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  クリンゴン語講座
KLINGONESE COURSE 

表記
クリンゴン語 [カタカナ読み (日本語吹替え版での読み) "英語での表記"]
  (※オクランド博士の設定した公用語に含まれない物は、見出しの文字色をグレーにして、 を付けています)
  (※英語での表記には、クローズド・キャプションを参照しているものもあります)
☆見出しのクリンゴン語を「()」で括っている項目は、『クリンゴン語として』作品中に登場していない物です。

  ▼特定の単語等を調べたい方は、ctrl+F でページ内検索をして下さい。




r 
raHta' [らフタッ (ラクト) "racht"] (n)
クリンゴンの食用の虫。 生きている物をそのまま手掴みで食べる。
(DS9#28「エレージア星人 メローラ・パズラー少尉 "MELORA"」、DS9#37「宇宙の原型 "PLAYING GOD"」、DS9#39「血の誓い "BLOOD OATH"」)

ra'taj [らッ・タージ (ラクタジーノ) "raktajino"] (n)
クリンゴン産のコーヒー。 クワークのバー、及びレプリマットのメニューの一つで、ベンジャミン・シスコ、キラ・ネリスが好んで飲んでいる。
2267年の宇宙ステーションK-7では売られていなかった。
(DS9#08「共生結合体生物"トリル族" "DAX"」、DS9#09「宇宙囚人バンティカ "THE PASSENGER"」、DS9#16「夢幻の刻 "IF WISHES WERE HORSES"」、DS9#21「帰ってきた英雄 パート1 "THE HOMECOMING"」、DS9#32「流動体生物の秘密 "THE ALTERNATE"」、DS9#53「暴徒制圧モード作動 "CIVIL DEFENSE"」、DS9#69「クワークの母 "FAMILY BUSINESS"」、DS9#85「ジェラシー "CROSSFIRE"」、DS9#89「選ばれし者の困惑 "ACCESSION"」、DS9#92「鏡合わせのジェニファー "SHATTERED MIRROR"」、DS9#101「クワークの再婚 "LOOKING FOR PAR'MACH IN ALL THE WRONG PLACES"」、DS9#102「戦う勇気 "NOR THE BATTLE TO THE STRONG"」、DS9#103「ケイコのために "THE ASSIGNMENT"」、DS9#104「伝説の時空へ "TRIALS AND TRIBBLE-ATIONS"」、DS9#105「享楽の星・ライサ "LET HE WHO IS WITHOUT SIN..."」、DS9#121「最後のテロリスト "BLAZE OF GLORY"」、DS9#125「明日なき撤退 "A TIME TO STAND"」、DS9#129「ディープスペース・ナイン奪還作戦・前編 "FAVOR THE BOLD"」、DS9#131「花嫁の試練 "YOU ARE CORDIALLY INVITED"」、DS9#132「聖者の復活 "RESURRECTION"」、DS9#142「記憶なきスパイ "INQUISITION"」、DS9#146「過信 "VALIANT"」、DS9#152「預言者の呪縛 "SHADOWS AND SYMBOLS"」、DS9#158「戦争の影 −AR558攻防戦− "THE SIEGE OF AR-558"」、VGR#33「殺人犯スーダ "MELD"」、LDS#02「外交特使 "Envoys"」LDS#14「ムガートはグマート "Mugato, Gumato"」)
☆オクランド博士は、「ラクタジーノ "raktajino"」の語尾がカプチーノに似ていることを嫌い、 [KGT] で「これは本来は ra'taj [らッ・タージ] という名前だとしました。 そしてこれがクロノス外でも飲まれるようになった後、ミルクを入れて飲む地球人がカプチーノにちなんで「ラクタジーノ」と呼ぶようになった、という設定にしました。

( ra'wI' ) [らッ・ウィッ] (n)
"commander"、つまり司令官の事。 "ra'"は"order"、"command"の意味。

( reghuluS 'Iwghargh ) [れグルーシュ・ッイゥガるグ] (n)
「レギュラン吸血虫」"Regulan blood warms" の意。
(TOS#44「新種クアドロトリティケール "THE TROUBLE WITH TRIBBLES"」、DS9#104「伝説の時空へ "TRIALS AND TRIBBLE-ATIONS"」)
☆吹き替え版では、この名前が登場するセリフはかなり違う内容に訳されています。 レギュラン吸血虫は ENT#25「楽園での出来事 "TWO DAYS AND TWO NIGHTS"」でも『レグルス赤虫』と言う名前で、ENT#66「策略 "STRATAGEM"」では『レギュランの赤虫』という名前で言及されています。

rIymuS [りィムーシュ] (n)
"Remus"=「レムス」、ロミュラン帝国の二つの母星の内のひとつ。

romuluS [ろゥムルーシュ] (n)
"Romulus"=「ロミュラス」、つまりロミュラン帝国の二つの母星の内のひとつ。ロミュラン人は"romuluSngan"となる。
(劇場版5「スタートレック5 -新たなる未知へ- "STAR TREK V: THE FINAL FRONTIER"」)
☆「ロミュラス」と「レムス」はローマ建国神話の双子の兄弟にちなんで、地球人が彼らの惑星を『仮に』そう呼んでいる設定のはずなんですが…。 オクランド博士がローマ神話を知らないとは思えないので、ロミュラン人たちはクリンゴンにも自分たちの呼び名を明かしていないという事なんでしょうか。

ropngor [ろゥプンゴゥる (ロパッ・ンゴア)] (n)
クリンゴン人の子供がかかる病気で、クリンゴンはしかと呼ばれる。
(TNG#42「新たなる息吹 "UP THE LONG LADDER"」)
☆クリンゴン語で rop は「病気」、ngor は「だます」の意。 スタッフが「仮病」のような意味で作った造語の様です。

( ro'qegh'Iwchab ) [ろゥッ・ケグ・ッイゥチャブ (ロケッグの血のパイ) "rokeg blood pie"] (n)
クリンゴンの伝統料理の一つで、ウォーフの好物。
(TNG#32「錯綜した美学 "A MATTER OF HONOR"」、TNG#74「戦士の休息 "FAMILY"」、VGR#72「名誉の日 "A DAY OF HONOR"」)
'Iw が「血 "blood"」、chab が「パイ "pie"」の意味です。

rura' pente' [るーらッ・ペンテッ (ルラペンテ)] (n)
クリンゴンの捕虜収容所がある小惑星。 収容された捕虜は地下のダイリチウム鉱山で強制労働に従事させられる。
(劇場版6「スタートレックVI -未知の世界- "STAR TREK VI: THE UNDISCOVERED COUNTRY"」、ENT#45「反逆の法廷 "JUDGMENT"」、ENT#51「狙われた首 "BOUNTY"」、劇場版11「スター・トレック」)
☆劇場版11「スター・トレック」では、DVD・Blu-rayに収録されている「削除シーン」にルラペンテが登場しています。

ruStay [るーシュタィ (ルスタイ) "R'uustai"] (n)
クリンゴンの、二人の血縁関係にない人物同志が兄弟あるいは姉妹になるという伝統的儀式。
儀礼用のろうそくの明かりのもと、戦士の飾帯を身に付けて行われ、最後は互いの母親を称える言葉の詠唱で終わる。
詠唱の言葉は以下の通り。
 SoS jIH batlh SoH (ソス・ジー・ベトラ・ソー)
(TNG#51「悲しみの幻影 "THE BONDING"」)
SoSは『母』、ここで区切って、jIH batlh SoH は英語の語順で『私はあなたを名誉に思う』と言いたいんでしょうが、batlh は副詞で、動詞ではないのでこういう言い方は出来ません。 やはりTHE KLINGON DICTIONARYから適当に単語を抜き出して並べたんでしょうね。

S 
Sargh [シャるグ (サーク) "zark"] (n)
クリンゴンの乗用動物で、地球の馬に「どことなく」似ている。
(TNG#39「未知なるメッセージ "PEN PALS"」)

Separ [シェパる "separ"] (n)
クリンゴンの宝石の一種。
(DS9#101「クワークの再婚 "LOOKING FOR PAR'MACH IN ALL THE WRONG PLACES"」)

( SermanyuQ ) [シェるマンユーク] (n)
「シャーマン惑星」のクリンゴン語での表記。 クリンゴン帝国と惑星連邦の境界近くにある惑星。
(TOS#43「新種クアドロトリティケール "THE TROUBLE WITH TRIBBLES"」)

SIy'loH [シィッ・ロフ (セロゥ) "seloh"] (n)
クリンゴンで、セックスを意味する言葉。
(TNG#63「汚名〜クリンゴン戦士として〜」)

So'chIm [ショッ・チム (ソッチム) "Soh-chim "] (n)
クリンゴンで「義理の母」を意味する言葉。
(TNG#161「無限のパラレルワールド "PARALLELS"」)
So' は、ひょっとしたら語源的に SoS(母)と関係あるのかもしれません。

SonchIy [ショゥンチィ (サンチー) "Sonchi"] (phrase)
「彼は死んだ」の意。 クリンゴンで行われる、継承の儀式で使われる古語。
この儀式では、継承者が選ばれる前に前指導者の死を正式に確認する為、前指導者の死体に槍を突き刺し、挑戦の言葉(「クァブ・ジフ・ナギル "Qab jIH naghIl"」)を発し続ける。
(TNG#79「勇者の名の下に "REUNION"」)

So' [ショゥッ] (v)
「隠れる」の意。 So'wI' で「隠れるもの」→「遮蔽装置」の意味になる。
(ENT#32「招かれざる訪問者 "MARAUDERS")

So'wI' yIchu' [ショゥッ・ウィッ・ュイチューッ] (phrase)
「遮蔽装置作動」の意。 So'wI' が「遮蔽装置」にあたる。
(劇場版3「スタートレック3 -ミスター・スポックを探せ!- "STAR TREK III: THE SEARCH FOR SPOCK"」、劇場版5「スタートレック5 -新たなる未知へ- "STAR TREK V: THE FINAL FRONTIER"」、TNG#109「潜入!ロミュラン帝国: 前編 "UNIFICATION, PartI"」)

SuH [シューフ (シャー) ] (Exclamation)
呼びかけの言葉で、何かを言う前に、「いいか」、「おい」といったニュアンスで、話し手がこれから指示を出す事を表す。
クリンゴン人の中には、SuHを[シー]と発音する者もいる。
(TNG#99「クリンゴン帝国の危機: 後編 "REDEMPTION, PartII"」)

( SuvwI' ) [シューヴウィッ] (n)
"warrior"の意。 つまり tlhIngan SuvwI' で「クリンゴン戦士」となる。

Suto'vo'qor [シュートッ・ヴォッ・コゥる (スト・ヴォ・コー/スト・ヴォ・コル) "sto-vo-kor"] (n)
クリンゴンの神話で、栄誉ある戦士が死後に訪れるとされる場所。
「死後の世界」の訳ではなく、固有の地名のような物だと考えられる。
(TNG#149「クリンゴン神カーレスの復活 "RIGHTFUL HEIR"」、DS9#87「モーグの息子たち "SONS OF MOGH"」、DS9#153「砂漠からの呼び声 "IMAGE IN THE SAND"」、DS9#167「彷徨う心 "PENUMBRA"」、DS9#168「偽りの契り " 'TIL DEATH DO US PART"」、VGR#123「さまよえるクリンゴンの魂 "BARGE OF THE DEAD"」、VGR#148「セブンの涙 "IMPERFECTION"」、VGR#160「預言の子 "PROPHECY"」、LDS#18「セリトスクルーの実力テスト "I, Excretus"」)
☆栄誉亡き死を迎えた者は「ヴェクラるグ(フェックラー) "veqlargh"」が支配する「ゲッ・トウる(グレトール) "ghe'tor"」へ行く事になります。

t 
tagh [タグ] (v)
クリンゴン語で、「始める」「開始する」の意味。
(VGR#160「預言の子 "PROPHECY"」)

taHqeq [タフケク "tah-keck"] (Exclamation)
クリンゴンの罵りの言葉。
(TNG#96「裏切りの序曲 "THE MIND'S EYE"」)

taH [タフ] (v)
「続ける」「続行する」「持続する」の意味。
(劇場版「スタートレックVI -未知の世界- "STAR TREK VI: THE UNDISCOVERED COUNTRY"」)
☆チャン将軍は、エンタープライズでのディナーの席で "taH pagh taHbe' " と言っています。 これは『ハムレット』の最も有名なセリフ "To be, or not to be:"(生きるべきか、死ぬべきか…)をクリンゴン語に訳したものです。 クリンゴン語から直訳すると、「続けるか、続けないか」となります。

taj [タージュ] (n)
「ナイフ」「ダガー」の事。

targh [タるグ (ターグ) "targ"] (n)
柔毛に被われ、角の生えているクリンゴンの動物。 地球のイノシシにどことなく似ている。
クリンゴンではペットとして飼われる他、その心臓は伝統料理として食される。
(TNG#04「宇宙の果てから来た男 "WHERE NO ONE HAS GONE BEFORE"」、TNG#32「錯綜した美学 "A MATTER OF HONOR"」、DS9#14「混迷の惑星 "ベイジョー" "THE STORYTELLER"」、DS9#85「ジェラシー "CROSSFIRE"」、DS9#99「可変種の脅威 第二幕・後編 "APOCALYPSE RISING"」、DS9#101「クワークの再婚 "LOOKING FOR PAR'MACH IN ALL THE WRONG PLACES"」、DS9#125「明日なき撤退 "A TIME TO STAND"」、DS9#131「花嫁の試練 "YOU ARE CORDIALLY INVITED"」、DS9#169「決別の行方 "STRANGE BEDFELLOWS"」、VGR#62「女たちの星 "FAVORITE SON"」、VGR#72「名誉の日 "A DAY OF HONOR"」、VGR#98「偽造された地球 "IN THE FLESH"」、VGR#123「さまよえるクリンゴンの魂 "BARGE OF THE DEAD"」、VGR#160「預言の子 "PROPHECY"」、ENT#14「名誉に生きる者 "SLEEPING DOGS"」、ENT#32「招かれざる訪問者 "MARAUDERS"」、ENT#45「反逆の法廷 "JUDGMENT"」)
☆DS9#85「ジェラシー "CROSSFIRE"」では、ターグを「タイガー」と聞き間違えたらしく、「クリンゴンのトラ」と誤訳されています。

tawI' yan [タウィッ・ヤン (ターウィヤン) "Tawi'Yan"] (n)
「剣を持つ者(Sword bearer)」の意味で、クリンゴンの結婚の儀式での、花婿の介添え役。
(DS9#131「花嫁の試練 "YOU ARE CORDIALLY INVITED"」)
ta には「記録」の意味の名詞はありますが、動詞接尾辞 -wI' は付けられません。 また英語 bear に対応するクリンゴン語 SIQ はありますが、これは「耐える」の意味に限定されています。 「剣を持つ(持って行く)者」なら yan qengwI' などの言い方が出来ます。 どちらにしろ yan(剣)は前に置きます。

tay'ghoqor [タィッ・ゴコゥる(タイ=ゴコール) "ty'gokor"] (n)
クリンゴンの軍事施設の中でも最も堅牢な要塞。 小惑星帯の奥深くに造られている。
(DS9#99「可変種の脅威・第二幕:後編 "APOCALYPSE RISING"」、ENT#45「反逆の法廷 "JUDGMENT"」)

tera' [テらッ] (n)
"Earth" 即ち「地球」の事。 tera'ngan で「地球人」「テラン人」の意になる。
(劇場版5「スタートレック5 -新たなる未知へ- "STAR TREK V: THE FINAL FRONTIER"」)

tIghla' [ティグラッ (ト・グラ) "t'gla"] (Exclamation?)
クリンゴンで、相手に対して軽蔑を表す言葉。 トゥカールがジャッジアのことをこの言葉で表現した。
(DS9#24「突然の侵入者 "INVASIVE PROCEDURES"」)

tIq [ティク] (n)
"heart"、つまり「心」、「心臓」と言う意味。

( tI'qa' vIghro' ) [ティッカッ・ヴィグろゥッ "tika cat"] (n)
クリンゴンの臆病な動物。
(VGR#14「二人のトレス "FACES"」)

tI'gha [ティッ・グァ (日本語吹き替え版では「肘打ち」)] (n?)
クリンゴンで行われるバトラフ(バトレス)・コンペティションの試合において、反則行為とされる技。 実際にどのような行為なのかは説明されていない。
(TNG#161「無限のパラレルワールド "PARALLELS"」)
☆日本語吹き替え版ではバトラフ・コンペティションは「バーリ・トゥード大会」、tI'gha は「肘打ち」と訳されています。
 因みに、TNG#162「難破船ペガサスの秘密 "THE PEGASUS"」でも「バトラフの練習」が「バーリ・トゥードの練習」と訳されています。 ここでのライカーのセリフ「エルボーパットを付けていて良かった」は原語では「木の棒を(練習に)使っていて良かった」です。

tong vey may' [トング・ヴェィ・マィッ (トンベイの戦い) "The battle of tong vey"] (n)
クリンゴンの歴史上の事件で、ソンペック皇帝に率いられた一万人の戦士達がトンベイの町を征服した戦いの事。
(DS9#90「裁かれるウォーフ "RULES OF ENGAGEMENT"」)

( toplIn ) [トウプリン (トパリン) "topaline"] (n)
植民地(コロニー)の生命維持システムに必要な希少鉱物で、カペラ4号星に豊富に存在する。
(TOS#40「宿敵クリンゴンの出現 "FRIDAY'S CHILD"」)

tova' Daq [トゥヴァッ・ダク (トヴァ・ドク)] (n)
クリンゴンに独特の言葉で、戦場で2人の戦士の間に生じる澄みきった精神状態のこと。 この状態にある時、言葉を交さずにお互いを理解し合える。
(DS9#119「我らクリンゴン "SOLDIERS OF THE EMPIRE"」)

( tulHa'ghach DIS'a' ) [トゥールハッガチュ・ディシュ・ッアッ (絶望の洞窟) "Cavern of Despair"] (n)
クリンゴンの神話で、不名誉な死を遂げた者の魂が死後に行くとされる冥界グレトール "ghe''or/ghe'tor" にある地名。 名誉を失った者は、フェックラー "veqlargh" と共に永遠にこの洞窟に閉じ込められるという。
(VGR#123「さまよえるクリンゴンの魂 "BARGE OF THE DEAD"」)

( tuQDoq ) [トゥークドク (心理探索器) "mind-sifter"] (n)
クリンゴンの残忍な道具のひとつで、対象者の脳内の情報を読み取ることが出来る。 高い出力レベルで使用すると、相手の脳に深刻なダメージを与える。
(TOS#29「クリンゴン帝国の侵略 "ERRAND OF MERCY"」)

tu' [トゥーッ] (v)
"find, discover, observe, notice"=「見つける、見出す、発見する、気付く」の意。
(ENT#32「招かれざる訪問者 "MARAUDERS"」)

tu'HomI'raH [トゥーッホゥミッらフ "t'ooho'mIrah"] (n)
クリンゴン語で、「無駄なもの、役に立たない物」(useless thing, something useless)という意味。
(DS9#39「血の誓い "BLOOD OATH"」)
☆ やはりスタッフの造語ですが、後にKGTで公用語に加えられました。

tlh 
( tlhaq DIqel bIraQ ) [*トゥラク・ディケル・ビらク* (クラック・デケル・ブラクト/クラック・ドゥケル・ブラクト) "klach D'Kel Brakt"] (n)
クリンゴン帝国領内の惑星の名前。
2270年、クリンゴン軍がロミュラン軍を撃退し伝説的勝利を収めた戦いがこの惑星で行われた。
(DS9#39「血の誓い "BLOOD OATH"」、ENT#82「野望の果て "THE AUGMENTS"」)

( tlhatlh ) [トゥラトゥル (グラドゥスト) "gladst"] (n)
クリンゴンの、茶色くて葉っぱ形をした野菜の名前。
(DS9#28「エレージア星人 メローラ・パズラー少尉 "MELORA"」)

( tlhImqaH ) [トゥリムカフ (ジレムカッハ) "zilm'kach"] (n)
クリンゴンの食べ物で、DS9のクリンゴン料理の店のメニューの一つ。
(DS9#28「エレージアン星人 メローラ・パズラー少尉 "MELORA"」)

tlhIngan [トゥリンガン] (n)
”Klingon”すなわち「クリンゴン」のクリンゴン語読み。「ニッポン」と「ジャパン」みたいな違い、と思われる。
(劇場版5「スタートレック5 -新たなる未知へ- "STAR TREK V: THE FINAL FRONTIER"」)

( tlhIngan Hubbeq ) [トゥリンガン フーブベク] (n)
"Klingon Defence Force"=「クリンゴン防衛艦隊」の事。
(TNG#18「さまよえるクリンゴン戦士 "HEART OF GLORY"」、TNG#63「汚名〜クリンゴン戦士として〜」)

tlhorIn [トゥロゥりン (クローン)"klorn"] (n)
クリンゴンでの、液体の量を計測する為の単位。
(DS9#39「血の誓い "BLOOD OATH"」)

v 
vaj [ヴァージ "vaj"] (n)
"warrior"=「戦士、兵士」の意。 これは具体的な個人の戦士ではなく、観念的な、イメージとしての「戦士、戦士像、戦士らしさ」を表す。
(VGR#164「人への歩み "HUMAN ERROR"」、劇場版5「スタートレック5 -新たなる未知へ- "STAR TREK V: THE FINAL FRONTIER"」)

( varHama weQ ) [ヴァるハマ・ウェク (ヴァルハマ・キャンドル) "var'Hama candle"] (n)
ターグの肩の獣脂から作られたロウソク。 クリンゴンの結婚の儀式で必要なもの。
(DS9#131「花嫁の試練 "YOU ARE CORDIALLY INVITED"」)

( vaS'a' ) [ヴァシュ・アッ (大会堂) "Great Hall"] (n)
クロノス "Qo'noS" のファーストシティ中心にある巨大建造物で、クリンゴン最高評議会が開催される場所。
(TNG#63「汚名〜クリンゴン戦士として〜 "SINS OF THE FATHER"」、TNG#98,99「クリンゴン帝国の危機 前編・後編 "REDEMPTION, PartI & PartII"」、DS9#49「クワークの結婚 "THE HOUSE OF QUARK"」)

( veqlargh ) [ヴェクラるグ (フェックラー) "Fek'lhr"] (n)
クリンゴンでの神話上の存在で、臆病者のクリンゴン人の魂が死後に行き着く場所「グェッ・トウる(グレトール) "ghe'tor"」の守護者。
(TNG#86「悪魔の契約"DEVIL'S DUE"」、VGR#123「さまよえるクリンゴンの魂 "BARGE OF THE DEAD"」)
☆ 悪魔のような姿ですが、クリンゴン文化には悪魔はいないとTOS#66「宇宙の怪!怒りを食う "DAY OF THE DOVE"」で明言されています。

( verengan ) [ヴェれンガン] (n)
"Ferengi"=「フェレンギ」「フェレンギ人」の意。

( vorcha' buv HIvqughwI' ) [ヴォゥるチャッ・ブーヴ ヒヴクーグウィッ(ヴォルチャ級/ヴォーチャ級)] (n)
クリンゴン帝国防衛艦隊のアタッククルーザー。 全長614m。
⇒「クリンゴン艦船リスト」参照
(#79「勇者の名の下に "REUNION"」)

vorcha' Do' baH [ヴォるチャッ・ドゥッ・バフ (ヴォルカドー・バック) "vorcha-doh-baghk"] (phrase)
クリンゴン帝国の皇帝に対する、儀式的な意味合いを持つ挨拶の言葉。
(TNG#149「クリンゴン神カーレスの復活」)

( vulqangan ) [ヴールカンガン] (n)
"Vulcans"=「バルカン人」の意。 vulqan が「バルカン(星)」の事。

w 
warnogh [ワるノゥグ (ウォーノグ) "warnog"] (n)
クリンゴン人の飲むビール。
(TNG#149「クリンゴン神カーレスの復活」、DS9#127「過去を越えた絆 "SONS AND DAUGHTERS"」)
☆作品を観る限り、カーレスの時代から1500年の間、味は変わっていないようです。

wIj jup [ウィジ・ジュープ] (n)
クリンゴン語で「我が友」と言う意味。 特に親しい間柄で使う。
(DS9#39「血の誓い "BLOOD OATH"」)
☆ 本来「わが友」は jupwI' で、-wIj は「言葉を使えないもの」に使う「私の〜」の意味の所有接尾辞です。 やはりスタッフがTKDを良く読まずに英語の語順で造語したものですが、後にKGTで公用語に加えられました。

y 
yanISletlh [ヤニシュレトゥル (ヤン=イスレス) "Yan-Isleth"] (n)
クリンゴン語で「剣の友愛団」の意。 戦闘術に長けた者で組織された、ガウロンの護衛部隊の名称。
(DS9#99「可変種の脅威・第二幕:後編 "APOCALYPSE RISING"」)

yay [ヤィ] (n)
「勝利、戦勝、征服」の意。
(DS9#73「クリンゴンの暴挙・後編 "THE WAY OF WARRIOR, Part II"」)
☆このエピソードでガウロンが攻撃中止を命令した時、マートク将軍はガウロンに対して " 'ach ghawran, yay chol! "=「しかしガウロン、勝利に近づいている」 と言っています。 " wIchol " 「我々は〜に近づいている」の形になっていればほとんど正式なクリンゴン語になってたんですが。

yIghomHa' [ュイゴゥムハッ "yih-Ghom-HAH"] (phrase)
"dismissed"=「解散」の意。
(DS9#127「過去を越えた絆 "SONS AND DAUGHTERS"」)
yI- は命令形接頭辞、ghomHa' は解散する、散らばるの意。

( yIH ) [ユイフ] (n)
"tribble"=「トリブル」の意。
(TOS#44「新種クアドロトリティケール "THE TROUBLE WITH TRIBBLES"」、DS9#104「伝説の時空へ "TRIALS AND TRIBBLEATIONS"」)

yIntagh [ユインタグ (インタフ)] (Exclamation)
クリンゴンの侮辱語。
(TNG#98「クリンゴン帝国の危機: 前編」)

’ 
'ach [ッアチュ] (conjunction)
「しかし」「だが」「しかしながら」「それでも」「にもかかわらず」「けれども」などの意味の接続詞。
(DS9#73「クリンゴンの暴挙・後編 "THE WAY OF WARRIOR, PartII"」)

'aqla' bela Du [ッアクラッべラ ドゥー "Ak'la bella doo"] (n)
クリンゴンのフォークソングのひとつのタイトル。
(DS9#37「宇宙の原型 "PLAYING GOD"」)
☆クリンゴン料理の店の太ったシェフとジャッジアが歌っているのがこれです。

'aqtu' mellota' [ッアクトゥーッ・メルロゥタッ (アクー・メイロータ) "Aktuh and Melota"] (n)
クリンゴンのオペラ曲の一つ。
(TNG#110「潜入!ロミュラン帝国:後編 "UNIFICATION, PartII"」)
☆ウォーフはこの曲がお気に入りらしい。 アクーとメイロータは人名。

'aDanjI' [ッアダンジッ "adanji"] (n)
クリンゴンの死の儀式モクトバ "Mauk-to'vor"で使われるお香。
(DS9#87「モーグの息子たち "SONS OF MOGH"」)

'el [ッエル] (v)
「入る」の意。 TNG「汚名〜クリンゴン戦士として〜」では yI'el「入れ」の省略形 'el が使われている。
(TNG#63「汚名〜クリンゴン戦士として〜」

'entepray' [ッエンテプらイッ "Enterprise"] (proper n)
「エンタープライズ」のクリンゴン語での発音。
(劇場版5「スタートレック5 -新たなる未知へ- "STAR TREK V: THE FINAL FRONTIER"」)

( 'etlh ) [ッエトゥル] (n)
"sword"、つまり「剣」の事。

( 'evnagh ) [ッエヴナグ] (n)
"subspace"、つまり「亜空間」の事。

'In cha' [ッイン チャッ(イン・チャ)] (v?)
クリンゴン語で "Begin"=「開始」の意味。 日本語版では「戦闘開始」と訳されている。
(DS9#73「クリンゴンの暴挙 後編 "THE WAY OF THE WARRIOR, PartII"」)
☆公用語では「開始」は tagh(タグ)と言います。

( 'Iw 'Ip ) [ッイゥ ッイプ] (n)
クリンゴン語で "Blood oath"=「血の誓い」の意味。
(DS9#39「血の誓い "BLOOD OATH"」)

( 'orghen ) [ッオゥるゲン] (n)
惑星「オルガニア」の事。
'orghen rojmab で「オルガニア平和条約」の意味になる。
(TOS#29「クリンゴン帝国の侵略 "ERRAND OF MERCY"」、DS9#81「カーレスの剣 "THE SWORD OF KAHLESS"」)
☆DS9『カーレスの剣』で、ウォーフはコールに「オルガニアでのカークとの対決」と言ってますが、日本語吹き替え版ではなぜか「オカディアでのクールとの戦い」となっています。

( 'oy'naQ ) [ッオィッ・ナク] (n)
"painstick"、つまりクリンゴンの飛翔の儀式で使われる、先端部で電気ショックを与える槍。
(TNG#38「イカルス伝説 "THE ICARUS FACTOR"」、TNG#79「勇者の名の下に "REUNION"」、VGR#112「崩壊空間の恐怖 "COURSE: OBLIVION"」)

おまけ 
Heghlu'meH QaQ jajvam. [ヘグルーッメフ クァク ジャジヴァム]
"It is a good day to die."=「今日は死ぬにはいい日だ」クリンゴン人が危険な状況で口にするセリフ。
(TNG#63「汚名〜クリンゴン戦士として〜」、DS9#39「血の誓い "BLOOD OATH"」、劇場版8「ファースト・コンタクト」、DS9#73「クリンゴンの暴挙: 後編」、VGR#127「亜空間制圧戦争 "DRAGON'S TEETH"」)

batlh bIHeghjaj. [バトゥル ビヘグジャジ]
"May you die well."=「お前が名誉ある死を迎える様に」-戦いに赴く戦士に対して使う別れの言葉。
(TNG#99「クリンゴン帝国の危機:後編 "REDEMPTION, PartII"」、TNG#114「神経医療エキスパート ドクター・ラッセル "ETHICS"」)





☆カタカナ表記は、単なる読みの目安として併記しました。雰囲気だけ掴んでもらえればと思います。

☆なんか殆ど自己満足のページです…全文読まれた方(もしいたら)ご苦労様でした。
説明の誤りや、抜けている部分は、ご指摘頂ければ訂正・追加したいと思います。

制作・茶月 chaDQI' (Earthdate:9902.15 (Lastupdate:2110.07) )



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