ムントペルス(3207m) 2006年7月6日
サンモリッツからイタリアのティラノへ向う列車で
約40分のベルニナディアボレッツァから、大型の
ロープウェイに乗ると、ディアボレッツァ(2973m)
まで一気に運んでくれる。
ムントペルスはここから僅か1時間の登りである。
ムントペルスには7年前にも登ろうとしたが、その時
はディアボレッツァに登ったものの、濃いガスで、ムント
ペルスが何処にあるかも分らなかった。
しかし今回は好天とは言い難いものの、北西の方向に
ムントペルスへの登山道がはっきり見える。そして南には
ペルス氷河の向こうに、ピッツパリュウ(3905m)の北壁が
圧倒的な迫力で迫っている。
ある程度の雪は覚悟していたが、登り始めてみると
雪は全くなく、登山道もよく整備された、歩きやすい道
だった。右の写真に見えるピークは、ムントペルスでは
なく、山頂はこのピークのもうひとつ向こうにある。
時々薄日が射したり、雨がぱらついたりの天候で、
コースタイム通り、1時間で登頂できた。
山頂の写真の右に見えるのが、列車からも見える
モルテラッチ氷河。一番期待していたピッツパリュウの
北壁は大分雲に覆われてしまった。下りはアラレの降る
中を45分でディアボレッツァのロープウェイ終点に着いた。
ムントペルスは楽に登ることが出来て、展望の素晴らしい
山。青空の下で、もう一度登ってみたいものである。