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              雑誌とオックス
オックスとテレビ番組

最初に紹介するのは1968年(昭和43年)12月31日、大晦日のテレビ番組表である。
当時を知らない方は、「カラー」という表示にご注目を。この表示のある番組だけがカラー放送、それ以外はまだテレビ番組は白黒だったのである!

この番組表を見ると、当時人気絶頂のオックスの名前は、あちこちに登場している。

朝から順に「ヤング720」、3時には「年忘れグランドパレード」、7時から「'68 ベストグループサウンズ大会」そして民放の「ゆく年くる年」。 さぞかし多忙な年の暮れだったことと想像できる。


目次(Jump)
ヤング720」「'68 ベストグループサウンズ大会」「にっぽん ゆく年くる年」「集まれ!ジャポップス」「ディン・ドン・ダン」 ●オックス出演テレビ番組リスト おたより
●当時の人気番組
「ヤング720」
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TBS系*で朝7時30分から放送していた若者向けの歌番組。
こんな早朝から歌番組をやっていたなんて信じられないが、本当に朝の7時台に放送していて、当時はGSが連日出演。学校に行く前に慌ただしく見る、という感じだった。 しかし朝の記憶はハッキリしているもので、オックスが出演した日は、学校に着いてから早速クラスメートとその話をしていた。(夕方5時から再放送。)

*オックスの地元、西地域の方に 

TBS東京放送(東京6ch)制作番組は現在、関西ではMBS毎日放送(大阪4ch)で流れていますが、当時はABC朝日放送(大阪6ch) で放映されていたと思われます。「ヤング720」もやはり大阪でも6chで放映されていたと考えられます。その頃東京ではNETテレビ(旧称:日本教育テレビ、東京では10ch)という局があり、「全国朝日放送→テレビ朝日」の前身です。GSブームの去った1974年頃から東京/大阪間で放送局ネットの組み替えがはじまった模様。詳細は toppy.net でよく説明されています。

現在ではTV朝日(東京10ch)→ABC朝日放送(大阪6ch)、TBS東京放送(東京6ch)→MBS毎日放送(大阪4ch)、日本テレビ(東京4ch)→読売テレビ(大阪10ch)、フジテレビ(東京8ch)→KTV関西テレビ(大阪8ch)としてグループ化しています。 GS番組が比較的多かった東京12ch は現在ではテレビ大阪などの地方UHF局と放送網化していますが, GS全盛期には残念ながら地方UHF局はまだ生れていません。したがって東京以外では放映の機会は少なかったものと思われますが、地方の方で「私は東京12chのオックスの番組を見た」という方の情報お待ちします。

 

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大晦日特番(1968年)
「'68 ベストグループサウンズ大会」
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フジテレビ系。カラー放送。 新聞の番組欄では、---東京有楽町・日劇から生中継。人気・実力ともに第一線にある十一グループのヒット曲を通し、グループサウンズ界この一年をふりかえる。---と紹介されている。
出演は、オックスの他にタイガース、テンプターズ、ブルー・コメッツ、ワイルド・ワンズ、ビレッジ・シンガーズ、ゴールデン・カップス、パープル・シャドウズ、ジャガーズ他。

さながらGSの紅白歌合戦とも言える豪華メンバーだ。本当に今再放送してもらえるなら、一度見ぜひ見たいこの番組!

 

「にっぽん ゆく年くる年」
"スターと一緒にテレビ初詣!生中継"

大晦日恒例の年越し番組だが、NHKの「ゆく年くる年」と、民放各局合同の「ゆく年くる年」とがあった。

オックスはこの年、TBSをキー局とする民放の方に出演。
---フィナーレを飾って、赤坂の豊川稲荷に黛ジュン、ピンキーとキラーズ、若尾文子、松原智恵子、オックス、ザ・ガードマンと特別機動捜査隊のレギュラーメンバーら、スポーツ選手、歌手、コメディアンらを集めての、はなやかな初詣風景を追いながら、一九六九年が良い年であるように祈って番組を終わる。---と番組欄では紹介されている。

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オックスのレギュラー番組について

さて年が明けて、新しい年1969年(昭和44年)の1月には、オックスをレギュラーとするテレビ番組が2つスタートした。

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●「集まれ!ジャポップス」

この番組は「ジャポップス・トップ10」の後番組として、東京12チャンネル系で、1969年1月6日から、9月29日まで放送された。月曜夜7時半からの30分番組。
番組のオープニングテーマをオックスが歌っていたので、当時のファンは覚えている方が多いと思う。

君に君に会いたくて(ヒデト)
君に君に会いたくて(愛→幸)
泣いているんだ 僕せつなくて

※探しに行こう 君に似合った街角で
かわいい部屋の中で※

何をしてんだい (シロー) 君

※リピート

何をしてんだい (ヒデト) 君

出だしの部分は野口ヒデトと赤松愛で(赤松脱退後は田浦幸)
♪何をしてんだい の部分は岡田志郎と野口ヒデト、それ以外は全員で歌っていた。

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●「ディン・ドン・ダン」
♪あなたにあげよう ディン・ドン・ダン。 
  クリック→
こちらは1969年1月26日から、3月30日まで、日本テレビ系で毎週日曜昼12時15分から30分番組。司会は岡田志郎と和田アキ子。和田アキ子はオックスと同じホリプロ所属で、やはりそのタレントとしてのセンスを買われたのではないだろうか。

番組がスタートした1969年1月26日のテレビ番組欄では、----「爆発!ヤング・ポップス」に代わって、きょうから登場するオックス中心の新番組。ゲストには毎回人気グループサウンズや人気歌手を招いて歌ってもらう趣向。---と紹介。第一回のゲストとしてジャガーズ、バニーズが出演している。

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   岡田志郎がホストになる! オックスの新番組スタート

---オックスがレギュラー出演し、T第三の男U 岡田志郎クンがホストの役をつとめる番組が、1月26日からスタートした。
 『ディンドンダン』(日本テレビ系・日曜昼12時15分)という題名だヨ。
和製R&B「星空の孤独」という曲でいっぺんに注目を集めた大型新人(からだもネ)和田アキ子さんがホステスとして、志郎クンとコンビを組むんだ。
 この2人、ニックネームで呼ぶと、アコとシロー。T男っぽい女のコUT女っぽい男のコUの取り合わせなんだってサ。
『ティーンルック』 '69年2月11日号より

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2004年 4月、6月 by Miki 参考資料:テレビ番組欄はすべて毎日新聞


オックス出演テレビ番組リスト(資料提供: DAI さん)

    1968年 7月〜12月(クリック)→リスト1
    1969年 1月〜 9月(クリック)→リスト2

オックスのデビューは、1968年5月。この当時テレビでは、毎日ゴールデンアワーに、どこかのチャンネルで歌番組をやっていました。オックスは1968年の夏にはその欠かせないメンバーとなっていました。
「歌のグランプリ」「歌のグランド・ヒットショー」「今週のヒット速報」等。そしてそこには必ずやGSのヒット曲が登場。他の出演者の名前も今見ると興味深いです。

9月20日オックス出演の「スター千一夜」はスターを迎えてのトークショー。15分という短い時間ながら、人気番組でした。

『これに出たことは「スター」の証、仲間入りを果たしたことになると思います』と、資料提供者もコメントされていますが、正にその通りです。

2005年3月(加筆) by Miki


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皆様からのおたより

----「オックスとテレビ番組」拝見しました。いい時代でしたねー。今思えば夢のようです。毎日のようにOXが出ていて、再放送まであったなんて。
Rさん


----僕は、大のオックスファンです。こんなサイトが有るなんて、もう大感激です。

僕が、高校の時、和田アキ子司会の番組で、オックスがテルミーを歌い最後に野口ヒデトがステージから転落して緞帳が下りるライブシーンを放映してました。歌を聞いて心臓が鷲掴みにされたのはそれが初めてでした。

もう一度あの映像がみたいと願いつつ現在にいたっています。少なくともCDとして音源は今聴くことができるようになり、それなりに満足はしておりますが、やはりビジュアルで再確認したいとの気持ちはなかなかおさまりそうにありません。

その後、つまりGSブームが急速に衰えた頃お昼のワイドショーにオックスが出演し「朝日のあたる家」をオックスヴァージョンでスタジオに来てるおばさん連中を前にして歌っていたのを覚えています。
もちろん赤松愛はすでに脱退し、夏夕介になってましたが全員黒い皮ジャンに黒いレザーパンツといういでたちでしかも失神ヴァージョンのライブでした。
Tさん
--自分は現在41歳、当時はまだ5歳でしたがGS、特にオックス、テンプターズ(地元です)の大ファン、赤松愛さんを最初に見た時の衝撃は、今だ忘れる事は出来ません。

解散以降の思い出は、20数年前日本テレビ「それは秘密です」にヒデトさんがゲスト出演された時、対面者が愛さんでした。

正解者の笑福亭鶴光さんが凄く興奮していたのを憶えています。
Xさん

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