日記

last-modified: 2011/12/14 02:48:41. JST

2005年02月01日(火)

東方永夜抄の音楽はすごくゾクゾクする. 音を聞くだけでもゲーム買う価値があると思う.

今実家がある場所は違うが, 私の故郷は山のふもとの町で, そこで15年くらい過ごした. そういう地理なので, 町の何処にいても山が見え, 反対方向は平野がずっと広がっている. だから「山がある方向が北」という感覚, そして「山の方向で自分の座標を認識する」という感覚がとても強く残ってる.

幼い頃から田舎で住むと, 自然と自分を取り囲むグローバルな座標で把握する訓練, というか癖が着くと思う. 思うに方向音痴というのはグローバルな座標系で自分の位置を把握するのではなく, 自分視点のローカルな視点を主に用いる人ではなかろうか. だとすると, 方向音痴の人は田舎者より都会人に多いのではなかろうか.

冷え込む日に銭湯に行って, その帰りに髪の毛が凍るのが好き. 今日あたり行けそうと思って行ってみたけど, まだ冷え込みが足りなかったようだ.


2005年02月02日(水)

雪ー! ちょっと表に出て写真を撮ってみたり.

宝くじについて「買わなきゃ当たらない」という人がいる. まあ真理だろう. だけど「買わなきゃ外れない」とも私は思う. これも真理だ. この二者には論理構造に違いがあるような気がするのだが, なんか上手く説明できない.


2005年02月03日(木)

「Compiler is an interpreter.」

自転車のブレーキワイヤーとブレーキシューの交換. ブレーキシューを交換したらブレーキが効きすぎて怖い……, てゆーか今迄いかにブレーキの効かない危険な状態で乗っていたか, ということか.

ざっと4年間使ったウィンドウマネージャ icewm を離れ, WindowMaker への移行を画策中. ワークスペースを動的に増やせるのが便利っぽい.

吉田の節分祭. 寮の友人とぼけーっと眺める. 漫研の連中とは殆んど会わなかったなあ.


2005年02月04日(金)

ワインにうるさい知人の話. ワインというのはどの値段でも必ず当たり外れがあって, 値段が高い方が当たりの率が高くなる, というものらしい. 私はここ半年くらいワインを主戦場にしているが, 経済的な理由もあって1000円/700ml の値段帯のものしか買ってないのでこの言葉がどれくらい真実なのかはよく分からない.

感覚的には, 日本酒のハズレは「臭い」, ワインのハズレは「ピリピリする(薬臭い)」. ウィスキー, ブランデーはあまり外れがないような気がする. 蒸留酒は度数が高くて細かい味・香りがよく分かんないからかな.

こーへーさんを誘って美味いちゃんぽん屋. 帰りの丸山書店でふと『風雲児たち(1)』(みなもと太郎)を買う. バーボンをあおりながら読む.

この時代って面白いんだって. すごいよ. 面白いよ. 漫画として卑怯だよ. 面白くないわけないよ. すごいよ, こんなすごい人達がなんでこんな一時期に偏って出現したんだろう? 『王道の狗』(安彦良和)を読んだ時にも思ったけれど. 酒のせいもあるけどね, 第六章で本気で泣きました.

ちょと, 何でこんなに面白いか分かんない. 酔いが醒めてからも一度考えよう.


2005年02月05日(土)

酔ってる時の文章って醒めてみると読めたものではないな.

『御緩漫玉日記』(桜玉吉).

「うん あなたの言ってる事が多分正しい. でも… 悪い. 無理」

なんとまあイヤな気分になれる言葉なんだろうか.

とりあえず WindowMaker に切り替えた. icewm で使えていた機能「ウィンドウを別の仮想デスクトップに引き摺って持っていく」はできないけれど, 概ね満足. あとは美味しそうな dock アプリを探すくらいかな. でもイマイチまだ dock という概念を理解できていない. 時計とロードメータを探しつつ試行錯誤すればそのうち理解できるだろう, という方針で.

『はじめの一歩』. 森川ジョージは鷹村を網膜剥離にしたかったんじゃないかなあ. 読者→編集→作者の圧力でそのように出来なくなってしまったんじゃなかろうか. 一連のシナリオの中で網膜剥離関連のエピソードが浮いているような気がする.

最近, 友人が言うには「最近の森川ジョージはやる気がない」とのこと. 私はマガジンを読んでないからその感覚は分からないけれど, 鷹村はこのままであまりに現実離れした強さのまま6階級制覇してしまうだろう. もちろん漫画は虚構なので非現実的な要素は不可欠だ(例えば「一歩強すぎ」とか). だけど, 主人公の強さを実感させるには, 周囲がそれなりに現実的である方が説得力を持たせ易い. 脇役としての鷹村の非現実感を薄めるには網膜剥離にしておいた方が無難だったのではなかろうか.


2005年02月06日(日)

なんか, 誰かが出ていくより自分が出ていく方があまり寂しさを感じない. そういうもんなんやろなあ.

中世日本をモチーフにしたシナリオを練っているんだけど, 自分の書いてるモノがどうしても久遠の絆とか AIR に見えるというか. うーむ, どうしようかな. まあ, シチュエーションが似ていても, 演出やシナリオ上の役割が違えば良いのだとは思うけれど. 第一稿として上げてから, それクサい部分の処理をすることにしよう.


2005年02月07日(月)

「高度に発達した科学は魔法と見分けがつかない」(アーサー・C・クラーク)

コンピューティングてゆーのは「魔法」と近い部分があると思う. よく知らない人が熟練者の操作を見て「理屈は分からんけどすごいことやってるみたい」 と感じる感覚は, 中世の人たちが魔術や呪いに対して持っていた感覚と同じだと思う. ただ我々のコレは, 「これが魔法と呼ぶべき物ではないと知っている」という違いがあるだけで.

……私にとってプログラミングという行為が持つ意味は, 分からない人にはきっと分からないことなのだろう.

アーサー・C・クラークはああ言うてるけど, 別に高度に発達してなくても理解の浅い人から見れば 「理屈は分からんけどすごいことやってるみたい」ということになる。 すなわち, 「高度に」というのは見る人間に対して「相対的に高ければ」という意味に 取るべきだろう。


2005年02月08日(火)

結局 icewm に戻した. WindowMaker で戦い抜けなかった理由↓ (ここで「できない」というのは, 「実装されていない」と「設定が分からない」を同じ意味で使ってます)

まあ一連の作業によって 「たまたま先達が使っていたからという理由だけでなく, 多少なりとも積極的に選んだという立場を得ることができた」 という精神的なメリットはなくもない.

icewm に戻ったついでにテーマ調べたり細かい設定をしてみたり. またちょっと使い勝手が良くなった.


2005年02月09日(水)

『不思議ハンター』. 黒岩は台詞が多すぎる. 原作の人も随分イタい. 後書きで解説キチャッター. なんつーか, 原作が悪い方向に作用した感じ. 台本のト書きをそのままネームにしてしまったよーな.

潜水艦のカムフラージュに怪物のハリボテをくっつけた……. カムフラージュになってNEEEEEEEEE! 信じらんねぇ頭の悪さだー!


2005年02月10日(木)

プレ引越しの片付けしていると部屋の片隅から何故かもりりんの差し込み名簿の束が. あれーなんでここにあるのかなー? そういや配っといてと渡されたような記憶が. ……2004.9.19 て書いてあった……. ダイジョブダイジョブ, 名簿発行からもりりんの原稿が遅れた分ほどには, もりりんから手渡されてから今日までの時間は経ってない……微妙なラインだが. いや, 一度例会に持って行ったことがあるのだけど, そんとき2,3人しかいなくて全然捌けなかったんだよな, そういえば. そのあとキレイサッパリ忘れてしまったというのが, まあひどい話なわけだが. というわけで方々に迷惑をおかけして, すまんでした.

4回生の卒論修正で徹夜作業. キリンの発泡酒『小麦』がなんか美味かった. まあ発泡酒の美味い不味いは多分に体調に左右されるからアテにならないけれど.


2005年02月11日(金)

ウェブサイトのフォーマットを刷新しようと画策して雛形までは作ることができた. のだけれど, その雛形を public_html 以下のディレクトリの全てのファイルに適用するスクリプトを作る段階であることに気付いて止まる. ……このスクリプトって, 前に作ったクラスがそのまま流用できる. だけどこういうコードの再利用とかを考えるならもっと注意深く, キチンと考えるべきポイントをよく考えて作りたい. ということでデザインパターンの勉強律速のやりたい事がまた増えた.


2005年02月12日(土)

13時間睡眠. 睡眠って不思議なメカニズムだなあ. ほぼキッチリ起きた時間の半分寝ている.

「歴史に if は許されない」という文言にもそれで思考停止しているような人が多いように感じる. 歴史を学ぶ上では, ある程度の仮定の下でのシミュレーションは大変有効だと思う.

「歴史を学ぶのではない, 歴史に学ぶのだ」という言葉もあるが, これは興味の対象が全然異なっている. 別に「歴史を学」んだっていいじゃないかと思う. シュリーマンは現代に役に立てるためにトロヤ遺跡を掘り当てたのか? 単純に知ること, それ自体かなり大きな喜びだ.

勿論これらの言葉はそもそもは「彼等が問題としている領域」で問題を正しく取り扱うために適切な言葉なのだろう. だけれども, なんかこの言葉を切り札に, 本来別の領域である筈なのに, 思考停止してしまうような……. というより, 「してしまっていたような」気がする.

漫研 OB の幾つかの顔を例会で軽く拝んでから吉田寮 OB と焼肉.


2005年02月13日(日)

むらむらとゲーム欲がわいてしまったのでシレンを始めてしまう.

宮崎経由, 白土氏の誘いでカラオケ. 俺こんなに歌下手だったかな.

歌関連の技能という点では, 俺は特に耳の性能が低いのだと思う. 歌ってみないと声を出せる範囲なのかどうか分からない.

カラオケ中, 頭の中で急に締切警報が鳴る. 2月はもうあまり自由になる時間がないかもしれない.


2005年02月14日(月)

仕事が降って来た. 昨日の締切警報は正しかった. もともと分かっていた分と合わせて3月に2回発表がある. ……追いコン漫画描けるのか?

投稿論文書けるのか?


2005年02月15日(火)

一日書類作業.

iss さんから本を借りたけど全然読めてない.


2005年02月16日(水)

漫画の原作作業もやべえ. 余計なことは意識的に削って行こう.


2005年02月17日(木)

研究室追い出されコンパ. でもあと1ヶ月以上居て, その間に発表2回, 論文3本書かにゃならんのだが.

追い出されトークがそこそこ上手くいってご満悦.


2005年02月18日(金)

ちょっと自分用に作ったスクリプトが本気で便利な気がしてきたので, それ系の人が集まるところに投下してみようかと. と, その前にちょこちょこといじれるところをいじってみたり.


2005年02月19日(土)

最近, 時事情報を個人のニュースサイトから得ることが多い. そういった所の言説はまあ偏っているのではあるが, それなりにしっかり考えを持っているみたいなので耳に心地良い. というわけで私自身の主義もそれに影響されて傾きつつある.

私自身の主義というのは随分とあやふやというかコロコロ変わるもんやなあ, と. まあ今迄の自分が正しかったと常に固執してしまうよりは, 変わり続ける方が妥当だとは思うのだけれど.

思うに政治家という人種は「変わってはいけない立場」なのだろう. 有権者は彼が「そういう人間だから」票を投じたわけであって, 彼はその責任を全うしなければならない. たとえ任期の途中でそれが間違いであると分かったとしても. 少なくともそういう意味で私は政治家になれないし, なりたいとも思わない.


2005年02月20日(日)

ちょっと打ち合わせに使うのでチャット環境を整備してみる. 今は漫研関係の打ち合わせに使う予定だが, 4月からは吉田寮関係とのパイプとして活躍することになりそうだなあ.

日本酒. 一升2000円の奴で当たりを引いた.


2005年02月21日(月)

追いコン漫画4ページのコンテ終了. しかしもうプリンタ使えないしなあ, 生身で描くしかないのかな. ……まあ誰かに借りるとかなんとかなるでしょ. どうせコピー本だし, 私の漫画は印刷品質がクリティカルに効いてくる性質のものでもないし. ということで実際の作画作業は, 週半ばの大阪出張ついでにコミックスタジオの最新版を買ってきてから, ということになる. 4+2ページの予定なので結構タイトかな.


2005年02月22日(火)

MS Word がよく分からない. テキストボックスを挿入しようとすると, どうしてこう高確率で死にますかね. ドラッグ&ドロップで図を張り込む場合でも, 実際にどこに入れられるかサッパリ分からんし.

図を張り込んだときのレイアウトのデフォルトが「行内」になっている意味もサッパリ分からん. 普通は「四角」じゃないのか?

オブジェクトの位置を固定するのに四苦八苦. 苦労の末人に聞いてようやく出来たが, なんでこっちがデフォルトじゃないのだろう. WYSIWYG アプリケーションは文書の論理構造ではなく物理構造を指向しているのだろう? それだったらこっちをデフォルトにするべきじゃないのか?


2005年02月23日(水)

こないだ酒の席で「コンピュータ関係で今から10年食えるベンチャーするなら どういうのが良いか?」という話になった. 私はそのとき即興的に「グループウェアなんかいいんちゃうかな」と 答えてみたんだけれど, 後から思うと, これかなり良い答えのような気がする. subversion などのバージョン管理システムで社内情報を一元化する. もちろんこんなシステムは普通の人には扱えないので, 扱い易いような Windows インターフェイスを作ってクライアントに売る. その操作方法や概念などの社員教育で金を取る.


2005年02月24日(木)

4月からの職場になる所で話を聞いてきた. ぬーん. 基本的にはノーコメントだが, 今の気持ちを一言で言うなら, 「ホント戦場は地獄だぜ! フゥハハハーハァー」

「日日日」で「あきら」と読ませるのは, 「晶」の字を崩した, ということなのかな.


2005年02月25日(金)

「最後の春休みかあ」などと思っていたわけですが, よく考えたら職場が大学なのでこれから毎年春休みは来るわけですね. まあ普通に仕事してる筈なんですけど.

学部生のときの同級生がリクルーターとして学部生を捕獲しに来る筈だったのだが, 原稿作業にかかりっきりでサッパリ忘れてた.


2005年02月26日(土)

朝方に原稿完成. で, ちょっと学校に行ってみると受験生が. あー, 今そんな季節かー.

追いコン本の原稿出しますので, 正午の時点で居なかったら電話して……. って, 12時までにこの日記見る人って少なかろうなー. (→無事提出できました)

追い出されコンパ. 私としては, コンパそのものよりも追いコン本の方に主眼がある気がしないでもない. 私の漫画が面白いのはいつものこととして, それ以外では絵夢氏の漫画が大変よく出来てて面白かった. 追い出され漫画者としては, こうやって良い漫画で追い出されるのが何より嬉しい.


2005年02月27日(日)

荷造り開始. 家具は大部分持って行かないで済むのだけれど, やはり漫画が多い.


2005年02月28日(月)

発表資料作成が進まない. うーむ.

不要漫画の類の幾つかを漫研の人に引き取ってもらう. それでもまだ本棚半分くらい残ってる. うーむ. ブックオフに送り付けるのもアリだが今ダンボールは貴重な資源だからなあ.


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