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雑音に敏感であることの美徳


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2月9日
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 2006




 2005

■年少よ、大志を抱け

♪ 1年生になったら 1年生になったら 友達100人できるかな

という歌がスーパーで流れていた。

小学1年生。齢7つにして100人とは何とも欲張りな。30年生きて来たって友達100人となると、いるとは言えないよ。せめて先輩・後輩とか通り過ぎてった人たちとか知り合いレベルまで入れてOKならばなんとか。

「富士山の上でおにぎり」食べたいって言ったって、富士山の頂上を目指す困難を全然わかっちゃいないな。いや、私もわかっちゃいないけれど。それに、仮に登れたところでおにぎりなどの固形物を食べる余裕は無い。(あくまでも想像)

しかも2番では、
♪100人で駆けたいな 日本中をひとまわり〜
3番では、 
♪100人で笑いたい 世界中を震わせて〜
と続く。

何から何までビッグスケール。7歳の時からデカイ希望を持て!という歌なのか。3番なんて政治色はたまたラブ&ピースまで臭ってくるようだ。

そして驚くべきは、この童謡の作詞者まど・みちお氏は、「ぞうさん」(♪ぞうさん ぞうさん おはなが長いのね)「ふしぎなポケット」(♪ポケットの中にはビスケットがひとつ)「やぎさんゆうびん」(♪白やぎさんからお手紙着いた)などなど、誰もが歌える傑作の生みの親でもある。すごいです、先生!

かといって、100人てのはちょっと無茶だったと思う。巨匠とはいえ、それは譲れない。


(2005-02-09/C)


♪ はてはてふふ〜 はてふふ〜ん (K)



 2004





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