子どもたちの感想
ちいちゃんのかげおくり
戦争体験談
幸いクラスの子の祖父に戦争について詳しい人がおられるというので,早速
そのSさんにお願いした。
Sさんは,まず軍服姿で登場。
そして「ちいちゃんのかげおくり」の物語に
なぞらえて,お父さんが出征する場面を再現
してくださった。
東京大空襲の映像
またビデオ視聴もあったが,東京大空襲の
生々しい映像は子どもたちに強い衝撃を与
えたようだった。
戦後数十年の時が過ぎ戦争体験者が少なくなってきた今日,戦争の悲惨さを
伝えていくことが難しくなってきた。
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YU先生の小学校教育実践
それでは、最後に「
子どもたちの感想
」をご覧下さいね。
子どもたち
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感想を見ると戦争の怖さ・悲惨さを感じた
子どもが多くいたことがわかる。
防空ずきんや空襲警報のサイレン,実物の
ほしいい,裸電球に黒い布,焼夷弾…等戦争
の頃の様子を実物を使ったり,視聴覚機器を
使ったりして,具体的に説明してくださった。
だからこそ,どの学年の教科書にも必ず1つは戦争時代の物語が
配当されているのだろう。
おりしも今世界では戦争やテロについてホットな議論やいろんな
運動が展開されていますよね。
子どもたちは,戦争についてどう考えているのでしょうか。
そして3年生の子どもなりに「平和のあり
がさや大切さ」を実感したようである。
しかし,世界の平和が脅かされている今の時代に戦争の理不尽さ,悲惨さ,
非人間性を伝えていくことは非常に大切だと思う。
Sさんの話を聞きながら,子どもたちが戦争を否定し平和を求める
人間に育って欲しいとつくづく思った。