◆現在の名称:伊豆国分寺

◆所在地  :静岡県三島市泉町
◆宗派   :日蓮宗
◆交通   :JR東海道本線三島駅 車


「伊豆国分寺」はJR三島駅から南に向い、「楽寿園」を通り過ぎ商店街の外れを右に曲がったところにある。現在の「伊豆国分寺」は古代の「国分寺塔跡」の側に建てられており、本堂の裏には七重塔の礎石が残っている。

案内してくれたTAXIの運転手さんの話であるが、「私は20年運転手をしているが国分寺に行ってくれと云われたのは初めてだ。」と云う通り、史跡とはいえ訪れる人も居ないように思われる。

三島市は「三島大社」を始め、「楽寿園」、「北条氏史跡」、「佐野美術館」「ビュフェ美術館」など見所が多いが、「国分寺」はうずもれている。

現国分寺の資料によると、古代国分寺は発掘された瓦からみて焼失された。その後真言宗の寺として再建されたが、これも北条氏と武田氏の戦火に焼かれ、徳川初期に日蓮宗の寺院が建てられた。しかし、安政の大地震で無くなり、大正12年に日蓮宗「称蓮寺」を建立、昭和29年に「伊豆国分寺」と改称したという。

1989/9

その後の国分寺
前回はタクシーで訪問したが、今回は自家用である。当時のイメージと一寸違っておりずいぶん探すこととなった。
一方通行も多くなったのだろう何人かに尋ねてようやく着いた。

当時とは殆ど変わっていない。現国分寺境内の本堂裏に塔跡がある。周りが住宅地という状況も変わらず、「先年広範囲な発掘調査で伽藍配置等全貌が明らかとなった」とお寺のパンフレットにあるが付近は住宅地であり発掘も非常に難しい状態である。従って塔跡以外の遺跡整備は今後も困難であろう。
これだけでも残っているのは関係者の努力の結果といえる。


(2001/06)
聖武天皇建立の石碑
塔跡