<CDプレイヤー>

SONY CDP-XP5ES   定価\98,000(94’秋発売、交際期間:97’5〜98’12)

   ソニー高級機の証、“ES”を戴いたCDプレイヤー。

CDP-XA5ES

○主なスペック

  1. 光学系固定方式メカ
  2. カレントパルスD/Aコンバーター
  3. Rコアトランス

― 音質 ☆☆☆☆ ―

オーディオファンなら誰しもが憧れるであろう、ソニーのESシリーズ。
一般のCDプレイヤーは、ディスクを固定、光ピックアップが移動するのだが、
本機は振動を受けやすい光ピックアップを固定し、ディスクを可動とした光学系固定メカを採用。
まさに逆転の発想によって、信号の読み取り能力を飛躍的に向上させた。
その他、電圧ではなく電流でパルスを伝送するカレントパルスD/Aコンバーター、
電源供給能力の高いRコアトランス、剛性を確保した筐体などが特長である。

さてその音。本機を購入する以前は、CDラジカセからRCA端子でアンプに入力していた。
よって、本機の音はどれほどの違いを見せ付けてくれるのか・・・と期待していた。
結論から言えば、あんまし変わらない・・・。
神経を集中して聴けば、差があるような気がしてくるが・・・
私はこの経験から、「同じ金をかけるならスピーカーやアンプにかけた方がいい」という
ポリシーを持つに至るのである。
ただ本機の音に不満はない。CDラジカセと変わらなかったってことで☆は1つ減点。

― 操作性 ☆☆☆☆ ―

ディスク部を可動としたことで、「OPEN」を押すとかなり大きなトレイがせり出してくる。
この動きが、重厚感たっぷり、かつ静かで、これだけでメカフェチの神経を揺さぶられてしまう!
ディスプレイは大きく、視認性がよい。ボタンも感触がいい。
リモコンはボタンが多いが、まずまずだろう。

― デザイン ☆☆☆☆☆ ―

本体は非常にがっしりしている。そしてCDプレイヤーのくせに13.5kgもの重量がある。
高級感たっぷり。ややメカっぽいが、この路線ということでは◎だ。

― 総評 ☆☆☆☆ ―

肝心の音質はCDラジカセと差が分からなかったが、それは本機がどうこうという話ではない。
音以外の部分で、所有欲を満たしてくれた機器であった。

― 別れた原因 ―

DVDプレイヤー(DV-S5)を購入したことでお別れ。中古に売却。



BACK HOME