Think again to think widely.

雑音に敏感であることの美徳


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6月6日
2006 2005 2004
 2006

■特保

最近いちばんガックリしたことは、ヘルシアウォーターが“渋味を足したポカリ”みたいな味だったこと。

(2006-06-06-TUE/EC)



 2005




 2004

■平台の調律

本屋には平台と棚がある。タイトルより大きい文字の帯が巻かれた売れ筋・話題の本は、平台に高く積み置かれて、そのフェイスをお客様に誇示する。棚には売れ残った本が、サラリーマンのような黄昏の背中をみじめにノゾかせている。ながいこと売れなければ「棚落ち」というわけだ。

数年前、早稲田のカフェで文学フリマという催し物に参加した。これは、作家が競り出すモノを持ち寄って、それを参加者が競り落とす、というオークション。ただし、このオークションは単に金では競り落とすだけではなかった。マネーの代わりに、交換できるものをもっていればそれで作家のモノを競り落とすことができた。

ある人は自作の詩を、またある人は日本円で、またある人はお笑いネタを披露した。ぼくは出品物と交換するコトとして、「行く先々の本屋の平台で、作家さんの新作本を整理整頓します」と提案し、オークションを争った。

ぼくは無事、作家さんの出品した非売品のCDを競り落とした。

CDにサインをして譲ってくれた島田雅彦の新作を、いまでも平台で調律しているが、なかなかタイミングよく本屋に行けず、行っても誰一人触っていないかのように背筋がピンと揃っていたりして、契約の50店舗も、いまだ29店でとまっている。

(2004-06-06/K)


この時、競りおろしたCDが、発売に出される……。ぼくのはサイン入りだし、ま、いっか。平台の調律は現在32店であと18店舗を残している。時間かかり過ぎ。(2004-09-18-SS/K)




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