◆現在の名称:丹波国分寺

◆所在地  :京都府亀岡市千歳
◆宗派    :浄土宗
◆交通    :JR山陰本線亀岡駅 車


JR山陰本線亀岡駅の駅から車で駅裏の方へ、「保津川」を渡り川沿いに細い道を10分ほど走る。そして突然車が止まり、「ここから歩いてください。その田圃のずーっと先の小さな森の中ですよ。」と運転手さんが言う。見るとその入り口に、「国分寺 0.5Km」という案内板があった。
強い日差しの中、田の畦道のようなところを歩いて行く。そして、道なりに行くと小さな寺に出会った。「丹波国分寺」とある。崩れかけた塀。門の前の石柱にその文字が書いてあった。小さな荒れ寺である。

「国分寺跡」としての説明板があり、説明文には門を入ってすぐ右に「塔跡」があり、「金堂」の跡に現在の本堂が建てられていると書いてある。門に入ると「塔跡」を示す礎石が発掘され保存されている。保存されていると言うより放置されていると言った方がいいだろう。
現在の本堂はおそらく江戸時代の再建ではないだろうか。塀や門と同様に荒れ果てている。勿論人は住んでいない。

それでも満足である。「丹波国分寺跡」を訪ねることが出来たということが。

1990/8

関連リンク
  丹波国分寺跡
        http://web.kyoto-inet.or.jp/people/kinmei/html-j/kokubu.html