でじこに会うべし!<六甲山カンツリーハウス>


ここにデジコが居るという。
普段はミ○キーマウスの如く園内に出没しており、イベントの際には特設ステージで何かするそうだ。

まずは特設ステージを目指すことに。イケUが売店のお姉さん(おばちゃん?)に特設ステージの位置を聞き出したのでそちらに向かった。
何故か小走りの3人(主にカルロス)。

冬場は六甲山(人工)スキー場として活躍する斜面の下りきった部分に催事場のようなモノがあった。斜面を駆け下りる3人。
そこには4畳半よりは広いかな?というサイズの特設ステージが。でも書いてあるのは『新緑フェスティバル』。関係あるのかないのかわかんねぇ。
そのステージ前には直径にして7・8mくらいだろうか、おそらく人工の雪が積もっていた。
でもその周りにはスタッフの人以外見当たらず。イケUは両親とはぐれた幼子のような目をしてフラフラとその辺を歩き回り覗いて回っていた。
しかし、彼ももう子供ではない。

『あそこのスタッフのおねーさんに、デジコはどこですか!って詰め寄るのは、流石に年齢的にもちょっとな〜・・・。』

だが諦めるのはまだ早い。この園内のどこかにデジコが居るかもしれないのだ。
我々3人はそのように頭を切り替えて園内を捜索することにした。
今、下ってきたスキー場の斜面を駆け上がる3人。途中で走れなくなる3人。あまりにも強力な向かい風に駆け上がることを断念する。

スキー場の上まで上がってきたが、そこは園内で言うとむしろゼロ高度。入ってきた入り口からスキー場へは既にチェック済み(というよりその位置から見える)なので反対方向に望みをかける。
園全体としては三日月型にカーブを描いており、真中に小さな丘のようなものが立ちふさがっていて、反対側はこちらからは見えない。
丘の斜面を駆け上がる3人。途中で倒れこむ3人。向かい風がどうこう以前に体力が…。

せっかく丘に登ったんだからと、丘の林の中を捜索してみる。
鉄条網に囲まれた地下施設発見。シェルター?変な戦闘員に捉まったりしたくないので立ち去る。
天穂日命(あめのほひのみこと:漢字には自信ないけど読みは多分あってる)の祭事を行ったという石発見。3人で手を合わせる。
先ほどの催事場からスタッフが帰るところを目撃。3人でションボリする。

丘の反対側を結局まだ見ていないので、そちらに降りることにする。そちら側は林が広がっており、丘からは見通せないのだ。
林の中を降りていくと、いつのまにか立ち入り禁止区域に入っていたらしく、立ち入り禁止のロープをまたいで道に戻った。
そのまま、まだ見ていなかったエリアを見て回る。そんなに広くはないのですぐに一周して入ってきた入り口前に戻ってきた。

ここに至り、どうやら既にデジコはいないようだ、と3人とも認めざるを得なかった…。くそう、デジっ子め〜!

デジコがダメなら神戸牛だ。ということで、速やかに退去することにする。
鉄パイプで作られた回転ドアの一方通行版のようなものを通って外に出る。
カルロスが、

『うわ。何これ。重っ!この重さはええんかなー。』

とか言いながら外に出ていったけど、それは私が回転ドアを一定の力で引っ張っていたからです。

車を置いた駐車場まで歩いていく。途中、イケUが道路を渡り損ねて取り残された為、カルロスと2人して坂道を駆け上るとイケUもダッシュで追いかけてきた。3人とも体力ないくせに…。

朝から何も食べていないカルロスだけでなく、デジコがいなくてショックだったイケUも神戸牛にかけていた。

『今やったら、5時間待ちまでやったら待つで俺は!』

と豪語するイケU。
駐車場前で見つけたジンギスカンの店は1時間くらいは待ちそうな客待ち状態だった。
じゃあ、三ノ宮で、ということになる。5時間は?

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