2004_01月日記

last-modified: 2011/12/14 02:43:49. JST

2004年1月1日(木)

3:00起床、高校時代の友人と六甲山まで初日の出を拝みに行く。 女の子が一人しかいなくてちと残念。 軽く道に迷ってみたり。 展望台みたいなところで1時間ほど時間を潰してから帰る。

祖母が遊びに来る。 元々他人の言うことを聞いてない人だったが、歳を重ねてさらに大変なことに。 疲れる……。

21:00ころには就寝。


2004年1月2日(金)

3:30早起きしたので、家庭内 LAN の設定。 一応動くようになった。 ついでに WindowsXP の再インストール。

どーゆー時にどの辺が怪しいか、そういう疑うべきポイントを見出すセンスを伝えようとしたらとてもウザそうにした。 今後同じ轍を踏まぬようにログを取ることを進めてもウザそうにした。 彼女がやったことは、対症療法的に「こういう場合にはこう」というただそれだけ。 それじゃあ応用が利けへんねんて。 毎回同じこと聞かれるのはゴメンやで。 そんなんやったら私がやって「できるようにしといたで」の方が余程早いしラクだ。

方法ではなく、方法論を教えたいと思ってたのだが。 まあコンピュータ使えたらいいや、という人もそれなりに正しい立場なので責めるのは筋違いな気もする。 しかし、私の使っていない WindowsXP の、私の使ってないアプリケーションのこと聞かれても分からんて。

母と姉は事あるごとに「言うてくれたら○○するのに」と言うのだが、彼女らにとってそもそも認識の外にあるものを知覚することはそんなに簡単なことなんだろうか。


2004年1月3日(土)

「20世紀少年」。 話の大筋はまあ、普通に良いんだけど、30〜200ページ単位の演出が天才的。

「ファンシィ・ダンス」も読んだ。 岡野玲子は線が細いので文庫に向いてない。

姉の彼氏が遊びに来るということで午後まで暇。 とりあえず古本屋に行きました。

「ツタンカーメン」(山岸涼子)。 前半で未盗掘の王墓は発見されてなかったこと、それを見つけることが考古学者の見果てぬロマンであることを描く。 何よりハワード・カーターの貧相な生活を描写し、読者が退屈なくらいを前半は溜めて溜めて、後半のツタンカーメン王墓の発見。 たまりません。

「帝都物語」(荒俣宏:高橋葉介)。 よく分からんわ。 でも夢幻紳士が出てきた。 高橋葉介やるなあ。

「必殺山本るりこ」(唐沢なをき)。 いつものなをき先生。

「燃えよペン」(島本和彦)。 いやもう熱いなあ。

「AMON デビルマン黙示録(1)」(永井豪:衣谷遊)。 衣谷遊は本当、絵が上手いなあ。 1巻だけ買ってみたんだけど、話は単調。 でももうちょっと買ってみよう。

「モン・スール」(きづきあきら)。 試しに買ってみたら結構良かった。


2004年1月4日(日)

昼飯まで食ってから上洛。 漫画をぼーっと読んだりしてると研究室から電話。 調べてみたら、プログラムが入ってないみたい。 ということで研究室。

「OL進化論」、「かしましハウス」、「ゴルゴ13」を持って寮に行く。


2004年1月5日(月)

「今年は喪中、だけど来年はきっと喪中じゃない!」と見切って、半ば冗談で来年の年賀状。 今年一発目のイタズラ、というかまあイタズラという程でもないのだが。

2005年 乙酉 正月
新年明けましておめでとうございます
昨年は喪中につき挨拶申し上げられず、申し訳ありませんでした
昨年の年賀はがきの余りで恐縮ですが
これで新年の挨拶とさせていただきます

一昨年はお世話になりました
昨年もよろしくお願いします

「昨年もよろしく」でググってみても一件もかからなかった。 それなりに希少なネタっぽい。


2004年1月6日(火)

プレステエミュレータのボトルネック、どうも描画周りではなく音くさい。 いや違う、CD-ROMからの読み込みだ。 スゲー低速の CD-ROM ドライブを使うと上手く再生できるんちゃうかなあ。 ということで CD-ROM のプラグインを変更してみたがどうも上手くいかない。 明日は CD-ROM を ISO イメージに固めてみよう。

テイルズオブファンタジアはかないみかの声を聞くために買ったのに、声がキチンと再生できなかったらやる意味がない。


2004年1月7日(水)

所有する車を新しくすることになった。 古い車、誰か要らん?

エミュレータの設定をいじったら普通に動くようになった。 ということで、ついついテイルズオブファンタジアを始めてしまう。 ……いいなあ、かないみか。

風車小屋ブラック作画作業開始。


2004年1月8日(木)

ゲームするって楽しいなあ。

ブラック作業。

四回生の中間報告練習ゼミ。

研究ちょっぴり。


2004年1月9日(金)

PC いじってたら ssh でパスワードなしのログインができなくなったり。 ファイルの同期ができないと困るからなあ。 頑張って機能回復せんと。

テイルズオブファンタジアは置いといて「俺の屍を越えてゆけ」を始めてしまった。 それよりも借りている FFT を優先すべきなのに。


2004年1月10日(土)

「俺屍」楽しいなあ。

ブラック作業終了、提出、帰って睡眠。

漫研新年会。 毎年そうなんだが、ブラック懸賞をするとあんまり話ができないのが問題だと思う。 せっかく一緒に酒飲んでるのに。

二次会ボーリング。 フックボールに挑戦してみたけど全然ダメ。

三次会ビリヤード。 なんか自分でも吃驚するくらい冴えていた。 狙ったところに落とせるって気持ちいいな。


2004年1月11日(日)

風車小屋ブラックとは漫研部誌『風車小屋』で描き手を伏せて別人のパロディをする企画本なんですが、私の当たったのは、物語の初っ端4ページだけしか描いてない人。 こんなん無理やて。

ということで、本気を出すことにした。 目標は、

ただ、漫画として面白くする方向に全精力を使い果たしてしまったので、例によって似せる努力は全く放棄せざるを得ませんでした。

ということで、私の脚本では以下のような舞台設定になります。

主人公の両親は共に祓い師の血統。 父と母はお互い幼馴染であり、許嫁であった。 そんな彼らが「昔のアツアツな二人に戻るための旅行」で行く場所と言えば、二人の思い出の地、彼らの故郷に相違あるまい。 故郷に赴く本当の理由は別にあるのだが、それは隠して息子には只の銀婚旅行(?)だと言って彼らは出掛けて行った。

「七つの歳まで女子として育てられる」というのは『百鬼夜行抄』(今市子)の設定から拝借した(百鬼夜行抄では六歳)。 実際にこういう風習があったのかどうかは知らないが、あってもおかしくないと思う。 昔は幼児がよく死に、かつ、男子の方が死に易かったからだ。 そもそも七五三の祭は子供がその歳まで生きられたことを祝うものだった。

当時の(オカルト的な)解釈では、子供はそもそも半ば神の世界に属する者で、子供が死ぬということは神の世界へ帰って行くということを意味していた。 また、神隠しに遭うのは子供が多い。 男子の方が死に易いということは、則ち男子の方が神の世界へ帰ってしまったり、怪異に連れ去られたりし易いということになる。 そういうわけで、男子を守るために女装させて育てたのだろう。 (ウラ取りしてないのであまり信用しないように。)

この作品の中では「怪異」は実際にあるものである。 主人公、俊明の家は祓い師の本家であるため、そういった怪異から息子を守るためにこういう方法を取ったわけだ。 そして、数えで七つになった時に彼は女性である自分と別れ、本来の男性である自分に戻る。

しかし、実際には彼は訣別し切れていなかった。 彼の長髪はその残った女性性の名残りであり、象徴でもある。 神楽の朱鷺媛はそこを突き、彼を巫女として地上に復活しようとしていた。 幼少期の彼を守るために女子として育てたのだが、皮肉にもその措置が「巫女としての彼」という性質を作ってしまった訳だ。

神楽の朱鷺媛にとって、女性としての俊明が必要。 だからその男性性(あるいは父性)を助長する者である晴香が邪魔であった。 神楽の朱鷺媛の復活を阻止する手段として考えられるのは、「俊明の女性性の象徴である髪を切ること」と「俊明が完全に男性の大人となること(晴香とセックスすること)」。

なお「姉が生まれることができなかった」という事実にも朱鷺媛が関与している(詳細未定)。

子供は自分の頭の中で遊び相手を作ることがある。 それはしばしば人形であったりするのだが、全く架空の者を作り出すこともある。 その場合、周りの大人からは、大人には見えない何かと遊んでいるように見える。 座敷童といったものもそういう類のものだろう。 ともかく、子供は神の領域に近く、そういったものが見えることがある。

俊明に幼い頃の記憶が蘇る。 俊明と晴香と、「僕がお姉ちゃんと呼ぶ誰か」と3人で遊んでいる記憶。 大人がその場面を見ていたとしても、その目には「俊明と晴香しかいなかった」ように映るだろう。 しかし、姉は本当にそこにいたのだ。 以来、姉は「俊明を守るもの」として近くに在った (あるいは、俊明の女性性の本体は、姉が彼の内部に住んでいたためかもしれない)。


2004年1月12日(月)

ダラダラする。

ウェブサイトとスクリプトの管理に導入した CVS だが、その時かなり適当にやってしまったのでもう一度調べ直そうと。 そういえば少し前の UNIX USER(2003/08)で Subversion という新しいバージョン管理システムの事が書いてあったなあ、と思い出してついでに調べてみる。 ……良さそう。 もうちょい調べて移行することにしよう。


2004年1月13日(火)

4回生の中間報告だったのだが、研究室の机に突っ伏して寝てたら終わってた。 ゴメンナサイ。

今日は一日計算待ち、で延々 Subversion 調べ。 こうやってる間も本当は論文の準備をするとかバンド計算の原理を勉強するとかやることは沢山あるんだけど。


2004年1月14日(水)

車関係で書類を探して引き出しを引っ掛き回す。 電気、ガス、携帯、ADSL回線、クレジットカード、銀行関係と一緒に引出しにごたまぜに入れてたののでついでに整理する。 ……洗濯バサミが書類を整理するのに意外に便利だった。

CVS でスクリプトとかを管理していたけれど、どうやらCVS で言うところのプロジェクトという概念を理解していなかったのがダメだったようだ。 で、プロジェクト単位で管理できるようにディレクトリ構成の変更とか、それに伴ったスクリプトの修正とか。 ついでにかなり汚かったホームディレクトリ全体の構成も変更する。


2004年1月15日(木)

Suvbersion 周りでスクリプトを変更して周るので結構手一杯。

ハードディスクをほじくり返していたら漫ろ歩き4の原稿が出て来た。 .jtd(一太郎ファイル)だ。 ワードで開けるかなあ、と追加インストールが必要だったが読めた。 ついでなので本棚からほじくり出して読む。 うん、この本、ちゃんと面白いよ。 ちょうど参考図書の10週打ち切り漫画もかなりウチにあるし、ちょっと低回生に読ませてみよう。

IMAP でメールを管理できたら便利っぽいなあ。 今度はそれを調べてみよう。

IMAP 化ついでに調べていたら現在使っているメール形式である MH 形式はあまり良くないらしいということが分かった。 それに削除したメールもそのままガンガン残っていくってのが汚くて気にくわん。 ということで最善の選択肢ということになっている Maildir 形式に移行すべく作業をする。 ……が、im が Maildir形式で取り込んでくれない。 ということで取り込みディレクトリである inbox はしょうがないとして、他の分別メールボックスを Maildir に変えてった。 ついでに 2003 年のメールの整理。 滅茶苦茶時間くった。 IMAP 化、既読メールの自動振分けができるようになったら気持良いだろうなあ。


2004年1月16日(金)

俺の屍を越えてゆけ。

良く出来てるな、と思うのは「レベルアップの快感」の部分。 世代交代という人間にとって納得し易いシステムで定期的にパーティを弱体化させ、その若くて弱いキャラクターがガンガン強くなっていくという楽しみ。 1サイクル後には元のメンバー構成より強くなっていて、総合的な「強くなっていく感」も。


2004年1月17日(土)

im は Maildir 形式で取り込める筈でそのように設定したつもりなんだけど、MH 形式でしか取り込めない。 fetchmail + procmail も試してみたけど何かうまく行かない。 まあいいや、煮詰まったらとりあえず放置の方向で。


2004年1月18日(日) 「やっぱりダメ娘はダメです。ダメのにおいがします」(ゴロー@かしましハウス:ゴローとあるけば)

遠方より友が来て、寮でケーキ食って帰ってった。

彼が「最近のヒロシ。」を持って来てたので読ませてもらう。 ……コレ、どう表現すれば良いのだろう。 まず、面白い、これは確か。 でもダメ。 登場人物がという点と、漫画として何かダメくさいニオイがする、という点と。 好きなんだけど……だけど、やっぱりダメのにおいがする。


2004年1月19日(月)

ports にある zsh のバージョンが 4.0.9 に上がっていたので portupgrade してみる。 目論み通り、svn 関連のコマンド補完が autoload されるようになっていた。 やったね。

「windows のリソースは windows で見るから smbclient は使わなくてもイイや」と思っていたけれど、smbclient を使えば FreeBSDマシンのバックアップを windowsマシンに取らせることができるかもしれない。

でもバックアップデータてのは晒したくない情報が多く含まれるから windows の共有ディレクトリに入れるのは嫌だな。 windows 側でスケジューラ起動でコピーさせる方がベターか? やり方分かんねえけど。

眠れねえのでそのまま学校。 12:00前にシャワー浴びるつもりで帰ったらもうダメ。

布団の中で喉が痛いことに気付く。 風邪気味と自分に言い訳してそのまま寝る。

起きて、風邪気味ということになっているので天一を投与。 何となく、薬を重ねて投与する気がして、葛根湯の投与は避けておいた。


2004年1月20日(火)

某データベースを HTML 形式で持っている。 でもそのままでは扱い難いので XML もどきの1つのファイルに固めるスクリプトを作った。 ここまでは綺麗にいった。 次のステップはこの XML もどきをプログラムから扱い易いデータ形式に変換することかな。

単純に固定長フォーマットにすると無駄なディスクスペースが大量に発生する。 かといって可変長データではディスクアクセスがかったるそうだ。 ということで、ある項目を羅列したファイルを作り、羅列ファイルの何バイト目から何バイト目がそのセルに対応するデータなのかを記録する固定長フォーマットのテーブルを作ったらどうだろう。

perl。 今日はファイルハンドルを変数で指定するという技を覚えた。 「print $out "string";」 とでもしておいてテストの時は「$out = 'STDOUT'」とでも指定してやれば、散逸する print文のファイルハンドルを一括して変更できる。


2004年1月21日(水)

未明に研究室。 9:00までに学会の概要(案)と、計算の仕込み。 すると12:00まではさしあたってやることがなくなったのでスクリプトいじり。 バックアップとファイルの同期をどういう風にやるのか、という方針みたいなものを決めねばならなくなってきた。

失われると取り戻せないデータ(自分で書いたドキュメントの類)は Subversion で管理していて他のマシンからも日常的にアップデートしてるので、最新版は大抵二重化、三重化して持っていることになる。 ということで、/etc, /usr/local/etc といった「運命の鉄拳が振り下ろされた際、復旧の手間を省くためのもの」がバックアップの肝になる。 問題は、個々のマシンでそれぞれバックアップを取るべきファイルが違うこと、同期の扱いがディレクトリ毎に異なること。

ということを考えてたんだけど、コンピュータ使うとか、スクリプトを組むとかってやっぱりパズルだよな、と。 目的があって、ルールがあって、道具を与えられて。 道具の使い方、ルールの確認という手順。 まあ、本当のパズルと違って目的とする地点が本当に到達可能な点であるという保証はないけれど。 そして、その「パズルを解いたご褒美」は、それを使ってよりラクをすることができる、とかより美しい管理ができるようになる、とかそういうの。

ものぐさであること、ラクをするための苦労はあまり厭わないという性質は、私がコンピュータをよりよく使えるようになるには必須だったとは言えるが、漫画描き(というより絵描き)としては悪い方向へ働いてるんだろうなあ。


2004年1月22日(木)

研究室の M2 が Linux に Window Maker を入れていた。 使い方を少し教えてもらったが、今私が Icewm で設定している、Window Manager に不可欠と思っている機能は持ってるみたい。 便利かも。 今度ボチボチ試してみよう。

「風車小屋ブラックでこいつの漫画が当たったら良いなあ、ネタはバッチリだぜ」なのがあったのだが、候補者が20人いるわけなので当たるわけもなし。 ということでゴージャスに描いた。 今回は結構本気で自分の線を隠したので黙ってようと思ったのだが、ついつい提出のときに曝け出してしまったわ。


2004年1月23日(金)

自家製ヨーグルト。 4世代目くらいなんだが、妙にスパークリングで清冽な風味が出て来てちと怖い。 ゴロゴロとしたカッテージチーズみたいな塊になってるし。 ……ということで、コーヒーフィルターで漉してみる。 汁の方をグレープフルーツジュースに混ぜて飲んだがさほど美味くない。 漉しとった方は牛乳の旨みをギュッと固めたような感じで、これもグレープフルーツジュースに混ぜて飲んでみた。 こっちはかなり美味かった。


2004年1月24日(土)

Meadow2.00 を入れてみる。 便利になったなあ。 特に何も設定せんでも日本語出せるし SKK 動くし。

FreeBSD マシンの Emacs で SKK の挙動が怪しいのは、skkserv が問題っぽい。 で色々入れ直して、ということを色々やってるウチに skkinput の挙動も怪しくなって来た。 マズい。 一遍クリーンインストールするかなあ。

DVD の書ける奴を買おう、と思った。 けれど、規格が幾つかあるのでどれを買って良いものかよく分からん。 とりあえず生協に行って眺めてみた。 眺めただけ。

例会寝倒し。


2004年1月25日(日)

単位レポート執筆中。 だけど、お題が「自分の研究について、相変態に(可能な限り)絡めて書きなさい」。 無理です。 まあ「ドクターの学生は講義が少ないので単位とってないだろ。とりあえず書いたら単位やる から書きなさい」という感じなので、書きさえすれば何とかなるとは思うんだけど。

思い立ったので基礎トレーニング。 覚えていれば毎日やるようにしたい。 A4 用紙に縦線を、1mm間隔くらいで引いていく。 ペンを変えて、速度を変えて、線を接ぐまでの長さを変えて。 とりあえず、今日得た経験と予想。

「手首で引く→肘で引く」と一本の線の間に引き方を変えるとそこでミスり易い。 手首を固定して、拳全体を動かす。 先に引いた線の上空を辿り、着地させ、線を続ける。

下描きの粗さをペン線の勢いで胡麻化そうとしたらダメ。 勢いというよりは ノリというべきか。 勢いとはペンを動かす速度のことではない。

長い線を引く時でも、「引けるところまで引いて、アドリブで止めたり抜いたりする」んじゃなくて、 どこからどこまでどう入れてどう抜くかをイメージしてから引き始める。

俺のくだらない夢の一つは、部屋中に羽毛布団を何重にも敷き詰めて、そのなかでいちにちじゅうダラダラねころがることだ。

友人の引越し手伝い。 同じアパートに越して来るので俺は自室で待機、車が来る度に搬入手伝い、といった感じ。


2004年1月26日(月)

4:30に起きて去年のゴージャス連載の製本準備作業。 3時間くらいかかった。 印刷は今夜の予定。

基礎トレーニング2日目、朝の部。 曲げたり、太さを変えてみたり。 線を接ぐ時は、抜かずに止めた方が良いかもしれない。

丸ペン良いなあ。 次一遍丸ペンで何か描いてみよう。

先の道のりの長さにクラクラ来て、おいちゃん ちょっと くじけそうですよ。

ゴージャス印刷に便乗して自分本「君のいた景色」の印刷。 だって、自分一人じゃコピー機の使い方とかよく分かんないんですもの。 KINKO'S の学割カードも持ってないし。 俺が80ページ25部、ゴージャスが24ページ30部で2時間程かかりました。 ゴージャス会計に10000円払いましたので私の本は一部当たり400円計算になります。 なお、「君のいた景色」は上限500円のカンパ制にしたいと思います。 木曜日の例会ん時に折り作業をする予定ですので、漫研の身内の方は手伝ってくれると有難いです。

ついでに新しい車、ミラージュアスティ初乗り。 そうそう、古い車シビックは無事某が買い取ってくれました。


2004年1月27日(火)

基礎トレーニング3日目。

長月師が昔言うてた、「肘で引く」というのは大分イメージが捕めて来た。 尤も、自分がやってるのが正しいスタイルかどうか分からんが。 で、そん時確か、「ペンを寝かせて」という接頭辞が付いてた気がするので試してみる。 線がヘロヘロする〜。 ペンをホールドする指先とペン先の距離が離れるので制御が難しい。 とりあえず最小限の強弱が付けられる程度に出来たら良いということにしておこう。

手首で引くと、5cm も引けばペン先と紙の角度が変わるから、そこで均一な線を引くのが 難しいということなんだろう。

一番線を引き易い角度。 私の場合、紙の上下に直線を引きたいのなら、紙を10度ほど左に傾けるのが良いみたい。

下手に線を接ぐよりも一息に描いた方が綺麗になってきた。 というより、線を接ぐ場面てそんなにない気がしてきた。 細っこい線なら一遍途切れても絵的には問題ない場合が多かろう。

円が描けません、隊長! ちうことで明日の課題は「円/螺旋を描く」ということにして、今日は寝る。

「日本のHIV感染者、03年は627人で過去最多に」 というニュースがあった。 「HIV感染者が増えた」というネガティブなイメージが掻き立てられるが、「延命技術が発達 したから」という肯定的な見方もできるだろう。 たとえば、今年 627人死んだら「過去10年で最小に」なるだろうし。

↑読み間違いでした。 「増加した人数が過去最高」という意味らしいです。 すまんです。


2004年1月28日(水)

帰って来たら気力が尽きていた。 試しに線引っ張ってみたらフニャフニャのヘロヘロ。 集中力ない状態でやっても上手くならんしな、と自分に言い訳して今日はトレーニングお休み。 いいの。 続けることが目的なので、無理して毎日やる必要ないもん。 「三日坊主とは三日目にやらなかった者のことではなく、四日目もやらなかった者のこと だ」と偉い人が言うてたけれど、これは至言だと思う。 無理をせず、精一杯頑張ろう。


2004年1月29日(木)

土曜日設定する修羅場の打ち合わせついでにだが、長月師が「円を描くにはフキダシを練 習したら良いですよ」と言うていた。 やってみたんだけど、フキダシって線の精度が低くても結構ゴマかせるのな。 基礎トレーニングとしてはあまり向かないかもしれない(原稿作業中にトレーニング効果 を望むなら有効だとは思うが)。

「ペンを寝かせて」について長月師から指導が入った。 「ペンを寝かせるというよりも、人差し指を伸ばす感じ」らしい。 ……ちょっとやってみる。 実演してもらったわけではないのでこれまた正しいスタイルか分からんが、ペンのホール ドがしっくりきてブレにくくなった気がする。

ページの整合を確認するために一部折って読んでみる。 ……自分の漫画読むって、恥ずかしいなあ。 もっと絵を上手く描けたら、もうちょっとマシなんだろうけれど。

製本作業。 手伝ってくれた絵夢、万硯、ウツの各氏に感謝っす。 そして、できたてホヤホヤの単行本を持って行商しに水崎邸に初お邪魔。

しかし漫画72ページて結構凄いなあ、俺。 思ったよりエネルギーあるじゃん。


2004年1月30日(金)

昨日の内に完成させておいたレポートを提出。 そして日曜日締切りの国際学会の概要(当然英語)の作成。

今日は円を40個くらい描いただけで終わってしまった。


2004年1月31日(土)

概要できねー。 Legal format の1ページが果てしなく広い。 原稿用紙8ページとどちらが広いだろうか。

怒っていても、その裏側でその状態を楽しんでいる自分がいる。 私は感情が動くことを楽しいと感じることが多い。 それが怒りとか悲しみといった負の感情であっても。 ジェットコースターに乗ってスリルを感じるが同時にそれが楽しい、という感覚と近いかもしれない。

長月師来襲。 ということでウチで原稿作業やってます。 作業できる身内の方は当方か長月師まで連絡を。


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