし、大丈夫ですよ」
「……もうちょっと休んでいて下さい。話は後にしましょう」
「すみません」
「一応、結界しときますよ」
「はい」
 木の洞に結界を施し、カカシは戦闘の際に、その場に術の余波が及ばないように気をつけて距離をとった。




 心の中にもやもやしたものを抱えたまま、カカシは向かってくる敵に備えた。
 イルカに変化していた方が油断するだろうか。先日は、この左目の写輪眼を見るなり逃げ出した敵だ。今回は、確実に捕らえたい。
 けれど、相手はカカシの到着などまだ知らないだろう。
 ならば、影分身で一人をイルカに変化させておこう。待ち伏せているのだから、効果的に手っ取り早く終わらせなければ。
 ぶつける先のない憤りが、ちくちくとカカシを苛んでいる。結局イルカは、カカシが何を怒っているのか、少しもわかってくれなかった。もしかしたら、自覚すら薄いのかもしれない。自身の生への執着が、薄いことを。他者の死には、あんなにも敏感だというのに。カカシとて、とても強く執着しているとは云えなかったが、イルカほどではない気がする。
 どうしたら、伝わるのだろうか。どうしたら、気づいてくれるのだろうか。
 思考に沈みかけて、近づいてくる気配に気づいた。
「おや、逃げもせずにこんなところにまだいたのか」
 恐らく砂の、上忍だ。案の定カカシがこの間会った男である。
「女は死んだよ。馬鹿な奴だな、あの女はお前を逃がそうと逆方向に逃げてったというのに」
「アンタには好都合だろう? 相討ちを見せかけたいんだったら」
「なに?」
「一連の事件は、すべてあの忍達が起こしました。でも調べる前に死んでしまいました、って話にしたいんでしょ?」
「この野郎、立場をわかってんのか?」
 イルカに変化したカカシの発言に、敵はあからさまに動揺しながらも、居丈高に詰め寄ってくる。
「立場わかってないのは、アンタだろ」
 敵の背後からカカシの本体がクナイをつきつける。
「なにっ!」
「今度は逃げられると困るんでね」
 動揺も、今までの戦闘による疲れもあったのだろう。
 男はあっさりと捕らえられた。
「しゃ、写輪眼!」
 追いつめられて、男は逼迫した声をあげた。
「ああ、覚えてたの。ま〜たお会いしましたね〜」
 殊更酷薄に笑ってやれば、男の口元でぎり、と歯軋りする音が聞こえた。
「おっと、毒なんて仕込んでないだろうな」
 ガーゼを銜えさせて、轡の代わりにする。勝手に死なれては困るのだ。
「残念だな。生かして連れていかなきゃならないなんてね。ここで尋問したいぐらいなんだけど。ちょっとぐらい手荒にしても誰にも怒られないし?」
 ギリリと、クナイが僅かに肉に食い込んでゆく。
「今まであんまり、敵を殺したいと思ったことなかったけどね。珍しいよ、こんなに殺したいって思うの」
「ぐっ」
「吐く気ないなら、殺しちゃっても同じだと思うんだけど、どう? あのひとの怪我の分くらいは仕返ししたいんだけどね」
 カカシの殺気に、脅えたように男の身体が震える。
「でも、時間が勿体ないな。眠って、もらおうか」
 影分身の一体に、男を拘束させておいて、カカシは昏睡状態に陥る術をかけた。
 直に暗部がやってくるだろう。
 男の意識がなくなったのを確認して、カカシは一つ息を吐き出した。
 眠らせたとはいえ、一応上忍なので暗部が来るまで近くで待機する。手足の腱でも切ってさっさと帰ろうか、などと物騒な考えも頭を掠めたが、イルカにももう暫く休息が必要だろう。怪我は足だし、酷いようなら暗部に運んでもらった方が楽かもしれない。
 そういえばさっきは、怪我の状態もあまりよく見ていなかった。それぐらい、動揺していた。伝わらないもどかしさも、怒りもショックもあった。だが、それはすべてイルカへ向けるべき怒りではないのだ。
 カカシの怒りは、イルカを大切な存在だと思っているからこそのものである。伝えるには、まず好意から伝えなければわからない。恥も外聞もなく、真っ正直にそれを伝えれば、わかってもらえるのだろうか。
 イルカには、歯止めが必要なのだと感じた。つよくイルカを、この世に繋ぎとめておくために。それは護るべき存在でも、約束でも、希望でもいい。とにかくなにか、イルカが生きることへと繋がるもの。
 叶うなら、カカシ自身がその礎になりたい。
 少しずつでもイルカに関わって、叶うならば――




 パックンが誘導してくれたおかげで、だいぶ早くに暗部数人は到着した。暗部に上忍の身柄を預け、その場と少し離れた位置での戦闘の痕跡に関して説明し、指示を与えた。
 そうしてカカシは、再びイルカのもとへ戻った。
「イルカ先生、大丈夫ですか?」
 結界を解いて、中を覗く。
「ありがとうございます。だいぶ楽になりました」
「顔色はよくなりましたね」
「おかげさまで、助かりました。結界も綺麗でした」
「は?」
「いえ、カカシ先生のチャクラを近くで見たのは初めてだなぁと思いまして」
「あ〜、この間チャクラ切れてましたもんね」
「なんだか空の中にいるみたいに、蒼くて綺麗でした」
「はぁ、そうなんですか」
 なんだか恥ずかしくて、イルカの顔が見られなかった。
 嬉しそうな笑顔で、そんなことを云わないでほしい。だいたいチャクラならば、イルカの方がよほど綺麗なのに。
「カカシ先生がいらしていたら、きっと彼女も救えたんでしょうね」
 切なそうな顔を、イルカはさりげなく伏せた。
「遅くなってごめんなさい」
「そんな、カカシ先生のせいじゃないです。今だって充分、急いで来て下さったじゃないですか。もう少し俺がしっかりしていれば……」
 自分を責めているのだろう。今だって、イルカの頭をしめているのは、他人のことばかりなのだ。そうして、救えなかった自分を責めることばかりしている。
「そうだ、イルカ先生。足の具合はどうですか? 暗部来てるんで、担架で運んでもらいましょうか?」
「だ、大丈夫です、歩けます!」
 ふるふると必死に首を振るイルカに、カカシは思いっきり疑わしいと云わんばかりの視線を向けた。
「ほんとに?」
「自分のことは自分でわかってます」
「う〜そ」
「な、何がですか?」
「アナタはいつだって自分のことは後回しにしちゃうじゃないですか。周りの人間助けて、それが終わったらどうでもよくなっちゃうんだ。俺だってね、アナタのためなら命がけで体張るよ。それぐらい、アナタが大切なんだ」
「カカシ、先生?」
「だから、だからせめてもう少し、アナタも自分の命に執着して下さいよ。頼むからこれぐらいのことで、こんな奴らにアナタの大切な命を奪わせないでよ」
「すみません」
「俺は、あなたが好きです。こんな場所で、こんな時に告げる言葉ではないけれど。それでも、踏み出さないまま、アナタを繋ぎとめることなんてできないでしょう? 云いたいことを云わないままで、終わりが来て後悔するなんてことをしたくない。さっきどうしようもなく悲しくなったんです。アナタがあっさりと命を投げ出してるみたいに思えて。そして、怖くもなった。知らない場所で、突然アナタがいなくなってしまうことだってありえるのだと気づいて。だから、今云いました。ムードもなにもないですけども」
 想いを語るには、随分と殺伐とした場所だったけれど。
 でも、今しか云えない気がした。今伝えなければ、イルカに伝わらない気がした。
「忍として甘い、と。情けない男だと、お思いになりませんか? こんな姿を見てなお、アナタはおっしゃるんですか?」
 イルカは、信じられないといった表情ではあったが、それでも真摯にカカシの言葉を受け止めてくれた。
「もちろんです。アナタは情けなくなんかない。そんなアナタが、どうしようもなく好きです。だから、あんなふうに諦めてしまわないで。生きることにしがみつくようにして、みっともなくていいから、あなたに生きていてほしいんだ。あんなに綺麗に、生きることを諦めてしまわないで」
 イルカは目を見開いた。
 少しでも、伝わったのだろうか。イルカが他者を思いやるように、イルカ自身を気にかけて護りたいと思う人間の存在に、気づいてくれたのだろうか。
「優しいアナタが、敵が死ぬことにすら心を痛めてるのはわかりますけれど。だからってアナタになにかあったら、アナタの生徒やナルト達がどれだけ悲しむと思うんですか? 俺だって、ゆるさないですよ」
「……わかりました。さっきは確かに、助けられなかった無力感もあって、諦めるのが早すぎましたね」
「そうです。ついでに俺がアナタを好きだって話も覚えといて下さい。返事はいつまででも待ちますから!」
 冗談めかして云えば、イルカは吹き出した。
「はい」
「じゃ、行きましょうか? イルカ先生」
 差し伸べる手。つかまれることを、しっかりと意識してる。
 怪我をして座り込んでるイルカに、手を差し伸べるのは不自然じゃない。
 こんなことを、考えてる時点で、カカシは意図的に動いてる。イルカも、わかっているだろう。いくらなんでも。
 それでも。
「はい」
 微笑んでイルカは、カカシの手をとってくれた。
 すべてわかった上で、認められたような気分になる。
 ほんとうのところは、わからないけれど。イルカは、感情に鈍いひとではないから。
「ねぇ、ほんとに怪我は、大丈夫ですか? 暗部結構来てるし、担架に乗りません?」
 そっと様子を窺っても、イルカは顔も顰めず歩き出す。でも痛くたって表情になんて出しやしないだろうから、あまり参考にならない。
「本当に大丈夫です。血も止まりましたから」
「じゃ、俺がお姫様抱っこで、」
 わくわくと浮かれた声音で云いかければ、遮るように嫌がられた。
「勘弁して下さい」
「だって、イルカ先生、自分のこと気にしなさすぎじゃないですか!」
「ですから、今後は、最期まで諦めないようにしますから!」
「ほんとうに?」
「本当です」
「どーだか。……じゃ、約束してくれますか?」
「……わかりました」
「んー、ならいいです。そうだ、おんぶでもいいですよ〜」
「ですからっ!」
「そんなに嫌ですか? なにかさせて下さいよ」
 しくしくと泣き真似をしたら、イルカは困ったように苦笑した。
「では、肩を貸して頂けますか?」
「勿論です! 肩でも腰でも持っていって下さい!」
「……肩だけで充分です!」
「ま、そう遠慮なさらずに!」
「遠慮してません!」
「じゃ、痛くなったら、いつでも教えて下さいね!」
「わかりましたっ」
 ぽんぽんと軽快な漫才みたいな会話が漸く帰結して、顔を見合わせて笑い出す。
 想いを告げてもイルカとの間の温度が変わらないことに、カカシは深く安堵したのだった。  



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 update 20070915