日記

last-modified: 2011/12/14 02:49:08. JST

2005年04月01日(金)

初出勤。 そして辞令を受け取る。

私は助手、それと講師の先生と2人で研究室を一から立ち上げる形になるのでちょっと大変。 手続きとか、生協の位置を知るのにでさえ、別の研究室の先生に聞かねばならない。 まあ親切に教えてくれるのだけれど、ちょっと面倒だとか。

今年はあまり研究できなさそう、という点もちょっと、ね。

グローバルIPアドレス直繋ぎキタワァ! そもそも危険だし、利便性の観点からも DHCP で回さないとノート PC が 大変不便なので、ルータ噛まして使うことにしよう。 講師の先生もこの辺のネットワークのことにそこそこ詳しそうで良かった。


2005年04月02日(土)

自家用 PC 用に物品購入。

母の使ってる PC にメモリを足してあげたいなあ。 PC の規格を前もって調べてなかったので買えなかったけれど。

ゴルゴ供養として10冊ほど処分可能な状態にする。

「ゴルゴは3人いる」などという冗談を口にすることがあるが、ふと思う。 「本当に複数人いるんじゃないのか?」。 ゴルゴの出生には幾つもの説が出されているが、もしあれが全て「真実であるならば」 ありうることだろう。 きっとあれだ。 飛騨山中とかに「ゴルゴの穴」というゴルゴ養成所があって、 全世界から小ゴルゴが集められてゴルゴとなるべく厳しい訓練を受けているに違いない。 1年のうち1ヶ月の何も活動しない期間ではきっと「全ゴルゴ集会」みたいなものが開かれて、ゴルゴとしてどのような行動指針を取るべきか激しい議論が交わされるのだろう。


2005年04月03日(日)

酒飲んでひたすら寝こける。


2005年04月04日(月)

時間通りに起きれるか不安で上手く眠れない。 信頼の置ける目覚ましが必要だ。 何か探そう。


2005年04月05日(火)

事務仕事で一日潰れる。 私としては一歩も進んでないけれど、書類とか会議とかはあった。 ネガティブな意味では仕事ってこんなもんなんだろう。 早く研究できる体勢を整えないと。

あー、そうか、学生には「〜君」で呼ぶべきなんだな。

ツマラナイ仕事で学科のスタッフに仕事が回ってるんだけど、 こんなことに教授や助教授の貴重な時間を使わさせないで欲しい。 心底思う。


2005年04月06日(水)

肝臓機能の限界から、人生で飲めるアルコールの量は限られている。 割高でも酒は良いものを飲もう。 とりあえず発泡酒はヤメることにする。


2005年04月07日(木)

自分の今まで描いて来た漫画を眺めてみたり。


2005年04月08日(金)

制度上、ウチの研究室の教授である人に初めて会った。 ビックリした。 随分頭の良い人だとは思う。 そして、「不要なもの」の枝切りをザクザクするんだが、 どうも切りすぎて人間として何か色々欠けている感じがする。


2005年04月09日(土)

あの怠惰な日々はもう二度と帰って来ない。 今も高野の交差点では知らない車が道を行き交っているのだろう。

まあ、あの日々が帰って来たら来たで困るけれど。

今日も日本橋。 ビデオカードが不調なのを購入店に持って行って、 電動ハブラシを買って来た。 なんば駅に戻る途中で思い付いて『ひぐらしのなく頃に』を探してみたけど見つからず。


2005年04月10日(日)

今日も日本橋。 ビデオカードの不具合と思っていたものはドライバを入れていなかったからだった。 ヌルい。 というより初心者だなぁ。 最近のビデオカードは差すだけで出したい解像度が出るから (デバイスマネージャでもそれっぽいドライバが登録されるから) ついついキチンとしたドライバを入れるのを忘れてしまう。

それはそれとして、店の店員が良ろしくなかった。 威圧的かつ不機嫌そうにボソボソとしかしゃべらないので、 面倒かけて滅茶苦茶悪いことしてる気がして聞き取れなくても聞き返せないとか、 早く話を終わらせた方が良いとか思わさせられる。 「話した/してない」の水掛け論はしたくないからそのまま済ませたけれど、 あのしゃべり方のせいで余計仕事が増えているって気付いてないのかな。 店自体は大変良い店だが行こうというモチベーションが激減。 残念だね。

無知な初心者が玄人指向のカードを買うな、と言いたいのだろうね。 まあサポートなしという覚悟で買うべきものなので この点に関しては明らかに私が悪いのだけれど。

今夜のおかずにエロ漫画でも買おうかとわんだーらんどに行ってみると人がたくさん。 どうやら森薫のサイン会らしい。 若干興味はあるけれど、結構時間かかりそうだしまあいいや、と。 結局漫画は買わず。

『ひぐらしのなく頃に』を探してみるが見つからない。 まあええやろ。 どうせすぐせえへんし、誰かから借りれるやろ。

増刊シリーズ(B5版の雑誌形式の中綴じ本)ゴルゴ供養終了。 数えてみたら35冊。 先に10冊ほど処分してしまったからざっと45冊。 なかなか頑張った。 次は別冊シリーズ(B6版の官能小説とかが入った雑誌形式の平綴じ本)。 だけどこれ、80 冊くらいあるからなあ。 他にやることがあるからこっちはボチボチにしよう。


2005年04月11日(月)

助手って秘書みたいなもんなんだよなあ、と思う。 事務仕事で半日は潰れる。 でもまあこういう状況もあと少しだろう。 軌道に乗せれば書類とか取引先の営業さんと会うとかの仕事は減るに違いない。

職場近くで初めて献血。 なんか、書類処理、血液処理全てにおいて事務処理能力が低い。 かかった時間の3割は削減できたと思う。 献血会場で機械以外の部分がボトルネックになっているのは初めてだ。 あっこでやるのやめようかな。

「いつもの」格好で職場へ行っているのでもうあからさまに学生と思われてるっぽい。 学部の事務員の人にも間違われるし。 もうちょっとちゃんとした服が必要だな。 でもスーツ着る根性はないし、ちょっと良い程度の服だったら学生も着てるんだよね……。

ルータ到着。 研究室内 http サーバをようやく立ち上げることができる……、 と喜び勇んでルータいじり。 IP マスカレードがうまくいかない。 まあ明日だね。

「知らない道を歩きたがる癖」というのはもうちょっと慎重にやらないと……。 今日、学校からの帰り道で迷った。 方角が90度ずれてた。


2005年04月12日(火)

旧年度の予算の関係でバタバタしてる。

図書館に行って文献漁り。


2005年04月13日(水)

八重桜もほころび始めた。

早く書類の処理を覚えてしまわんと。

駅の近くに駐輪場があることを知る。 「通勤に使って、大学に自転車を置いておけば日中の機動力が大幅に向上するなあ」 ということで、その場で契約する。


2005年04月14日(木)

ということで車で自転車を搬送する。 快適、快適。

研究室内の情報共有に hiki を立てる。 書類処理にも大きな力を発揮するに違いない。


2005年04月15日(金)

アレクサンドライトは太陽光では緑、白熱灯では赤に見える。 吸収スペクトルと、RGBで識別する人間の目の光学特性とが関連しているのでは、 と思ってググル先生に訊いても今一はっきりしない。 一遍吸収スペクトルを取ってみたいなあ。

研究室の新歓コンパ。 講師、助手(俺)、学生の3人。 ちなみに在学歴は学生の3年間が最も長く、教官2人はともに2週間。 ……誰が誰を新歓しているのかと。

「君はどんな漫画を描いていたんだ」と言われて大変困った。 「学漫臭いオナニー漫画」と言っても一般人に分かるわけないし、 その言葉はそもそも定義が広いし。 自分の漫画を表現する良い言葉が見つからない。

ああ、来週こそは PC が届くと良いなあ。


2005年04月16日(土)

「道理が我にあるならば百万人といえど我行かん」 という言葉を座右の銘としていたけれど、 どうも「自分は正しいんだから他人がアレコレ言ってきても、キニシナイ!」 みたいなニュアンスを感じるようになった。 正しさなんていうのは絶対的なものではないので、 あまり自分の正しさを根拠にしない方が良い。

ただまあ、学者として自説を発表する際に十分な下調べをする動機としてとか、 行動力を発揮するキッカケみたいなものとしては有効だと思うので、 いまだ私にとって適用範囲が広い言葉ではある。

実家のピグマリオ供養。 オリエたん(黒)は良いロリっ娘だなあ。


2005年04月17日(日)

ピグマリオ、面白え。 昔読んだときに理解できてなかった情景が幾つか理解できた。 うーん、良い漫画だ。 見事に全てが収まっている感じ。 そしてオリエたんエロかわいいよオリエたん。


2005年04月18日(月)

多少しんどくても 9:00 には学校に行くことができるもんなんやなあ。


2005年04月19日(火)

「予算を使い切らないと来年その分減らすよ」 というようなことをやってるから無駄遣いが減らず、 財政を圧迫することになってるんだと思うのだが。

PC が届いた。 というか生協には届いてたけれど、そこで止まってたみたい。

DELL の筐体は年々良くなって行くなあ。 昔は開けにくく、手入れしにくい筐体だったのだが (それでも富士通とかよりマシだったと思うが)、 色々工夫されているので届いて開けるのが結構楽しみになる。

とはいえ、メーカーメイドのプリインストールマシンなので 不要なアプリがテンコモリなわけだが。 まあフォーマット&再インストールは必須手順ということで覚悟してるから良いのだが。

下らないセールスの電話がかかってきた。 かかって来ること自体が不愉快で、その不愉快をぶつけるつもりで応対してしまった。 これはあかんわな。 私が「社会において存在する必要のない仕事」だと思っていても、 それによる不愉快を下っ端セールスマンにぶつけてもしょうがないし、 するべきじゃない。 そのセールスを必要とする人もいるかもしれないし、 彼にダメージを与えない方が社会全体としては良いだろう。


2005年04月20日(水)

価格の内税表示は「将来的に消費税を上げても反感を買い難いように」が主な目的だと思い込んでいたけれど、完全に内税化すると会計処理が随分楽になる。 外税方式だと合計してから消費税を計算する関係上、一般に端数が合わなくなる。 特に「購入物品の一部分を備品として登録する」処理では間違いなくそうなる。 外税では税額を手元で計算し、 その小数部分の処理のためにも一度手でエクセルに打ち込む必要が出る。 内税良いよ、内税。 日本社会から無駄な労働をなくしちまえ!

まあ消費税がゼロであるのが一番ラクなのは確かだけれど。 ただそれには消費税の是非について議論する必要がでてくる。 しかし私はその議論をするための十分な材料を持ち合わせていない。

刺激は繰り返されると次第に慣れて行く(鈍くなる)。 しかし「繰り返されることで感覚が鋭くなり細かな差異も感じられるようになる。 この一見矛盾して見える現象が、同一の起源を持つものであるという考察を 以下に述べる。

刺激が繰り返されるとその刺激と同じ形状の減算フィルタがかかると考えられる。 繰り返しが多くなるほどそのフィルタの効果が大きくなるのだろう。 これが「鈍くなる」の部分。

そこで、このフィルタを通過した部分に注目する。 今、先の刺激とは少しだけ違う形の刺激が来たとする。 この時にも先のフィルタを適用すると、減算した分だけ刺激の差異がよりはっきりと 現れることになる。 いや、差の絶対値は変わらないのだが、フィルタによって刺激の総量が減っているため、 差分が相対的に大きくなる。 人間の感覚は基本的に対数で受け取るため、「相対的に大きく」は実質「実際に大きく」 に近い。 これが「鋭くなる」の部分。


2005年04月21日(木)

ふぬぉぉぉぉ。 猫、いいなあ。 煮干しと交換条件に撫でさせて頂きました。 ふぬぉ。

近い分野の研究室の先生にちょっとご挨拶。 「分かってないと恥ずかしいこと」を逐一聞くことを恥ずかしいと思うのが私の悪い癖。 「後で調べよう」とかではなく、その場で聞くことを「相手に悪い」などと 思わないようにしなければ。

ここ最近、ちょっと「実験もできるようになりたい」と思っていたけれど、 やはり私は計算のエキスパートなわけだから、 まずはこちらのスキルを磨かねばならんだろう。 計算:実験を 7:3 〜 8:2 くらいを指針としよう。

通勤などの移動時に携帯音楽端末を使うようになった。 それで思うのは周りの環境に合わせて耳の入力レベルが(自動的に)随分変化するのだということ。 同じ音量で流していても、地下鉄、街中、住宅街、研究室で全然聞こえ方が違う。


2005年04月22日(金)

自転車乗っていて、視界が狭くなったように感じる。 交差点の差しかかり、左右を確認するために頭を振るがどうも見通せていないという 感覚が残る。 この理由はどうも、耳の情報が欠落しているからだと思われる 。 自転車での移動時は携帯音楽端末を使わん方が良いかもしれない。

3週間か。 俺って事務処理能力が結構高いっぽい。


2005年04月23日(土)

京都行き。 寮、漫研に顔を出すのが目的。 漫研例会→寮にピグマリオを持って行く→東龍で晩飯→寮でダラダラ→漫研で麻雀。


2005年04月24日(日)

こーへーさんところで泊まったあと、昼頃に帰る。

時計を、買う。 これも今回京都に来た目的の一つ。 まあ年明け頃から狙っていたことではあったのだが。

9年前、当時1回生。 6000円のピカピカした懐中時計を買った。 でも本当に欲しかったのは、同じデザインでちょっとくすんだ銀色の時計。 それは2000円高かった。 「たかが2000円」。 買った後、すぐにそのように思うようになった。 「いとしいしと。だが私にはすでに彼がいる。」

もちろん、ピカピカの時計も私は愛した。 今では特別な思い出は、バイクで大コケした時に私と一緒に傷ついたことくらい しか思い付かないが、 でも毎日一緒の時を過ごした、その時間を任せられる信頼感はやはり喩えようもない。 つまらないことで彼を壊してしまってから、その役は携帯電話が担うことになった。 しかしやっぱり、ちゃんとした時計が欲しいと常に思っていた。 ま、そんなわけで。


2005年04月25日(月)

クロノトリガー終了。 物語でタイムトラベルを扱うのって難しいなあ。 そこそこ良かったけど、名作とはあまり思えない。


2005年04月26日(火)

多分ね、事務処理能力が高いというのは間違ってないけれど、 それで目一杯自分で仕事を自分で処理しようと抱え込みすぎて、 自滅するということにまた陥りかけた。 てゆーかちょっとなってた。 この過ち、これでもう3回目なんですが。 もちっと講師の先生に仕事を投げるようにしよう。 そこまでして彼の仕事を減らすために自分をすり減らすことはないやろ。

音の記憶って強烈だなあ。 酒飲んでてふと小学校の頃覚えた歌を口ずさんでみた。 ぐぐってみると「船のりの夢」というタイトルだったらしい。


2005年04月27日(水)

「鳥の視覚は RGB と紫外線の4種類の色の感受体があるらしい」と聞いて 「そのような目を持っていたなら世界はどのように見えるのだろう?」 とその時は思った。 けれどまあその紫外線の感受体も視覚に別のベクトルを加えているのではなく、 可視域のスペクトルを広げる作用しかないことになる。 我々の見る世界と大幅に違うものではなさそうだ。

喩えていうのなら、 普通の CMYK で印刷したものに対して、CMYK+KP(蛍光ピンク)印刷のようなものやろか。

メディアリテラシーの視点で見た子供を性犯罪から守る方法』。 徹底的に論理によって議論を進めているのがすごいと思う。 目的と手段の剥離を指摘し、真にその目的を遂行するための方策を模索している。

虚偽の申告とか何とか。 選択肢が2つあるとする。

倫理的には前者を採るべきだ。 だが、ギャンブル的な判断から後者を採ることも十分にありうる。 損得勘定で「より被害が少ない方を採る」ということだ。 実は前者も「自身の身上から外れない」とか「正直な方が安心」という価値観での メリット/デメリットを包含した損得勘定をしていると言える。

そんな個人ごとのあやふやな価値観、倫理なんてものに頼るのではなく、 正直に申告させるモチベーションを働かせるようなシステムを構築しなければならない。 「申告するのが当然」という前提は人間を働かせるシステムとしては不完全だ。

一つの方法は、黙っていてバレたときの罰則をさらに重くすること。 だがこれだけでは、社会を見回せば分かるように、大抵うまく行かない。

もう一つの方法は、正しく(早く、正確に)申告することによって 罰則を軽減するということ。 犯罪の自首と同じ考え方だ。

まあ難しい問題だ。 多くの人が考え続けて未だ実践できていないわけだし。 何れにせよ「人間を倫理的に動かすための特効薬」なんてものは存在しなのだが、 システム側が工夫すべき問題ということ。

この議論は先日の「予算の無駄遣いをなくす」という議論にも適用できる。 当該年度の予算を節約することで自分に何らかのメリットがなければならない。

喩え話。 今年の残り予算は100万円、これを20万円余らせると来年は(来年から?) 20万円減らされる。 ここで、取引先は商品の代金として100万円を提示してきたが、 交渉次第で 80万円まで何とかなりそうだ。 私はここでどうするべきだろう?


2005年04月28日(木) 「Keep It Simple, Stupid!」

サマータイムを導入するよりも、役所の開庁時間とか基本的な就業時間を 8:00〜16:00 にすれば良いと思うのだが。 日照時間を有効に使うという目的ならば正午を中心に前後対称に時間を使うのが 良いだろう。 年に2回も全ての時計を調整しなければならないというのは個人的にも大変だし、 「この日に切り変わるのを忘れてはいけない」というのは大変なストレスだ。 天文計算とかも面倒になりそうだし。

18:30に退室後、その足で京都へ。 まあ2時間あれば着くっぽい。

例会もそこそこにして昔バイトしていた居酒屋に一人で行って挨拶がてら飲み食い。 やっぱり美味いわ。


2005年04月29日(金)

昼間、カズヒサ邸で某氏との合作の原作作業をしこしこ進める。

釣られ焼肉大会。 高原通りの大登龍。 美味かった。

焼肉後も寮で原作作業をしこしこと。 とりあえずプロットは一通り書き上げる。


2005年04月30日(土)

帰阪。 合作の原作について軽くチャットしたり。

『ひぐらしのなく頃に』開始。 某氏サンクス。


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