*雑記その75.5 -「黎明に琥珀はきらめく」感想-*
※激烈絶賛ネタバレ中です。未読の方と、他人の感想に興味がない方はご遠慮ください。
えー、全体的な印象としては……
絳 攸 !
こうゆう!!
コウユウ!!!
コ ウ !!!!!
…………て感じでしょーか(笑)
思った以上に絳攸がみんなに愛されていた新刊でしたね!
眠り姫・絳攸を起こすために、みんな必死で。秀麗をはじめ、劉輝、楸瑛、百合さん、それからリオウや楊修……、みんな総出で絳攸のためにー!て一冊だった気がします。
絳攸が眠っていた間、ただ一人尚書室で絳攸を待ち続けた黎深様は、いったいどれほど耐えていたのかと思うとちょっと切なくなりましたが……。黎深様ってば、待たされるの苦手な上に、絳攸がおかしくなって牢屋でこんこんと眠り続けているなんて状況、心配でなかったはずがないし。
――ああ、でも影にこっそり様子を見に行かせたりはしてそう(笑)。で、そんな黎深様は、ときおり秀麗に追いかけられるのを困惑しつつも密かに嬉しかったりもして(笑)。
と、最終的に絳攸が選んだのは「官吏であること」だったとしても、その課程で、すべてのものと、たった一人・黎深だけを選ぶことを迷った、というのは、黎深様にとって歯痒くもありうれしくもあり、という感じだったのではないかと。
黎深様と絳攸との直接的な絡みはなかったけど、あれはあれで良かった……、というか、あれで良かったんだと思います。
政治的なことはヌキにして、もし黎深様が絳攸に会ってしまっていたら(絳攸は絶対すぐ目を覚ましそうですが)、絳攸はいつまでたっても過去からも黎深様からも抜け出せなかったと思いますし。
きっと2人は今までお互い愛に臆病すぎて、精神的にどこか依存しあっていたんですね。縛りあうことで確かめていたというか。「側にいる」ためには「見返り」をあげなきゃいけないと思っていた絳攸と、それを知りつつずっと養い子の手を離しきれなかった黎深様と。
でもこれからは一歩引いて、互いのことをもっとよく見られるようになるのだろうし、よかったんじゃないかと思います。他のものを選んだからといって、今まで持っていた愛情が薄れるわけでもないし。ひとりの手の平に乗せられるものは限られてるかもしれないけど、乗せられなかったものにも愛を注ぐことはできるし。
もし絳攸が黎深様一人だけを選んでいたらほかのものは本当にすべてなくしていたかもしれないけれど、官吏であることを選んだことで、逆にすべてのものを手の平に乗せられたのでは、と思います。
…………とかなんとか、ちょっと偉そうに語っちゃいましたが(苦笑)、とにかく、今回の新刊は、私的には原作3巻「花は紫宮に咲く」と同じもしくはそれ以上に大好きです!!
えと、今回のお話の進行具合としては、なんというか、簡潔にいうなら「ちょいと立ち位置変えてみましたー。ついでに絆も深まりましたー」みたいな感じなのかな、、、 次への土台固めというか。
結局、絳攸を助けるために王派(秀麗とか楸瑛とか)の結束が強まって、そして絳攸がこれからも劉輝に仕えることを選んだことで、おまけに黎深様(紅家)も釣れちゃったカモ、みたいな……(だって黎深様が"「すぐに紅州に戻る」――まさか。そこまで王は追い込まれているのだろうか(P247)"、ってことは、黎深様は王のために動いてくれる、ってことじゃないのかな、と)。
黎深様は、朝廷を辞し国と一線を画したと見せかけて実は……って感じに、王の官吏であることを選んだ我が子を守るために、当主として紅家を従えて、王家をサポートする立場をとってくれるんだったら嬉しいなぁ、と思っているのですが。今回の新刊が出るときのカドカワ公式サイトのあおり文句に、「紅家編スタート!」みたいな文言があったと思うので、次もきっと復帰した絳攸&紅州に帰った黎深様の続きをやってくれるのではないかなぁ、と期待して(笑)。
これから旺季派(皇毅、そしておそらく悠舜とも)と対立していく上で、いったいどんな布陣ができあがるのか、楽しみですv 暗躍している縹家、そして碧家・黄家の動向も気になりますが……。
あとは…………、あ、楊修は思っていたよりもずいぶんとイイ人でしたね! そしてイイ男!(笑) なにあの「親子大好き!」な感じは!(笑) 好きなものが黎深様の琵琶と絳攸って!! 親子とも大好きですって言ってるようなもんじゃないですか!!! ぐはー。たまりません(笑) く、詳しくはまたあとで……。
ということで、次ページからはいつも通り、細々とつっこんでいきたいと思います〜。
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’08.05.04.いつき

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