◆現在の名称 :佐渡国分寺
◆所在地 :新潟県佐渡郡真野町
◆宗派 :真言宗醍醐派
◆交通 :佐渡両津港 車
古代は新潟県直江津港よりもやや西、現在海水浴場の「郷津」(国府の津と推定)から佐渡の「小木」へ、さらに「真野」へと船で渡ったものと考えられるが、現代は新潟港からジェットフォイル(水中翼船)で両津港へ1時間。ここからレンタカーが観光客の取る手段となる。両津からは佐渡のくびれたところを横断する国道350号線で真野町へ。
真野町は「歴史の郷ー真野町」と看板を出しているだけあり、あちこちに旧跡の案内標識があって目的地を見失わない。
標識に沿って「国分寺」に着く。現国分寺は佐渡で最も古い寺で重要文化財指定を抱えている。寺にかかる額は「国分寺」。そこに接して「古代国分寺跡」がある。
「古代国分寺跡」は整地され、「金堂」、「講堂」跡など礎石を復元。全体を示す案内板も立派なもので「なるほど。。」と感じられる。
「佐渡国」は田の面積では全国の中で下から5番目であったが、それでもきちっとした国分寺を作ったのであるから、国衙(政庁)もやはりちゃんとできていたのだろうななどと想像してしまう。
佐渡は高貴な方々が流されてきたのでそれにからむ見所が多い。そこは「北陸道」でも紹介しよう。食い物、飲み物もいいし、佐渡観光は最低2泊3日ほしい。
1991/10