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サーチライト<4>
静かすぎる空間に、やがて現れた敵は男二人。
くノ一の姿はそこには見当たらなかった。
だが、ほんの僅かに気配を感じる。どこか近くに身を潜ませているのだろう。
「おい、罠かもしれんぞ」
「わかってる」
敵二人の微かな囁き声が聞こえる。
慎重に歩みの速度を落とした敵が、まきびしに気づく。
敵がはっと身体を固くしたその一瞬に、イルカは動いた。
低く鋭い軌道を描いて、手裏剣が飛ぶ。
敵がそれを避けながら手裏剣の飛んできた方向を確認するより速くに、イルカは瞬身し、片方の敵への影舞葉に移っている。
無駄のない動きで先手必勝の王道をいとも簡単にこなし、イルカは淡々と一人に傷を負わせた。
「なにっ?」
気づいたもう一人がイルカをしっかりとその目に捉えるよりも先に、彼は次の行動へ移っている。
千本を雨のように投擲し、敵の移動を促して徐々に追い込む先には、カカシが用意していた罠がある。
反撃に飛ぶクナイを、しなやかな身のこなしで躱して、イルカは素早くいくつかの印を組んだ。
「火遁・鳳仙火の術!」
焔の輝きが、的確に罠を発動させる。
術の飛び散る炎に気をとられたようで、声にならない悲鳴が二つ、森に反響する。
仄暗い周囲を一気に炎の光が、照らしだす。
一人は辛うじて罠を避けたようだったが、大きくバランスを崩している。そこへイルカの投げたクナイが数本。
すべては避け切れなかったようで、呻きと共にその移動スピードががくりと落ちる。
「火遁・龍火の術!」
そこへ駄目押しのように向けられた新たな火遁から逃れる術はなかったようで、一直線に鋭く突き進んだ炎に包まれ、大きな叫びがあがった。
左腕を一振りして、ようやくイルカの動きが刹那、止まった。
たった一本投げられた千本が、炎に包まれた敵の急所を正確に貫いている。
精度の高い無駄のない動きが綺麗だった。
写輪眼で見たいような動きだと、カカシはチャクラの使えない状態をうらんだ。
すべてをどこか映像のように、見ている。
こんなふうに戦場を見つめたことなどなかった。いつだって、あの中心にいたのは自分だったからだ。不思議な感覚を、男の濁声が吹き飛ばした。
「この野郎!」
イルカが一人を屠る間に、罠からよれよれと這い上がってきたもう一人が、自棄になったように四方八方にクナイを飛ばしている。
木の上にいるカカシの方へも流れクナイが飛んでくる。少しだけ移動しようかと音をたてないように注意しながら体を動かしかけた時、クナイの倍以上のスピードで飛来した手裏剣が正確に当たりその飛ぶ方角を変えさせた。
(あ、)
手裏剣の持ち主を見れば、その指は流れるようなスピードでもう印を組んでいる。
(イルカ先生ってば実はテクニシャン?)
その場に似合わぬ恍けた感想を抱きながら、カカシはその姿を追い続けた。
イルカのチャクラには、乱れがない。
殺気立った様子もなく、周囲へよく目が届いている。
既にダメージの大きな男と距離をとりながら、カカシの位置と、くノ一のいる位置を常に把握している。守りへの意識が高いのだろう。守りながら戦うことに、慣れたひとの動きだ。今のところ殆ど危なげなく、余裕すら感じられる。
イルカは、カカシのことも守るつもりで戦ってくれているのだ。
上忍のカカシを。
それを滑稽だとは思わなかった。現に今の戦闘力は、日頃の半分以下ぐらいのものだし、怪我もある。チャクラが殆どないから写輪眼も使えない。
カカシが、こんなふうに守られたことなど、相当昔に遡らなければない。かつて、カカシ自身がスリーマンセルを組んでいた頃に、四代目に守ってもらったことはある。そんな遙か昔のことだ。
写輪眼を手に入れた後には、チャクラ切れもおこしたが、こんな悠長な傍観者だったことなどなく、邪魔にならないところにこそこそ隠れていたり、気づいてもらえず這うようにして土中や水中に逃げ込んだこともある。
戦闘時にあってなお、イルカはなにか違う。他の人間となにがどう違うかを、具体的に語れるような語彙も感性も持ち合わせていないけれど。たぶん、カカシにとっては、もう特別なひとなのだ。なんとなくイルカの暖かさは、四代目に向けられた愛情に、似ているとは漠然と思っている。遠い昔に失った、そんな懐かしいあたたかさ。
だから、このひとがこんなにも忍であることに、驚いた。内から滲み出る春先の若草を思わせるような淡いみどりの優しげなチャクラは、せわしない戦闘の只中にあってさえ変わることなく、イルカはそのままに在る。
けれどその動きは、戦場をよく知る者のそれだった。
イルカは、もっと酷い血の臭いに囲まれ、禍々しい戦場での高揚感に、全身の奥深くから滾るような熱に、さらわれたことはあるのだろうか。制御しがたいほどの、渦巻く闇を知っているのだろうか。
それでも、あんなにも想像できなかったイルカの忍の姿を見て、カカシはどこか安堵している。イルカが変わらない姿でそこに在るのも、恐らくは色々なものを抱えて、色々なものを乗り越えてきているからだろうから。
そしてカカシと同じように、仲間を守ろうとするその姿勢に、共感も覚える。
ああ、やっぱりこのひとが、好きだ。
アカデミーでの先生している姿ばかりでなく、忍としての今のイルカも。
馬鹿みたいに、ただ想う。
ひゅう、と喉の奥から嫌な音を出して、男ががむしゃらにイルカの方に突き進んでくる。目もよく見えていないのかもしれない。
戦闘意欲を失わない半死の男に仕方ないといった様子でとどめを与え、予備動作もなく、振り返ることすらなく、イルカは背後上方へとクナイを飛ばした。
「っ!」
木の上のくノ一が大きく揺れる。イルカが気を抜く瞬間を待っていて、先を越されたのだ。
体勢を崩しながらも、何らかの印を組むくノ一の指先が見える。
振り返るイルカに向けて、術が発動される。
(何の術だ?)
カカシが腰を上げかけた時だった。
「あなたの術は、一度見ている」
はっきりした声とともに、イルカの唇にはじめて小さな笑みが浮かぶ。
しゃらん、しゃらんという鈴の音に似たかろやかな高音が響く中、イルカはくノ一目掛けて高く飛び上がった。
足元へ集中して手裏剣を投げながら、イルカは少々大仰な動きで木に登ろうとしている。
くノ一は攻撃を躱しながら、手裏剣を投げ返す。
それを避けたイルカが、大きくバランスを崩し、落ちていく。
「なに?」
ふっと、なんの前触れもなく掻き消えるイルカの姿。
空中をさらさらと零れ落ちるのは、砂。
すべてが術を見切っての動きだったのだ。
「土分身か!」
木の上にいたくノ一は、舌打ちしながら地面に降りる。
それを見計らったかのように、低くくぐもったイルカの声がした。
「土遁・土中映魚の術!」
土の中は、音を通しにくい。イルカの本体は、土の中にいたのだ。
「こざかしい!」
くノ一も咄嗟に移動しかけたが、イルカの動きの方が速かった。媒体と思われる鈴の連なる輪のような術具を取り上げ、クナイを喉元に突きつける。
「この、中忍風情が!」
くノ一は忌々しげに表情を険しくさせ、イルカを罵倒するものの迂闊には動けず、ぎりりと歯を擦る嫌な音が響いた。
カカシが今回の任務で大掛かりな術を解除したとき、なんらかの波動に乗せて発動されたものだとはわかったが、媒体が何かまでは掴みきれなかった。
おそらくそれは、この鈴輪。音波を利用した幻術だったのだ。
イルカは、「音」が使われていることを、予測していたのだろうか。
そしてこのくノ一は、音隠れの里の者である可能性が高い。
イルカは、溜息とともに訊ねた。
「狙いはなんです?」
「答えるとでも?」
「あなたの上に、まだいますね? あなたも核心は、知らされていない」
「なにを、」
「あなたも捨て駒だからだ」
「このっ!」
大きく身じろいだくノ一の、拘束している腕を捩り、イルカはクナイをそっと引いた。
つうっと薄く、喉元の皮膚が切れる。ほんの皮一枚といった程度か。
「お静かに」
「!」
緩い拘束が強まり、くノ一は僅かに顔を強張らせる。
「あなたの追っていた忍が誰だかご存知ですか?」
「お前じゃないのか! 名など聞いていない。ただ知られたから殺せと……」
簡単にイルカの誘導に引っかかり、くノ一は口を滑らせた。
「命令されたわけですね。残念ながら、私は通りすがりみたいなものです」
「っ、食えない男だな」
「あなたの追っていた忍は、到底あなたの手に負えるようなひとじゃありませんよ。砂の上忍が顔色変えて逃げ出したような方だ。そこへあなた方三人ぐらいが何故送り込まれたんだと思いますか?」
「…………」
「戻っても殺されるだけでしょう。きっとあなたの帰る場所はない。それならば、おとなしく木の葉にいらっしゃいませんか? 多少お聞きすることはありますが、あなたはさほど知らされていない。乞われて術を揮っただけだ。そうでしょう?」
「……中忍がなぜそこまで知ってる?」
柔らかいイルカの諭しに、くノ一の態度は軟化しつつあった。
尋問の手腕もなかなかだと思いながら、それはイルカの本来もつ性質によるものが大きいのかもしれないとカカシは苦笑する。カカシ自身、今イルカに問われたらなんでも話してしまいそうだった。
「今は偶然ですが、先日も調査に伺いましてね。さっき云ったでしょう? あなたの術は一度見ている、と。記憶操作の術にかかりそうになったところをあやうく逃げてきたんですよ。おかげで細部が少し思い出せなかったんですが、あなたを見たら思い出しました」
術の余波をくらったのだろう。それで、カカシと話をした時には「音」のことまで及ばなかったのか。だいぶ関係が掴めてきて、カカシはイルカの推察能力の高さにも感心していた。
「……そういえば、しとめ損ねたネズミがいたな」
「さすがにあなたを縛って抱えていくのは気がすすまない。もう遅いですし、早く帰りたいんですよ、こっちもね。おとなしくいらっしゃいませんか?」
さり気なくこちらの弱味を晒してみせるのも、効果的な尋問手段の一つだ。
「……私だけ生き延びるわけにはいかない」
「なにか理由が?」
「今回の任務で、入り込んでいるのは私だけじゃない。まだ部下もいるんだ。見殺しにはできない」
「……戻って殺されるだけでも?」
「……今ならば部下を連れて逃げ出せるかもしれない」
「……困りましたね。カカシ先生、どうしましょう?」
拘束する腕を微塵も動かすことなく、流れるように自然にイルカは木の上のカカシに視線を向けた。
本来ならばもう少し早くに出ていってもよかったのに、カカシは少しもそんな気にならなかった。イルカの鮮やかで文句のつけようのない手腕を、見ていたかったのだ。
声をかけられてはっとする。
この判断は、カカシが下すべきものだ。すっかり傍観者気分でいたことを恥じながら、カカシは音もなくイルカとくノ一の正面に降り立った。
「……写輪眼!」
茫然とカカシを凝視したままくノ一は固まっている。
「さ〜て、どうしましょうか、イルカ先生」
「ですから、それを伺ってるんですが」
「イルカ先生ならどうします?」
「……わかってらっしゃるんでしょう?」
じっと目を見ながら問いかければ、イルカは趣味が悪いとでも云いたげに目を逸らした。
「そうですね。イルカ先生なら、逃がしちゃうんでしょ。ま、いいんじゃないんですか? 里に連れてったって、得られる情報もなさそうだし。アンタ、特別上忍ぐらいでしょ?」
「そうだ」
「ちょっとでも可能性があるなら、試してみたい気持ちはわかるしね。せいぜい頑張んなさいよ」
「…………」
目で再度カカシに確認してから、イルカはくノ一の拘束を解いた。
「……気をつけて」
「……感謝する」
くノ一は低く呟くように告げ、軽く頭を下げてから去っていった。
隣でイルカが小さく息を吐き出す。
それは緊張が解けたというよりは、くノ一の暗い未来に思いを馳せてのものだったのだろうとカカシは思った。
「カカシ先生、具合はいかがですか?」
「や、だいぶ楽になりました。イルカ先生、ほんとにありがとうございます。助かりました。これでなんとか里までもちそうですよ」
「それはよかった」
にっこりとイルカの口元が綻ぶ。
少し前までの厳しい姿が、信じられないくらいのその落差。
くらり、とあまやかな眩暈がした。
見せられる姿の、笑顔の、どれもこれもに、惹かれてしまう。
今日は初めて見るイルカが多すぎて、消化不良をおこしてしまいそうだ。とても贅沢なご馳走をたらふく食べたときみたいな、そんな感じ。
ふわりと揺れる幸せの塊を心にかかえても、一方通行なうちは、カカシだけのものでしかない。それが、やっぱりもどかしい。
「じゃ、後始末してきますね」
カカシが何か云うよりも早くに、イルカは死体のもとに近づいていた。
「あ〜イルカ先生、暗部呼ぶからそのままでいいですよ。アナタ通りすがりなんだから、そこまで働かなくていいですって!」
イルカの手を死体の血などで汚したくはなかった。
それが、とてもエゴイスティックな考えであるのはわかっていたが。
「じゃあ目くらましの術をかけておきましょうか?」
イルカは変わらない。いつもと同じ口調で、当然のように動いている。
すべてを一人でやる覚悟をもっての動きなのだと、イルカの一連の所作にカカシは唐突に気づいた。
単独任務が多いからなんてそんな単純な理由ではなくて、もっと深い部分で、誰にも頼らず一人で立って生きてきたイルカを、実感する。
カカシ自身と同じようなそんな、無意識の覚悟みたいなものを、イルカからも感じるのだ。きっと、どんな悪条件のもとでも、人に頼ることなくまず自身でなんとかしようとするのだろう、このひとも。
共感に近いような感情が溢れる。
そして、やはり惹かれてやまないと。
つよくてやさしい、そしてかわいそうなこのひとが、好きなのだ。
ひとりじゃないよ、と云ってあげたいし、云われたい。多分そんな時間がなくても、生きてはいけるけれど、イルカとならばそんな瞬間を共有してみたい。
ただ、イルカがこんなにも完全すぎると、立ち入る隙などないかもしれない。
その事実に、カカシは小さく苦笑する。
「そうして下さい。暫く放置してもたいした問題はないですから、目くらまし程度で俺たちは戻ってしまってもいいでしょう」
「わかりました」
もっと重要な死体なら、持ち帰らなければならないところだったけれども、今回はそこまでする必要はない。
カカシが鳥を呼び、飛ばす間に、イルカが死体に術をかけ処置を終らせる。
「では、かえりましょうか?」
何気ない一言にも、イルカの口を通して聞けば普通以上の暖かさが感じられる。
帰る場所があるのはいいものだと、久しぶりにそんなことまで思う。一時は、里を守る意義さえも見失いかけていた。
きっとイルカにとっては、本能に近いようなところで知っていて、決して間違わないような思いなのだろうけれど。
このひとと居れば、きっと間違えないだろう。
このひとが導のように、光を照らしてくれるのだろう。
憧憬にも似た、深い欲。ただ、このひとが欲しいのだ。
いま、手を伸ばせば触れられる位置にいるのに、どうすれば手に入るのかはわからない。
手を伸ばして攫みたくても、すり抜けてしまうかもしれない。
確実なことは、確実なものは、なにひとつない。
「そうですね、今からなら今日中に里へ戻れるでしょう」
肩を並べて、飲んで帰る夜のように歩く。血なまぐさい任務の後でも、変わらずに歩けるのだというカカシの安堵を、イルカはきっと知らない。
「これで、手を引いてくれるといいですね」
「まぁ、根深いでしょね。結局木の葉の何を知って、何をしたいのか、大元の目的まではわかりませんでしたが、上忍まで入り込んでたようですから」
「少し時間を置いて、また偵察に行かなければならないんでしょうね」
「そうなるでしょうね。音が絡んでいることも、火影様に伝えなければなりませんね」
沈痛な面持ちでイルカは頷いた。恐らくは、それを知る火影の心痛を思いやって。
優しいひとは、冷たい人間よりも、心を痛める回数は多くなるのだろう。
イルカを見ているとしみじみ思う。
「カカシ先生、……あれを偽善だと、思われますか?」
少し唐突な問い掛けが、音のくノ一を逃がしたことを差しての言葉なのだと、すぐにわかった。ずっと気にかけていたのだろう。
「いや、そんなことはないです」
「甘いと、よく云われるんですよね。自分でもわかっていますが……」
イルカが苦笑する。どうしようもないジレンマに苦しみながらも、出来る限りは貫こうとする姿勢がうかがえる。
「アナタらしいと、思いました。俺は、アナタはそのままでいいんだと、思います。少なくともアナタの言動は、うわべだけのものではない。偽善だなんて、誰にも云わせないですよ」
「カカシ先生は、優しいですね」
「へ?」
「ありがとうございます」
云われなれない言葉に固まるカカシに、イルカは笑って頭を下げた。
カカシは一つわざとらしい咳をして、話を変える。
「あの、イルカ先生は、上を目指す気はないんですか?」
「俺は見ての通り、ああやって甘い人間なんで、上忍になるのは無理だと思うんですよ」
「火影様に云われたりしないですか? 有能だし、暗部からも声かかりそうですよ」
「そんなことないですよ。火影様は、俺が教師をしてるのが向いていると思って下さってますし」
「せめて特別上忍にぐらいなったらどうですか? どうもアナタが『中忍風情』なんてさっきみたいに云われてるのが我慢ならないんですが」
「あはは、いいんですよ、そんなことは。慣れてますし」
ずっと思っていたことを意気込んで告げたのに、なんだか凪ぐように笑われてしまった。
「納得いかないんですが。でも、つよいイルカ先生に護ってもらえたんでもういいです。俺が知っていればいいことですよね」
「あ、そんな、護るなんておこがましいことはっ、だいたい怪我してたってアナタの力とは比べ物にも、」
慌てたように言い募るイルカの唇に、しーっと指を当てる。
「あ〜はいはい、いいんです。俺が勝手に護ってもらったって喜んでるだけですから、否定しないで下さいよ。俺、傷ついちゃいますよ〜」
冗談めかして笑えば、イルカは赤くなって俯いた。
(ああ、かわいい!)
珍しい顔を、もう一つ見た喜びをカカシは噛みしめていた。
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update 20060915
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