◆始めにお読みください
 35才を過ぎてから歴史に興味をもち、旅行、出張の際にはできるだけ旧跡を訪ねました。その中で、「国府」、「国分寺」というのが日本中にあるということを知り旅行の際には「古代国分寺跡」訪問を組み合わせようと決めて歩きました。
 「古代国分寺跡を訪ねて」の多くは1989年から1992年に訪れた「古代国分寺跡」のメモでありますが、現在も引き続きレポートを重ねております。最下段にメモ記入時の年月を記入しておりますのでご確認ください。「現国分寺」にも触れてはおりますが「古代国分寺跡」を知るための参考であります。宗教知識の無い私でありますので失礼な表現がありましたらお詫び申し上げます。
 なお、今後もできる限り続けレポートしたいと考えております。

 「国分寺跡」の所在地は「武蔵国分寺」発行資料(2000年現在は発行していない)の全国国分寺一覧をもとにしました(一部確認後修正)。総合資料としては藤岡謙二郎著「国府」吉川弘文館刊行(1981)を使いました。その他、各地「国分寺」および「同資料館」のパンフレットを使用しております。また、同時代をテーマとした小説、井上靖「天平のいらか」、松本清張「古代の終焉」を背景として参考にいたしました。

  年表

701年 大宝律令の撰定が完成する(国家の青写真が完成)
710年 平城(奈良)の地に遷都する
724年 聖武天皇即位(年号 天平)、陸奥国多賀城設置
741年 諸国の国分寺、国分尼寺の建立の詔が出される
749年 聖武天皇退位
752年 東大寺(総国分寺)大仏開眼供養が行なわれる
756年 聖武天皇没(正倉院の始まり)


    
体系日本の歴史「古代国家の歩み}吉田孝 小学館より
武蔵国分寺跡出土「八葉蓮花紋瓦」
国分寺市文化財保存館