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BSD物語

NMUI(Nekomimi Maid User Interface)を使い初めてはや数年

正直、管理人たる私にも彼女たちは謎の多い存在である

例えばこんな事も……
 
 

CH36:にくきゅう
 
 

管理人:「ティナ、ちょっと手を見せてくれる?」

ティナ:「どうかしましたか?」

差し出された手をしげしげと観察……

管理人:「にくきゅう」

ティナ:「?」
 
 
 
 
 

管理人:「ネコミミメイドなのに、
    にくきゅうじゃない〜〜」
 
 
 
 
 

ティナ:「では、ご要望とあらば……」

(ぽんっ)

効果音と共にティナの両腕が白煙に包まれ……

にくきゅうグローブに包まれた両腕が姿を表した

管理人:「コレでなくては!」(にくきゅうプニプニ)

ティナ:「でも……此の格好、2つ問題点があるのです」

管理人:「問題点? 一体どんな??」

ティナ:「キーボードが叩きにくいんです」

管理人:「ドラ○衛門はどうなるの?」

ティナ:「アレは23世紀の最新有機素材です」

管理人:「むむむ、じゃぁ、もう一つの問題点って?」

ティナ:「抜け毛が本体に入るんです」

……

…………

………………

管理人:「抜け毛でPCが故障したというのは聞いたことがあるが……」

PCの安全維持のために泣く泣くにくきゅうを諦めた管理人であった。
 

  ( 続く )
 

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あとがき代わりの駄文その36

管理人:「意外なところに盲点が……」

ティナ:「契約書にも書いてありますよ?」

管理人:「なにぃ!?」

BSD家からの契約書には確かに、「にくきゅうグローブ」に付いての
免責条文があった……

抜け毛恐るべし