*雑記その100.5 -「黒蝶は檻にとらわれる」感想 その3-*


※激烈絶賛ネタバレ中です。未読の方と、他人の感想に興味がない方はご遠慮ください。


【紅の天才軍師】
悠舜が、命を賭けてまで確かめたいこととは、何なんでしょうね。
私は、本当に個人的な、希望的観測なんですけど、"伝説が本当か"を確かめたいだけじゃないかなーと思うんですけど。「紅家の頭脳」と呼ばれ、鳳麟が出た戦は絶対に負けない、どんな劣勢もひっくりかえす天才軍師、というジンクス。それが本当か、確かめたいんじゃないかな、と……。
「旺季を王に」という貴族派と手を組んだように見せかけて、悠舜は実は彼らのことも利用してるんじゃないかと思うんだけど。
王の手駒を徐々にそいでいって朝廷に火種をくすぶらせ、資金も兇手も武器も集めて。戦の機運をつくっておいて、旺季が立てばすぐにでも玉座は彼の手に入る……、というところまで持っていってから、サクッと反旗を翻してくれたりするとオモシロイんだけどなー。
あえて自ら劣勢に立っておいて、果たして自分はソレを覆せるのか!?というのを楽しみたいんじゃないか、と……。
あのときセンカ王に殺されていたはずで、元々あんまり生に執着もなかったのに、何だか生きることになってしまったというのなら、伝説の真偽(自分の能力)を試すために命を賭けてみてもいいんじゃないかなぁ、と思うんですよね。そんなことに命かけられたら、奥さんである凜さんはかわいそうだけどね。
悠舜が最終的に、王に付こうとしているのか、紅家に付こうとしているのか、(それとも本当に旺季派なのか)は分からないけれど。あのひとは、劉輝の尚書令、紅家の鳳麟、旺季に拾われた鄭悠舜……、どの立場を選んでいるんでしょうねぇ。。。

【留め金の"桐竹鳳麟"】
この言葉、すごくいろんな意味を含んでいて、すごくいいなと思いました!!
実際に黎深様が持っている扇の留め金というほかに、イザというときに紅家を支える天才軍師"鳳麟"のことが含まれた言葉ですが、悠舜は、まさに黎深様にとっての"鳳麟"だよなぁ、と……(笑) 怒ってお説教したり、時には殴っちゃったり……。そうして、ともすれば広がりっぱなしになりそうな黎深様を留めてくれてたんだよなぁ、と……。

全然関係ないんですが、某十二国記(某でもなんでもない!)では麒麟(きりん)という存在がいて、麒が男の子、麟が女の子、という設定になっていたので、"鳳麟"という呼び名を見るたびについ「女の子……」と思ってしまいます(笑)。"姫"家という名字とあいまって、鳳麟は、なんだか女の子なイメージです(苦笑)。

【ニセ鳳麟】
ケガから目覚めた清雅のところに来たのは晏樹サマですよね? 清雅のあの口調と、「ゆっくりした足音」「御史室に無断で踏み込んでも許される」という表現からしてそうだと思うんですが。
ニセ鳳麟が晏樹だとして、じゃあなんで"ニセ"である必要があったんでしょうか? 悠舜が晏樹たちの仲間で、一緒に裏で糸を引いてるのであれば、なにも晏樹でなく悠舜(鳳麟)本人が鳳麟印を押した文書を作ればいいわけで。ただ単に忙しかったから、晏樹にマル投げしただけ? それともそこに何か意味があるのかなー???
で、清雅の言う『あの人』とは、旺季様だよね? 「『あの人』が手段を選ばないのを知ってるから皇毅や晏樹は後宮に入れて 秀麗の命を守るという選択肢を提示した」、と書いてあるので、『あの人』が晏樹でないのは確かだし。清雅の中では『あの人』の部下である晏樹が『ニセ鳳麟』、そして『あの人』と仲の良い孫兵部尚書の部下である兵部侍郎が官吏殺しと兇手集めに関わっていた、という絵ができあがってるぽい?
どーなの、その絵。迷子になっちゃうんじゃないの?(笑) 中途半端に頭がいいと大変だよ清雅〜(笑)

【黒蝶のひと】
そういや前にチラッと言っていた晏樹サマの「愛する人」は、実は、悠舜…かも……? 旺季じゃないことは確かそうですよね。
呼び捨てされて喜んでたし。悠舜を巡っての、黎深様との三角関係! イイじゃないですか!(ええっ、やっぱそこなの、あさかわさん!?)

【隠し通路】
迷子といえば、絳攸! 百合さんが「隠し通路を教えてあげる」と言ってましたが、そんなので絳攸がたどり着けるわけないよ!!って、きっとほとんどの読者が心の中でツッコミましたよね……(笑) 隠し通路なんて、ただでさえ見つけにくく複雑に作ってあるんだろうし、普通の道でも迷子になる絳攸がそれを使いこなせるとは到底思えないんだけど。
…………はっ。ひょっとして、百合さんが後宮に軟禁されて以降、絳攸の登場がなかったのは、そのせい!? っていうか、後半絳攸ぜんぜん出てこなかったけど、何してたんでしょう。百合さん助けるために奔走してたのかな。
ていうか、百合さんが後宮でどんな風に過ごしていたのかも気になりますよね! さすがにそんなひどいことはされてないだろうし、「本来なら、私もここで育つはずだったのよね。にしても、後宮ってとこはまるっきり自由ないわね。……やっぱ紅家でよかったかも」とか思ってそうです。
で、昔からいる年かさの女官あたりに、「どこかでお見かけしたような……」「陛下とおぐしがそっくりですわね」とか言われちゃったりして、ごまかしてたりするとかわいいv(笑)



……すいませんまだ続きます(苦笑)

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’08.12.07.いつき



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