The Last Hope
あとがき
一年ぶりのEDFSS、いかがでしたでしょうか。
つまり、エンディングの最後に出てくる、ペイルウィングと陸戦兵の一枚絵へと続くわけです。
「あれは(プレイヤーが操作した)主人公と、それを助けたペイルウィング(逆の場合は陸戦兵)のラストショット(であるべき)だ!」
と言われる方もおられると思いますが、実は私もその解釈の方が好きです。
だったらなぜこんな話を、ということになると思いますが……【彼】を本作の主人公に据えるわけにはいかなかったものですから。
今回は意図的に主人公達の心情描写を極力省きました。
描きたかったのは、シーンであってドラマではなかったからです。
特に、【彼】については『The地球防衛軍2』を遊んだ人それぞれの思いがあるでしょうから、心情どころか台詞すら省いてしまいました。皆様の【彼】を汚してはいないかどうか、それだけが心配です。
(本当は、【彼】を描くこと自体、私の中ではタブーだったんですけれど……最終決戦に【彼】の姿がないとしまりませんから)
また、最後の説教臭い部分に引っ掛かりを覚える方もおられるかもしれません。
なんだか、あそこに無理やりテーマ臭いものを詰め込んだような……詰め込んだわけじゃないんですー 付け足したんですー(涙)
最初はあんなこと言わせる予定ではなかったんですが、話にひと仕切りの落ちをつけるために付け足してしまいました。後味の悪い終わり方はいやだったので。
果たして、それがよかったのか悪かったのか……。
ただ、そのおかげで前々作の『宇宙戦争〜大阪戦記〜』や、初作である『ヒーロー』とのテーマ上のつながりみたいなものが出来たような気がします。災い転じて福となす?
本作を書くにあたって【 71.皇帝都市 】(ハード)を数回クリアし、慣れない携帯電話のデジカメを使って画面写真を撮ったりしました。
文明の利器、万歳。
……あ、ビデオも使えばよかった。
お楽しみいただけたなら、幸いです。