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雑音に敏感であることの美徳


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3月3日
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■DNAまたはDONNA

母が俳句をはじめて、もう10年が経つ。風景や経験、生活など、ありとあらゆる情報から句になる題材を拾うらしい。

チラシのウラに気になるワードを書いては、ところかまわずペタペタ貼りつけている。蟷螂(※1)と書かれたメモの横には、ノア ⇔ ドナ、ケリー、デビッド……(※2)。帰省するたびに彼女の現在の興味や疑問の対象が、わかる。

先日、そのペタペタメモの集大成のようなノートがあることを知った。あいうえお順に調べたワードが整理されている。すごい!と思い、「あ」の項目を見るや、

 ・サスピシャス・ガイ=あやしいやつ

”ガイ”を”やつ”と訳してあるところが心憎い。その横には、ビビアン・リー、ロバート・テイラー、ハンフリー・ボガート、イングリット・バーグマン(※3)。さらにはレシピまである。あいうえお順はあまり機能していないようだが、ところどころ補強されていることから大切さがわかった。

私が<雑音>に敏感なのは、血かもしれない。


(※1) とうろう。カマキリのこと。ちなみに秋の季語。らしい
(※2) 第8シーズンあたりだろうか。
(※3) 『哀愁』と『カサブランカ』ですね。

(2004-03-03/C)




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