遠くで見えているお前の後ろ姿を

どこまでも追ってゆく馬鹿な男がここにいる

今も愛し続け眠れない夜がたまにある

お前の面影を忘れられずに

 

しらけたジョークと下手な愛の文句で

さびれた心に炎を灯し続けた

今夜思い出だけが頭の中を空回り

未練を残して燃え続ける

 

嘘の欠けらを拾い集めては

暗闇のベッドに横たわる

部屋の片隅の古時計が

真夜中に悲しい時を打つ

やりきれなさと切なさがいつまでも

孤独な俺を追ってくる

 

震えながらお前をそっと抱き寄せる

やめてとお前は俺の腕をスルリと抜ける

 

本音と嘘の真ん中で

俺への愛をお前は投げ捨てた

やさしい言葉を言ってくれた事もある

心の中で笑いながらも

 

愛の欠けら数え集めては

暗闇のベッドに横たわる

思い出のページをいくらめくっても

白紙の行だけがやけに光る

やりきれなさと切なさがいつまでも

孤独な俺を追ってくる

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