曹洞宗     玉鳳寺
  
         ぎょくほうじ

住所:港区三田四   最寄り駅:都営三田線泉岳寺駅
おしろい地蔵  (港区登録有形民俗文化財)
化粧延命地蔵
(けしょうえんみょうじぞう)

玉鳳寺は慶長4年(1599)に八丁堀に開創された寺院で、江戸城拡張工事に伴い三田が寺町として指定されたため、寛永12年(1635)にこの地に移転してきました。山門左手にある地蔵堂に安置されたこの地蔵は、寺伝では、寺が移転する前の寛永年間に八丁堀の地蔵橋畔に捨てられたものを、当時の住職格翁宗逸和尚が修復し、白粉を塗って祀ったところ、和尚の顔面の痣が綺麗に消えたので、人々が自分の体の病気のあるところと同じ部分に白粉を塗って祈願するようになったといわれます。今も病気平癒の祈願の為に白粉を塗る参詣者があり、信仰が続いています。
港区 文化財のしおり
港区教育委員会

山門と左の地蔵堂
本堂
高橋是清が檀徒総代
丸枠内が「玉鳳寺」
玉鳳寺周辺
玉鳳寺のあるところはかつて「三田南寺町」と言われたところで、「北寺町」と共に寺院の多いところである。
地蔵堂を覗くと真っ白いお地蔵さんがいる。ちょっと不気味なもの。お地蔵さんの前には「ベビーパウダー」の缶が置いてあり、これをお地蔵さんに塗り祈願すると良いようである。
2003/08