【キャラ解釈一考】 01〜05


20.5が出る前に、捏造しつくしておかないと…ということで。空想の中の1パターンを文字に起こしておきます。
好きなキャラ順ではありません。
なので跡部に辿り着くまでは…延々死のロードを走り続けます。



01 越前南次郎


何故か最初に来てしまった主人公父。不可抗力。
あの物語の構成は、この人が起点となっていると思われるため。


世界ランキング第二位まで行った、通称サムライ、な日本人プレーヤー。
その性格は我が侭と意地で出来ている。我が侭80%
自分の欲求に忠実であり、女性を追いかけることもボールを追いかけることも彼にとっては同列である。

不遜、の一言に尽きる。
試合で負けそうになっても、自分が弱いからだと思ったことはない。
究極の勝負強さと精神的強さを持っている。

…しかし身内には多少弱い。
身内女性は大の苦手。

息子が可愛くてたまらない。いぢめたい。「早く彼女連れてこいよ〜死ぬほど茶化してやるから♪」


世界ランキング第1位を前にして引退。
「飽きた」と世間的には公表したが、本当のところは故障である。
限界ギリギリまで試合をしてきたが、医者の言うことにはとっくに限界。
竜崎コーチの助言で、とうとう諦める。

最終試合で二度とテニスが出来なくなっても勝ちに行く…よりも、息子とテニスをする腕を残しておきたかったため。
自分の果たせなかったことを息子に託すというのもいいだろう。ってかそれ全世界の父親の夢。

でもそんな恥ずかしいことは絶対に息子には言わない。
おくびにも出さない。
試合に勝つことよりも子供とテニスをすることを優先させたなんて、子供に自分の夢を託すなんて、そんな恥ずかしいことは絶対にばれてはいけない。と思っている。
彼を構成する‘意地’の要素がそれを許さない。

妻には「男ってバカー」と思われている。「バカだから可愛い」とも。
現在は収入ゼロ。賞金は残っているが、世間的には扶養家族である。そのことは別に気にしちゃあいない。





02 榊太郎


太郎次郎って名前…多いですね(今気が付きました)。そしてジローの方がタローより強いの法則。


氷帝学園中等部・高等部の音楽教師(3人中の1人)。
氷帝学園中等部の男子テニス部(硬式)の監督。
氷帝学園中等部の生徒会顧問。
氷帝学園理事長の孫。

忙しい人である。特に生徒会顧問が忙しいため、部活になかなか出られない。部長に全権委任状。


かつてはそれなりのテニスプレーヤーだった。
しかしあまり目立った成績を残さずに引退。精神的なものが理由と云われている。

越前南次郎(の我が侭)に人生狂わされた一人。
彼のプレースタイルは、榊にとって不快であった。
紳士的ではない。欲望を全開にしたプレイ。
相手を踏みつけるような試合展開。そこにあるのはスポーツマンシップではなく、ほとんど相手をぶち倒したいという欲求である。
自分の方が強いのだという顕示。高慢。そして圧倒的な強さ。


テニスで黙らせろ。
文句があるならオレに試合で勝ってみせろ。

口に出さずともプレイがそう語っている。
許し難い傲慢。
しかし、勝者であることが全てを肯定する。
勝てば正しい。彼は賞賛される身となる。

許せなかった。が、同時に魅了されてしまったのも事実である。
自分では絶対に勝てないと確信した榊は余力を残したまま引退(26歳くらい)。
そのまま自分ちの学校で教師となる。

2,3年して、乞われるままに中等部のテニス部監督に就任。
元々スパルタ式だった氷帝テニス部だが、それを勝者絶対の実力主義に作り替えた。

テニス部以外の所では教育方針「豊かな心」。生徒の自主性を尊重して、一対一で語り合っちゃったりする教師である。
だがテニスに関しては、いまだ当人が「悩める人」なので、敗者切り捨て型の構造をやめられない。
生徒には悪いが、一種の実験であることは否定できない。

果たしてテニスに必要なのは勝つことなのか。
その答えを出してくれる誰かを、敗者切り捨てという方針を掲げたテニス部の頂点で、ずっと待っている。

「教師とて人間」。
生徒とPTAの手前、口には出せないが、ずっとそう思っている。



跡部と親戚。
跡部の母は榊の姉(嫁に行った)。
跡部にテニスを教えてやったのは彼である。
しかし、姉は息子をピアニストにしたかったが為に、弟に対してずっと怒っている。
姉が怖いので、跡部家の敷居はまたげない。本当に怖い。

甥の景吾は可愛いが、テニスに関しては1ミリの情状も効かない。
榊にとって、テニスとは未だ人生における憂悶の対象である。甥だろうが、負ければ切り捨てる心づもり。
だが跡部は強い。
跡部景吾というテニスプレイヤーは、榊に解答をくれるだろうか? 淡く期待していないわけではない。


それとは別に、青学の手塚に一方的に好意を寄せ、懇意にまで持ち込んだ甥っ子のことを、本気で心配している。
そんな叔父の心も知らず。 跡部は「おじさんの家に行ってくる」と親に嘘を付いて、手塚の家に押し掛けてたりする。(榊はいいように使われているような)

「お前って子は…っ」

こんなことが姉にばれたら殺されてしまうよ。私が。



03 竜崎スミレ


作中もっとも出番が多いと思われる女性。
青学の監督がこの人で本当に良かった…。もし男だったら紙面がむさすぎる。
年齢よりも老けて見えるのは、炎天下の直射日光に当たりすぎたせいに違いないと考える。


青春学園中等部数学教師。
青春学園中等部の男子テニス部(硬式)顧問。
通称スミレちゃん。

越前南次郎のコーチ。
あの傍若無人なプレーヤーを輩出した、彼女のテニス教育方針とは、「どんな性格でもいいから自分のプレースタイルを貫く選手を育てたい」である。
だから手塚も南次郎もスミレちゃんにとっては同類項なのである。恐ろしい(笑)。


剛毅な女性教師。
旦那は普通のサラリーマン。見合い結婚だが仲はいい。
旦那はテニスに興味はない(趣味は日曜大工)。

孫である桜乃にはテニスを強要しない。
やりたい奴がやればいい。まさにこれが方針。

そりゃあ頑張っているのだから、生徒達には勝たせてやりたいけれども、本当のところ強くなくてもいいのである。
頑張ってやり遂げればいいのである。
やりたいテニスをやりなさい。
だから南次郎に引退を諭したし、越前と試合をしたいと言った手塚を止めることが出来なかったのである。

そこらへんのスミレちゃんの教育方針を、榊は誤解している部分がある(早く気付いて…!)。
「たまたま強いプレイヤーが育っただけなんだがなぁ」
榊の誤解をスミレちゃんは知っているが、敢えて教えてやらない。
氷帝に部活形態は、それはそれで見るべきものがあると思っているためである。



正直に言えば、リョーマは南次郎よりも弱いと思っている。(見返してやれ主人公…!)


04 伴田幹也


11巻にフルネームが出ていることを確認。通称伴爺(というかむしろ正式名称だと思うが)。
私立山吹中学校男子テニス部顧問。


スミレちゃんとは悪友。
男女だったからギリギリ友達になれた。
同性ならいがみ合ってそれどころじゃなかったと思われる。プレイヤーとしても顧問としても教師としても。

スミレちゃんから告白したが、ふられた。
いまとなっては先見の明だが、「嫌です」と爽やかな笑顔で言った伴爺さんも結構人が悪い。
優男。昔はかなり美形だった。そして喰えない性格。
いまでもその片鱗は残りまくりである。

あの阿久津を丸め込んで飲まれない、最強のお爺さん。
きっと怒らせると怖い。そこらへんを千石は肌で知っているんじゃないかと。

テニス部顧問だが、プレイヤーとしては趣味の域を出ない。
その因縁ある彼に、何としてでも勝ちたいとスミレちゃんは思っている。この件ばかりは私情込みで。

「頑張れリョーマ…!」 ←真剣


ちなみに、伴爺の方はスミレちゃんほど対抗心を燃やしていない(でも負けるのはイヤ)。

「みなさん、来年は青学に勝ちましょうね」
「いえでも先生…俺ら関東大会行けるんですけど…。まだ今年、終わってないですよ…?」
「そうでした。では関東大会で青学に勝ちましょうね〜」
「………………(ナゼ青学限定…?)」
「南、そこだけはつっこんじゃぁいけない」 ←ポンと肩を叩いて。哀しそうに首を振りながら
「千石…? な、何を知っているんだお前は」


山吹の部活動は、きっと楽しい。


05 季楽泰造


子煩悩な父親。
思春期の息子の扱いに悩むパパ。

南次郎は兄弟子に当たる。

自分がそんなに強くないということをわりとあっさり認めてしまえる人。
榊と対称的な道を歩んだ南次郎の後進である。

「息子なんてオモチャでいいじゃん」

尊敬するあの人にそういわれても、でも息子が可愛いんだもん。そんな嫌われるような言動は出来ない。
(まぁ、今まで通りでも嫌われてるけどね)

南次郎は(照れ隠しがあるから)わざとそういっているのである。
その匂いを無意識にかぎ分けている人。


作中においては、極めて希少な良心的キャラクターであると思う。

また、英才教育に対する否定的な考え方をここで作者が提示していることは、
今更ながらなかなか深い話かと。
「天衣無縫の極み」をリョーマが会得するかによって、このエピソードの重要性に差が出てくるはず。