■ポケットいっぱいのミステリー
以前その手のサスペンスドラマで見かけることのなかった役者さんが、最近では積極的に出演されている気がする。旅行業界でも、ブーム到来前からミステリーと銘打ったツアーなどが数多く企画されている。
先日、とある旅行会社の折込チラシを見ると「花・狩り・海の幸のお食事/11大ポイント付/ミステリー日帰り」というコース名が目に入った。ツアー詳細はというと、最寄りの出発・到着地とその時刻ぐらいなもの。そして、11大メリットについては次のようにあった。
(1)10万本の●つ●の花鑑賞
(2)昼食は、金目●ご飯・お刺身・煮物・カニ味噌汁
(3)●●ご狩り食べ放題
(4)●士山眺望の●●ン工場で試飲
(5)ぐり●付
(6)ミニ●●テラ付
(7)●さ●ふりかけ付――などと虫食いで11項目。
何をして、何を食べ、おみやげに何がもらえるか…ここまでハッキリと想像できてしまっては、もはやミステリーでないのでは? いざ集合してみたら「では皆さん、×××までヒッチハイクで行きますから。」と護身用スプレーを配られたり、日も傾きはじめたころ「日帰りっつったけど、どおッスかね?自信ないんッスよ。」とぶっちゃけられたり。もしそうならば、“ミステリー感”も一気にアップするところだが、残念ながら期待できそうもない。だいいち行きたくない。おそらくこのツアー中、最もミステリアスなのは、
(11)お楽しみ抽選会
で何が当たるか、だと思う。
(2004-04-05/EC)
(12)番目が ステッキ、ちょび髭、ヘイスティングス付
なら、参加。オス猫付
なら、不参加。(K)
(5)のこたえがわからない。そして(6)のこたえが「ミニバッテラ」だったらどうしよう…(C)