TT RS Brake System


26 Feb. 2011

プライスパフォーマンスがとっても高いTT RSのブレーキシステムです。(画像はTT RSのカタログ画像より)

チビ・ブレンボがいま一つだったので、新しいブレーキシステムを導入することに。
370mmの大きなディスクローターにブレンボ製の4ポットキャリパー(しかもモノブロック)がかなり安価に導入できるTT RS用アウディ純正パーツで、TT/TTSにもポン付けできます。ディスクローターが370mmもあるので、今までのより懐が深いのではないかと想像してます。

以下、ブレーキシステムの内容物です。

- Brembo 4pot Caliper
- 370x32mm Punched Audi/Brembo Discs
- Audi Brake Lines
- Audi Brake Pads
- Audi Brake Pad Wear Sensor
- Dust Shields
- Small Parts(Caliper Bolts, and ohters)

オーダー時点のレートでパーツ代は18万円ぐらいでした。カー用品なので関税はかかりませんが、重量物なので送料はべらぼうに高かったです。それでもトータルでかなりお安く入手することができました。
ちなみに純正の18インチホイールが履けるらしいです。というか冬タイヤを18インチにすることにしたので、履けないと大変なことになるのですが。。。

ちょっとしたレポート
外国から大きな箱が到着しました。かなりボロボロ。。
蓋を開けると無造作にキットが収まってました。
上に乗ってたこちらの小物を除けて、大物を出します。
これがキャリパーが入ってるの箱です。Made in Italyです。
中身を出すと、表面に傷がつかないようシールが貼られたキャリパーが出てきました。
見ての通りモノブロックです。
ブレンボ製なのでちゃんとブレンボのロゴが入ってます。
こっちはローターの箱です。こっちはMade in Germanyです。
ラッピングされたローターが出てきました。こっちは表。
で、こっちは裏。
重量を測ってみました。ラップを除いても12kgぐらいありそうです。かなり重いですね。。
で、キャリパーも測定してみました。こっちは4kgぐらいです。まあまあでしょうか。

ローターがかなり重いなぁと感じたので、TT2.0Tqとの差異を調べてみようと思い、手元にあるTT2.0Tqのローターの重量も測定してみました。
で、TT2.0Tqのローターは約8.7kgとかなり軽かったです。まあ径比で考えればこんな感じでしょうか。キャリパーはパッドが組み込まれた状態で約6.7kgでした。TT RS用のブレーキパッド単体は左右セットで2.45kgぐらいだったので、集計すると以下のような感じになります。

 
TT RS
TT 2.0Tq
差異
キャリパー(ブレーキパッド含む):片側
5.225kg
6.700kg
-1.475kg
ディスクローター:片側
12.050kg
8.700kg
+3.350kg
合計
17.275kg
15.400kg
+1.875kg

家庭用ヘルスメーターでの測定ですので多少の誤差はあると思います。また、TT 2.0Tqは新品ではないので(納車から3,000km弱使用)、ローターとパッドは若干減った後の数字になってます。大体このぐらいという目安ということで。

結果2.0TqよりTT RSの方が重かったですが、2.0Tqのローターは小さいですし、3.2やTTSと比較すると逆に軽かったりするのかも知れません。バネ下が重くなるのは気持ちよくないですが、純正からホイールを履き替えたことにより相殺される数字なのでよしとしましょう。

今週はバタバタしてるので、後日じっくり眺めてみることにします。

6 Mar. 2011

箱から出して観察。

ちょっとしたレポートその2
じゃーん、ディスクローターのお披露目です。
裏側からも。
2p構造なんですが、変わった接合方式を採用してます。
良く冷えそうなベンチレーション。
キャリパーもお披露目。モノブロックなので繋ぎ目がありません。
裏側から。ステーはアルミ削り出しではないですが、鋳造でしっかり作られてる感じです。
傷防止のシールをペロッと剥がすとRSのロゴが出てきました。
ロゴの拡大画像。bremboロゴに塗り直そうか悩み中。
ノーマルのパッドです。まだ乗ってないですが、効きのいいパッドに交換したいかなぁと。
ブレーキホースです。ホースもステンメッシュタイプに交換したいかなぁと。
ディスクローターのカバーです。
パッドをキャリパーに収める際に必要になるパーツかな?
これは温度センサーでしょうか。それとも残量センサーかな?
その他付属品。ボルトなどスモールパーツです。

ショップさんのページを見ると、ブレーキラインのステーが足らない気もしますが、それは何とかなるでしょう。最悪国内調達でもいいですし。
まだ取り付け前なので、ブレーキの効きとかインプレはまた後日。

2 May 2011

ようやく装着。

ちょっとしたレポートその3
あっという間に装着。まずは正面からパシャリ。
キャリパーもローターもすごくいい感じです。
パッドの厚みはチビブレンボの2倍近くあります。
バックプレートも専用品に交換。
ブレーキホースはノーマルになっちゃいました。。。
ホイールを履くとこんな感じ。
ちょっとアップ。bremboロゴにしようかと悩みましたが、RSロゴのままにしました。370mmのローターでも19インチだと結構クリアランスあります。18インチでも履けるはず。

装着レポートではなく、装着後のレポートです。以下、日記の抜粋です。

まだアタリがついてないので目下慣らし中ですが、踏み込み量に対してリニアに効く感じで悪くないです。ただしタッチはいま一つ。パッドとホースを交換したいかなぁと。
あと、ローターがかなり重いせいか、足がばたつく感じがします。これは重い19インチホイールの影響の方が大きいのかも知れません。TTだと18インチ(理想はRAYSとかの鍛造レーシング)が合う気がします。見た目は19インチの方が格好いいんですけどね。。。

今までのブレーキと大分フィーリングが違うので、ブレーキの慣らしと兼ねて自分の慣らしもしてみます。アタリがついた頃に再度レポートするかも知れません。

14 May 2011

中間インプレです。
このブレーキ、効きが非常に素直で、懐が深くてとてもいい感じです。特にコントロール性はかなり良く、踏めば踏んだだけ効く感じで、ノーマルパッドでもそこそこ安心感があります。ローターが赤くならないような走りだったら、ノーマルパッドでもいいところまで頑張れちゃうんじゃないでしょうか。純正品であることを考えると、かなりよくできたブレーキシステムかと思います。現在おいらが投入したパーツの中ではベスト3に楽々ランクインしそうです。久しぶりに良い買い物をしました。

そうそう、AS SportからTT RS用2Pレーシングローターというのが出てます。これ、ベルハウジング込みで8.4kgしかないらしく、純正品より3.5kgぐらい軽量化を実現できちゃいます。初期投資はそこそこ必要ですが(本国だとブレーキシステム丸ごと買えちゃう)、補修用ローターは1枚あたり\39,750(税別)とのことで、入れてしまった後はお財布には優しそうな雰囲気です。左右で7kgの軽量化はかなり魅力的です。

11 Jun. 2011

リアブレーキもTT RS用を入れてみることにしました。
TT RS用とは言え、モノはTTSと全く一緒、3.2の色が違うだけという噂も。ディスクローターの径などから判断すると、たぶんその情報は合ってると思います。

ちょっとしたレポート4
キャリパーはこんな感じ。黒いんです。ちなみ重量はGT Limitedとほぼ一緒の3.3kgでした。
シングルポットです。キャリパー自体は今のと何か違うのだろうか。。。
ちなみに2.0と3.2のリアブレーキ比較はこちら。 ローターの厚みに対応するためか10mm内に入ってるとか。
パッドを装着。パッドは2.0と(たぶん)同形状ですが、素材はRS専用だったりするのかな?
ローター径は286mm→310mmにアップ。2.0のフロント(312mm)に迫るものがあります。重量は6.7kgでした。
しかもベンチレーテッドにアップグレードです。径のアップと合わせてこれは大きいです。
ベンチレーション(息抜き穴)は裏側ではなく表側にあります。
ローターのカバー(ダストシールド)です。310mmに合わせてこちらも交換。

今日はここまで。時間のあるときに装着してみます。
今よりも前後のバランスは良くなるだろう期待してます。今でもバランスが悪い感じはしてないんですけど。。。

2 Jul. 2011

TT RS用のリアブレーキを装着しました。

ちょっとしたレポート5
リアにもTT RSのブレーキを装着しました。
黒いんです。あと、径がちょっと大きくなって、ベンチレーテッドになりました
ホースはGruppeMがそのままいけました。
ホイールを履くとこんな感じ。
ローター径は286mm→310mmにアップしましたが、19インチだと相変わらず小さく見えます。
こっちはフロント。リアも色が合ったのが良かったかな?
こんな感じ。黒いので目立ちません。。。

以下、日記の抜粋です。
全体的にブレーキの効きが弱くなったような。。。リアのアタリが付いてないだけかも知れませんが、何故かフロントの効きが弱くなった気がするんです。まあ気のせいだと思うので、ちょっと走ってみることにします。

15 Oct. 2011

フロントもステンメッシュにしました。

ちょっとしたレポート6
フェラーリとポルシェが4〜5台、あと0-400が7秒フラットらしい化け物マシンがありました。
で、こちらのTT RSのブレンボ用ブレーキライン・システムです。システムって・・・?
キャリパー側はこんな感じ。
車体側はこんな感じ。TT、TTSと全く一緒です。
純正のホースを外します。
で、GruppeMを装着。これでまた前後ステンメッシュになりました。
キャリパー側は裏側に入ります。
エア抜きをして完了。

このブレーキラインですが、結構いい感じです。圧力が逃げにくいのか、踏んでからのフィーリングが気持ちいいです。
純正ホースを摘まんでもプニプニいうわけじゃないんですけど、微妙に膨張率が違うんでしょうね。50cm以上あるので、比較的効果が大きいのかも知れません。

30 Oct. 2011

TT RSのインナーフェンダーを取り寄せてみました。

ちょっとしたレポート7
TT RSのインナーフェンダーです。2部構成のフロント部分だけ。
パーツ番号はこんな感じ。もう片側は末尾が192-D。
穴がいっぱい開いてます。 格子の部分はインタークーラー(オイルクーラーかな?)の息抜きっぽいです。
裏側から。NASAダクトも付いてます。
NASAダクトでブレーキを冷却する感じでしょうか。
良く冷えそうな雰囲気?

まだ装着前ですが、効果のほどは如何なものでしょう?この車に乗り換えてからサーキット走行もしてないので、ブレーキ冷却なんて考えなくていいのかも知れませんが、地味だけど機能美みたいな感じのパーツだったので飛びついてみました。

5 Nov. 2011

TT RSのインナーフェンダーを装着しました。

ちょっとしたレポート8
インターフェンダーを取り外し、TT RSのと並べてみました。
続いて反対側も。形状はほぼ一緒です。
バンパーに固定する部分の穴位置が違ってます。
穴位置だけではなく、形状も若干異なってます。
装着完了。NASAダクトはやはりブレーキ冷却用みたいですね。
ブレーキと一緒にパシャリ。

やはりTT RSはちゃんと作ってる気がします。これでどのぐらいブレーキの冷却効果があるのか分かりませんが、気休め以上の効果はありそうな雰囲気です。

あと、インナーフェンダー交換ついでに純正の18インチホイールを仮装着してみました。

ちょっとしたレポート9
TT 2.0Tq標準の18インチ10スポークのホイールです。
ブレーキがいっぱいいっぱいでいい感じです。
370mmローターなのに、キャリパーとホイールはいい感じのクリアランスを保ってます。
ディスク面は5mmぐらいでしょうか。もちろんスペーサーなしです。
ここは3〜4mmぐらいかな?薄めのウェイトじゃないと当たりそうです。
ほんといっぱいいっぱいな感じ。

結論としては、問題なく履けました。これで雪道走行用のホイールの心配をしなくて良くなりました。後はスタッドレスを買うのみです。
しかしこのホール、18インチなのに13kgもあるんです(おいらの19インチより重いです)。スタッドレス用と割り切れば致し方ないですが、ラジアル用に8kgぐらいの軽量ホイールが欲しいなぁと。。。

15 May 2012

ローターの冷却用にブレーキクーリングモジュールとやらを入手しました。

ちょっとしたレポート10
こんな感じの樹脂製のただのフラップです。
裏側はこんな感じになっており、ダブルウィッシュボーンのロアアームに取り付けることになります。

アルミ製のカラーが付属してます。取り付けはネジ1本だけ。大丈夫かな・・・?

もう一枚。切り込みはスタビライザーを逃げるためかと。

VWグループ純正部品なのですが、型番が8Pで始まるんです。RS3用?正直何用の部品なのか分からないのですが、TT/TTS/TT RSはどれもぴったりフィットするらしいです。このパーツ、プラスチック製(塩ビ?)の武骨なただのフラップではありますが、なかなか評判がいいみたいです。見た目は1枚800円ぐらいな感じですが、2,000円以上もしますので、逆に効果が薄いと悲しくなっちゃいます。まあ、そんな走りはしてないのですが。

26 May 2012

ブレーキクーリングモジュールを取り付けました。

ちょっとしたレポート11
左側取り付け完了。
スタビライザーと干渉してます。もうちょっと奥にセットできると逃げることができるのですが。

ロアアームがこんな形状なので、これより奥へは移動できないっぽいんです。。。

右側も取り付け完了。

こっちもちょっと干渉してます。左側はインナーフェンダーにも干渉してるのですが、こっちは大丈夫です。

何となくローターを冷やしてくれそうな気配。

以下、日記からの抜粋です。
取り付け自体はネジ1本なのですが、フィッティングが合ってるのか分からず、途中ネットで画像を調べてたりして、なんとかそれっぽく取り付けできました。まあ左右対称なので、付く位置は自ずと決まるのですが、スタビライザーの逃げのための切り込み位置がいま一つで、フラップとスタビライザーがぶつかってたりします。ほんとこれでいいのかな?
もう1cmぐらい奥にしたいところですが、右の画像のようにロアアームの形状が奥で広くなってるので、これが限界っぽいんです。ひょっとしたらフラップの上部をカットした方がいいのかも知れません。

27 May 2012

色々調べてみたのですが、おいらみたいにスタビライザーに干渉している事例は見当たりませんでした。ひょっとしたら、もうちょっと奥まで入れて、プラハンでロアアーム側に叩き込むといけちゃうのかも知れません。今のところ異音とかないので、時間のあるときにでももう一度チャレンジしてみます。


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