きづき(日記)

きづき、またかんがえたことをしるす (いっぺい)
Last-modified: 2014/12/13 01:06:54.

2014年11月01日(土)

いつものように、子供の世話。 天気が崩れ気味なのでマンションの共用スペースのキッズルームに行く。 先客はムスコと同い年の男の子とその母親。 どうやら以前にカミサンと知り合いになっていた方だったようだ。

2時間ほどキッズルームで遊んで帰宅して、昼食。 ムスコも起きていたので一緒にラーメン。 煮込みラーメンは具材を沢山入れられるので栄養バランス的に良い感じ。

大便でのオムツ替えが4回。 ムスコはやや下痢気味か。 粉ミルクドーピングも利用したが、寝ず。

ムスメと石取りゲーム。 面白いと思ってくれたようだ。 最終目的は2桁の数字による引き算を強化することだが、 これは急がない、焦らない。 対面ゲーム好き、パズル好き的資質を植え付けることができたら、 今後10年の教育全般に大きく資することだろう。 焦ってわざとらしさを感じさせたり、ゲーム嫌いになってしまう危険は極力排除する。

カミサンが帰宅し、ちょっと休憩の後、義実家に出発。 私は留守番。


2014年11月02日(日)

ここ数日、急に scim-skk が使えなくなった。 何かした記憶もなく、理由が分からない。 キーボードの物理的な故障や scim なども疑ったが、 最終的には Ubuntu の update したら回復した。

途中、Emacs で skk を使ってみるかと思って入れてみたが、 もう完全に指が vim に慣れ切ってしまっていてストレス。 まあ MS-Word では切り替えできており、 Emacs も使っていれば切り替えできるようになるんだろうけれど。


2014年11月03日(月)

仕事。 やっぱり職場の方がディスプレイサイズが大きいので 物書きをし易い。

カミサン・子供帰宅。 全員元気で何より。


2014年11月04日(火)

朝、ムスメがぐずぐずして遅い。 どうしたものか。

金曜日の授業準備を終わらせて、 新しく入った研究ネタのデータ整理と計算開始。 それから古いデータの論文作業。


2014年11月05日(水)

1:30 に寝ようとしたが眠れないので論文作業。 結果と考察の書き殴りが終わった。 3:30 に何とか眠れた。

カミサンの喉がかれている。 先々週くらいの風邪から体調が完全に戻ってないらしい。

ムスメは保育園の遠足で動物園。 保育園全体が楽しみな賑やかさでいっぱいだった。

授業では自作のテキストを配布し、 それを使って説明する。 このテキストに全ての情報を書いてしまうと、 話す内容はテキストを丸々朗読するだけになってしまう。 ライブ感というか、リアルタイム性というものは、 結構大事なものだ。 かといって、わざと抜けを作っておくようなやり方は、 話すべき内容を話し忘れる危険性を生じる。

授業は 90 分間のプレゼンテーションとも言える。 スライドを作ってプレゼンテーションにし、 スライド資料を配布するという方法も 悪くないかもしれない。 どっかで一度試してみたいな。 ビジネスプレゼンテーションの心得として、 配布資料と口頭説明のそれぞれの価値のバランスを考えると良い、 という意見をどこかで見た。 これは授業でも当て嵌まることだろう。

SketchUp という 3D モデリングソフトウェアを知った。 インストールしてちょっと触ってみたが、なかなか楽しい。


2014年11月06日(木)

眠気が来なかったので論文作業。 2:30 ころに寝る。

7:00 にムスメに起こされて、ベッドから這い出たが、 ムスメと遊ぶほどのパワーがまだ出ない。 結局居間の床で寝ていた感じ。

もらった助言を採用できない場合に、 その理由を答えるかどうか。 理由を教えてもらった方が嬉しいタイプの人と、 反対意見を出されたことに気分を害するタイプの人がいる。 後者には曖昧に沈黙した方が社会が平和に保たれる。 後者のタイプの人は 返事を返さないということが普通にありうる事なのかもしれず、 挨拶を返さないことも多い気がする。 私なんかは返事を返さないというのは礼儀を失することのような 気がして怖いのだけれど。

学生と焼肉。 早めに終わったんだけど、その後軽く横になるつもりが ふと気付けば24:00。 睡眠不足が続いていたからなあ。 終電に間に合わないのでもう一度寝て始発で帰宅することに。


2014年11月07日(金)

始発で帰宅し、シャワーを浴びて再度寝る。

寝る前にスポーツドリンクを作って飲んだ。 眠って暫くしたころに汗をかき始めた。 私もちょっと風邪気味なのかな。

職場の Windows 7 がよく青画面になって死ぬのは KP41病 という俗称のついた症状らしい。

眠いー。


2014年11月08日(土)

いつも通り、土曜日の留守番。 ムスコが風邪気味で、咳が出ている。

午前、母が来てくれて、一緒に公園に遊びに行く。 ムスコは風邪気味ということであまり遊ばせず、早めに母と帰宅してもらった。 私はムスメと砂場で土木工事をみっちりと。 そのあとサッカーと称してキックでボールをパスしあう。 ムスメはボール蹴りが上手くなっていた。

昼食はムスメの要望を取り入れ、スパゲティ。 まあそこそこ食べてくれた。 保存食も兼ねて大量に買った麺は、味がイマイチだ。 子供用にはもうちょい良い物を用意しておきたいところ。 ムスコは昼寝のあとに食って、薬。 甘味がついているお薬だからか、ムスコも積極的に飲んでくれて有り難い。

姉夫婦が遊びにきてくれて、Wii sports を交互にする。 有り難い。

カミサン帰宅の後、カミサンとムスメが外食。 私がムスコと自宅で食事を取り、風呂に入り、ムスコを寝かせる。

カミサン・ムスメ帰宅後、 ドラゼミで送られてきた日本語スクラブル的知育ゲームを3人でやった。 ムスメへの教育が主目的なので、私は全力では戦わない。 とりあえず、1ターンに1文字しか使わない、 食べ物だけ、動物だけ、ムスメの知ってる単語だけ、 といった縛りが有効だろうか。 あまり考えずに最初に見つけた単語だけにして私ターンの時間を減らし、 ムスメが考えている時間の割合を増やすのが良策か。


2014年11月09日(日)

写真とビデオを整理して index.html を作るプログラムも作り、 rake に連動させた。 ついでのタイミングなので、 ipod touch や ipad に保存されている動画や写真を回収して回る。


2014年11月10日(月)

またムスメが最後の一口を飲み込まない。 朝出るのが遅れ、少し遅刻。 明日は早く出て寄り道していこうということにしたが、 さあ、上手く行くだろうか。

叱る役目をカミサンに任せっきりにしてしまっている。 もっと私が役目を分担しなければ。

学生実験が重い。 午後ぶっとおしで立ち仕事になるのが酷く疲れる。 その班の学生の出来にも依存する。 分からなくても聞かれたことをハキハキ答えてくれたら、 それだけで時間の短縮になるのだが。 まあ学生が一生懸命考えている時間が教育として効果を及ぼす時間 だと考えれば無駄でもないのだが。

そもそも授業は責任が重い。 1コマで学生1人あたり 90 分を占有するわけで、 20人が出席するならば延べ 30時間を消費させることになる。 この消費に見合う効果を上げなければならない。 準備が不十分だと話が行ったり来たりするし、 下手すると右往左往して無様な姿を見せることになる。 教員が格好良いか舐められるかという事自体は さほど重要なことではないのだが、 「教員はスゴイ」という幻想を学生に抱かせることは その後の教育効果にも影響を与える。


2014年11月11日(火)

ムスメの朝。 今日はちょっとマシだったが、もう10分早く出たいところだ。

小学校の国語の教科書に、ガラスの話があった。 強化ガラスや合わせガラス、GFRP などを紹介した説明文。 大学の授業に使えるかと思って見て開いてみたら、 汚い字で書き込みが一杯あって使えそうになかった。

授業準備を済ませた。 今週は一杯一杯になる予定。


2014年11月12日(水)

学生実験、勉強会、懇親会。 へとへと。


2014年11月13日(木)

ムスメの保育園のバス遠足のため早出。

行き付けの試飲のできる酒屋に行ってみたいという 学生がいたので連れていってみた。 こんな世界もあったのかと、彼らは大層喜んでいた。 そのあとカドヤ食堂というラーメン屋。 煮干しラーメンは実に煮干し出汁だった。 結構美味かった。

酒屋の閉店時刻に合わせて動いたので、珍しく早く帰宅。 家ではムスメとカミサンがドラゼミしていた。

重さの明示されていない車同士の重さの序列を求める問題。 100 とか、200 とか適当な数字をあてはめて入れるのは ちょっと上級の解き方だと思う。 他の問題と比べてどういうときに適当な数を入れて良いのか、 何故自分で数値を決めて良いのか、 という疑問が生じやすい。 この解き方は結局、どういう重さのときでも成り立つように問題が 作られているという信用に立脚しており、 ペーパーテストという世界を出たときにはほとんど通用しない 受験用のテクニックに近い。 下手すると、数値の決め方によっては解けなくなることもあり、 そういう時に数値を決めるところからやり直すことも 常に頭に入れておかなければならない。 重量は必ず正の値を持つことから、 何は何より重いという序列を決める方法でできる限り進めるべきだろう。


2014年11月14日(金)

朝のムスメ送りがやはり遅れ気味。

これまでの授業や他の授業で知っている筈のことは、 授業中にしばしば学生に問い掛け、答えさせる。 これは反復学習の機会となっていると思う。 また立ち止まって考えることが教育上有効だと考えられる箇所でも 行っている。 これらの問い掛けは授業を 90 分間キッチリ使いきる調整に使える。 問い掛けを減らすと授業内容はゴンゴン進むが、 たぶん学生はついて来れない。

日曜日の停電に備えて、停電前の計算機終了作業。 こういう機会でないと計算機を止めにくいので、 ついでに整備作業。

近所の研究室でも停電作業。 特に真空系が大変なようだ。 そのあと、そこの打ち上げの鮒鮨の会に混ぜてもらって一杯。


2014年11月15日(土)

レポート採点終わらず。 早朝、帰宅。 1時間ほど寝てから今日の子守り開始。 カミサンがテントを入手してきたらしく、 ムスメが組み上げて欲しがってた。 縦横無尽のムスコがいるので大変さは想像がついたが、 まあやってみるさ。 公園で組み立ててみたところ、 予想通りムスコは靴とは関係なしに出入りを自由にしたがる。 その度に靴の着脱をさせたり、境界を越えないように制止するのが大変。 ムスコの対応をしている間ムスメのケアができない。 テントを無人にして置いておくわけにいかないので 行動圏の自由度がかなり制約される。 途中から母が来てくれたのでムスメの対応を任せられたが、 やはり大人1人では1歳児を含む子供2人の面倒を見るのは無茶だ。

11:30 くらいに帰宅し、冷凍ちゃんぽん。 1人前しかなかったのでムスメに半分、ムスコに少々食わせる。 私はその残りと、と冷蔵庫にあった残り物。

ムスコが昼寝に入ったあとは、ムスメとドラゼミをした。 頑張るというほど気張った感じがなくなって、 随分気楽にやってくれるようになった。 解ける楽しみを理解した側面もあるだろうが、 たぶん慣れだな。

カミサンは一時帰宅の後、に職場の同窓会に出掛けていった。 私と子供の夕食は、私が豚汁を作った。

包丁が欠けていた。 カミサンによれば、鯛あらを作るときに鯛の骨でやられたらしい。 うむ、ならば出刃包丁だ。 是非買ってあげたい。 切れない包丁は危険だし、 カミサンの鯛あらは美味いので作らないという力が働くのは惜しい。 ということで早めのクリスマスプレゼントが決まった。 欠けた包丁も研ぎに出してみよう。

切れない刃物は却って危険だ、 というのは小学校の図工で学ぶことだ。 切れない彫刻刀は余計な力が入っていざというときに制御できない。 今回、欠けて切れなくなった包丁によって、私も指を切りかけた。 幸い血は出ず、爪だけの被害で済んだが。 また、欠けた鉄の小片が料理に混入する危険もある。

夕食後、ムスコが眠いのか泣く。 いつでも寝れるようにとムスコを風呂に入れた。 気がつけば、夕食を食べている筈のムスメがテーブルに さらに突っ伏して寝てた。 昼寝してなかったし、此奴も限界だ。 続けてムスメを風呂に入れさせる。 ムスメは大体一人で入れるようになってきたみたいだが、 今日みたいに眠いときは溺れる危険がある。 一緒に入ってやるべきだが、 ムスコを居間で一人にするのも憚られる。 横について両方見る感じで対処。

両者とも風呂に入ると元気になってしまったみたいだが、 ムスコは抱っこで眠気を誘い、寝かしつけた。 ムスメは寝る限界時間の 22:00 まで起きていたが、 布団に入るとすぐに寝息を立て始めた。


2014年11月16日(日)

ムスメは遅起き。 プリキュアを見逃したようだ。

ムスコが炊飯器の蓋を開ける。 開けたまま閉じないので気付けば米がカピカピになってたりする。 冷凍ご飯システムにすればこの問題は完全に解決できるのだが、 保温米の方が美味く冷凍飯は不味いという人がいれば それは不可能だ。 他人の味覚に強制を行うのは不幸な結果にしかならない。 まあムスコのリスクくらいは許容範囲だろう。 煮てお粥にしたら大体食えるしな。

最近、排便は1日3〜4回出てる。 ムスコではなく、私の話。 おおよそ食事したものが10〜15時間くらいでスルスル出てる感じかな。 痔主にとって快便は死活問題。

金曜提出、月曜返却のレポート採点。 しかし金曜日は別の作業で手一杯、土曜日は子守りなので 必然的に日曜にやらざるを得ない。 しかも昨今の情報漏洩の煽りを受けて、 成績関連資料の持ち出しが禁止になっている。 職場は保守停電だが出勤せざるを得ない。 部屋が暗いと気が滅入る。

ムスメがタコヤキを楽しみにしていたのだが、無理だった。


2014年11月17日(月)

停電復旧作業。 FreeBSD ファイルサーバの HDD 増設。 ちょっと神経使う。

酸化反応を伴わない還元反応はありうるだろうか。 酸化物から単純に酸素を引き剥がすとしても、 酸素から見れば酸化反応だと思う。 また、学生実験でやるレベルの反応式が明示されている化学反応で 還元反応だけ切り出して議論することはまずないだろう。

学問は宗教ではない。 教員は絶対的に正しいものではない。 「教員が言うからそうだ」というのは盲信と言える。


2014年11月18日(火)

レポート試問はたまに学生と議論になる。 良くも悪くも刺激がある。


2014年11月19日(水)

出刃包丁をプレゼントしたいという話をカミサンにしたが、 断られた。 出刃包丁は持っていないものの何本も包丁があるから大丈夫、とのこと。 どんどん使い潰すのかと思ったが、 鯛あらの煮付けはもう作らないという方針らしい。 美味かったのに、実に悲しい。 まあ今迄が儲け物だったということだし、 私の場合は食いたければ自分で作れば良い話だ。

得意の魚料理が封印されるということは、 その分肉にウェイトが移るんだろう。 健康の為には逆に肉から魚にシフトする、 という考えに興味があるのだが、 これも私が昼食を魚寄りにすることで調整できる。

包丁はミリメートルオーダーで欠けているので、 業者に任せないと刃を出せない。 研ぎに出すことを提案してみたが、あまり良い顔をしなかった。 まあ何本もあるのならば、一定数減るまでは使い捨てるつもりで 使っていくべきなんだろう。 そして、今ある包丁は捨てるべきだろう。 整備不良の危険物がいつも包丁入れにあるのは好ましくない。 捨てるのならば、コンクリートブロックでゴリゴリ削る、 というのをダメモトで試す手もある。 でも尋常じゃない手間がかかるだろうし、素人がやると危険だろう。

柿の剥き方と、種子に包丁を当てない切り方。 柿の種の配置って決まってたんだ。 知らなんだ。 あと、赤道に沿って切ってひっぺがすと種が取り易いということを知った。

授業の負荷が山場を越えた。

幾つもの解釈が可能で、その中に正しい解釈が含まれ得る文章が 良い文章なのではない。 一つの解釈のみ可能で、誤った解釈が出来ない文章が良い文章だ。 少なくとも科学においては。 ペーパーテストでは前者のものを不正解とはしにくいので、 前者のような書き方を 学生が受験テクニックとして覚えるようになってしまう傾向が あるのではなかろうか。


2014年11月20日(木)

巷ではビッグデータとか、多変量解析とかが流行しているらしい。 これ、天気予報でやったらどれくらい合うもんだろうな。

金曜夜からカミサン・子供が義実家に行く予定。 明朝、ムスメを送るタイミング以降は暫く一緒に遊べないので、 たまには早く帰ってみた。 帰宅時に3人は入浴しており、 先にムスコが上がった。 体を拭いてパジャマを着せて、一緒にピアノの鍵盤を叩いて遊んだ。

風呂から上がった後、ムスメと足し算、引き算。 先日作ってあった足し算の表を見せて、 「足していけるかな」とやったら結構喜んでやってた。 途中から、ムスメは数が綺麗に並ぶという法則を見つけたようで、 表の上の段の次の数、左の段の次の数、というように 計算せずに埋めていったようだ。 それで良い、実に良い。 学校のテストに強くなるには 反射的に反応できるように脳にすり込む必要があり、 一々計算した方が効果的なのだが、 その目的には今回ムスメがやったような省力化は好ましくない。 しかし、そもそもその目的にはドリルや加算ゲームの方が適しているのだ。 反復学習が目的ならこんな表は使わない。 表を使うのは足し算という世界を広く見通すためであり、 そういう法則性があるということを自分で気付かせるためだ。 自分で気付くというのはきっと喜びになり、 別の場面でも法則を探す資質が芽生えると思う。 またある種の要領の良さを涵養する事にも繋がると思っている。

引き算の表はちょっと失敗した。 負数が現れるので、 ムスメの意識がマイナスの世界に飛ぶ。 今は結果が正になる演算についてしっかり集中して欲しい。 負数になる引き算は、正負反転させて正の数になるように演算し、 その後再度正負反転させるという手続きになる。 まず正の数になる引き算を完全に習得すべきだ。 今回、「引かれる数」を1から始めて上の段から 書いていたが、 これを 10 から始めるように改善しよう。 そうするとマイナスが出るのは少し後になる。

私は 6+8 と 8+6 を別個に覚えているのではなく、 「6と8 の組み合わせの加算が14になる」という覚え方をしている。 順序が逆でも良いという法則を使うことで 記憶する量を削減している。 引き算も「14-6 が8になる」というよりは、 「6と8 の組み合わせの加算が14になる」という情報が 先に浮かんで8という答えを出す感じ。 足し算で覚えたことが、引き算で迷った時にも使える。 ということで私は、ムスメに足し算の問題を出したら 一緒に逆順の足し算を問い、 更に同じグループの引き算を問うようにしている。 こうすることでグループの感じを強く印象に残すようにしている。

数のイメージを補助するツールとして、 今迄はコインを使っていたが、 さらに数直線の概念を教えた。 数直線上で加算は右に移動することを意味し、 減算は左に移動することを意味する。 これを使うことで マイナスの数への接続がスムーズになる。 数直線はやや高級な概念なのでもうちょっと後でも良かったが、 「マイナスの数って何なの?マイナスの数になる計算はどうするの?」 という疑問をムスメが持ったため、この段階でちょっと触れておいた。

和・差という言葉は2つのものを等格に扱っているのに対し、 加算・減算という言葉はある値に対する演算 という意味合いに取れるのか。 前者は LISP っぽく、後者はオブジェクト指向っぽい。


2014年11月21日(金)

ムスメと登園途中、 小数・分数という数の世界があることを話した。 「36.3度というのは、 36度と37度の間にあるんだよ」という感じで小数に触れた。 ムスメは毎朝体温を測っているので、馴染みの概念だろう。 分数は1個のケーキを分割するイメージで教えた。

このあたり、人類が数の世界をどう拡張してきたかの歴史を 知っていれば、幼児教育にも便利だ。 別に数の歴史を教えるのではない。 人間にとってどのように数を認識するのが自然な事であり、 どういう問題に対処するためにどういうアイデアがあって 数の概念を拡張したのか、という知識を使うという事だ。

人類が最初に知った数は自然数。 獲物が何匹、と数えたのだろう。 それぞれに数字を対応させたが、 大きな数を表現する必要が出てきて桁を分けた。 そのうち、水や農地の面積のように個数に分割できないものの 量を表すために小数と分数ができた。 分数はおおまかには有理数という括りになり、 小数は分数の一部分だ。 分数の方が表現能力は高いが、小数の方が簡単に扱える。 「同じ数なのにどうして何個も表し方があるの?」 という疑問は子供にとって生じうるもので、 これを知っていることで使い分けの指針も明瞭になる。 教育においてキチンと言葉で説明できる、というのは重要なことだ。

そのうち、人類はゼロを発見した。 ゼロという概念はかなり発想の飛躍が必要であるということを 数学史を学ぶまでに我々は忘れてしまっている。 「リンゴがないのに『0個ある』ってどういうこと?」と いう疑問は幼児にとって当然ありうるものだ。 ゼロの凄さを忘れてしまっている大人は 「ゼロは当たり前でそういうものだ。当然なのに何故分からないのか。」 とやってしまいがちだが、 そもそも人類がなかなか飲み込めなかった概念であることを考えれば、 ゼロの概念はゆっくり丁寧にやる価値のあるものだと分かる。

人類が獲得した歴史では、ゼロは分数よりも後になるが、 子供に教えるにはゼロを先にした方が分かり易かろう。

京都に行く。 まずは、よこちょう。 ラストオーダー 22:00 になったんだな。 そのあと、寮でちょっとだべってから漫研ブースへ。


2014年11月22日(土)

明け方まで風車小屋を読んだりして、 若い子と色使いとかコマ割りの話をしたり。 それから寮に行って寝る。

昼過ぎにまた漫研ブース。 OB が続々集結。 樹山、まさひろ、なしろ、みやざき、絵夢、水崎、 えすと、ひの、まく、秋乃(敬称略) といったところ。 わたるも三条まで来ていたらしいのだが、 疲れもありちょっと動く気になれず。

当たり前だが、私が最年長に近かった。 OB が次第に参加しなくなっていくというのは 現役生と歳が離れるというのもあるが、 結婚して家を離れにくくなるというのもありそうに思った。

夜、若いのをビィヤントにつれていったが、 この11月から定休日が土曜日に変更になっていたらしい。 残念。 水崎氏がビィヤントに通っていたことを初めて知った。 そういえば、私の学生時代とかぶってるのは彼が2年生までだった。

絵夢氏が使っていた作画環境を見せてもらう。 タブレット PC で筆圧感知できるのがあるらしい。 これは昔あこがれた液晶タブレットに近い構成。 指のピンチでズーム、 スピンで用紙の回転。 すごい。すごすぎる。 タブレット PC の UI がこんなに作画にマッチするとは。

宮崎氏が艦これの限定イベント攻略に挑んでいたので、 やっている横でシステムを教えてもらう。 なるほどよくできている。 戦闘のテンポが良く、カットインが入っても全然うざくない。 補充が快感だ。 フラッシュで作っているとか、マジかよ。 どんな素敵プログラムだよ。

アニメ化するという話だが、 どうやらシリアス寄りで戦闘も描写するらしい。 システムを知った後だといかにも無理ゲーくさい。 逆に怖いもの見たさの気持ちをかき立てられる。

月刊ゴージャス 20 周年特別号が出るらしい。 すごい。 ゴージャスに描かれたキャラを集めた絵を作ろう、という企画があり、 10年ぶりにペンを握った。


2014年11月23日(日)

寮のいつものたまり部屋の鍵が閉じていた。 まあ住人優先だしな。 仕方なく受付周辺に行ってみると、 ファミコン部屋に私とほぼ同年代のガンちゃんがいた。 10年ぶりにテトリスをしてみたが、頭も指も回らない。 レベル 0 から始めて 100 ラインちょいで死亡。 「ソロモンでもやったらいいんじゃね?」と水を向けられた。 私のソロモンの鍵の完全クリアはそこそこ印象深く、覚えていたそうだ。 やってみた。 5回くらい死んだし、 封印を1つ取り忘れてプリンセスを解放しそこねた。 ガンちゃんも眠りに落ちて、私も仕方なく漫研ブースに戻って椅子寝。

昼前に起きた。 長月+名代+若手4名が レジスタンス・アヴァロンというテーブルゲームをやっていたので 参加させてもらった。 人狼のように役割を隠して 2チームに分かれ、それぞれの チームの勝利を目指すというゲーム。 人狼では吊られた人はその後ゲームに参加できなくなるが、 レジスタンス・アヴァロンは吊るという行動がなく、 最初から最後まで全員が参加できるというのが良い。 私は平の円卓の騎士で戦ったが、最後にマーリンの代わりに暗殺されて チームの勝利が確定した。 これは私の推理がマーリンかと思われるほど鋭かったということだな! 平の騎士として最大の栄誉じゃないか。 面白かった。 役目が平の円卓の騎士というのも、 難しいことを考えずに自由に発言できて良かった。 7人中3人が悪の手先で彼らは3人の悪人をお互いに知っている。 残り4人のうち1人がマーリンで、マーリンも3人の悪人を知っている。 ということで悪の面子を知らないのは平の騎士 3人だけで、 そっちの方が少ないんだな。

最近の若い子は絵が上手い。 また、我々の世代の人間よりも、 人生を捨てても画業につっこむ覚悟やその傾向が高いように見える。 眩しい。

帰宅して、 シャワーあびて昼寝。

母、姉夫婦と外食。 バナナを揚げてシナモンをまぶしたものをデザートに頼んだら、 妙にしょっぱかった。 まさかとは思ったが、念の為店員さんに確認したところ、 砂糖と塩を間違えていたらしい。 こんな漫画みたいなこと、プロでもあるもんだなあ。

私はそこそこ料理する方だが、 それでもたぶん通算千回以上 1万回以下くらいの数だろう。 私が料理した中では、砂糖と塩の間違いは記憶にない。 義兄は私以上によく料理をする人で、 煮豆を作るときに砂糖のかわりに塩を入れてしまったことがあるが、 それが人生で唯一のことだったらしい。 おおざっぱに、数万回料理するうちで1回くらいある程度の頻度と 推定できる。 致命的でなく気付かないレベルのものはもっと多いとは思われるが、 とりあえず致命的なものが10万回に1回生じるミスだとしよう。 1日300品調理する料理店では、およそ年1回の頻度ということになる。 思ったよりも多い。


2014年11月24日(月)

午前は丸々寝て過ごす。 実家で昼食を頂いてから活動開始。

動画の整理作業をシコシコ。


2014年11月25日(火)

京都行き前後で紛失したバッグが気掛かりで 3:00 頃に目が覚めてしまう。 たぶん、折り畳み傘や筆箱、扇子程度の物しか入ってなかった とは思うのだが。

授業準備も片付けた。 久々に論文に集中できる時間を確保できた。

計算機クラスタを管理していて、 個々の計算機を見るのにディスプレイを移動するのが面倒くさい。 USB 給電で 640x480 のコンソールが表示できる iPod touch くらいの 小さなディスプレイってないだろか。 そもそもディスプレイケーブルなしで USB だけで給電と映像信号が 出せたらいいのか。 今時は USB で信号を出せるプロジェクタがあるようだし、あるのだろう。 でも考えてみると、私は起動しない計算機の BIOS をチェックしたりするので、 映像信号の USB 出力が BIOS レベルまで落ちてくれないと 使い物にならんな。

探してみて、 こんなのを見つけた。 悪くなさそうだ。

NF で バッグの忘れ物がある、と後輩から連絡があった。 ありがたい。

帰りの電車で傘を忘れた……。 頭のネジが一本抜けたのか、という感じ。 まあ財布や PiTaPa や子供の安全のような致命的なものではないので 気に病むほどではないが、引き締めないとな。

生命保険の外交員が来て、契約内容の確認とか。 下調べできる筈の相手の情報を調べ切れていない感じがした。


2014年11月26日(水)

私に必要なのは良い文章を書くことではなく、 早く文量を増やすこと。 ついつい良い文章を書こうとしてしまう。 殴り書いても意味が通じるくらいの文章力が、 私にはきっとあるだろう。 だから書き殴れ、俺。

0:40に寝た。 いつもより少し早め。 7:20 にトイレに立ったらその物音でムスメが起きた。 私のベッドに2人で入ってもぞもぞお話。 しかし、お父さんは眠いから受け答えが変なのじゃよ。

ムスコは光感受性が高いようで、 曇った日は元気が足りない。 目覚めても布団で横になったり四つん這いになってる感じ。 晴れてたらしっかり立って、「行くぜ」という感じ。

ムスコの食事が終わったあと、「椅子から下りたそうだったら、下ろしてあげてね」 とカミサンに頼まれた。 ムスコが「おりとー」と言ったように聞こえた。 下ろして、一口食べたあと、また椅子に上ろうとした。 結局、また座らせた。

NF の漫研ブースで発見されたバッグは、着払いで送ってもらうことになった。 うう、手間をかけさせて申し訳ない。 恥ずかしいなあ。

地下鉄の忘れ物センターに問い合わせたが、傘は見つからず。 あかんなあ。

論文作業。 数式に使う記号と説明の順序を整理。 ちょっと進んだ。


2014年11月27日(木)

また grid engine のデータベースが死んで、 復旧しようとしてつまった。 サブネット2つを跨いでいて、 その片方のドメインだとジョブが投入されないということ。 無駄な時間を使ってしまった。 データベース部分のバックアップを取るようにしよう。

学部生にバンド計算の仕組みの理解は難しいと思って放置していたのだが、 今年の学生はやる気があるようなので何とか教えよう。 だけど良い教科書がないんだよなあ。 作るしかないか。 時間に追われまくりだけど。

最近流行りの(!) twitter というものを、 ちゃんとコミュニケーションツールとして使うことを試み中。


2014年11月28日(金)

病院で処方されるポステリザンという痔の薬がよく効く。 数ヶ月分という感じでドサっと処方してもらって、 悪化する毎に塗布、なくなったら病院に、という運用でやっていた。 今日病院に行ったら「これはステロイドを使っているので、 できたらステロイド不使用のものに替えていきたい」と言われた。 なるほど。 いろいろ腑に落ちた。 前に診てもらったお医者さんは ステロイドとか言ってくれず、 また塗り方も教えてくれなかったなあ。

ステロイドは子供の皮膚疾患にも使うわけで、 細胞の回復速度を上げるものなのだろう。 子供の皮膚ケアとしては 表面上治ったように見えても内側までしっかり直すために 暫くは続けるように言われる。 痔も一緒で、症状が緩和したところで薬剤を節約して 止めるのではなく、 内側も含めて完全に治癒するまで長めに塗布し続けるべき、 ということなのだろう。 ステロイドは筋トレのドーピング剤としても有名だ。 筋トレは休息期に筋肉の回復・超回復が必要だが、 ステロイドを使うとこの回復の速度が向上するため、 短期間・高負荷のトレーニングが可能になるのだろう。

自称小学4年生という政治ネタ。 非実在少年という言葉が浮かぶ。 その小4は非実在と言えるだろうか。 中の人が自分を本当に小4だと思い込んでいたり、 ちゆ12歳みたいにそういうキャラ設定で割り切って運営している場合は どうだろう。

センチュリーの小型液晶ディスプレイが届いた。 USB と D-sub 15pin コネクタの方向が反対だとか、 ボタンが背面にあるので画面を見ながら操作しづらいとか。 HDD コピー機など、 このメーカーの目の付けどころが私は好きなんだけど、 どうも作り込みが甘い印象。 ニッチで上手に生きている分、競合他社が少ないためかもしれない。

どうも熱っぽく、ぼんやりしている。 風邪か、風邪なのか。

一度テキストをしっかり作ってしまったら、 直前の授業準備はあまりしなくても結構いけるもんだな。 以前は「一字一句間違えないように」という気持ちがあったが、 これは明らかにコストの無駄遣いだ。

洗濯機が壊れたっぽい。 まあそこそこ長く使ったしな、仕方ない面もあるだろう。


2014年11月29日(土)

洗濯機の修理。 比較的安い部品交換だけで済んだ。 たぶんサーモスタットがいかれただけで、 基盤まではいかれてなかったのだろう。 新しく購入するとなればどのくらいか聞いてみると、 安いものは 5〜6万円から高いのは20万円とからしい。 高いのは乾燥機とかの機能が付加しているわけだが、 乾燥機についてはウチは浴室が乾燥室になるので不要。 最低ラインの奴でも問題なさそう。 今の洗濯機が 10 年物なので、 おおまかに 5000〜6000円/年 までのコストなら許容できる。 修理代 12000円 だと、2〜3年間トラブルなしだと元が取れる勘定。 前に洗濯機にトラブルがあったのいつだったかな。 4〜5年くらい経ってるんじゃないかな。 この手のものはだんだんトラブルの頻度が増えていくものだが、 今のところまだ次のトラブルまでの期間の期待値的に 勝算が高いと思う。 しかし次にトラブった頃にはもう、 期待値的に買い替えた方が安いという状況になってそうだな。

職場から自宅へのssh が通らない問題。 色々やって、とりあえずルータがアドレス変換を通していないと判断。 いじった覚えがなく、もともと古いものなので ルータがいかれたっぽいな。

カミサン出勤から帰宅して、 技術研修的な見学のために再度家を出る。 ムスメも一緒に行って良い感じらしく、ムスメも行った。 ムスコと私が留守番。

カミサンが借りて来たアナと雪の女王を見た。 Let it go の場面は、魔王誕生という感じで実に良い。

結局のところ、 この世に存在する物語の悪の魔王というのは、 「そうせざるを得なかった」という味付けをすることで 良い感じに悲劇になるし、 それを解決する手段を提示すればハッピーエンドに仕立て上げられる。 DQ4 の魔王デスピサロはそうだったし、 DQ3 のゾーマ様が何故ゾーマ様になったかという 適当なエピソードを追加すればそうなるだろう。 DQ4 勇者が ライブアライブの勇者オルステッドと 同じ道を歩んだとしても何の不思議もない。


2014年11月30日(日)

ムスメが保育園で特定の男児に叩かれたり踏まれたりするらしい。 私もカミサンも抑止力気質というのか、 「嫌だとキチンと言え、 叩き返してお互い痛いと思い知らせるべき」という感じ。 だが、ムスメは「たたくのはいや」。 優しい良い子だなあ。

そして、ムスメがしたこと。 ムスメは叩かれた後に、 「こそばすぞ」と言ってこそばして仕返ししたそうだ。 すごい、こんな解があったなんて。 なんて強く優しいのだろう。 ムスメがこの強さ優しさを保ったまま幸せになれる世界であって欲しい。

ルータ故障(?)によって 自宅サーバにインターネットからアクセスできない状態。 git で管理しているソースや文書類の同期に困るなあ、と思ったが、 職場サーバに /home/git をコピーしたらそのまま並立できた。 すごい。 分散管理を前提に設計されているだけあって、 冗長化とその後のマージが簡単だ。


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