きづき(日記)

きづき、またかんがえたことをしるす (いっぺい)

2011年11月01日(火)

今日の授業は時間配分があまりに上手くいかなかった。 少しだけ落ち込んだ気分になったけど、まあ全然大したことないわな。

facebook にアカウントを作ってみてびっくりした。 高校までしか学歴を入れていないのに大学のサークルの人とか、 職場情報も入れていないのにウチの学生とかが「友達かも」にリストアップされていた。 どこから情報を見つけて結び付けているんだろう。


2011年11月02日(水)

大阪府知事、市長選挙が近付いている。 橋下徹の主張を私は好意的に感じているのだが、 他の候補者の主張とともにきちんと理解しないまま 革新路線ということだけで投票してしまえば 数年前に民主党に投票した人達と同じになってしまう。 調べないと。

論文投稿準備。 これまで先生が勧めるままに投稿先を決めていたが、 自分で決めれなあかん。 つーか今迄できてなかったことが恥ずかしい。 学術論文誌というのはゴマンとあるが、その候補を絞るためにまず 恩師の先生の論文リストを一通り見て雑誌の候補を 30 ばかりピックアップした。 それぞれの雑誌の URL をブックマークを作り、 それぞれの aim, scope を書き込み、 それらを impact factor でソートしておいた。 上から順に適当な雑誌を見ていけば選び易くなる筈。 ということで今抱えている成果を投稿してみる雑誌を決めた。 査読者の反応次第でもっと impact factor の低い雑誌とかに移っていく予定。


2011年11月03日(木)

ムスメが「さんかくー」と言う。 そっちを向いても三角のものは見当らない。 ゴミ収集車が音楽を流しながら作業をしていた。 「おんがく?」と聞くと、「おんがく、おんがくー」という。 「さんかく」と「おんがく」を間違ったのかな?

バギーを押して歩くのがムスメの遊びになっている。 段差を上がるのが難しく、その困難を乗り越えるのが楽しいようだ。


2011年11月04日(金)

ソフトボール大会。 マラソンのダメージが残っている。 外野を1イニングだけ守ってみたが、外野は走る距離が長くて膝の裏が痛む。 内野ならまだマシなのでそっちを守っていた。 内野を守るにも重心を前に移して爪先立ちに近い形になるため 痛みの残る足の親指に負荷がかかる。 足の親指は爪の裏で鬱血している。

筋力がかなり落ちており、打球の飛距離に顕著に現れている。 これはランニング用に肉体改造した結果だからまあ仕方ないなあ。 腕回りが随分細くなってしまったが、こんなところに筋肉があっても 長距離走では重りでしかないからだ。

私は守備が下手で捕球のときにポロポロこぼす。 これは「グローブを立てる」という捕球の基礎ができていないからだと気付いた。 グローブの捕球面の法線方向からボールを受けるとボールは逃げないが、 グローブの先の方向からボールを受けるとナナメになったグローブの底で 角度を持って跳ね返ってしまい易い。 グローブを立てるには意識して手首に力を入れて角度を保たなければならないのに、 ついつい横着してしまう。


2011年11月05日(土)

ムスメはオムツ離れトレーニングの時期で、トレーニングパンツを穿いている。 トレーニングパンツとはやはりオムツなんだけど、 保水力を低めにしておしっこを溜めていると不快に感じられるように工夫されたもの。 不快感があるので、「トイレに行けば快適だ」という意識を持たせられる。 ムスメはオムツに排尿する前に「おしっこ」と言ってくれるようになり、 そしてムスメのトイレおしっこ成功率が上がってる。 トイレに行く前に既に自分でオムツを外してしまっていることもある。 トイレの後なかなかオムツを穿いてくれなくもなった。 不快感は、トイレにいくというモチベーションとともに、 オムツを穿きたくないというモチベーションを生ぜしめているのではなかろうか。 でもこれは大きくなるのに必要な過程だから仕方ない。

ヨメはすごいなあ。 自分は今日仕事だというのに、 午前 5時半からムスメのトイレにつきあって一緒に頑張っていたそうだ。

ムスメがかなり数字をきちんと言えるようになってきた。 「これはなに?」と聞くと、 1〜10とエレベータでよく使う数字はほぼ確実に言える。 順番ではなく個別にやってもだ。 ムスメが「10、9、8、7」と言っていたので一緒に「10、9、8」と言ってやったら、 ムスメは「じぶんで」と言って数え直した。 そうかー、自分一人でできるし、自分一人でやりたいんだよな。 頑張れ。 声の出る絵本で「紫」とか言うのに次いで自分で「むらさき」と言う。 私も「紫」と言ってやったらやっぱり「じぶんで」。 おう、頑張れ、超頑張れ。

「いっぱーつ」といってベッドから飛び降りた。 これはリポビタンD か?

ムスメに同年代の友達が欲しいなあ。 ムスメと公園に遊びに行っても、 ムスメは人見知りで同年代の子供にも働きかけられない。 私がその子や親に挨拶して「一緒に遊ぼうか」と言ってみても、 ムスメは私を盾にして隠れ、そこから離れようとするので未だ果たせず。

『鹿男おをによし』(万城目学)。 ピースがはまっていく感が小気味良い。 ただ、理系の大学院に行くような人間がサンカクの正体をきちんと確認せずに そのままサンカクを求めたりするだろうか、という点が少し気になった。 やっぱりスケール感が良い。 剣道部主将の名前がでないとか。

今は東京在住の関西 Ruby 関係の知人が大阪に来る、ということで飲み会。 彼は結婚の段取りを進めているらしい。 めでたい。 そこで facebook の謎が推論ではあるが解けた。 facebook ではメールアドレス帳を投げて一括で友人検索する機能がある。 既に facebook に登録していた友人知人のメールアドレス帳に私のメールアドレスがあり、 それを情報を元に友人ネットワークを推測したのだと思われる。


2011年11月06日(日)

別れで終わる物語はいいな。 主人公が個々のキャラクターに別れを告げる場面は、 読者が彼らに最後の別れをしていることにもなる。

Ruby 関西の読書会。 洋書の方を持って行って英語に触れる機会にもしようと画策。 日本語を読むスピードの 1/4 くらいのようだ。 まあ良いメソッドだと思う。 たまにやろう。

参加者が少なく、そのほとんどが昨日の飲み会にいた人なので 今日の懇親会はなしということで帰宅。 姉夫婦のあさり酒蒸しには間に合わなかったが、 そのおじやは頂けた。 そのあと火車のドラマを見た。 主人公の左足の演技が場面によって痛そうだったり痛くなさそうだったり。 映画だったらもうちょい頑張って演技指導とかされるのかもしれんが、 まあドラマだしな。


2011年11月07日(月)

「走るときに顎を上げているのではないか」と整骨院で指摘された。 走ってるところを見ているわけでもないのによく分かるなあ。 ともあれ良くないフォームということだ。 注意してみると、歩いているときからそういう癖が付いている。 気をつけよう。 走るときに頭にタオルを海賊巻きにしているが、 こうすると後ろに結び目が来て頭の重心が後ろに寄ってしまう。 キャップの方が良いということか。 まあ練習のときはタオルで意識して首を鍛えて、 レースの時はそんとき考えるということで良かろう。

『俺の屍を越えてゆけ』 PSPリメイク版がそろそろ発売される。 購入することになっているので、 適当にタクティクスオウガを終わらせんとなあ。


2011年11月08日(火)

科研費の申請が却下される夢を見た。 まあそれ自体は大したことないのだが、 「去年の申請書の方がまし」と言われた事に私は 大変なショックを受けていた。

明日東京で午前から仕事があり、 当日早朝の新幹線でも間に合わなくもない。 しかしそのプランはかなりキツいので、 個人的に前泊ということにした。 ということでひらしょー邸。 手土産にぬいぐるみ、最高意思決定機関にはゴマをするべき。 あと古酒1升。

着いた。 オタマさんは警戒心満点。 でもフスマの陰からいないいないばあでオタマさんの心を掴めたっぽい。

実に滋養のある食事。 回転鉋式の鰹節削り器があって感動した。 丸のままの鰹節をその都度削って使う生活は憧れるなあ。

お風呂で歌うと歌が上手くなったと感じるのは よく反響するからだと言われる。 しかし 浴室の形状によって共鳴しやすい周波数は異なる筈で、 しかもキチンと音階に乗ったところが響くとは限らない。 上手く聞こえたとしても上手くなるかは疑問。 ということをひらしょー邸での入浴中、 浴室で響く音が自宅の浴室と違うのに気付き、思った。

iPod というのを見せてもらった。 音楽端末じゃなくて電話回線のない iPhone みたいなもんなんだと 初めて知った。 外では使えないが、家の中では良い道具・玩具になりそう。 特に母乳をあげている母親には良いデバイスだ。 無線LAN を導入している場所なら通信費はタダだし。 しかし今のところ私にとって、 携帯音楽端末は電話も含めて2つあるし、 子供と私の寝室が別なのでそもそも iPod でなければできないことはそれほど多くない。 今の携帯電話が壊れたら次は iPhone になりそうな気もする。 うん、まだいらないな。 ヨメにプレゼントするのはアリかもしれないが、 今はもうムスメも母乳を飲む時期を過ぎた。 次の子供ができたなら、 母乳でかかりきりになる頃にプレゼントしようかな。


2011年11月09日(水)

オタマタイムに合わせて起きて、朝の時間はのんびりと。 レタスとアボガドの温サラダに鰹節と醤油、まじうまい。 とかやってたらのんびりしすぎて出る時刻が ギリギリになってしまった。 弁当にと昨日ふかした芋をもらった。 昼はそれで十分腹が膨れた。 お土産に良質のにんにくも貰った。 曰く、「苺に匹敵する糖度」。 甘味が全く感じられないのは辛味が勝ちすぎているからだとか。 本当か? 俄には信じ難い。 あまじょっぱい、あまがらい、という味覚が感じられるように、 そこまで甘味を感じないのも不思議だ。

仕事は東大で計算材料学の研究会。 私の役に立ちそうなのは半分くらいだったかなー。 無理して来ることはなかったかもしれん。 まあいつものようにモチベーションは上がった。

朝とか昼の空き時間にちょっとぷらぷら歩いたが、 それなりに面白かった。 構内に高くて新しい建物が沢山あって、やっぱ東大は金あるなーとか思った。


2011年11月10日(木)

橋下・平松とか大阪市政・府政関係の動画とかを見てるが、 橋下は真っ当に話ができそう。 「対案を出せば検討する」とか当たり前のことを要求する。 つっかかってる側が「え、対案聞くの?」と戸惑ってる。 民主党と橋下の違いはこれだな。 対案なしに相手を野次るのと、そうでないのと。

「独裁という言葉を使ったからついていけない」。 平松は何を言ってるんだか。 一つの概念を言葉に落とし込んだだけじゃん。 言葉が悪なわけではないだろう。 独裁という言葉にたとえられる全ての概念が悪だと言うつもりだろうか。 自身もまがりなりにも大阪市という巨大な組織の首長なわけで、 ある程度は独りで裁量する権限を持っているだろう。 独裁制度を世襲して構造化したらそれはあかんけど、 橋下はそうしようとは言ってないじゃん。 言葉を狩るのが好きなのか、そういう人に請求しようとしているのか。 私は言葉ではなく、その人がしたい事の本質を見るべきだと思う。

「最悪の共和制は最善の独裁制よりまだマシだ」 というのが銀英伝でやりたかった田中芳樹の主張。 銀英伝はよく出来ていて面白かったし、その主張も理解はできるが、 個人的には最善の独裁制の方が最悪の共和制よりも良いと思う。


2011年11月11日(金)

授業。 いつか、量子論の話を半期全部使ってやりたい。

某講演会。 昆虫の脳の働きの話がめっちゃ面白かった。 ちゃんと研究している人はいいなあ。


2011年11月12日(土)

講演会を聞きに京都へ。 出町柳から徒歩 20分くらいの場所なので歩いて行くつもりだったが、 出町柳でレンタルサイクル屋を見つけたのでそこで自転車を借りた。 機動力大幅アップ。 これで昼飯にラーメン通りまで食いに行けるな。 しかし期待した「夢を語れ」は夜のみの営業だったので。 隣の天天有で食った。 天天有が食券制になっていた。

自分の仕事とは内容が遠かったかな。 まあこういう課題もあるということを知るのも勉強だ。 一通り終わってキャンザイさんに連絡してカナートまで来てもらい、 買ってもらっていた『俺の屍を越えてゆけ』リメイク初回限定版を受け取った。 コーヒーおごると言うくらいの気を利かせられれば良かったなあ、と後から思った。 そのあと三条土下座で絵夢その他と落ち合うことになった。 出町柳から三条までの距離は、歩く、そうでなければバスという手段しか頭になかったが、 実は京阪電車が一番速かった。 んで、絵夢、水崎、まさひろ、若者と飲んで、その後ほとんど終電まで立ち話し、 私は泊めてもらう予定の絵夢氏の家へ。 そこでもビール飲みながら漫画話とかドクター話とかしてた。 絵夢氏がドクターをキチンと取れていたようで、とても安心した。 よかったよかった。


2011年11月13日(日)

未明 6:00 ころに眠り、12:00 ころに両方起きる。 それからトンカツ屋に昼食を食いに行き、 その足で電車に乗って帰った。 今回もみんなありがとう。

ランニングトレーニングで足指の爪の裏が鬱血したが、 その爪がはげてきた。 暫くそのまま爪が伸びるのを待っていたが、 やっぱり邪魔なので切った。 すると爪の下の皮だった部分が固くなって、残っていた部分の爪と同化してきた。 てっきり残っていた部分が伸びて元通りになると思っていたので、 ちょっと驚いた。 「爪は皮膚が変化したもの」と聞いたことはあるが、なるほど。 てっきり「尾骨は尻尾の名残り」というような進化論的な話だと思っていたが、 そうではなく皮膚が適当な刺激で硬質化したものなわけだ。

実家で母にムスメを見てもらっていた時にかかってきた電話。 セールスっぽいので母が無視していたら、ムスメが受話器を取ってしまった。 「お母さんはいますか?」と聞かれたムスメが「おかあしゃんおしごと」と答え、 先方が「じゃあまた今度かけさせて頂きます」と言ってきちんと話が収束したらしい。 すげえ、会話成立してるじゃん!


2011年11月14日(月)

ロボットダンス 。 すげえ。 衣装がいいなあ。 舞台芸術ってのはやっぱりこういうの総合的な力が必要なんだな。

現在カナダ在住の関西 Ruby 関係の人が日本に帰っているので、 彼のソウルフードである天一でラーメンの会。 婚約者を連れて来ていてびっくり。


2011年11月15日(火)

義母から電話がかかってくることは滅多になく、 以前かかってきたのはムスメが携帯をいじってかかってしまった ものだった。 なのでその電話の主がムスメだと思って呑気な声で応対してしまった。 要件は、ヨメが緊急入院し、手術を受けるとのこと。 今日は予定のある仕事がなかったので急遽休みにして車で急行。 父が倒れた時とイメージが重なる。 当時寮生活していた私にある日電話がかかってきて、 病気のそぶりもなかった父はその次の日に亡くなった。 「なに、そんなことはない。症状も違うし」 と自分に言い聞かせながら運転。 一応手術前に到着し、 ヨメに「頑張って長生きしよう」と声をかけることができた。 それから手術が始まり、終わるまで義父母、ムスメと病院で待つ。 手術自体は成功。 しかし、予後は注意深く観察しなければならない。 ヨメはまだ麻酔から完全には覚めていないようだった。 そのあと義実家で泊めてもらう。 何事もなく快復することを心の底から願う。 ぜったいだいじょうぶだよ。

ムスメはまだよく分かっていない。 病院といういつもと違う環境で興奮気味。

ムスメはアルファベットの A,B,C くらいまでは言えるが、 G とかはまだ覚えていない。 まだ言えない文字にあたったとき、 「なかなかむずかしい」と言った。

「えべれーた」(えれべーた、じゃない)。 「あらたしい」が「あたらしい」、 「さんざか」が「さざんか」になるような作用だろうか。

タマゴボーロをもらって「しゃーないよ!」と言った。 お菓子をあげすぎてはいけないという意識があげる側にあるので、 「しゃーないな」と言いながら与えることが多いからだろう。 つか、肉親の面子的にこの言葉遣いは私しか使わないような気がするので、 私の言葉をまねしたんだろうなあ。

手術中にムスメと手術室前を通った時、 ムスメが「おかあしゃん、がんばる」と言った。 手術終了後に麻酔が覚めるのを待っている間にムスメと手術室前を通った時、 ムスメが「おかあしゃん、おやすみしてる」と言った。 偶然か、第六感的な何かか、麻酔の話を理解していたのか。

義実家で泊まらせてもらい、ムスメと一緒に寝る。


2011年11月16日(水)

ムスメは普段1〜2度は起きてミルクをねだって泣くようだが、 昨夜は起きなかった。 やはりかなり疲れていたのだろう。 あるいは「おかあさんでなければミルクをくれない」と思われていた可能性もある。

今日は本当はミーティングで発表しなければならなかったのだが、 学内の身内度の高いミーティングだったので休ませてもらった。 行こうと思えば行くだけは可能だったが、 発表資料を作る時間がなかった。 ということで電話して当日キャンセルさせてもらった。

午前はムスメと散歩。 近所に神社が 2 社ほどあったので、 そのそれぞれで 15円ずつ賽銭を投げてムスメと一緒に祈る。 普段ケチンボで賽銭を入れても 5円の私が大奮発した。 頼むぜ、神さま。 午後の面会時間でお見舞いして、車で帰宅。

ハーフマラソンに当選のメールが来ていた。 正直、それどころじゃねえ気がする。


2011年11月17日(木)

今日も本当は出張の予定だったのだが、 これも身内度の高いミーティングだったので休ませてもらった。 他に予定がないので行こうと思えば行けるが、 ミーティングで話をする内容を作れなかった。 家で明日の授業準備をした。

姉夫婦に誘われて外食。 大変だ、頑張れと励まされ、可能な限りの協力を申し出てくれた。

姉がボランティアで協力している演劇の工作の案出し。 時計の振り子を強度の低い部材でどう作るかについて、 博士(工学)からの知見を求めたいらしい。 姉は経済学、その旦那である義兄は理学系だからな。 強度はナイロンロープで、客席側にダンボールで化粧するというのが 基本ライン、 あとはダンボールごと回転してしまわないような工夫が必要。 第一案は出したけど、現地で作ってみてからの試行錯誤が必要かも。


2011年11月18日(金)

午前に授業準備を終わらせ、授業。 私の受け持ちは後期のうちの半分なので 今日が最後の授業。 アンケート結果を見ると、高評価が多い。 成功したと言えそう。

授業の後、医療費と保険関係の調べ物、手続き。 そして保育所を見学しに行った。 保育所は明るかった。 応対してくれた人や子供の相手をしているスタッフが、 にこやかですごく良い印象。 最大受け入れ人数が 20 人と小規模なので建屋は小さいが、 全体的に好印象。 ムスメは今、同年代の友達を作る術を知らない。 あの年代の子供はそこにいるだけで友達になれるので「術」という言葉は我々の感覚とは 異なるのだが。 ただまあ、肉親とだけ遊ぶ、というような状況はムスメにとって あまり良くないので、 できればいつかどこかで保育所的環境に叩き込みたい。 「獅子は我が子を千尋の谷に突き落とすのにも全力を尽くすという」(神聖モテモテ王国)。

停電対策のシャットダウン祭り。 正直めんどい。 計算機はグローバルネットに直接接触していないので、 root の ssh ログインを許可しても良いかもな。 それを許可すれば ssh で1つの端末から多数の PC を パスフレーズ入力なしでシャットダウンできる。 前回シャットダウンし忘れた授業サーバを今回は忘れずにシャットダウンした。 しかし冷蔵庫の中身を出して持ち帰ることを忘れていた。 月曜日が怖い。


2011年11月19日(土)

母と一緒に一度義実家に行き、そこから車で病院に見舞い。 ヨメは頭痛こそ残るが、大したトラブルもなく、順調のようだ。 だいじょうぶ、だいじょうぶ。


2011年11月20日(日)

朝 1時間半かけて 10 km ほど走ってみた。 思ったよりも走れそう。 道中で見かけた神社に全て寄った。 合計 4箇所、複数の社があるところはその全てで祈っておいた。 ヨメの命の無事、ヨメに後遺症がないこと、 ムスメの健康、次の子供が授かること。 欲張りすぎだろうか。

洗濯日和。

ムスメの最新の写真を母に頼まれていたので、それをレタッチ。 ヨメにもプリントアウトを渡しておいて良いかもな。 今ムスメにはかなり限られた時間しか会えない筈なので、 その間の励みになるだろう。

深夜食堂 3巻のあさりの酒蒸しの話が白眉。 明には描かれていないが、 あれは母親が息子の回復のために願掛けしたんだ、絶対。 子に対する親の愛はそういうもの。


2011年11月21日(月)

事務仕事はなんだかんだと出来るけど、 能動的に動かなならん仕事はどうも集中できない。

『俺の屍を越えてゆけ』。 壊し屋の子供を死なせた。 初陣なのに初挑戦ダンジョンの中ボス・鳴神小太郎に挑んで一撃で倒された。 俺が死なせたんだ。 泣きそうになった。 その子の親が反魂の儀を申し出た。 これも泣きそうになった。 現実に俺がムスメを失って、同じことができるなら絶対する。 オレシカはそもそも寿命が2年弱なので、そこで死ぬのは悲しくないのだが、 事故で死なせたりするとまじへこむ。 リアルで子供ができ、また家族を失いかねない大病がおそったりする 現状ではとても辛いゲーム。

カレー作った。 マラソン前からのカレー欲をここで消化。 ターメリックライス(玄米)に初挑戦。 食べるのは明日。

南瓜を炊飯器の保温を使って蒸してみた。 簡単に食えるようになるな。 でもひらしょー邸で食わせてもらった南瓜の濃厚な旨みとは全然違う。 やっぱ素材の違いが大きい。

たぶん端からは「こんなことやってていいのか」と見えるだろう。 でも医療に関して俺にできることは何もない。 補助関係でできることはそれほど多くはないし、 義母がかなりの部分をやってくれている。 ヨメのために時間を目一杯使っても、 結局 24時間は余ってしまう。


2011年11月22日(火)

ボチボチ仕事。


2011年11月23日(水)

カレーが思ったより美味くない。 たぶん水分が少なすぎて味が濃厚すぎる。 でも水とか野菜ジュースで伸ばすと保存性が落ちそうな気がする。 まあ大丈夫か。 伸ばしてサラサラの方が火入れやすいしな。 あとやっぱり鶏肉では旨みが足りないのかもしれない。

ヨメの見舞い。 ムスメの写真を光沢紙にプリントアウトして持って行った。 喜んでくれた。 かなり回復してきて、経過は順調。

目をあけていると頭が痛いといっていたが、 今日はベッドに横になりながらも目をあけていたので、 頭痛がおさまってきたのかな。 キチンと会話ができた。 ずっとベッドに寝ているので腰とかがしんどいらしいが、 それ以外は何事もなし、とのこと。 何もないのは素晴らしいことだ。

ムスメは元気に走り回っていた。 道路の前で立ち止まるということを覚えていないので目が離せない。 私の肩車よりもばーばのおんぶがお気に入りの様子。 義父母・ムスメ・私の4人で病院裏の八幡さんにお参り。 ムスメは道端のコンクリート杭や模様を見つけて、自分で遊びを編み出す。 一人遊びではなく、 「おとうしゃん、そっち」「ばーば、こっち」とか付き合わされるが。

ムスメの人見知りはあいかわらず。 一度ムスメのために保育所預けたいんだけどなあ。 まあヨメが快復してからでいいか。


2011年11月24日(木)

維新 vs 反維新という構図だが、 反維新陣営がネガキャンばかり。 「〜〜をしない」ばっかり。


2011年11月25日(金)

グループ演習系の授業。 携帯電話をいじっていたり文庫を読んでる奴がいた。 講義だったらまあ自分の責任だから大目に見るが、 こういう授業では他の人に作業を押し付けて自分は遊んでいる ということなので、かなりキツく注意した。


2011年11月26日(土)

ヨメの見舞い。 ICU から HCU に移動していた。 本来はもう数日 ICU の予定だったのだが、 急患が入ったとかで移った。 まあそういう事情はあるにせよ、HCU に移れるくらいには山を越えていると言える。 めでたい。

ムスメがジャンプしたあと、尻餅をつく。 ムスメ「びっくりしちゃったね」。 「こける」のことをそう表現すると思っているのかもしれない。 普段ムスメがこけたりしたときに、まず「びっくりしたね」とか言うことが多いので。


2011年11月27日(日)

選挙。 まずは調べもの。 公報をざっと眺めて香ばしい方々を除外。 市長は平松と橋下の一騎打ち。 橋下・維新のネガキャンばかりやってる陣営・団体があり、 そのネガキャンが見苦しいので却って 橋下・維新に入れるモチベーションが上がる。 こいつら阿呆か。 「相手が当選するとこんな悪いことが起こる」 では、自分が何をしようとしているのかが分からない。 「何が嫌いかより、何が好きかで自分を語れよ」。 提示されるマニフェストの具体性は、 私にとってはかなり大きな差があった。 府知事の方はどうだろうな。 私個人の中でも市民としての私と、府民としての私とでは 立場が微妙に異なる。 大阪都構想というのは二重行政の解消という側面が大きいが、 大阪市のリソースを大阪府に移譲するという面もある。 大阪府民としての私は大阪都構想にウェルカムだが、 大阪市民としての私はそこまでウェルカムではない。 そういうことを考えながら対立候補との主張の兼ね合いで決める。

ランニング。 まず選挙で投票し、それから適当に走る。 空堀商店街というのを見付けた。 結構勾配のある坂道になっているのが面白い。 神社参り。 高津宮と生玉神社はかなりデカかった。 両方とも、七五三で賑っており、 宮司と巫女が儀式を行っていた。 高津宮では結婚式もしていた。 あと道すがらの小さな社とかで祈っておいた。 ついでに父や祖先の眠る墓に墓参りした。 ヨメが無事に山を越えたのは彼らのおかげだということにして 勝手にお礼を言っておいた。 そのあとやまやでミューズリーと全粒粉スパゲッティ、 スーパーで牛乳などを買い物して帰った。 10 km。


2011年11月28日(月)

予定をすこんと忘れていて迷惑をかけてしまった。 金曜日に月曜の予定を立てるのは少しリスクが大きめ。 普通に翌日ならずっと頭の片隅に置いておくことができるが、 土日を挟み、その土日も予定があったりして何かしらしてるので 翌日よりはどっかで忘れてしまい易い。 だからスケジュール帳にすぐ書き込むようにしている。 金曜日に予定を決めたときも、 勿論スケジュール帳に書き込み、 また日曜日にも確認した。 ここに落とし穴が。 家や職場やノートPC でどこでもスケジュールを書き込み、 subversion で同期しているのだが、 金曜日は退勤するときの同期をついうっかり忘れてしまっていた。 普通の平日の翌日ならそれでも覚えているし、 普通の平日の3日後なら翌日とかに職場に行った際に 同期しただろう。 結論としては、金曜日の同期は特に重要で、 金曜日に月曜日の予定を立てるときは特に注意する。 これを意識しよう。

ただ、「意識する・注意する」だと弱い。 これだけだとこれから先の一生のうち、1、2度は同じ誤ちをしそうな気がする。 それが致命的な何かである可能性もある。 システム側から何かできないか。 定期的に同期するシステムは、同期すべきでないタイミングで同期 しようとすることがあるから却下。 定期的に警告するシステムは、そのうちその警告がうざくなることが 目に見えている。 svn status で更新情報のチェックをするときに、 家サーバと職場 PC を同時にチェックする習慣をつけようか。 これでいってみよう。

帰宅後、徹夜でプログラミング。


2011年11月29日(火)

44 : 名無しさん@12周年[sage] :2011/11/29(火) 15:18:03.20 ID:zce1zn3t0 そもそも、共産主義の大元の理念は、資本家による搾取を止めるためだった。 少数の資本家が、多数の労働者を安くこき使い、私腹を肥やすことを禁止するため生産手段を資本家から取り上げて国有にする、これが基本理念だ。 ところが、資本家から生産手段(工場や農地)を取り上げて全部国有にするということは言い換えれば、国が唯一つの、完全な独占の資本家になるということに他ならない。 資本家は、少数寡占であることで労働者を搾取するわけだが共産主義社会においては、資本家が少数どころか、「国」というただ一つになる。 究極の独裁資本なわけだよ。 労働者は、たった一つの独裁資本に頭を下げるしか生きていく方法がなくなる。 しかも、資本主義の資本家とは異なり、共産主義における国家は法律も作ることができるし、警察も持っているし、軍隊も持っている。 つまり、言い換えるなら、資本主義国家の資本家が、たった一つの絶対独占資本家になりさらにその資本家が、法律も警察も裁判も軍隊も独占してしまった、 ただ一つの資本家に、あらゆる富、あらゆる生産手段、あらゆる権力が独占されている社会。 これが共産主義社会そのものなのだよ。 こう考えれば、「資本主義の最悪の形態」と呼ぶ理由が分かるだろう。 ( まとめたニュース, 2011/11/29, 【国際】「父は私の人生を破壊した」スターリンの娘が米国で死去(写真あり) )

若い頃に共産主義的思考にハマった身としては、納得できる 上にすごく衝撃的な言説。 「さあ君は、 最悪の共産主義と 最善の資本主義、どちらが好みかい?」

ウォッチの心拍計使えないなあ。 センサーを替えたら何とかなるかもだが。

サツマイモがあったので 炊飯器。 保温ではダメだった。 ぐぐると、炊飯するようだ。 炊飯すると食えたが、やはりひらしょー邸で頂いたサツマイモの味とは異なる。 やっぱりあれはすごかったんだな。

ソーセージ、キャベツ、ニンジン、ブイヨンの煮物。


2011年11月30日(水)

技術書の広告に業績評価(KPI, Key Performance Indicator, 重要業績評価指標)の話が あった。 引用する。

たとえば、オンラインショップで日本一の売上げを経てる商品を販売する、 というのは KPI になりません。 「日本一」が曖昧だからです。

先の選挙で平松はしきりに「〜〜満足度日本一」とか言っていたけれど、 これが当て嵌るな。 というか、彼にとっては「日本一」が理想の状態なんだろうか。 日本一になってもそれは理想ではないだろうし、 さらに改善の余地があると私は思うんだけど。 というか満足度とかいう指標に定義があったんだろうか。

全粒粉パスタ。 もう少し慣れは必要だが、栄養の味がするのでじき慣れるだろう。 5年ぶりくらいにパスタソースを作ってみた。 たっぷりニンニクを少し炒めてオリーブオイルにニオイをつけて、 刻みタマネギ・ニンジンを炒める。 炒めたものを小鍋に移し、肉(今回は冷凍豚肉)を炒め、これも小鍋に。 トマト缶を空けて小鍋に入れ、煮る。 小鍋に刻んだキャベツを投入。 野菜ジュース、ケチャップとかを適当に入れ、ローリエを入れる。 汁気を飛ばすために暫く煮詰め、 塩、胡椒、ハーブとかで適当にトッピング。 適当でも美味くできるのはトマトの力だろう。

ヨメは病室でかなり退屈してるらしい。 ということで iPad をプレゼントするのはアリか? ぐーぐる先生によると、基本的に病院に聞くべきだが、 普通に考えて近くにペースメーカーを使う人がいるような病室はあかんだろう、とのこと。

facebook に写真を貼るか。 でも自分の写真って持ってないんだよなあ。 私自身は写真を撮るのが好きだが、自分の撮った写真には自分が写っていないという罠。 でもこないだのマラソンは友人が撮ってくれた写真があるな。 あれ使えるかな。


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