きづき(日記)

きづき、またかんがえたことをしるす (いっぺい)
Last-modified: 2016/04/25 00:47:22.

2015年03月01日(日)

朝ムスメに起こされるが、 私はまだ眠いのでなんとかいなしつつ布団から出ずに過ごす。 カミサン・ムスコが起きてきた気配がしたので起きる。 プリキュアを見つつ朝食をとり、 風呂掃除。 カミサン・ムスメは今日ケーキ作りをするらしく、 材料を買いに行った。

椅子に座布団が結び付けられていると ムスコが座布団を取れないので怒る。 上るのに邪魔で、実際に滑って落ちた事があるらしい。

ちょっと早めの昼食の後、私は出勤。


2015年03月02日(月)

ムスメが 6:40 に起きて、私を起こしに来た。 早起き競争はムスメの勝ち。 目玉焼き、味噌汁を作り、 カミサンが用意しておいてくれた酢蛸、釘煮と併せて頂く。

結局、保育園の早朝保育を事前に申告してなかったので、これはなし。 カミサンの「早く起きる」は出掛ける準備のことを指していたようだ。 化粧があるので女性は大変だと思う。

学生の発表に対して質問をするのが教員の仕事だ。 キチンと理解してこそちゃんとした質問ができるし、 逆に訳の分からない発表であるほど質問がしにくい。 学生の立場に立てば、質問が少ない程ラクで、 準備の手を抜いて訳の分からない発表にした方がラクになるという ことにもなりかねない。 教員はこれを防がねばならない。 そういうものほど厳しく質問すべきなので、 より集中して聞くべきだ。


2015年03月03日(火)

仕事の片手間にテキストフィルタの gem を改善。


2015年03月04日(水)

ムスコとムスメが早起き。 お父さんはあと20分ほど寝ていたいのじゃよ。

ムスコに「着替えるよ」と声をかけたら、 胸元のボタンに手を持っていった。 その時にすべきことのパターンを理解しつつあるらしい。

さあ久々にムスメと家を出るか、というところで、 ムスコがジャンパーを着ようとした。 ここ2日、カミサンがムスコと一緒にムスメ送りしていたので、 今日もそうだと思ったのだろう。 また、そのためにはジャンパーを着る必要がある、 ということを理解している。 賢くなり始めた。

ムスコが唸った音の節回しが、 ブンブンブキューンの歌っぽかった。


2015年03月05日(木)

ムスメが早起きして、朝ご飯準備してー、と来た。 とりあえず私も起きてみたが、 カミサンは起きてから準備するつもりだったようで 何をどうすべきかよく分からない。 卵焼きとか作っても良いのだが、 あまり気力がなかったので 「とりあえず着替えだけでも済ませておいてー」ともう一度寝た。 ムスメは結局着替えをせず。 しかしカミサンが起きてからササッと着替えて朝食も速やかに済ませ、 朝の時間に大分余裕があった。 やればできるじゃん。

ムスコが寝室のドアを開けられるようになった。 オムツが一杯になってきたら、 自分でお尻のあたりをウェットティッシュで拭いて、 オムツ専用ゴミバコに入れたらしい。 もうちょっとしたらトイレトレーニングかな。 カミサンは、暖かくなってきたら始めようか、と言っていた。 オシッコだけでもトイレでできたら紙オムツの消費速度が落ちて嬉しい。

母はコミュニケーションがほとんど取れなくなった。 まばたきによる返答を提案してみたが、明瞭ではない。 腕、足、首すべてがむくんでパンパン。 酸素マスクをつけるようになった。 おそらくもう、回復の見込みはあるまい。 呼吸だけでも、昔だったらもう既に死んでる容態なんだろう。 これも広義には延命処置に近いのかもしれない。 でもまあ苦しくても、多少の不自然さはあっても、 精一杯生きてくれるのが嬉しい。

論文ゴリゴリ。 まだ結果と考察が一通りすら書かれておらず、 緒言と方法が乱雑に散らかっていて どこに何が書いてあるか分かり難い状態。 とりあえず、一日一度は前から通して読むようにしよう。 何度かやると流れが整理され、また書いたことを記憶できる筈。


2015年03月06日(金)

グラフ理論の名前はもうちょい何とかならんかったんだろうか。 グラフと言ったら、 普通の人は棒とか折れ線のグラフを思い浮かべてしまう。

論文ゴリゴリ。 結果からノードとエッジの関係グラフを作るのに、 手作業で描いてみたらえらいことになった。 自動化せんとな。


2015年03月07日(土)

カミサン出勤。 雨上がりだったので公園には行かず、 子供たちをキッズルームで2時間ほど遊ばせる。

帰宅して焼きそば。 3玉作って、 私が 1.5玉, ムスメが1玉、ムスコが 0.5玉くらいの分量を食った。 よく食った、えらいぞ。 「かあちとお父さん、どっちが料理上手なん?」 と聞かれた。 まあ普通にカミサンだと思うが、 ムスメにとっては比較の対象になるくらいだということか。

ムスメが私を呼ぶのに「おとうさん」、 カミサンを呼ぶのに「かあち」。 これは多分、カミサンが私を呼ぶのを「おとうさん」にしているが、 私は何となく「かあち」と呼び続けてしまっていて、 それに倣っているからだろう。 私も「おかあさん」と呼ぶようにしていかんとな。


2015年03月08日(日)

風呂掃除のあと、台所の掃除。 ピカピカだぜ。

子供らを連れて母の見舞い。 寝ていたし、ムスコが暴れるしで5分くらいで帰宅。

ムスメは友達の家にクッキー焼きにお呼ばれして、 カミサンと一緒に出掛けていった。 ムスコも誘われていたが、 昼寝時の彼を連れていくと収拾がつかなくなりそうなので、私と留守番。

NHK の『えいごであそぼ』の DVD がいい仕事してる。 ウチにあるのは 2009, 2010 の2枚なんだけど、 ムスコが食い付いて離れない。

DVD が 2周目に入ったくらいでムスコが外に出たそうな感じ。 ムスコの上着にちょっと羽織らせて、 私はセーターのまま、気軽に外を散歩に行った。 ついでに公園に行ったら彼はとにかく走り回った。 走るに任せ、その後ろを付いて回るのを20分くらい。それから帰宅。 眠そうな素振りはあまり見えなかったが、 粉ミルクを作ってあげると即寝た。 ムスコに対して粉ミルクは、 睡眠薬かと思うくらいによく眠ってくれる。 条件反射的な何かになっているのかもしれない。 ムスコもよく分かったもので、 粉ミルクを作ると、私より先に寝室に駆けていき、布団にダイブする。

ムスメが友達と作ってくれたクッキーは美味かった。 ガッシリしていて腹持ちが良さそう。

私が今晩外食であることをカミサンが忘れていたらしく、 自宅でタコヤキパーティすることに。 なんとか出掛ける前に終わらせることができた。

追いコン。 腹は既に満ちているのでほとんど何も食えず、飲んでいた。 いやしかし、今年の学生はよく出来ていた。

散会したあと何となく歩いて帰宅しようとしたら、 逆方向だった。 相当に酔っていたらしい。


2015年03月09日(月)

しっかり作られているプログラムは、 機能追加のために手を入れるのがラクだ。 だが、安易に手を入れるとコードが汚れて 将来の手入れ性が悪くなりそうだから、 結局よく考えないといけない。

達成するための方法を複数知り、そのなかで選択をすること。 これが初心者から中級へのステップだ。 プログラミングは基本的に全てのことができるが、 言語として冗長性があり、 1つのことを複数のやり方で実現できる。

どこまでを一つのメソッドにすべきか、 という勘所がすこし見えてきた気がする。 テスト駆動開発に関しては、ちょっと誤解していた。 「まずテストを作るべき」という言葉が強すぎる。 本当に全てのテストを作ると組み合わせ爆発が生じてしまう。 機能単位に分割し、 その機能ごとにテストをする。 規格直交した基底ベクトルのようなテスト群を理想としたい。


2015年03月10日(火)

朝の保育園のお送り。 ムスメの友達のスキーの話で、 ムスメもスキーに行きたいなあ、という話。 「北海道は飛行機で何時間、歩いて行くと何時間?」と尋かれ、 東京経由で考えると 1000 km 以上あるから、 子供が 10km/日歩くとして 100日以上かかるなあ、とか。 東京が出たのに反応してムスメが 「日本の首都は東京、フランスの首都はパリ」 と言ったので、アメリカ・イギリスの首都を尋く。 ムスメは分からない。 「イギリスの首都はロンドンだよ、ほら、ロンドン橋の歌のあれ」 ということでロンドン橋の話に。 「見張りって何?なんで寝るの?」とか。 ムスメと話をしてると、結構頭がフル回転する。


2015年03月11日(水)

ムスコがムスメのピンクのジャンパーを気に入ったみたい。 明るいピンクがよく似合う。 大きすぎるので外に行くのには着ていかないが、 室内で喜んで着ている。

朝のお送りでムスメと十二星座の話。 聖闘士星矢は偉大だったなあ、と思う。 今でも、敵の順番で星座の並びを覚えている。

郵便物をムスメに投函してもらう。

LaTeX 上でプレゼン用 PDF を作る BEAMER というのがある。 使えると、論文用に書いている表をそのまま使い回ししやすいので便利になりそうだ。 試してみたが、どうにもトラブルがち。 やはり枯れておらず、フォントなどの問題もある。 苦労して使うほどのもんでもなかろう。

論文と発表で同じ図を使う筈なんだけど、要求される解像度が違う。 基本方針としては、解像度の高い論文に合わせて作って、 それを低解像度で良い発表に使うべきだ。

結晶描画アプリでラスター画像を作成し、 その上から文字でラベル付けをする。 残念ながら結晶描画アプリのベクター出力の画像が さほど綺麗ではないという道具の制約から、 ラスター出力を扱う必要がある。 しかし Illustrator はベクターに特化していて ラスターをあまり上手に扱えない。 Photoshop はラスターに特化しており、 個々の文字情報を別個のレイヤーにするので扱いが面倒。 なんだかスキッとしない。

発表では直感的に理解し易いことが重要。 その見せ方をするために アニメーションを作るべきという事になった。 2つの状態の間を内挿した状態が必要で、 線形補完するプログラムを作る。 これは研究本筋でも必要になる部品で、 2つの仕事の要になる部品だ。 やる気満点。


2015年03月12日(木)

コンビニ配送の兄ちゃんがトラックから荷物を取り出すときに、 腕だけで持ち上げるのではなく、 足を上げて支えて地面に降ろした。 なるほど、その方が腰を痛めにくそうだ。

入試業務が終わって一息ついていたところで 母の容態が急変したと病院から入電。 覚悟していたことだし、 出来ることは全てやったので悔いはないが、 それでもやっぱり落ち着かない。

母の息のある内には病院に間に合わなかったが、まあ仕方なし。 明日からは母のいない世界になる。

ムスメは病室では、はしゃいでいるようだったが、 帰宅してギャン泣きしたらしい。 心電図の絵を描いていた。 モニターがフラットで「0」と書いてある。 ムスメなりにちゃんと理解して、ショックだったのだろう。 病室ではしゃいで見えたのも、 ショックを隠す反動だったのかもしれない。

色々段取り。 生前の母の本当の希望は通夜・葬儀をしない、ということだったが、 いざとなったらしても構わないし姉と私に任せる、 ということになっていた。 結局、親族の気持ちの区切りのためにもした方が良い、ということで 親族のみですることにした。 親族まで含めても、家族葬って言うんだな。


2015年03月13日(金)

午前に枕経。 枕経は、通夜・葬儀の始まりの儀式で、 坊さんにお経を読んでもらう。 また通夜・葬儀の日時調整。 金土では調整がつかず、 土日で通夜・葬儀と決まった。

保険や役所といった、 平日にやる仕事をやっておこう、という感じ。 役所に行ってみたが、 葬儀屋に預けてある死亡届がまだ出されていなかったらしく、 ほとんど進められず。 保険関係は姉が進めてくれた。


2015年03月14日(土)

顔写真、粗供養、 通夜振舞いの料理の数 などを決める。

昼ごろに母の体を会場に運び、 私と姉は現地に詰める。

通夜。 儀式はまあつつがなく。 通夜振舞いで親戚と宴会したあと、散会。 私と姉夫婦は現地で泊まる。 本当は語り明かすための場だが、こだわって無理するほどでもない。 ここんところの睡眠不足もあって、早々に寝た。


2015年03月15日(日)

8:00 ころに起きる。 ここんところの睡眠不足もあり、 普段よりよく眠った感あり。 コンビニおにぎりなどで朝食。 火葬待ちの会食の料理の数、焼香順など、 葬儀の流れの決定。 早く着いた人の応対などから、会場に詰める。

焼香はなぜするのか、というムスメの質問。 煙は真っ直ぐ空に上がっていくので 天に昇る道標的な何か、と聞いたことがあるようなないような。 そのように答えてみた。 あとで調べてみたところ、 それも一説ではあるが本筋ではなく、 送る気持ちを固める儀式的な意味が第一らしい。

ムスコが歩き回る。 大人が交互にマンツーマンディフェンス。 引き戸の開閉が大好きで、色々な扉を開けて回っていた。 葬儀の間、別室で義父母・義弟が交代でムスコを見ていてくれた。 おかげで私は葬儀に専念できた。 ありがたい。 坊さんの読経中に突然別室のドアがバーンと開いてムスコ闖入。 義母に取り押さえられて再度別室に連行されていったのだが、 ものすごく足が速かった。 時々「あーっ」とかムスコの叫び声が聞こえる。 葬儀の間だが表情が緩んだ。 ウチの親族は子供に寛容だし、 ああいうのがある方が空気が柔らかくなって良かったと思う。

斎場ってのは葬式会場ではなく火葬場のことなんだな。 斎の字の意味を調べてみたら、 「忌み清め、けがれのない、神聖な意を表す。」(広辞苑) ということで、火によって浄化するということか。

母は生前、自分が死んだら金歯を回収しろと半分冗談で言っていた。 燃やしてかなり灰っぽくなった歯が幾つか、塊になっていた。 質量感があったので、 たぶん金が溶融して塊になったものだろう。 無事、回収できたようだ。 まあ大した量ではないだろうが。

葬式代が高いとよく言われるが、 まあ葬儀屋のサービスを考えたら満足の行くサービスと思う。

坊さんへのお布施は領収証がでない。 国が把握する金の流れではなく、坊主丸儲けということだろうか。 しかし相続時には遺産から葬式関連費用を出すことが認められており、 坊さんへのお布施も含めることができる。 これは自分で記録しておけば良いらしい。

後で調べところ、 宗教法人も一部税が軽減されるだけということで、 会計として計上しない、という意味ではないようだ。 単に慣例的なものかもしれないな。 本来は檀家から感謝の気持ちを込めて額を自分で決めて包むわけだし、 支払い・領収というのは少し筋が違う気もする。


2015年03月16日(月)

9時間睡眠。 よく寝た。 ここんところの睡眠不足と葬儀の疲れの両方あるのだろう。


2015年03月17日(火)

ムスメが保育園のバス遠足なのだが、 帽子を持って行くのを忘れた。 先生にその旨伝える時、ムスメはビクビクと隠れようとする。 あるいは私が先生に伝える場面を怖がるような素振り。 私達親のミスで、 ムスメの責任じゃないのでもうちょい堂々としてて良いんだけどなあ。

『いただきマンボ』が脳内ヘビーローテーション。 歌詞にちりばめられた女性名が、 当時のアイドルの名前だと唐突に気付いた。


2015年03月18日(水)

学会発表資料が何とか形になったのが 3:00。 職場で 3時間寝て帰宅。 子供を保育園に送ってから再度帰宅して寝る。 昼食を食ってから岡山へ出発。

材料系の学会だと、 大半が「合成した」という発表。 私はそこにあまり興味がない。 構造について述べられているものがいい。

カツ丼欲が高まり、 頼んでみたがソースカツ丼だった。 満たされず、夜食に定食チェーン店のカツ丼を食った。

発表資料の最終調整。


2015年03月19日(木)

発表はそこそこ上手くいった。 最近は記憶力や脳への刷り込みが少なくて済む構成が できるようになった。 内容について身内に感想を聞いたところ、概ね良い印象だったようだ。

恩師、元同僚、後輩と飲み。 大学にいると、学会ごとに同窓会みたくなる。 学会は世界初の新しい内容だけを発表すると強く思い過ぎていたが、 「その学会では発表していない」という内容で良いようだ。

学会は学生の経験の場という側面も強い。 自分が学生のころの記憶では、 ただただ面倒で、交通費が自腹なのが釈然としなかった。 そのため学生に行かせるのも悪いなあ、と思っていたが、 教育的効果を考えると見合うのかもしれない。

ある人の子供が算盤を好きな理由が、 「計算するのに頭を使わなくても良いから」という。 言われてみれば成程、反射だけで行える作業だ。


2015年03月20日(金)

空き時間で 後楽園と岡山城を観光。 備前・備中の国、岡山県立博物館には刀剣が10振りほどあった。 漫画を描くときには何となく峰側を黒く、刃側を白く描いていたが、 やはりそう見える。 峰側の部分は鏡面なので特定の方向の光しか反射せずに黒く見えて、 刃側の部分はやや粗い仕上げで乱反射して白く見える。 刀は美しくて憧れるが、 手元に置くには危いし手入れが面倒。 博物館で見るくらいが丁度良い。

弥生時代の農業では石包丁を使っていたと中学校で習った。 博物館の説明によれば、 当時の米は実る時期が不揃いだったので、 鎌でまとめて刈り取るよりも 実った穂だけを選んで刈り取るのが効率的だった、とのこと。

阿吽の鬼(赤鬼・青鬼) の面が良かった。 展示では通常、阿を右に、吽を左に配置するのだが、 横書きの説明書きだとついつい逆に思ってしまう。 「ア」の形に口を開いているのが「阿」、 「ウン」の形に口を開いているのが「吽」。 鬼の面は両方口を閉じていたが、較べてみると「阿」が少し開き気味。

神社の手水舍は入って左側にある事が多く、 それは近世以前では左側通行だったからだ、 とネットのどこかで見た。 言われてみれば、手水舍が左手側にある印象が強い。 ところが、岡山神社の手水舍が入って右手側にあり、 後楽園内にも右手に置いてあるのがあった。

日の高いうちに帰阪。 岡山から新大阪。 新幹線で新大阪着になると大阪市内はタダだと思って 行けるところまで JR で行ったが、 実際はどうだったんだろうか。 そして職場へ直行。 週末に停電があるため、 その計算機を止めて回らなければならない。

眠い。 睡眠時間はかなり確保できたんだがな。

気付いていなかったけれど、 新しい学問領域を切り開く端緒にいるのかもしれない。


2015年03月21日(土)

恒例のタコヤキ。 鉄板で焼いてる最中の粉液にムスコが手をつけた瞬間に気付き、 「あかん!」という制止の声でムスコは手をひっこめた。 直後は声にびっくりしただけの表情だったが、 やはり熱かったのかじわじわ痛くなってきたのか、 ゆっくりと泣き顔に変わっていった。 幸い、ヤケドはしなかった模様。 まあ怪我の功名というか、 「あれは危ないもの」ということを大きな怪我なく思い知って くれたとはいえる。 石炭ストーブを使う雪国では幼子にわざと触らせる、 と昔何かで読んだことがある。 手は少し火傷するけれど、 警戒して近付かなくなり、 大怪我を防ぐことが出来るという。

マーブルチョコのテトラパックが沢山詰まった 1m ほどある特別ケース。 ムスコにとっては振ればチョコが出てくるのが 当たり前と認識されていたようで、 空になった筒からチョコが出なくて怒って投げる。 その仕草も可愛い。 筒は空だが、別に置いてあったテトラパックを カミサンから受け取って渡した。 ムスコは喜んで食べ、 そして次に空の筒を持って私のところにやってきた。 ムスコからすれば、 私がその空の筒から魔法のようにチョコレートを出した見えて、 「また出して」という感じになったっぽい。


2015年03月22日(日)

カミサンは昨日に引き続きセミナー。 ムスコの体調がイマイチなので公園では遊ばず。 子供に外の空気と光を浴びさせるために マンション周囲を一周し、 それからキッズルーム。 ムスメはかくれんぼが好きなのだが、 キッズルームは隠れる場所が限られている。 結局バレバレのかくれんぼをすることになる。 私は結構見つけられないごっこをするのだが、 ムスメはあまり容赦してくれない。

ムスメは 卓球が上手になってきた。 バックハンドで持って胸の前に着たボールをそのまま返すのは 結構成功率が高い。 今のところ 真ん中のネットを取り払ったテーブルでの ラリーが目標で、 打つごとにカウントする。 ムスコもカウントに協力してくれる。 最初から繰り返し「じゅーち」と言うのでカウントにはなっていないが。 また、ムスコは周囲に散ったボールをテーブルの上に置いてくれる。 勿論、私とムスメがラリーしていてもおかまいなしだ。

食事中にムスメが歩き回ろうとするようになった。 最近ちょっと目に余るので叱る場面がしばしばある。

ムスメとフローラルプリンセスのパズル。 驚いた事に、ムスメが分業を提案してきた。 私がジャスミンと白雪姫とを作り、 ムスメが残りを作り、 その後で出来たパーツを組み合わせるという方式。 今迄のムスメなら1つのものをよってたかって作る、というイメージだったと思う。

ムスメは何度もやっており、 また記憶力も良いので、柄を見てどのへんの部分か分かる。 なので私よりパズルを組み立てるのが早くなった。 ただ、形状による判断は私の方まだ上。 辺や異形ピースがあるところはムスメに優るとも劣らない。 300 ピースの半分くらいを組んだところで カミサンから帰宅メール。 「かあちが家に着くまでに間に合うかな」と急いで急いで 20分くらいで完成。

ムスメに「フローラルプリンセスで誰が好き?」 と聞かれ、私は「ジャスミンかなあ」と答えた。 ムスメもジャスミンが好きみたい。 理由は格好良いからとのこと。

『眠り姫』か、『眠れる森の美女』。 ムスメは姫なのか美女なのか悩んでいた。 英語だと Sleeping Beauty だから、美女の方が近い。 けどまあ、どっちでもいいわな。

カミサン帰宅。 お土産のあやとり本やプリキュア本にムスメは大層はしゃいで喜んだ。

遊びたがってなかなか寝ようとしない。 風呂に入れて歯を磨くように促した。 ムスメが泣きながら マウスピースを落としたと言ってやって来た。 キッチンの排水口に落としたらしい。 失くして叱られると思ったのだろう。 「落としただけならなくならないよ。 わざとやったんじゃないなら怒らないよ。大丈夫だよ。 取れる、取れる」と言いながら見てみると、 排水口の上にあるスポンジ入れの金網にひっかかっていた。 万事恙無し。

私のカミサンも 寝る準備やムスコの相手をしていて、 気がついたらムスメは布団で勝手に寝てた。 昼寝もしてなかったし、 疲れ切っていたんだな。

ここ2日でムスコが私にすごく懐いたかんじ。 今迄も懐かれてなかった訳ではないのだが、 頼りにされている感が出てきた。

皆が寝る時間だが、 ムスコが寝ない。 とりあえずボールを投げたりして遊ぶが全然疲れた感じにならない。 ふと、「ひょっとしておなか減った?」 と聞くと「はい」と可愛く答え、バナナ置き場にトコトコついて来た。 たぶん問われるまで自分が空腹であるということに 気付いてなかったんだろう。 ムスコは言葉による明確なコミュニケーションができるようになった。 バナナをあげてからカミサンの寝室送りにするとすぐに寝た。

そういえば、 ムスメも最初の応答は「はい」だったなあ。 名前の呼び掛けで「はい」を最初に覚えるのだが、 肯定の応答でも使えるということに気付いて「はい」を使い、 長じるにつれて「うん」という言葉を覚える、という順序なんだろう。


2015年03月23日(月)

朝のムスメお送り。 どうして道路の固い地面に種を蒔いても草が生えないのか? というムスメの質問。 土がないと、根っこがささって水を吸い上げたりできないからだ、 と答えておいた。 そしてアスファルトとコンクリートの隙間のちょっとした土に 草が生えているのを見つけたりした。 ついでに空気、水、温度という発芽の三条件も教えておいた。

ねむい。 すごくねむい。 びっくりするくらいねむい。

夜の送別会も半分寝てしまっていた。 疲れがたまってるんだな。


2015年03月24日(火)

朝のムスメお送り。 夕方の影は長い、とムスメが気付く。 こういう気付きには「すごいね、いい所に気付いたね」と存分に褒める。 「それはどうしてだろう?」と水を向けると、 「太陽?」。 うむ、いいぞ。 それ以上は難しそうだったので、太陽の運行と角度の関係を説明した。

幹細胞に近いものが癌化するほど転移し易いのか。

眠い。 びっくりするほど眠い。


2015年03月25日(水)

母が生前通販で買っていて、それが届いたという梅干し。 どうも通販でなんとなく買ってしまう、 というのがボケの典型的パターンの一つであるらしく、 姉たち同居家族に何も言わずにそういう買い物していたということでそういうことだったのかもしれない。 ともあれ、梅干しを消費するレシピを考え中。


2015年03月26日(木)

学生の学内発表。 学部生時代に習った知識のおかげでそこそこ的確な質問ができた。 私は大学で良い教育を受けてたんだなあ、と思った。

皮から作る餃子で、新任教員歓迎会。 均一の厚さだと破れ易いので中央を厚くする。 生地にある程度の量があった方が伸ばし易いし、 水餃子にしたときの食感も良い。 本場中国の方の皮作りの上手さにほれぼれする。 右手で麺棒を 1Hz くらいで転がし、 左手で反時計回りに少しずつ回していって、 綺麗に円になる。 左手の使い方がキモなんだろうとは思うが、 コツが分からない。

「お国の料理はもっと辛いんでしょう?」と中華料理屋の店主に言われ、 中国人だと思われていた話をしたら、 「分かる気がします」と言われた。 そうか、私は中国人っぽいのか。 私は殆ど見分けできないけれど。


2015年03月27日(金)

風がぬるくなってきて、 ムスメも歩いて行きたがる日が増えてきた。 道端にも花が増えて、心が弾む。 綿毛の飛んだ後の坊主頭もタンポポだとは知っているものの、 花と坊主頭の順序がちょっとあやしいかも。 小学校の国語の教科書にタンポポの話があったな。 今度ムスメに読んで聞かせてやろう。


2015年03月28日(土)

ドラゼミのドリル的なものをちょっとやったら飽きてきたようだ。 こういうときは何か飴を与えるべきだ。 「あと30分頑張ったら『ドラえもん』の漫画を読んで良いよ」 と振ってみたら食い付いた。

つまっていた課題は、 ドラえもんのキャラクターの絵を見て状況に合った文を書け、 というもの。 漫画的な絵の表現も含まれていた。 これは漫画を読んで、表現に慣れるのが良いだろう。 漫画はたぶん、感受性や情操の涵養、文字や口語文に慣れるといった事に有効だろう。 ドラゼミにより親しみやすくなり、 少なくともドラゼミ内のその手の問題は得意になる筈で、 得意な問題があると勉強全体も楽しくなり易かろう。 実際にはそのあとすぐムスコが起きてきたので ドラゼミはさほど進まなかったが、 ドラえもんは読ませた。 我々は1冊200ページ読むのに15〜20分くらいで読めるものだが、 ムスメは 60ページ読むのに30分くらいかけていた。 漢字まじり文を読むこと、絵から情景を読み取ることを 一生懸命やればそれくらいかかるんだろう。 漫画を読むことはやっぱり良い訓練だと思う。

墓の内部がどうなっているのか知らず、 土に返るイメージで何となく土になっていると思っていたが、 姉によると石室になっているとのこと。 実際はどうなんだろうな。


2015年03月29日(日)

カミサンのセミナーは午前のみで、 昼過ぎに帰宅。 昼食は貰い物のメロンパン。

カミサン発案で スパワールドでも行こうか、ということに。 車で行くイメージだったようなので先に昼寝しておく。 小一時間うとうとしたあと、ムスコに起こされる。 カミサンも寝てて、子供だけが起きていた。 そうか、最近は子供だけ起きてても結構大丈夫なのか。

夕方ころにカミサンが散髪に出掛けるのにムスメもついていき、 私はムスコと留守番。 写真整理で表示される写真をムスコも結構見てるなー、 と思いながら作業してたら、 私の膝に頭を預けたムスコが立ったまま眠ってた。 布団につれていったら、2時間ほど寝てた。

ムスメも昼寝しなかったし、結局スパワールドはなし。 ピザを買って来てそれで夕食。


2015年03月30日(月)

母の戒名をムスメが呟く。 音の響きが面白いのだろう。 これを覚えるなら九九の一つでも覚えた方が有効だとは思うが、 そこまでキリキリするのも良くないわな。

『awk /xx/ xxx.txt』(2015/03/27)。 「 sort a.txt b.txt | uniq -d 」 こんな感じでどうだろう。 O(N log N) 程度になる筈。 sort はストリームに対するフィルタとして使うことが多いので、 引数で複数ファイルを取れることを忘れてた。 つい 「cat * | sort」みたいな発想になってしまう。

カミサンの誕生日プレゼントに クッキーを焼いてみた。 たぶん、金を使って何か買うよりも、 安上がりで手間をかける方が喜ばれると思う。 作ってみて初めて知ったが、 質量の 1/4 以上がバターなんだな。 最初にバターをかき混ぜるのが大変。 何かいい感じの電動器具が導入されなければ、次にやる気にはならんな。

某結婚式で新郎の衣装替え退室の エスコート役をさせてもらうことになった。 貴婦人を丁重に扱うように正式な作法でやろうと思って 検索してみたが、どうも欲しい情報にヒットしない。 普通エスコートといえば女の子とデートする程度で、 貴人と接する機会なんてそうそうないし、 情報として需要がないんだろう。 また、その情報を持っている人は、 貴人の子弟に口伝での直接教育を授ける人であり、 情報の供給も少ないと思われる。

ちょっと思うことあって、体を鍛え始める。 目的に一番重要なのは体幹なので、腹筋中心。


2015年03月31日(火)

焼いたクッキーをカミサンに渡すと朝食の隅に少し出て来た。 ムスコがそれを見つけて食べる。 甘いお菓子が美味しかったのか、 その後はごはんを食べようとしない。 美味しいと喜んでくれたようで嬉しいが、 ごはんを食べなくなるのはいかんなあ。

朝のムスメお送り。 高架の真下に日光が差し込んでいるのを見て、 真下なのに影になっていないのは何で? と聞いてきた。 太陽の角度の問題なので、 先日の影の長さの話に絡めて説明した。

職場PCでUbuntuを更新したらよくわからない入力メソッドになっていた。 Mozc というものらしい。 調べてみたら、Google 日本語入力のオープンソース版とのこと。 fcitx というフレームワークで動いているらしい。 fcitx-skk をインストールしたら skk が使えるようになった。 まあ Mozc で試してみても悪くはないんだけどな、 簡単に skk を使えるようになったのでわざわざ試すこともない。


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