きづき(日記)

きづき、またかんがえたことをしるす (いっぺい)
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2009年09月01日(火)

ゼミ合宿で懇親飲み会。 安い酒は不味い。 いや買ってきてもらったもんだからケチつけるべきではないが。 やはり買って持っていかんとな。 同じ量のアルコールを摂取して肉体的な健康に負荷をかけるのならば、 それが美味い方が絶対に良い。


2009年09月02日(水)

往復200km。 十分に車を運転したので今月のノルマとしては十分だろう。 今週末は電車で義実家に行こう。


2009年09月03日(木)

職場の健診事業でメンヘル系のアンケート形式の奴があって、受けるか迷う。 まだ大丈夫だと思うし、異常があっても「よく話し合ってください」以上のことは 言われないと思う。 でも自己負担額なしだったら申し込んどいてもいいな。


2009年09月04日(金)

美容院がきらい。 あの「ボクっておしゃれでしょ?」という空気が耐え難い。 美容師は理容師と違って資格上顔剃りができず、顔剃りと蒸しタオルの快感がない。 それに料金高いし。


2009年09月05日(土)

実家カラオケ。 興が乗ってきたので、アニソン系をまぜてみた。 今迄も姉が知ってるのとか、母が知ってる小公女セーラとかを歌ったことはあるが、 知らないと確信しているアニソンを入れるのは実は初めてに近い。 『夢のつづき』と 『絶唱カラオケマン』。 カラオケマンは普通にネタソングとして面白がられたし、 夢のつづきはアニソン耐性のあまりない母にも高く評価された。 ある程度 場があったまったらアニソンゲーソンネタソンの名曲を歌うのはアリだな。


2009年09月06日(日)

日帰りで、義実家にムスメの様子を見に行く。

JR 加古川線は、片方の終点が加古川市の中央部にある加古川駅で着き、 路線全体は加古川という川に沿っている。 実に美しい路線名だと思う。

先日私が誕生日を迎えたのでそのお祝いに母がおごってくれる、ということで 寿司屋に母と姉夫婦とで。 そのあと義兄と将棋。 角の意識が前へ前へと行きすぎている。銀のいた場所を経由して右前方に向かう方針もあり。 角の効きが自分でも見えてない。 銀は一手に1マスしか進めないが、角はその制約がない。 金の急所は背面にあるが、最下段にあればその急所は隠れるので、 できるだけ上げない方がよさげ。


2009年09月07日(月)

11月に国際ワークショップでの発表する予定が入った。 次の研究を始めるための勉強をする時間が足りない。 研究の土台部分の勉強する時間が足りない。 英語の勉強もしなきゃ。

ポスター発表だから口頭発表ほどプレッシャーはないが、英語だ。 バンケットにも参加することにした。 高々5000円で、強制的に英語で喋らなければならない機会を得られるというのは 価値があるだろう。 海外に長期出張できるかは分からないが、そのコネクションを作っておくのも有益だろう。

10月には韓国出張で、これも当然英語だ。 学会以外の場面のために韓国語入門の本みたいなのも用意しておきたい。 学生時代に専攻全体で、学間交流という感じで韓国に行って発表したことはあるが、 そういや一人で行く海外ってのはこれが初めてだな。 不安といえば不安だが、まあ何とかなるさ。

あー発表とかしたくねえなあ。 それほど自信のある研究じゃねえんだよな、これ。 ちゃんとした研究者になって、ちゃんとした研究をしたい。


2009年09月08日(火)

『高熱隧道』。 黒部にトンネルを掘る話で、この土地は温泉地帯であるために高温の岩盤が強敵。 文筆の力のためか、全体的に異様な迫力があって面白かった。

鍋で沸かしたお茶を冷やす。 まず鍋をそのまま放置(自然空冷)すると、寝て起きて(約8時間後)も冷えきらない。 普段やっていたのは、タライに水を張って水をチョローーッと流す方法。 こうするとタライの縁から流れ出るお湯の熱量分だけ排水溝に捨てられることになる。 たぶん、2〜3時間で冷える。 こないだ試しにタライに水を張って、水を流さずにやってみたらこれもキチンと冷えた。 たぶん 4〜5時間くらい。 空気より水の方が熱伝導性が高いので鍋から外部への熱の流出がスムーズだったこと、 また鍋周囲のお湯は大気に蒸発してく際に気化熱を奪うことで冷却効果があったものと 思われる。 鍋の側面につく気泡を適宜払ってやればもっと効率は良くなると思う。


2009年09月09日(水)

ヨメおらず、母もいない期間ができたので、カレーを作った。 今回は義兄に倣ってミキサー使ってみた。 ミキサー使ったのは初めてでこれまで知らなんだが、 具材だけでなく水を入れなきゃならんのな。 とりあえず試しなので全ての具材をミキサーしてみたのだが、 やはり何でもかんでもミキサーでペーストにするのは良くない。 特に玉葱ペーストにしてしまうと、「焦げるまで炒める」のが何か妙な感じになる。

ペーストカレー自体はそう悪くない。 そこで気付いた。 具の塊が残る普通のカレーでは、温めるときにかきまぜるのを 具材が崩れないように ゆっくり行っていたのだが、崩れてもそれほど困ったことにならないので、 ガンガン混ぜてしまっても OK ということ。 ウチの鍋は肉が薄いので、ゆっくり混ぜると底が焦げてしまうのだ。 まあ弱火でやりゃあいいのだが、根がせっかちなので。


2009年09月10日(木)

「選択肢が複数あるときのオッズの決め方ってどうすんだろう?」 と思ってたんだけど、なんか分かった。 たとえば A, B, C の種類の未来が排他的にありうる場合、 まずそのそれぞれの確率を予想して 0.1, 0.3, 0.6 などと見積った場合、 オッズはその逆数にして 10.00, 3.33, 1.66 のようにすれば良さそうだ。

『隠蔽捜査』(今野敏)。 母に借りた。 面白かった。 ストレスフルな状態が片付くカタルシス。

『鉄子の旅』(菊池直恵、横見浩彦)。 この人漫画上手い。 技術的に感心した点が幾つもある。 コマ枠に手をかけて狭い感じを出すとか、 それまでなかったタチキリ見開きで山の中何もない感を出すとか、 コマ枠と文字をナナメにすることでゆれて酔う感じを出すとか。 光を描いて背景を抜くというのは写真ではできない絵で、 「本当に心象に写った映像なんだなあ」と感じた。 エピソードの切り取り、切り捨て方も良い。


2009年09月11日(金)

「論理立ってキチンと説明してくれるから、考え方とかがよく分かって有難い」 と学生に褒められた。

実験用ガスボンベの交換。 やや手間取って業者の人に迷惑かけてしまったけど、その対応で誠実に応えていたら、 「人柄のいい人で助かりました」と言われた。 勿論セールストークだろうけれど。


2009年09月12日(土)

坊主の読経をカセットテープに録音して、 盆にはそれを再生して済ませていた人がいたそうな。 これはやりすぎだと私も思うが、まあこういう人もいたという話。 ちなみに私の父方の祖父のこと。


2009年09月13日(日)

義兄と将棋を指すのは本当に稽古を付けてもらってる感じで、 何を打っても正しい手順で返って来る。 鍛え、成長すること自体に喜びを見出す性質が私にはあるので、それでいい。 私が義兄に将棋を習うということで姉も同時に習い始めたのだが、 この姉と将棋を指すのが存外に面白い。 両方同程度にヘボで拮抗してゲームになるから、ゲームとして面白い。 そのあと、棋譜係をやってくれてた義兄が双方に色々指摘してくれるし。


2009年09月14日(月)

胃腸の調子がよくない。 消化が不十分で腹のなかで発酵・腐敗してる感じ。 一つの仮説として以下のように考えている。 胃酸が足りず、殺菌が不十分。 胃酸は塩分(NaCl) の Cl から作られる。 冷たいお茶を飲みすぎ、尿の排出で体内の Cl が不足気味。 夏バテには意識的に適度な塩分摂取が効くかもしれない。

私が一年中、熱いお茶を好きなのが何故か分かった。 熱さのために飲む速度・量が制限され、体調の悪化を防げるというのがその理由が一つだ。


2009年09月15日(火)

出張前で慌しい。

結婚1周年。 自分的に大きな区切り。


2009年09月16日(水)

愛媛出張。 発表資料は完成していない。 まあ3日目の最終セッションの最後の発表だから間に合うだろ。 職場的には「大阪←→愛媛は航空機では行くな」ということになっているので電車でごー。 日本の車窓から瀬戸大橋を眺めつつ、発表資料作成。 しかし、この Libretto L1 で作業するのしんどいわ。 劣化のせいか、ポインティングデバイスがあちこちに飛ぶ。 暇を見て去年購入したネットブックを使えるようにしよう。

実に楽しい飲みで、友人が一人増えた。


2009年09月17日(木)

学会の合間の時間を無理矢理あけて、松山城に行ってみた。 松山城は綺麗で気持ち良い城だった。 個人の邸宅だと思えば大きいが、 今でいう県庁だと思えば小さいと言えなくもない。

途中の東雲神社への参道で、老犬を連れたおばさんに出会った。 その犬はもう目が見えなくなっており、目脂で眼球自体がカサブタのようになっていた。 おばさんは毎日その目脂を取ってやるのだそうだ。 犬は目が見えなくなっても、ニオイで自分の散歩道を選べるそうだ。 何度か、撫でさせてもらった。 可愛い犬と良いご主人だった。 優しい時間が流れていた。


2009年09月18日(金)

発表。 まあ、ケチョンケチョンという程ではないが……。 がんばろう……。

ギリギリの時間だが、何とか大阪に帰れた。


2009年09月19日(土)

なんか昔のフラッシュを見かけた。 『「ありがとう」って言いそびれたヤツいる?』 マジ泣いた。 ボロボロ涙出てきた。 かあちゃんになんかしよう。 母が元気なのも、あと数年かもしれん。 ……そう言われる人ほど長生きするもんだ、きっと。 あと、 『たった一人の妹へ』 『母さんが死んだ』


2009年09月20日(日)

自然界の生物は、次代に残すのは優秀な遺伝子のみ。 能力の高い優秀な遺伝子を持つ個体は、優秀な遺伝子を持つ子を残し、 自然淘汰というふるいにかけられてさらに優秀な遺伝子を残す。 動物が5〜10匹以上も一度に子をなすのは、それだけ死ぬからだ。 病気のない、健康で優秀な子のみが生き残る仕組み。

人間の強みは、個人の努力の成果を次代に蓄えることができること。 優秀な道具を開発したら、自分の子だけでなく社会全体で共有することができる。 人間は代々の努力の結果優れた生産能力を有する社会を持ち、 現代社会では子がほとんど死ななくなった。 結果、遺伝子の淘汰作用が働かない。 NHK の特番では精子の質や量が低下していると言っていた。 遺伝子そのものが弱体化しているかもしれない。 子の死なない社会を目指して人間は技術を育て、社会を発展させてきたわけだが、 皮肉にもその到達点では人類という種そのものが弱体化すると 見ることができるかもしれない。

親の気持ちからすると当然なのだから、まあ仕方がないことだ。 我が子の命が危険に晒されるのならば、弱い遺伝子を持っていたとしても、 私は全力で守るだろう。

「自然な」というのは牧歌的な印象の言葉として使われるが、 このような観点について言えば「自然な世界」とは、 「遺伝子の優劣で生きるべきか死ぬべきかが殆ど決まってしまう厳しい世界」と言える。


2009年09月21日(月)

『ソロモンの鍵』のアーケード版をいつかやってみてえな思いつつ5年。 Wii のバーチャルコンソールに入ったと聞いて 「よし入れて やるか、でも今日でなくてもいいや」と思って、これまた暫く経つ。 さて、Wii を手に入れたときのニンテンドーのポイント 150点分の期限が 9月末だった。 このポイントが失効する前にやったら 150円分得だということで、 それまでにやってしまおうと思い立った。 調べてみると Wii をインターネットに接続する必要があり、 そのためには家庭内LAN に接続する必要がある。 Wii の有線LAN アダプタは別売で 2800円。 Wii は内部に無線LAN を内蔵しているので、家庭内LAN に無線LAN アクセスポイントが あればそれでインターネットに接続できるとのこと。 無線LAN アクセスポイントは1万円くらいのものだし、 それがあればノートPC がもっと便利に使えてヨメも喜ぶことだろう。 ということでヨドバシカメラに無線LAN アクセスポイントを購入しに行ってきた。 無事、問題なくインターネットに接続し、ローソンで Wii ポイントを購入して バーチャルコンソールでソロモンの鍵をプレイすることができた。 めでたしめでたし。 なお、クラブニンテンドーのポイントと Wii ポイントは別だった。 仕方がないので クラブニンテンドーのポイントは Wii リモコン スタンドに使った。

ヨドバシに出たついでに、母に頼まれていたマイクとスピーカーを購入し、 明日の同窓クラス会で初めて行く飲み屋の位置を確認して来た。 うん、効率的。


2009年09月22日(火)

高校の同窓クラス会。 普段は 盆か正月かに設定しているのだが、 今年の 9 月はハッピーマンデーの敬老の日と秋分の日が飛び石になったので 間が国民の休日になり、日曜とくっついて5連休という珍しい時期の 大型連休(シルバーウィーク)になったので、試しにここで設定してみた。 で、集まったのは 5人。 まあしゃあないな。 このようなシルバーウィークとはいえ、 盆や正月と違って大阪に帰省する人はあまりおらんのだろう。 酒屋に紹介してもらって行った梅田の居酒屋はオナベの大将とオカマの女将のいる 若干変な店だったが、料理も酒も美味く、値段も手頃で実に良かった。


2009年09月23日(水)

ヨメを迎えに義実家へ。


2009年09月24日(木)

韓国出張の航空便手配とか。 日程と、航空機の空席と、行かなくても良いプログラムと、外国での移動経路と、 値段と、考えること多すぎ。


2009年09月25日(金)

出張の航空便とかの相談に生協を使ってみたがイマイチ。 私に分からない魔法のような手段で航空チケットの検索とかしてくれるかと 期待したが、俺の検索力に毛が生えた程度だった。 というより、窓口担当になったねーちゃんのコミュ能力が低くて難儀した。 ルート候補は複数あるが、最初の一つの地名を言った時点で勝手に検索を開始して 人の話聞いてないし。 生協だったら出張で使う人が多いだろうから言わんでもその手続きに 従ってやってくれるだろうと思ったら、実はよく分かってないとか。

『プロカウンセラーの聞く技術』(東山紘久)。 職場で相談役みたいなことをしてる姉が、その観点で面白いと言っていたので借りてみた。 そして面白かった。 良い聞き手になりたかったら、とにかく自分の主張を入れずに相槌を打てとか。 自分の経験はあくまで自分の経験であって他人には適用できないので言うだけ無駄だとか。 子供の躾は幼い時ほど厳しく、長じるほどに緩めるとか。 子供が15くらいになったらもうほとんど親から手助けをしてやる必要がなく、 手助けが必要なら自分から言ってくる、とか。


2009年09月26日(土)

夕方。 ヨメが乳腺炎で発熱したので病院に連れていく。 看護師さんに乳房のマッサージを受ける。 私個人としてはプロがするところを見て覚えて家でヨメに施せるようにしたかったのだが、 たぶんデリカシー的には NG だろう。 どうせその知識が役に立つ見込みはそんなにないのだし、 有事の際にはヨメにやり方を教わればいい。


2009年09月27日(日)

ムスメはつかむことを覚えつつある。 あと笑いかけたら笑い返すようになってきた。

ムスメの顔を見ながら発音できそうな簡単な音素を発音してやると、 たまに声が返ってくる。 「お」 「おう」 「あい」 「はうおー」。 たぶん、顔を見て口を動かして発声してやるのが大事で、 CD をかけたりテレビを流したりするだけではダメなんだと思う。 CD などで流した声は、人間が発声した声ではなくただの音として捉えられてしまいそう。 それよりは目の前の「おとうさん」や「おかあさん」が口の動かし方を示しつつ、 一音ずつ発音してやるのが良いと思う。

あと喋っている声を聞かせるのが大事だと思う。 現時点では内容は理解できないだろうから、題材は何でもいい。 現時点で行うべきは情操教育ではなく言語教育なので、 語り聞かせ方も、感情を込めるより一音一音をはっきりしっかり発音すべきだろう。 ということで学術誌や英語の論文を読んでみたりした。


2009年09月28日(月)

ヨメの発熱はまだ続いており、つらそう。 それでなくても週末の夜くらいはヨメをゆっくり寝かせてやるべきなので、 ヨメを居間に隔離して、ムスメの泣き声の聞こえぬ部屋でムスメと就寝。 普段ムスメは1〜2時間ごとに起きて泣き、抱っこしてもらったり授乳して もらったりしていたのだが、今日は6時間じっとしていた。 私の目が覚めたときにはムスメがこちらを見ていて、 私が起きたのを確認してから泣いたような気がする。 ムスメは起きていたけど泣いていいのか測りかねていたような気がする。 紙おむつはかなりの重量だったし、お腹が減っていたようでヨメがすぐに授乳。 2ヶ月齢にしてすでに遠慮と我慢を覚えているとは!(親馬鹿) 本当にそうだとすると、ムスメにストレスかけすぎることになりかねないので、 私はもうちょっと気付いて起きてやらんとあかんなあ、と思う。


2009年09月29日(火)

4年前に4万円で購入したカラーレーザープリンタが不調。 ヨメの言うとおり捨ててしまうのが良いという気持ちも分かるのだが、 2年ほど前に先走って購入してしまったトナー(4〜5万円相当)が勿体無いので私としては 多少の金銭はかかっても修理したい。 「2万円を越えた分は小遣いから出す」 と遠慮半分本気半分で言ったら華麗なスルーでそのまま通された。 まあ良し。 しかし、どうすべきか考えている間に、 「未練はあっても、夫婦の諍いのもとになるくらいなら不要」という進歩的な覚悟が 生まれた。 結果的にはその覚悟は不要だったが、この考え方は応用が効きそうだ。


2009年09月30日(水)

『針金ハンガーで作るブックストッパ』。 ローコストっぷりに感動した。


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