きづき(日記)

きづき、またかんがえたことをしるす (いっぺい)
Last modified : Sun Jan 04 14:09:52 +0900 2009

2009年01月01日(木) 「ひとつひとりのひめはじめ〜」

正月。 未明、初日の出を見るという目的を兼ねて姉、義兄、母と大阪城まで走る。 しかし地平線付近は雲が重なり見えず、比較的すぐに帰る。 帰り道、難波神社と坐摩神社に寄って帰る。 安産祈願の神社ではなかったけど、まあ祈る分には自由だろう。

あけおめことよろ。 今年の年賀状はウェブ上には置かない。 つーか今後はたぶん置かねえ。 個人特定される危険性は少ない方が良い。

母、姉、義兄とゲーム三昧。 カタン、花札、Ticket To Ride Europe 版、赤ニムト。 TTREuro は USA 版と比べてゲームとしてよくこなれてきた感じ。 4人でやるのなら基本的に 短距離路線は1枚返却して色々動いた方が 戦略的に良さそうだ。 赤ニムトも旧ニムトから改良されており、完全に別ゲームになっている。 ゲームとして旧ニムトはほぼ完全に運次第でゲームが決まり 思考の余地があまりなかったのだが、赤ニムトではパズル・戦術・戦略の選択が ある程度体系立った思索によって可能になったので、 その点がゲームとして面白くなったと思う。 正直旧ニムトはあまり好きじゃなかったしな。 (とはいえテーブルゲーム初心者にもとっつき易いという点は 極めて優れた長所と認める。) なお、旧ニムト最大の欠点であった札の上下の分かり難さが改良されたのが一番良くなった点だと思う。 花札はルール改良中。 オリる人がいなかったときに、強制的にオロされる人から札や役を買うという ルールをどう扱うべきか難しい。

カニ鍋うめえ。 カニ雑炊激うめえ。


2009年01月02日(金)

ハウスキーピングな作業。 掃除、布団干し。 ヨメがつわりでニオイに敏感。 2〜3日寝ただけで自分の布団のニオイが気になって眠れないらしい。 なので布団はこまめに干す。 布団乾燥機欲しいなあ。

仕事作業の合間、ヨメのノート PC で UNIX サーバのファイルを共有したり、 動画を再生できるようにした。

料理上手な義兄&母プレゼンツ コース風料理。 ワインうめえ。 チーズうめえ。


2009年01月03日(土)

『ルーキーズ』(森田まさのり)。 教師漫画としては良作。 不良が心を開いていく展開は心に沁みる。 しかし野球漫画としては中の下。 試合展開に深みがない。 キャラクターが成長したり、 新しいキャラクターが凄いことの表現の為に結果がインフレするので、 三振かホームランかというようなゲーム展開になる傾向が見うけられる。 週刊少年誌での連載だったので仕方がないのかもしれないが。 漫画として読むべきは最初の5巻くらいで良さそうだ。

ヨメ実家へ行く。 ノートPC を持って行って仕事しているのだが、妙にはかどる。 インターネットは実にけしからんということだな。


2009年01月04日(日)

ヨメ実家から帰宅。 ヨメは仕事をやめる方向でご両親からも説得があったらしい。 いやあの体調であれだけの負荷の仕事やってる方がおかしいって。

ヨメの敷く家計(小遣い制含む)システムはバランス感覚に欠けていると思う。 「生活費は私の稼ぎの中から全て出し、ヨメの稼ぎは全て貯蓄に回す」 というシステムになっているのだが、 それって万一離婚することになったりしたら ヨメの稼ぎが自分の口座に丸々残るような仕組みだろ? 何故生活費をお互い折半にするとか共同の財布にしないのかが理解できない。 (理由はたぶん俺の貯蓄能力にヨメが全く信用を置いてないからだとは思うのだが。) バランス感覚とはこういうところの平等感・平等観の話。 金に関するバランス感覚・システム構築力とかいう点では私の方が長じていると思う。 自治会活動での金に関する議論で伊達に鍛えられていない。 (寮や漫研での金勘定指針に関する口出しを煩く思った人もいそうだが、 それだけ機会あるごとによく考えていたとも言えると思っていただこう。) しかしまあ他人の金の出入りを全て管理するなんて面倒なことを私はやりたくないので、 それをしようとするヨメをそういう意味で尊敬する。

ヨメが妊娠した今となっては、 ヨメが稼げなくなる分を見越してその平等を図っていたと見れば丁度良いと 見ることもできるだろう。 結果的にはオーライだ。 ヨメが妊娠した今の状況では、 つわりに耐えて金を稼げないヨメの頑張りと私の仕事での頑張りを等価なものと すべきで、そうであれば私の稼ぎは 夫婦二人の頑張りの対価ということになる。 そういう状況においては、私が(それが強い制約であっても) 小遣い制の下にあるのは実に妥当だと思う。 しかしヨメが妊娠する前からこれらのシステムが敷かれていたことに イマイチ納得できない。 まあ今となってはいいんだが。

思うにヨメは支配したい・思うままに管理したいという欲求が強いのだろう。 その第一の対象が私なわけだ。 ヨメがキレる時も「何で私のやり方でやらないの」みたいなことが多いし。 生まれてきた子供に対してもこんな風に接するのかなあ。 子供にはある程度は親の価値観を押し付けてもいいと思うけれど、 枠に完全にはめようとしてはいけないと思う。 私自身は子供に過度の価値観の押し付けはしないと思うけど、 逆に子供自身の価値観に任せるところが愛情薄いように感じられたりしないかとか……。 いやはや、鬼も笑わぬ先のことを妄想してしまった。


2009年01月05日(月)

結婚前に蓄えていた資産を差押えられ、小遣い制に移行する。 その直前に欲しいものをまとめて買っておくとかするべきだったか? 私個人の部分最善を取るならそれをやるべきだろう。 それまでヨメは私の資産の額を知らなかったわけで、 その額が結婚の理由にはなっていないのだから。 しかしそのように金を使うのは何となくアンフェアな気がしてやらなかった。 必要ならヨメの許可を貰って買おうと。 だが今後悔している。 結局そのようにフェアにやろうとしていたということすらヨメは知り得ないわけで、 今からヨメと交渉するのも結局単純に小遣いが足りないからだと見做されかねない。 つーかつわりに苦しむヨメにそんな話する余裕ねえ。 ということで自分で必要と思った数万円程度の物は購入しておくべきだった。 無線LAN ターミナルとか、Atom ノートとか。

梟の部首は何かと思って調べたら、木部だった。

ヨメが私に服装とかを指南するのは、My Fair Lady と同じ構図だろうか。 ヨメがヒギンズ教授で、おれイライザ。


2009年01月06日(火)

西洋史のどっかで、車輪のスポークが大発明だったとどこかで聞いたことがある。 車輪の重量を抑えることができ、戦車の機動性が向上するとのこと。 ヨメの実家の引き戸が妙に重かったのでよく見たら、それは木戸だった。 これを襖に替えると軽快に開け閉めできそうだと思った。

『日本人の英語』(マーク・ピーターセン)読了。 私が今迄読んだ英語本は英語のできる日本人の本が多かったが、 これは日本語のできる英語ネイティブからの意見で、 私にとって異なる角度からの視点が得られたことが実に有意義だった。 視点の数が結構大事だと思うので、 良書を書いた人であっても一人の著者の本をたくさん読むよりも、 色んな人の本を読むようにした方が良いように思う。


2009年01月07日(水)

「姿見を壊すには山村の子供たちがだるまさんを転んだやってるところを探して……」 という夢を見た。

私の知る地下鉄は全て各駅停車だ。 (少なくとも大阪は全て各駅停車。 ググってみたところ東京などでは急行があるらしいが。) 「地下鉄に急行がないのは何故だろう。 遠くに行く人も相当数いるだろうに?」と思っていた。 で考えてみて以下の理屈をつけた。

White Album のアニメの奴。 狙うところは分かるが、それに達しておらず何か痛々しい。 つか何でこれをアニメにしようと思ったんだろう。


2009年01月08日(木) 「ヨメのあなたの空遠く 幸住むと人のいふ」

学会。 体調悪いので学生の発表が終わったら早めにかえった。 義実家にいるヨメは元気だろうか。


2009年01月09日(金)

学会行ってもしゃあないし、休んで家で仕事。


2009年01月10日(土)

結晶学の勉強。 BGV は古アニメのOPED。


2009年01月11日(日)

数学の授業の準備。 教授が作ったプリントを学生にやらせるのだが、 私自身かなり一生懸命やらないと理解できない。 学生数名しかいない授業でコストパフォーマンスは悪いが、 教員が理解していないというのはあまりにマズいのでかなりの労力をかけざるを得ない。


2009年01月12日(月)

数学の授業の準備。 BGV はライブアライブのプレイ動画。


2009年01月13日(火)

数学とコンピュータ演習のレポートの採点ちう。

馴染みの酒屋に聞いた話。 そこの酒屋では年に数度酒蔵を招き、客を呼んでお酒の会を開いている。 良い酒と良い料理を良い器で。 そこで、不心得者がおり、器や箸置きなどを持ち帰る者がいるそうな。 しかし「器を持ち帰らないで下さい」と言うのは逆効果で、 却って持ち帰る人が増えてしまうらしい。 言われなければそもそも「持ち帰る」ということを思い付かない人に 知らせてしまうということだろう。

学生にはレポートを返す時に完全な模範解答を示した方が良いと私は思う。 そのときに「下級生に渡すな」という警告をしたら、 これも「酒器を持ち帰るな」と同様の効果を持ちそうな気がする。


2009年01月14日(水)

3:30 起き、自宅にてレポート採点。 電車を降りたところで夜明けになるように6:30過ぎにカメラを携え、家を出る。 夜明けの川っぺりや鉄塔を撮影。

『ジーキル博士とハイド氏』。 現代フィクションに氾濫した二重人格というものとはちょっと異なっている気がする。 まあ私はそういうのの専門家じゃないからどれが正しい二重人格像か分からんが。 まあ作品が楽しければそれがエンターテインメント的に正しいイメージだ。 まあ、エンターテインメントとしては微妙だが。 話の作りは少々甘いと感じた。 理系博士の描写にリアリティが足りない。 博士自身の手による実験の記録とかの文章が、理系っぽくない。 普通の理系人だったら「ある塩類」とかではなく、具体的な薬品名を挙げるだろう。 薬品名を出したくなければそれを秘する理由をつけるべきだろう。 あと、犯人を知っているミステリを読むってこんな感じなのかと思った。

組合の旗開き(新年会)に執行委員として参加が要請されたので行ってきた。 組合の会合というよりは、民主党の選挙活動だった。 なんつーか、私は組合の会に出に来たはずなのに、 なぜ特定の政治団体にバイアスを受けなければならないのだ。 それならば最初から、民主党の集会と銘打ってくれればまだしも心象がましだったのに。


2009年01月15日(木)

「スタッフのタスク量を低減しなければならない」 これが会議の主たる論点だった。 一通り意見が出て話し合いが続いている最中、ある人がこう言った。 「目標をどこに置くかをまずキッチリ考えましょう。 半分に減らすのが目標か、少しでも減らすのが目標か。 もし目標が半分に減らすということであったならば、 見込める効果が数%の案は後回しにすべきでしょう。」 この明瞭な指針提案に、私は感動した。

家計についても同様だと、後から友人に言われて気付いた。 「節約、節約」と言われても、100円の節約のために60分の時間をかけ、 生活全体の質を落とす愚は戒めねばならない。 家を持つという目標があるとして、そのためにも具体的な数値の目標が必要だ。 1000万円の貯蓄が必要だという目標がはっきりしていれば、 1万円の節約へのモチベーションが大きく違う。 逆に目標額がはっきりしていれば 2月に1度5000円の美容院に行くことは許容されるべきかもしれない。 貯蓄のために支出を切り詰めることは美徳ではあるが、 生活そのものが楽しくなくては何のための生活かという気分になってしまう。 友人にはファイナンシャルプランナーという職業の人に相談すべきではないか、 と言われた。 収入と目標に応じて最適な方針を提案してくれるような仕事らしく、 なるほどと思った。 ヨメの体調が良くなったら検討してみよう。 しかし、ファイナンシャルプランナーってどこにいるんだろう。

無駄遣いをしていないという前提の下では、 家計における支出は大雑把には生活の質を示す パラメータとなりうるのではないかと思った。

昼間の視力はほとんど変わらないのだけれど、 夜間、暗いところでは街灯が滲んだりする。 これは中学生頃からのことで、その頃は単純に視力が低下したと悲しんでいた。 しかし昼間の視力が落ちないというのは、 昼間は光量が多く、虹彩(カメラでいうところの絞り)を強く絞れ、 被写界深度を深く取れていることになるだろう。 もしレンズ体の変形性能やそれを動かす筋肉の運動性能が変化なかったとしても、 網膜の光受容体の感度が低下すれば、 虹彩であまり光を絞れず視力が低下することになる。 昼間の視力が変わらず、夜間の視力が低下しているということは、 私の視力の低下は網膜の光受容体の感度の低下に因る部分が大きいのだろう。

「目を酷使して視力が落ちるのは、 レンズ体の変形やそれを動かす筋肉の運動性能の低下である」 と小中学校で私は教えられてきたが、 それ以上に網膜の光受容体の感度の低下が効いているのではなかろうか。 テレビゲームなど発光体を長時間見ると光受容体の劣化が早そうだし。


2009年01月16日(金)

『ブランコのむこうで』星新一。 読み易い。 ストーリーとしては微妙だが、子供向けだと思えば悪くないかもしれない。

話のなかで「ぼく」は現実の世界から夢の世界へと行くのだが、 その途中で色がぬけているような領域を通過する。 そのことをして、「夢自体には色がついているが、 普通の人は目覚めるときに色の記憶を忘れてしまう、 『ぼく』が通過した領域がその夢と現実の境界の領域だったんだろう」という。 そういやm氏も 「カラーとしての白黒以外記憶から色の情報は結構すぐに抜けるらしい」 と言っていたな。

私は「夢に色がついているか?」という質問を、 「夢の中での色を思い出せるか?」という意味ではなく、 「白黒か、そうでないか?」という意味で捉えていた。 私の場合、モノが白黒だと逆に印象強く残るので、 色がついていない場合は「白黒だ!」とはっきり意識する。 夢で「白黒だ!」と思ったことがなかったので 当然私の夢には色がついていると思い込んでいただけかもしれない。 件の質問、「夢に色がついていますか?」は、 「夢の中での色を思い出せますか?」とするとなんぼか結果が異なるかもしれない。

同僚の一人に Bluetooth のワイヤレスイヤホンを購入していた。 いいなー、欲しいなー。 今迄充電が面倒かと思っていたが、考えてみれば10時間くらい保てば 職場にいる間とか家で PC に向かっている間とかは大丈夫の筈だ。 購入希望リストに入れておこう。 FreeBSD で動くものも探せばあるだろ、きっと。


2009年01月17日(土)

生まれてくる子はどんな子だろう? 好き嫌いしないだろうか? 悪いことをしたときに、私は感情的に怒るではなく、キチンと叱れるだろうか? グレたらどうしよう? ネガティブなことが頭をよぎるが、 でもやっぱり素敵なことなんだろうな。


2009年01月18日(日)

運転者にとっても助手席の人にとっても、 安全に着くことが早く着くより比較にならないくらい大事なこと。 周囲の人や車が最大限にバカである状況を想定して運転するというのが 私の運転の指針だ。 「あの車は普通の運転では私の進路につっこんで交差して来ないだろうが、 もし運転者がバカだったらつっこんで来るかもしれない」とか考える。 自転車や歩行者も携帯叩きながら歩く奴もようけおるし、 「気付いてるだろう」は怖い仮定だと思う。

助手席に乗るのにも上手い下手はある。 早く行かないと周囲に迷惑・危険でない限り、 同乗者は運転者に「早く行け」に類する言葉を言ってはいけないと思う。

姉に借りた『くるねこ』。 面白かった。 猫を飼いたくなる。 まあ面倒見きれないことが分かり切っているので無理だが。 前科ありだし。

姉に借りた 金子みすゝ゛ の詩集も良かった。 しかし、これを語る言葉を私は持たない。


2009年01月19日(月)

結晶中の欠陥形成の電子論を勉強中。 フェルミエネルギーのイメージがかなりはっきり理解できてきた。

新年会。 ラムネのビンをよくよ見ると、 口の部分がネジの方向が右ネジではなく左ネジになっていた。 なるほど、子供のころにいくら力をこめて捻ってもこの部分が取れなかったわけだ。 左に捻って口部分を開け、ビー玉を取り出す。 その瞬間、童心がくすぐられた。 あー、子供と遊びてー。 いや、子供で遊びてー。


2009年01月20日(火)

研究室で使用している電気ポットが故障したのでメーカー(象印)に問い合わせてみた。 まず電話対応がテキパキしていての実に迅速に話が進んですごいと思った。 (骨髄バンクも見習って欲しい。) そして故障の修理でメーカーに送るのに宅配便を手配してくれて、 その宅配便で貸し出しの代替機を送ってくれた。 すげー。 実にすげーよ、象印。


2009年01月21日(水)

勉強楽しー!


2009年01月22日(木)

髪が伸びて寝癖がつきやすくなってきた。 短髪以外の状態があまり好きでない理由の一つがこれだ。 髪切りてえ。 でも1500円の理容室で切ると自腹で、 5000円の美容院では家計から出してくれるんだよなあ。 うーん、悩ましい。 しかしまあ寒いから、まだいいや。


2009年01月23日(金)

同僚にもらった VAIO ノート(Crusoe 700MHz程度)に FreeBSD 7.1-RELEASE を入れてみたら、 実に簡単に入って何もせんでも X-window が動いた。 この VAIO、Libretto L1 よりひとまわり小さいんだな。 ということで持ち歩いて電車で日記打ってみた。 悪くない、が、20分そこそこの乗車時間ではやはり忙しない。 しかし小説読んでるよりは時間の使い方として有効かもしれん。


2009年01月24日(土)

今日の夢に出てきた PC のディスプレイにはハッキリ緑色で文字が描かれていた。 この色をしっかり覚えていた。


2009年01月25日(日)

数学の勉強しんどい。

SFC『ライブアライブ』のプレイ動画をようやく最後まで。 すごいゲームだ。 ストーリーも、システムも、仕込まれた小ネタも、音楽もいい。 発売当時にプレイしていたかったな。

それにしても反対の立場に立ってそれまでプレイしてきた7人の主人公を虐殺って 神展開だよなあ。

スクウェア3大悪女の1つとしてネットでもアンチな叫びがそこここで聞かれるアリシア。 オルステッドが道を踏み外した主因は彼女で、 そういう意味でこの人が悪いとは言えるのだが、 しかしアリシアは頭が悪いだけで本性が悪というわけではない。 本当に悪いのは、本性として悪であるストレイ・ボウ。 勿論アリシアは好きか嫌いかで言えば嫌いだが、 しかしストーリーは消費者に好かれるキャラだけで構成されるばかりではないので、 アンチな叫びをあげるという行為には首を傾げる。 というか、アクの強さというかキャラの立ちようとしては好きだな。

あとバハムートラグーンのヒロインのヨヨがすごいという噂。 プレイ動画をちょろっと見てみたが、これはいつかプレイしてみたいと思った。


2009年01月26日(月)

『マリア様がみてる』のアニメを第4期にして初めて見た。 そこはかとないチープさが漂うが、意外と見れる。 原作を知っているため集中してなくても話が分かるため、 より BGV モードに入り易いのかもしれない。 祥子さまが祐巳に「妹を作れ」とかいう場面で 「あー、あったなー、こんな話」とか思いつつ、ウチの猫のことを思う。 実家の猫は生来の飼い猫でバカでワガママだった。 しかし子猫が家に来た日を境に急に落ち着いた実に良い大人猫に変貌した。 他者との関係で自己の立場を再構築したのだろう。 (cf. きづき(日記)2008年10月22日) 祥子さまが意図したのもこういうことだろう、きっと。 いやまあ流石に猫の話に置き換えるのも何だとは思うが。


2009年01月27日(火)

NHK の男女のやつの1回目。 おもしろかった。 基本的には『話を聞かない男、地図が読めない女』と一緒だが、 というか間違いなくあれを下敷にしてるだろ。 男がする良くない話し方として挙げられていた、 「一方的に話を打ち切る」とか、 「批判的に話を切り出す」とか、 「外部に論拠を求める」とか、 主に俺がヨメにされてることのような気が……。 おや、誰か来たようだ。 誰だこんな時間に……

NHK の男女のやつの2回目。 やっぱり『地図の読めない女』を下敷にしてるな。 科学的にいろいろ酷いと思う。 「男は上下関係をはっきりさせたがる」、 「女は押し付けられるのを嫌う」とか。 つか男女の区別なく押し付けられるの好きな奴なんていないだろ。 女の視点で「私は押し付けられるのが嫌なんだから、押し付けないでね。 あなたは上下関係をはっきりさせたいんでしょ、 私の方が上なんだから言うこと聞いてよね。」 という嫌なニュアンスを感じる。 この番組の制作スタッフあの本のシンパの女性に偏っとるんちゃうか。


2009年01月28日(水)

「ジョンレノンとオノヨーコが互いを呼び合うだけの22分間」はすごかった。 不意をついた変な叫びがなんか面白かった気もする。 さすがに作業しながらニコニコで聞いた。 でなきゃ無理。 さもなきゃ修行だ。

数学の授業の学生アンケートでは、私が工夫した点が学生に喜ばれていたらしい。 嬉しい。

組合の広報ビラに「無責任なバラマキ」とか「政権交代」とか 特定の政治思想から色眼鏡で見た表現を載せるのは何なんだ。 政党の広報誌じゃねーんだぞ。 こういう感覚の人はあまり委員を任せたくないなあ。

キャドオペレータの話。 たとえばあらゆるデザインを収録した理想的なデータベースがあったとして、 その中から完全に望みのものを探し出す作業のコストはいかほどか? きっとかなりのものだろう。 対してある程度の雛形からパラメータをいじって作り出すコストは それより少ないかもしれない。 車輪の再発明だったとしても作ることが最適解になりうるのだと、 そんなことを思った。


2009年01月29日(木)

プロバイダの zero 死亡中。 いつものようにメンテがずるずる長引き中。 ほんと zero の技術力は……。 まあ格安で使えているので文句言う筋合いではないのだが。

m氏「HPが落ちてますよ いそいで回復しなきゃ」
ipp 「もうやめて この HP は zero よ!」

というのは我ながらナイスレシーブだとオモタ。 なんたって技術力の定評が zero だしな。

最近のヨメは布団で寝るのが辛いらしく、 (私の)PC 部屋にあるベッドで寝ている。 そのため、私は家ではほとんどメインマシンに触ることができない。 このことは私に職場から帰りにくくなるという力場をかける。 ヨメのためにも早く帰ってやりたいのだが……。

こういう力場というよな考え方は一般人に通じるのだろうか。 ヨメに言っても「そんなんやればいいだけやん」と一蹴されそうだ。

外部施設で出張実験。 21:00 に疲れて空腹で帰って、レトルトパスタ食おうとガサガサしてたら ヨメに「うるさい」と怒られた。 泣く子とヨメには勝てず、なか卯で食った。


2009年01月30日(金)

教科書につまづくパターンの一つは、 モノが一気に登場してどれがどれか把握できなくなる状況だろう。 量子論のハミルトニアンの紹介のされ方を見てそんなことを考えた。 漫画で例えれば、登場人物が一気に10人くらい増えるストーリー。 より良いストーリーテリングは 一人一人をキャラ立てし、見せ場を作って読者に印象付けをし、 次のキャラに移るという手順を踏むべきだ。 最初に大きな式をボーンと出してその各要素が何々と示すというやりかたは その式を見ただけで式が理解できない気分になる。 各小要素がどう導かれて、どういう意味を持つかを示したのち、 それを統合して大きな式を書いた方が良い。

ただ、目的を示すために前段階の説明が必要ということもある。 これは先の小さな要素から順に丁寧に示していくという手順と逆になり易い。 そのバランス感覚や全体を常に見直す姿勢を貫かなければいかんということだろう。 そして、「だから最善の本というのがいつまで経っても作られない」、 その理由の1つになっているのかもしれない。


2009年01月31日(土)

ダンナの小遣いをより抑えると上がる、 「ダンナのワガママを上手にいなすデキル奥様ポイント」が女社会であったりして。 あとダンナを意のままに操作することで快感を覚える、 ヨメにはそんなトコロがある気がする。

ウチはたまたま夫婦両方の職場がムコ側の実家に近いところにあるが、 他の条件が完全に揃うならば、ヨメ側の実家に近い方が都合が良さそうだ。 ヨメはシュウトメに遠慮してあまりシュウトメに頼ろうとしない。 私なんかはもしヨメがいなかったとしても、 義実家でごはん頂くとか平気ですると思う。 まあやってみないと実態は分からないけれど。

職場のデュアルディスプレイの一方を 1920x1200 にした。 デカアァァァァァいッ! 横にターミナルが3つ重ならずに並ぶってすげー。 何でもできる気がするぜ。 うはwwww夢がひろがりんぐwwww

卒論・修論の添削作業のすきまに論文作業をしようとして、 その前に TeX 環境をちょっと見直した。 今は vim + platex + xdvi という古式ゆかしい環境で編集をしているのだが、 これだとラベルを確認するのがすごく大変。 編集中にどっかの参照が必要なことに気付いた時、以下の手順が必要。

  1. xdvi で該当のオブジェクトを探す
  2. caption やキーワードを目視で確認する
  3. ソースの該当箇所を探す
  4. 「test」とか文字列を打ち込んでみて正しくその箇所か確認
  5. label をコピーして、編集中だった箇所に埋め込む

AUCTeX を使うと編集中の数式は図表をそのまま Emacs 上に描けるらしい。 ということは上記の 2, 3, 4, 5 が1手間で済むということだ。

  1. 別の Emacs ウィンドウで該当のオブジェクトを探す
  2. その箇所の label をコピーして、編集中だった箇所に埋め込む

うむ、やってみるだけの価値がありそうだ。 ということで、少しやってみて少し動いたけど、どうも上手く動かない。 まだこなれてないプログラムなのかな。 私も今はあまり時間かけるべきじゃないし、残念。

仕事とか勉強とか、時間足りなさすぎ。

NHK の男女のやつの3回目。 Y染色体が数百万年の間に減少しているというのは、 減っているほうが受精に有利だったからではないだろうか。 XX 遺伝子を持つ精子に比べて XY 遺伝子を持つ精子の方が軽くて 運動能力が高くなるので、これが男子の出生率が女子に比べてやや優位であることの 原因であると聞いたことがある。 だったら Y 染色体が少ないものが精子の競争に有利だと言えるわけで、 Y染色体の遺伝子量が減るということはこのことから説明できる。

Y染色体がない精子では受精しないので、(筈だと思うが……、そうだとしたら、) Y染色体が残っている精子だけが受精できる。 結果決して消滅するところまではいかないのではないか? いずれにせよ後世に子孫を残せない性質の形質は獲得されないと思う。

減少を直線で近似するってデータ処理として粗いよなあ。 こいつら「放射性物質が 100年で半分になったから、次の100年で消滅する」って言うんちゃうやろか。


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