2.ティオマン島/1997年5月
妻とティオマン島へ。シンガポールからフェリーで
マレーシアへ。入国手続きは船の上で。
ティオマン島はマレーシア東海岸最大の島で、安宿
が多く、泊る所には事欠かない。エアコン付きのホテル
に落ち着く。これでも1泊1000円くらい。
トレッキングは島の中心テケから、ジャングルの中を
反対側のジュアラに抜けるもの。写真が入り口の案内。
まずジャングルの中の登り。猿に出合ったりして結構
楽しい。1時間ほどで登りは終わり、今度は下りになる。
少し行くとバイクがある。タクシーだという。成る程ここ
から、道は狭いながら舗装されている。ちょっと興醒め。
私たちは勿論歩いてジュアラへ下る。通常は船を使っ
帰るのだが、便が悪いので、ふたたび元の道を戻る。
3.キャメロンハイランド/1997年5月
前々から是非行きたいと考えていたのがキャメロン
ハイランド。シルク王ジムシンプソンの失踪事件のこと
もあり、凄い山の中だとイメージしていた。クアラルン
プールからバスで6時間ほどで、キャメロンハイランド
に着く。着いてみて、がっかり。かなり開けた所だ。
翌日トレッキングに出てみたが、山道が至る所で掘り
返されている。まずヤスール山に登ってみたが、左の
写真のように無残に山肌が削られていた。
ジムシンプソンは虎に襲われたという説もあり、ジャン
グルを1人で歩くにあたって、それを一番心配していた。
しかしこれだけ人工の手が加えられたら、虎の心配など
しなくてもいいと思った。
キャメロンハイランドの唯一いい所は、標高1500mの
所にあり、暑いマレーシアでもここだけは快適なことだ。
4.ガヤ島/1998年4月
キナバル山登山のため、妻と2人で9年ぶりに、ボル
ネオを訪れた。この年はエルニーニョの影響で、雨季の
1月〜3月にも全然雨が降らず、ボルネオのあちこちで
山火事が発生していた。
キナバル登山の前に、コタキナバルの目の前にある
ガヤ島にジャングルトレッキングに出かけた。船で島に
近づくと、驚いたことにガヤ島も燃えているではないか。
こんな近くで山火事を見るとは思いもかけなかった。船
の着いたパークヘッドクォーターから、少し行った写真
の所より上には登ることは禁止になっていた。やむなく
方向を転換して、ポリスビーチに下り、ふたたびパーク
ヘッドクォーターへ戻った。
5.キナバル山/1998年4月
9年ぶりのキナバル山だったが、前回とほとんど変っ
ていなかった。強いて変ったところと言えば山麓の宿
がコテージ式になったこと、ラバンラタハットの回りが、
夜でも歩きやすいよう外灯が付けられたことくらい。
前回と同じように、午前3時にラバンラタハットを出発、
今回はゆっくり登って、7時ころ頂上。それでもその日
のうちに、コタキナバルまで下山した。
エルニーニョで雨は降らないが、コタキナバルの町は
曇っていることが多かった。しかしキナバルまで登ると
雲の上に出て、きれいに晴れ上がり、前回同様快適な
登山だった。