■カバンの中身
学生時代、カバンには必ず英語の辞書を入れていた。(英文科のため)
「KENKYUSHA'S
ENGLISH-JAPANESE DICTIONARY FOR THE GENERAL
READER」(いわゆるリーダーズ。今もデスクの横にある。)
1コマしか英語の授業がなくても持ち歩いていた。しかも、その辞書にはページをすばやく検索できるよう、1ページ1ページをクシャクシャにするという加工がなされており、良い文章を書き加えたりもしていたものだった。
その頃、ぼくのなかではやっていたのが探したい単語を3ページめくり以内で探し出すという行為だった。ページの端に記された「A」の見出しの幅の中でもABROADならはじめの方、awarenessなら後ろの方、Appreciateなら真ん中あたりよりちょっと後ろ、などと勘ぐり、3めくりで、稀に2めくりで目的の単語を見つけたりすると、ひとり悦に入っていたものだった。
いまは新宿駅の南口ならこの車両だな、とアタリをつけて乗り込み、ピッタリ上り階段の前だとニヤリとしたりしている。
(2005-02-08/K)
学生時代、気取っているヤツだな、と思っていた。(C)
そうですか、「研究社の中辞典派」や電子辞書派もいらっしゃるんですね。あれで発音してくれる電子辞書があるじゃない、あれで日本語をローマ字入力して発音させると面白いよ。(K)
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