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雑音に敏感であることの美徳


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2月23日
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■魂の雄叫び

中央線の駅のホーム。

「soul」と書かれたうしろ襟の刺繍に、私は釘付けになった。
殴り書きのようなスピード感のある書体。
さらに、ナイロンのパンツの両脇には、びっしりと soul、soul、soul、soul…と刺繍のテーピング!
すっかりその男性から目がはなせなくなってしまった。

電車に乗り込むと、彼は私の隣に立った。
前に座っていたカップルは、soulマンを直視している。
そんなに見てたらバレちゃうんじゃないの?とハラハラしつつ、soulマンを凝視するカップル、を凝視する私。

私 → カップル → soulマン

するとカップルが何やらペラペラ話し出した。
そんな目の前で、危ないよと思いつつ、どんな話しがきけるのか、耳をすます…。

韓国語。

そんなに見なくても”ソウル”ちがいだっつーの。

(2004-2-23/C)




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