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雑音に敏感であることの美徳


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9月22日
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 2004
■勝沼記−2−「餅は餅屋」

誰もが一度は口にしたことがあるであろう、山梨銘菓・信玄餅。風呂敷を広げて食べる遊びゴコロと溶岩の如くきな粉の上をすべる黒蜜。食べ方ひとつとっても人それぞれこだわりが見られるのもお土産界では稀有な存在。モノグラムのさきがけともいえる風呂敷の柄を愛でたり、袋を色違いでコレクションするなどの楽しみもあります。

勝沼にある町工場(まちこうば)ならぬ餅工場(もちこうば)に潜入しました。日本全国店頭に並んでいる信玄餅は、すべてこちらで作っているそうです、と言われると、ちょっとオォ〜ッ!と思ってしまう(しまわない?)。工場敷地内には、アウトレット店舗があります。そう、信玄餅の製造ラインで包装を失敗したり、破損した品、賞味期限ギリギリ信玄を販売しているのです! 食べ物にアウトレットってのも……。その店舗の名は「1/2」。ストレートなようで、しかし必ずしも半額というわけではない。

一角に信玄餅つめ放題というコーナーを発見。210円(1人1回)でトライできるというアトラクション感覚が面白い。10個前後が妥当だがテクニックによっては20個前後入れることができるとか。ちなみに私は11個、友人は13個を獲得。通常1個115円程度ですから、1/2どころか1/6の価格ということになる。


信玄餅一筋かと思ったら、意外にも和菓子、洋菓子、お煎餅、喫茶、ガーデニングなど幅広い業務展開をしている会社だったのね、と驚く。このままでいけばその地を代表する武将・武田信玄が果たせなかった天下統一も、夢ではない。かもしれない。

(2004-09-22/C)





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