◆現在の名称 :東光山 国分寺

◆所在地  :神奈川県海老名市国分南
◆宗派   :高野山真言宗
◆交通   :JR 相模線、小田急線、相鉄線 海老名駅 歩

       
海老名駅を出ると正面すぐ近くに塔が見える。ここが小公園(とはいえ、中央公園という名前)で、相模国分寺にあった「七重塔」を復元したものである。大きさは実物の1/3で20Mをこえる。全国にある模型のうち最大のものと思われ、圧巻(海老名市商工会が製作とある)。突如この塔があるので「何だろう?」と普通の人は思うことであろう。塔の側に説明版があり、これを読むと存在意義がわかるが、もっと総合的な演出が欲しいところ。とはいえ、知っている人間にとっては意義が大きい。「よくやってくれた」と感じる。
国分寺へは公園の右側大きな道路(県道横浜厚木線)を更に前方に進む。国分坂下交差点を左に曲がりしばらく歩くと右に「(現)国分寺」、左に「相模国分寺跡」の表示が出る。
相模国分寺跡は寺域の南半分を整地保存し、七重塔跡は基壇をコンクリートで復元、上には礎石を復元配置している。(写真上)
また、一番南は中門、回廊の跡を舗装復元し、柱の礎石を再現している。(写真下)
現国分寺の資料によれば古代「相模国分寺」の伽藍配置は「講堂」と「中門」を「回廊」で結び、その中右に「金堂」が、左に「七重塔」があり、更に講堂の奥にある「鐘楼」、「北室」、「鼓楼」を回廊でつないでいるという大規模なものであった。
「国分寺由緒」によれば「古代国分寺」はその後滅失。江戸時代に中規模の国分寺として再建。それも幕末に廃絶され、薬師堂が後を次いだ形で残り、焼失再建を経て現在の国分寺に至っているとのことである。
「天平9年行基菩薩が精舎を建てた。本尊薬師如来像は自ら彫ったもの」とあるが。。。。
関連リンク
  海老名市          市のホームページで歴史に国分寺を紹介
     http://www.city.ebina.kanagawa.jp/