2002_10月日記

last-modified: 2011/12/14 02:36:29. JST

2002年10月1日(火)

13:00起床 → 13:15 カレー → 16:00 カレー → 18:00就寝。

逆転裁判終了。 面白かったー。

カレーに大豆を投入。 歯応え的なアクセントになると思うが、好まない人もいるだろうなあ。


2002年10月2日(水)

4:00起床 → 4:30 カレー → 13:30 カレーバーガー → 21:40 カレー→ 27:00就寝。

例えば、今現在研究室のマシンの時計がズレているのだが、これを正確な時刻に修正することさえ「自分勝手なセッティング」と解釈することができる。 時計を修正することは「私の常識では」ほぼ絶対的に正しいことであるが、他の人はそれにメリットを感じないのだから。 よもや時計の修正に反対が出るとは思えないが、「自分勝手」と「自分勝手でない」の線引きは当人である私にはできない。 線引き自体が「自分勝手」になるからだ。 「私の常識」は全て封じられ、どんな些細な変更作業でも相談を必要とさせられている。

カレーバーガー。 ハンバーガー欲は薄まっていたのだが、好奇心からやってみた。 食いにくい。 以上。

本日の半量追加。 水、ルウ。

元のカレーに追加する形なので完全に具なしとは言えないが、3倍くらいに増えたので具なしと近似しても問題なかろ。 さあ、どんな不味いカレーになるか。 予定ではこれで1〜2食食って、プロテイン投入して1〜2食。

具なしカレー。 旨さが半減したというだけで、不味いというわけではない。 考えてみれば当たり前だ。 カレーのエッセンスたるスパイスが投入されているのだから。 それに市販のルウには旨味成分が添加されているんだし。 ということでプロテイン強化カレーに期待。

旨味半減どころではない。 これは連続2食で飽きる。 ということでもう1食頑張ることにする。

「拉致事件の全容解明に向けた北朝鮮側の協力を引き出すには、正常化交渉をてこに使うのが得策だと判断した。」(ソース)

↑順序が逆でないかい?


2002年10月3日(木) 「人はカレーのみにて生くるに非ず」

13:00起床 → 13:30 カレー → 22:00 プロテイン強化カレー → 27:00就寝。

「健康的な成年男子」と「健康な成年男子」の違いを、それぞれが毎日するモノを焦点に論ぜよ。

先週の火曜日、「洗濯物をすぐに干すなんてエラいなあ」と KDY さんに誉められた。 一昨日、洗濯物を取り込んでるときにそれを思い出した。

なんか眠れん。 明日もキチンと昼間に学校行きたいんだけどなあ。

冗談というよりジョークだな。 意識せんと結構この手の発言をしていたことに気付く。 気付いたキッカケは、私の発したジョークのエッセンスを自分で説明させられたこと。 勘弁してくれ……。

分散処理システム導入のために来た SE の人の作業を横で見ていた。 作業が速くてスゴかった。

キーボード入力してる間、マウスカーソルを表示しないようにできる window manager てないやろか。 少なくともキーボード入力してる間はマウスカーソルは不要だし、カーソルが動き始めてから表示しても良いと思う。 消すタイミングはキーボードからの入力が発生した瞬間で良いだろう。

思えば、15年前の時点でウチの姉は明らかに私よりオタクだった (私は大学デビューですから)。 彼女は今は一般人を装っているが。 上手くつっこめると面白いことになりそうだ。
(※今酒が入ってます)

問題はどう攻めるかなんだけどな。 姉はミーハーな気質だから今では何ともないのかもしれない、というか、だろう。 とりあえず、銀英伝から攻めてみるか。 「俺は小説しか読んでないが、アニメは面白いのか?」。 俺は姉が銀英伝のアニメを見ていたことを知っている。
(※今酒が入ってます)

ひらやまに聞いたところでは確か、「銀英伝は声優が無闇に豪華であり、それが一番のウリ」であると (記憶違いかもしれんので、この発言の責任はひらやまにはない)。 このアニメに対して彼女がどのような評価を下すか。 恐らく「覚えてない」などと返すのだろうが、それではつまらないなあ。 そしたら「小説の方は?俺はなんか、消化不良なんだけど」とかふっかけてみよう。 そこで彼女のスタンスが見える筈だ。
(※今酒が入ってます)

(このサイトの存在を、姉は知っています。 チェックしてるとは思ってないけれど。)
(※今酒が入ってます)

原爆に曝されたマリア像
偶像は結局のところモノでしかない。 本質としては人間が死ぬということ以上に残酷さを表現するものではない。 だがしかし人間の直観に訴えるには文字情報としての事実より、人型をしたモノの方が強い力を発揮する。 破壊に曝された偶像は、見た人間に直接的に、映像として死を連想させる。

あー、やっぱ酔うとるときに文章書くもんやないな。 要は、「合理的に考えたら人間の死よりも軽い物にではあるが、見た物に強い印象を与えるなら、効果としては意義がある」ということが言いたかったのです。

具なしカレーにプロテインをスリキリ10杯、さらに適量の水。 プロテイン強化カレー。 粉っぽくて不味い。


2002年10月4日(金)

13:30 起床 → 15:00 プロテイン強化カレー → 30:30 就寝。

プロテイン強化カレーは不味いので、「さ、食って学校行くか」という気分にならない。 起きてから食うまでの 1.5時間のタイムラグはそのために発生した。

「とりかかるまでの時間」が長い。 甘ちゃんですな。 もっとゴリゴリやれば研究室に居る時間をもっと短くできる筈だ。


2002年10月5日(土)

(6:30就寝 → ) 14:30起床 → 17:15 豆腐カレー → 23:00 カレー。

結晶モデルを作りまくる。 全力でやって 1.5時間。 それでも半分。

その作業でマウスオペレーションを多用するため、右手人さし指を酷使し、ちょっと痛い。

15時間メシ食わずでいるが、それでもプロテイン強化カレーはつらい。 てゆーか2回食ったから次は半量追加なんだけど、料理をするのもつらいくらい消耗している。 14時間ずーっと研究室に居たからなあ。 あー、でもレトルトカレーなら規定内なんだよなぁ。 だけど、規定内ではあるけれど、弱さの露呈であることは確かだ。

今日の半量追加。 じゃがいも、たまねぎ、人参、豚肉、トマト、土生姜、エリンギ、山科甘とう、豆腐、煮干。

納豆とチーズを添加。


2002年10月6日(日)

8:00 カレーパン&発砲酒 → 11:00 もりりん邸で昼寝 → 14:00起床 → 18:00 カレー → 23:00カレー → 31:00 就寝。

調味料として、タバスコ、バジル、ごま油、ねぎ油、オリーブオイル。

もりりん邸でのんべんだらり。 日中に一度研究室行く予定だったんだが……。

とらハ1 残っているキャラをクリアしていく。 千堂先輩はゲロ甘路線の片鱗が見えてイイ。 弓華は話そのものにはムチャがあるけど終わり方が良い、というか好き。

とらハ2 残っていた十六夜さん、ななか、瞳(以前やったけど意味が分かってなかった)をクリア。 HDD が結構空いた。 とらハ3 も暇を見て片付けていかんと。


2002年10月7日(月)

13:30起床 → 同時刻 カレー → 22:00カレー → 23:00就寝。

なんつーか、カレー全然普通だ。 手間さえかからなければ一年だって食えるだろう。

でも世の中にはもっと美味いものがあって、人生には有限な回数しか食事できないことを考えると、たかがネタで一年もカレーで潰すのはとても勿体ないと思う。

「原発が不安 → 節電や電力ピークを緩和するべき」という連想はあまりなされないのだろうか? てゆーか節電は生活スタイルだしな。 節電チャンスに節電する意義などを思い出せる人は少数だろう。


2002年10月8日(火)

4:00起床 → 7:00 カレー → 12:00〜14:00 研究室で机寝 → 19:00 カレー → 19:30就寝。

半量追加。じゃがいも、にんじん、たまねぎ、胡瓜、キャベツ、にんにく、土生姜。 肉なしも結構いいね。 ちょっと上品な感じ。


2002年10月9日(水)

1:00起床 → 1:30カレー → 7:00就寝 → 12:30 起床 → 20:00 カレー → 30:00就寝。

3年連続で日本人からノーベル賞受賞者が出たようだ。 マスコミがするように「日本人から3年連続」などと騒ぎ立てるのにはあまり意味がないと思う。 結局のところ個人の資質と努力の問題なのだから。 「彼/彼らがたまたま日本人だった」にすぎない。

吉野部長「このまま帰すよりは、おまわりさんとしては安心なんだけどね」(とらハ3)。 イイ! 俺もこんな促し方が出来るようになりたいもんだ。

キッテルの物理化学の入門書を開く、読む。 一字一句を追う。 当然時間がかかる。 数日前、UNIXの入門書を開いたときは、必要な部分だけを拾って読むことができた。 そのことを思い出し、ああ、こういう読み方をせなならんねんな、と思った。

今現在私が持っているスキルとしては、物理化学より UNIX の方がよほど高いということも言える。

カレーに牛肉を入れていなかったことに気付いて買って来た。

炬燵に布団を入れ、炬燵をちょっと部屋中央に引出す。 部屋の快適度が5上がった。


2002年10月10日(木)

15:00起床 → 同時刻カレー → 22:00 カレー → 31:00就寝。

計算が終わった時点で sendmail を通して「計算終わったよー」と携帯にメールを送ることも出来るな、と思った。 やりすぎだ、それは。

出物:窓付けクーラー。 身内で欲しい人は連絡のこと。

酒飲みながらプロットを書いていると、いつの間にか帰ってから50分が経過していた。 よく集中していたのか、それとも酒の影響なのか。 集中力のない最近の己を鑑みるに、「酒なしで作業」より「酒を入れて集中」の方が効果が高いような気がする。

仲の良い友達と、楽しく話をしているだけで良い世界は、俺が生きている間には達成できない。 ま、当たり前ではあるのだが。 果たせぬ夢、とでも言うのだろうか。

メインマシンの HDD を 1.5GB/45GB しか使っていないことに気付き、急いで手持ちの MP3 を HDD に移した。 自分で作ったファイルだけで生活してる分にはこの程度で十分ということなんだが。

酒がぐるぐる回る。 人を好きになりたくてたまらない気持ち。

一人で酒飲んで、飲み過ぎて気持ち悪くなって眠れなくなるっていうのはエエカゲンやめんとなあ。

漫画は特に理由がなければ左ページから始めるべきだと思う。 「めくったら始まっていた」よりも、ある程度心の準備が出来るから。 例外は2ページ漫画。 左から始まって、めくった右ページで終わってしまうのは何かおさまりが悪い気がするから。 また、漫画は基本的に見開き単位で考えるべきであり、メクリの効果と合わせて考えるとデメリットの方が大きいような気がする。 ということで、私は基本的に左始まりでコンテを切る。 そのようにページを割り振ならば、8ページ漫画には見開きが3回しかなく、最後の3ページはその回のエンディングシーケンスに使われ、最初の2ページ強はトビラ回りに使われる。 中の2〜3ページを1〜2に分割するんだろうけれど、そうすると全体は結局3〜4のパートに分かれる。 かなり、適当にやってもコンテを切れるスキルが身に付いたような、「気がする」

今日の半量追加。 にんじん、たまねぎ、さつまいも、牛肉、牛乳1リットル、しめじ、大根菜、白ねぎ、ラー油、ローリエ。


2002年10月11日(金)

16:00起床 → 16:30カレー → 21:00 米と肉 → 27:00 就寝。

ちよかぎ。 純粋なソロモンの鍵クローンというわけでもないが、良く出来ていると思う。 ソロモンの鍵と較べてあーだこーだ文句を言うのは筋ではないだろう。

    文句ではなく比較
  1. バーンの乗っている石を頭突きで壊すと、その瞬間に避ける間もなく落ちてきたバーンに当たって死亡する。
  2. 弱ったバーンの当たり判定が小さい
  3. 落下してきて石の下に潜り込むのが容易になった。
  4. 垂直登りが出来ない。正確には不可能ではないのだが、一度逆方向にジャンプを入れねばならないというのは難易度高すぎ。
  5. 足場消しジャンプができない。敵が消した場合の余裕は僅かだがある。
  6. ジャンプ中に石を出すと、タイミングによってはちよが石に刺さる。
  7. モンスターの当たり判定が広くて四角い。
  8. 1ブロック空いた、一段下のブロックに横キーだけで乗り移れない。
  9. キーの先行入力が利かない。

1,2,3 はソロモンの鍵と決定的なまでに違う、別のルールを呈することになる。

テクモが GBカラー で「ソロモン」などというクソゲーを作ったせいで「ソロモンの鍵」を「ソロモン」と略せなくなってしまった。 昔の話ですがね、ええ、期待して買いましたよ。 モンスターファームの世界を持ち込んだロクでもないゲームでした。

最近は梅酒。 1〜3回生のときは毎年漬けてたんだけど、あんまり酒飲む習慣がなかったし甘い酒は今一つで供給が消費を上回っていたので。 今のはたぶん2回生の時のだから5年物か。 リキュールは長く漬けりゃいいってモノじゃないらしいが。

「長く漬ける」といえば、賞味期限が 2002.05 なキムチが見つかった。 でも美味いよ?

ごめんなさい。 カレー地獄失敗しました。

去年居た研究室に、同時期在籍した後輩がやって来て、酒飲んだ。 本当に無意識に一杯の米を食った。 無意識の一杯だけだったら自分ルールで許可でもよかったんだけど、「俺、今、メシ食ってる」と気付いた後、もう一杯食べちゃった。 肉も少々。 負け犬。


2002年10月12日(土)

4:30起床 → 7:00 カレー → 14:00 就寝 → 19:30 起床 → 19:30 カレー → 24:00カレー → 26:00就寝。

「死にたくない」と「死ななければならない」は種の存続の為に生命が獲得した形質だ。 「死にたくない」によって「死ななければならない」を克服した時、人類に残るのは何か。

「死を克服する」という言葉には二通りの解釈がある。 「死を怖れないようになること」と「死なないようになること」。

長月さんが来た。 麻雀打って、一人帰ってカレー食って、それから北バチでカラオケ。 もりりん邸でしばらく特撮 OP を見物。 格好良いモノ、悪いモノ、変なモノ、歌が良いモノ、色々あって非常に楽しかった。

北バチついでに30球ほど打ってみる。 圧倒的にスイングスピードが衰えている。 体感的に2〜3割くらい。 しかし身体が覚えているタイミングは全盛時のものなので全て差し込まれた。


2002年10月13日(日)

4:00起床 → 16:00就寝 → 19:00 起床 → 24:00カレー → 25:30就寝。

19:00起きて、ぼーっとする。 寮の面子と焼肉という話があったんだが、起き抜けでどうも食欲が沸かんし、カレー地獄に敗北したはしたのだが、まあ一箇月という区切まであと3日だしなあ、ということで放置。 19:05虹村氏よりカラオケのお誘い。 何時に何処集合と聞くと、「19:00に土下座前」らしい。 ……待ち合わせに間に合わなくても俺の責任じゃねえよな。

上手く歌えるようになるには如何すれば良いのかのう。

今日もコンテは切り切れず。


2002年10月14日(月)

4:00 起床 → 10:30 カレー → 16:30 就寝。

研究が面白いとかいうより先に、「やらなあかん」という圧迫感の方が強い。 つらいのは、研究者としてやっていくという覚悟ができてないから。 そろそろ覚悟するべきか。

あることを表現するのに「絶対的に正しい」文章というのは存在しない。 よりよい文章を書こうとすることは、結局のところ「最も妥当な落とし所」を探す作業に他ならない。

何時の間にか、カレー、明日で終わりだ。

データはポツポツ出て来たが、話の筋道が立ってない。 あー、今月のゴージャスは落としたかもな。 今期風車も。 連休中、あまりにものんびりやりすぎた。

月曜日だったんだから、どこかで例会やってたのかな。 全く忘れて寝てましたが。


2002年10月15日(火)

-2:00 起床 → -0:30 カレー → 10:00 カレー → 18:00就寝。

zsh に乗り換えたいと思い始めた。 tcsh の初期化スクリプトで使っているのは、set, setenv, alias, prompt, stty, bindkey, complete, dircolor の各ワードだが、zsh にも全て同等の機能がある。 補完機能やコマンド編集機能は zsh の方が強力らしく、さらに別のプロセスで起動した zsh でヒストリを共有できるらしい。 また、「tcsh でスクリプトを書いてはいけない」と言われるように、tcsh はスクリプト機能が貧弱であり、bash と同じ系列である zsh はそれが強力だ。 私はシェルスクリプトを使わないのでそれほどメリットではないとも言えるが、シェルの初期化はシェルスクリプトで書くべきなので、そこで凝ったことをしようとするならばスクリプト機能は強力であるに越したことはない。

(「シェルの初期化はシェルスクリプトで書くべき」と書いた。 シェルスクリプトで書かない方法もある。 例えば、tcsh の初期化で実行すべきコマンドを標準出力に表示する perl スクリプト ~/.tcsh_init.pl を作り、"eval `~/.tcsh_init.pl`"としてやれば望む結果が得られるだろう。 しかし、そのようなトリッキーな仕組みは "Keep It Simple, Stupid!" の理念から外れるような気がする。)

問題は日本語ファイル名か。 最終的に日本語ファイル名は ASCII にリネームするつもりだが、現時点では相当数が残っている。 tcsh 内蔵の ls-F は EUC-JP で書かれた日本語ファイル名を正しく扱える。 しかし、zsh は ls を内蔵しておらず、/bin/ls または gnuls を呼び出して使うことになる。 これらのリストアッププログラムは多くの場合日本語を正しく扱えない。 jls (日本語対応 ls)を使うという手もあるのだが、これはカラー表示ができない。

と思ったら、gnuls で日本語表示できた。 "gnuls --show-control-char" だ。

あとは研究室の OSF や IRIX で zsh がないのを我慢すれば良いだけだ。 しかし研究室のマシンはこれから徐々に OSF から Linux に移行していくと思われる。 Linux での zsh のインストール作業なんて rpm で出来るから楽なもんだろう。

こういう文章をこそ、纏めて FreeBSD のページに入れるべきな気もする。


2002年10月16日(水)

1:30起床 → 2:00カレー → 3:00 昼寝 → 3:30 起床 → 12:00 カレー → 18:45 ビィヤント。

カレー食い切る。 あと、今晩のビィヤントで締めですな。

珍しく CD を買う。 ウィーン少年合唱団と、黒人霊歌集。

ビィヤントは激しくうまかった。


2002年10月17日(木)

名古屋まで行って出張実験 (俺の実験ではない)。 目が覚めたのは 4:00。 ぼーっとして、研究室で計算を仕込んで、6:25 のバスに乗る。 7:00の新幹線で名古屋へ、以下略。

実験自体は 9:00 〜 21:00。 25分サイクルで 5分仕込み、5分間真空引き、15分間測定の繰り返し。 こんなスパンじゃ何もできん。 頭を使う作業はもとより、本を読むにも半端だし、昼寝もできん。 煙草吸いに出ることもできん。 神経消耗するし。

不可能でもないのだが、他の人がいる横で本を読むのは何故か気が引けた。

軽く片付けて、21:00 過ぎに実験棟を出た。 21:20 の電車 → 22:00 の新幹線 → 23:00 京都。 夜行バスが待ち構えている時刻だったのにはちょっとゲンナリした。

バスがないので kinoka 氏に車で迎えに来てもらう。 研究室の M1 を送ってもらったあと、発泡酒2本空けて、帰った。


2002年10月18日(金)

7:00に目覚め、ぼーっとする。 カップめんを食う。 ふと賞味期限を見ると 2002/09/07 だった。 7月に買って、それから3個目。 その程度の需要しかないんだったら今後は特に買い置きしておく必要は無いだろう。 そうめんの方が余程合理的だ。

久々に炒飯。 手順に不手際、調味料の量でミス。 この1ヶ月でカレーを作る手順は上達したが、その代償か?

平衡状態という考え方。 成長するということは、知識の取得と言える。 しかし同じ時間に忘却も進行する。 忘れる量が現在の記憶総量に比例すると考えると、何処かに平衡点が存在することになる。 その平衡点に近いところでは「必要な知識」と「そうでない知識」の取捨選択(エントロピーを減少させる方向)で成長しうる。 確かにカレー技術が上達すると嬉しいが、それよりも料理一般の上達の方が私の人生にとって合理的だろう。 そもそもの話をするならば、料理の知識は漫画や研究と較べると必要ではないと言えるのだが。

平衡点は何処にあるかというと、まあ、我々程度の年代ではまだまだ覚える方が多いのだが。

ゴミ場で i810(Socket370) microATXマザー & 小さな箱ゲット。 テストしてみたところ、BIOS は無事立ち上がった。 BIOS の設定画面を見ると、CPU は 100x12 まで行けるみたいだ。 今度 Celeron の 1.2GHz くらいを買ってこよう。 てゆーか、何で捨てられていたのかサッパリ分からない。 600MHz クラスの CPU が乗ってて、より強力なマシンに刷新したのだろうか?

今日拾った PC の正体は BKi810 とかいうベアボーンキットらしい。 電源に不安があるため GHz 以上はヤバくて、冷却に難があるため PentiumIII 800MHz 以上は苦しいらしい。 こんなものは C3 を乗せるためにある機械だ。 暇を見てメインマシンを移行しよう。 そして SiS630用に PentiumIII の適当なのを買って来よう。

と思って C3-733MHz を乗せて、HDD を繋がずテストしてみた。 CPU を C3 の 550MHz としか認識してくれない。 軽く検索掛けてみると C3-600MHz とか 800MHz とかでも散々らしい。 さらに結局 OS がブートしないとか書かれてる。 どうも面倒なことになりそうなのでメインマシン移行はやめて、BKi810 に PentiumIII を乗せるだけにする方向で。

「現時点での最適値にすること」というのは大概、自分で思い込んでる程の価値はない。 Second Best で妥協して、そこから Best にする労力を省略する方がずっと良い。

ただし、その差分に当たる労力を、趣味として捕えることができるならば、それなりの選択肢となりうる。 また、決して妥協すべきでない分野もある。 今日の一連の内容について PC を恋愛で置換してみるのも面白いテストであろう。

ちなみに、今思い描いている「現時点での最適値」とは、「BKi810 とメインマシンのマザー以下の環境を交換し、新しくメインマシンのマザーボードとなったボードに買って来た PentiumIII を乗せること」。 各々のマザーと箱が交換可能かどうかを調べるのにも小一時間かかるので面倒だし、それ以外にも面倒が起こりそうな気がするのでわざわざしたくない。 いつも、「こんなのすぐ出来るさ」などと考えて多大な時間を費しているので、流石に学習した。 だが、ギャンブルと一緒で、「本当に小一時間で全てが終わる」ことがありそうな、そんな気がしてやりたくなる。 イカンイカン。 だから今まで何度痛い目に遭ったんか考えろって。


2002年10月19日(土)

「無限」とか、「永遠」とか、そういう単語は人間にとっては簡単すぎる。

例えば、「百万桁」を論じるのは簡単だ。 πを百万桁求めたのはもう20年も前の話だ。 だが、そこで「百万桁の整数」を想像してみる。 それは全宇宙の全ての素粒子を数え上げてもまだまだ足りない数である (算私語録より)。 そして、「無限」に比べるならば、「百万桁」さえもホンの微少な、一部分にすぎない。

かといって「無限」のかわりに「寿限無の長介」と言えば良いわけでもない。 結局人間の認識というものは自分の把握できる範囲でしかないのだなあ、ということ。

ただし、このような認識は数学者のもの。 我々物理屋にとっては、10の6乗は十分無限だったりする。

18:00 発で大阪。 高校んときの友達と飲む。


2002年10月20日(日)

6:00の電車で帰って来る。 某から超昂天使エスカレイヤーを借りる。 寝るまで、と思って軽くプレイ、の筈が延々やってた。 いかにもアリスなゲームシステム。

「日本刀は柄で切れ」と言われるらしい(福本伸行の漫画より)。 彼の漫画では「実際人を切ろうとすると腰が引けて届かないから」と説明していたが、それだけではないような気がする。 「切る瞬間引かねば切れない」と言われるように、刃物は刃渡り一杯使って引き切りした方が刃を鋭く使うことが出来る。 また、刀身への負担も少なくなる。 踏み込みを深くして、刀をこのように使うことを教えているのではなかろうか。


2002年10月21日(月)

禁欲的というか、求道精神というか、そういうものに欠けている。 ただの堕落主義。 「アレが欲しいコレも欲しい」と喚くだけで何も努力しない姿はいかにも見苦しい。

長期的目標と、中期的目標と、短期的目標。 私は長期的と短期的に傾倒しすぎる傾向がある。 良くない。 (比率としては、概ね 3:0:7。)

研究が、思わしくない。 中期的目標の欠落が原因。

ゴージャスも風車もあきらめました。


2002年10月22日(火)

研究。 主に手作業。

研究室の先輩に自分の悪いところを指摘される。 研究者として新しい手法(計算プログラム)に興味を持つべきであること。 研究室の構成員として、また、そのプログラム環境をインストールした担当者として、計算環境を整えておかねばならないということ。

マニュアルを作るのは良いが、それが自分の責任の全てと思っていた節がある。 メモを書きとめたことでマニュアルが完成してしまったと錯覚してしまっていて、自分でもとても読めたものでなかった。


2002年10月23日(水)

研究。 主に昨日まとめたデータの解釈。

ゴミ場で windows95 のシールの貼ってあるマシンを拾う。 開けてみると、CPU が見あたらない。 検索かけてみると、どうやら Cyrix の 120MHz クラスの CPU がそのまま乗ってるみたい。 120MHz って、PC-UNIX でもしんどいなあ。 動いたとしても使えないので元の場所に戻す。

漫画欲が高まってきた。 締切パワーか? 今さらどうしようもないのだが。

頭を使うより、手作業をすることに逃避する傾向にある。


2002年10月24日(木)

研究の仕事として perl でプログラム。 楽しい。 だけど、終わってから気付いた。 エクセルでやるべきだった。 汎用性あるいは再利用性がなければプログラムを作って処理しようとするべきではない。

しかしやっぱり、物作るのって楽しいなあ。

CD 購入。 バッハのオルガン作品集。

「自分を好きかどうか、自分が女だったら男である自分を好きになれるか。」(もりりん:10/21) というのとは全く別の経路で、「自分が女の子だったら誰を好きになるだろう」と考えたりした。 まあ布団の中だったので思考が一周する前に夢の中に入ってしまったのだが。

フィクションの男性も候補に入れて、女の子の気持ちで男性に萌えてみようかと。 「いっぺいよ。女の子の気持ちになって祈りなさい」。 そんな感じ。 (注:エスカレイヤー:マドカエンディングの主人公の枕を抱くマドカが可愛くて、そういうのもいいなあ、と思って積極的に萌えてみようと思ったのです。)

当然その候補の中に自分もいて、結局もりりんの提起と話は同じになった。 私は自分が好きだ。 まあ、もっと精神的に強かったら言うことないのだが。 だが、私が女性で、その女性である私が元の性格のままだとしたらとてもじゃないが付き合えないと思う。 相性の問題だ。 私は基本的に自己中なので、そんな二人はくっつきようがない。 ただ、付き合うことを前提としているわけでなく、ただ単に人間としての好悪を論ずるだけなら多分好きだと言えると思う。 「好き」というより「おもしろい」かもしれないが。

しかしまあ、いろいろ状況は考えられる。 「私」はそれなりに小器用なので、「自己中な男性であるいっぺい」に付き合う為の、「受容性の高い女性」を演じることもできるだろう。 そのような人格を相手にしたならば、「男性である私」は多分相手を思い遣るくらいの許容量はあるだろう(と思いたい)。

付き合えるか? てゆーか、私のような奥手な人間二人の話はそもそも始まらない。

結論としては、種々のパラメータの取り方で結果が大きく変わるので一概には言えない。

……自分に萌えることには失敗。 たぶん、ウザい。 かなり理想化した自分に萌えることは可能だと思うけれど。 とりあえず「女性として、理想の男性に萌えている状態」を想像しながら微睡んでました。

禁煙24時間達成。 このまま続行できるのかなぁ。


2002年10月25日(金)

「自分が女性だったら、誰が好きになってくれるだろう」という妄想もそれなりに愉快だ。

ゴミの生産速度が腐敗速度に勝てず、ゴミ箱から羽虫がわく始末。

昨日の早朝サッカーで筋肉痛。 一応一日で来た。

BKi810 の導入によって余る 2代目 hashish はとりあえず研究室に持って来て Linux 練習機にしよう。

寝るのっていいなあ。 我慢しなくても禁煙してることになるもんな。 とりあえず禁煙開始を 10/24 0:00 と定義する。

3ヶ月ぶりの丸二。 そして寮でダラダラする。

学校怪談を読んでしまう。 何度読んでも高橋葉介は良い。

未来を見ることが出来る節穴があるとする。 そこで自分が殺される未来を見てしまったならば、それは不可避のものになってしまうだろう。 しかし、その決定的な瞬間、状態を見なかったならば、それは努力次第で回避できる筈だ。 何となく、不確定性原理を連想した。

禁煙48時間。 そのうち吸わないことが自然になれば、それが勝利の時だ。 因みに、禁煙を開始したのは、たまたま気がついたら最後に煙草を吸ってから20時間ほど経っていて、「せっかくだから24時間禁煙にするか」と思ったから。 普段は下宿←→学校の往路復路で一本点けるのだが、その時だけは意識的に我慢。 で帰ったら比較的すぐ寝て、起きたら禁煙(断煙)期間が38時間で、「なら48時間までやっちゃえ」と。

「腹が減る」とか「眠い」とかの欲求は正弦関数(A・sin(t/C))になっているのだろう。 我慢していてある一点を越えたら暫く保つし。 煙草は、暫く吸わなければ「吸いたい欲」が減少していくので、正弦関数と指数関数の積(A・exp(-t/C1)・sin(t/C2))になっていると思われる。 生命活動に不可欠な欲求は減衰のない正弦関数なんだろう。 ……残る欲求に関して、「振幅と振動数が大きい程、正弦波のエネルギーが高くなる」と考えると面白いような気がするのだが。


2002年10月26日(土)

例会後麻雀、2-2-3-4。 非常に私らしい成績だ。 しかし卓数ギリギリの人数というのは抜けにくいなあ。


2002年10月27日(日)

約120万枚の1円玉を使ったジョン・レノンの自画像のコイン画

貨幣をそのまま材料として使うことは犯罪に近いと思うのだが。 例えば、貨幣を鋳潰して材料にするとこれは確実に犯罪だ。

貨幣が何故法で保護されているかを考える。 貨幣とは価値を評価するための指標にすぎず、そのための安定した統一的な尺度として国が管理する必要がある。 言うてしまえば、個人の所有物であるのは貨幣の示す意味(例えば "1円")であり、貨幣の実体("1円玉")は個人の手元にあっても国の所有物なわけだ。 これを破壊することは国のインフラを破壊することになる。

1円玉は純アルミで出来ていて、作るのには1円以上のコストがかかる。 それを鋳潰すためのコストは 1/30 と言われている。 純アルミを作るためにボーキサイトから精錬するよりは一円玉に両替して鋳潰した方が安い計算になる。 こんなことが横行したならば、国庫に負担がかかる。

貨幣を材料として使い死蔵することは、本質的には鋳潰すことと同じになる。 貨幣は払う側と払われる側が常に存在しなければならない。 払う側としての効果が同じであっても、払われる側が存在しなければ金の流れはそこで止まってしまう。 同じ120万円でも画材を買う為に使ったならば、その金は正常な流れに乗る。 社会から金を吸い上げて、何も還元しない最悪の用途だ。 イベントとしては面白かったのかもしれんがね。

「気分は形而上」(須賀原洋行)に「手品用品に1万円以上使う榎田と、一万円札を燃やす高木」というネタがあったが、後者は犯罪だ。

煙草を我慢して葛藤する夢を見た。 「我慢しなくても禁煙してることになるもんな」と思っていたが、そうでもないらしい。


2002年10月28日(月)

禁煙100時間。 こうやって数えてる間はまだまだ常習者。

煙草を喫いたいが、喫ってしまうとまた延々喫い続ける日々が待っているかと思うと怖くて喫えない。 喫い始めてからずっと潜在的な禁煙願望を持ち続けていたのだが、4年目にして漸く本格的に禁煙を始められた。 この機会を逃がすと、期待値から行くとあと4年は禁煙できないことになる。

1年以上前に買った、「Lの季節」のサントラとドラマCD を開封した。


2002年10月29日(火)

煙草2本。 ただし、半分付き合い。 自分で買わない限り、自分から煙草をくれと言わない限り、禁煙は続行中と見倣すことにする。

というようなことを書いたら、「催促してるとしか思えない」とか言われるんだろうなあ。

研究。 かなりしんどい。 データは出た。 だが量が多いので切り方が難しい。 それでもまあ、それなりに出来そうだ。 とりあえず、見せ方を学習しないと。 ユーザビリティとかその辺は興味深いところ。

「疲れているときは散文的。」 言葉の意味を間違えていた。

24時間ぶりのごはん。 それ以外は主に砂糖入りの紅茶とかコーヒーとか。 体壊しそう。 俺にまともなごはんを。

適当な料理の本が欲しい。 技術と実践と、2冊ほど。 作り置き不可の自炊縛り一ヶ月とかやっても面白いかもしれぬ。


2002年10月30日(水)

昔の自分はプログラムをあたかも魔法のように感じていた。 今となっては恥ずかしく感じる。 こういう恥ずかしい勘違い、間違い、認識の甘さなんかは結構多くて思い返す度に身悶える。 しかしこういう恥を感じること、すなわち当時と現在との差が己の成長した部分と言えるのかもしれない。

気がつけば、世界の色が褪せている。 2, 3回生の頃はもっと彩度が高かった。

炬燵の中で猫が寝ている。 彼女のために炬燵を点けっ放しにしておいてやりたいが……やっぱそれはアカンよな。


2002年10月31日(水)

「新聞くらいは読みなさいよ」と親に言われたので数ヶ月前からニュースサイト(といっても朝日だけだが)を見るようになった。 存外にキナ臭い事件が多い。 たまたまこの時期だけなのか、今まで気付いてなかっただけなのか。

24時間稼働、10時間睡眠。

延々 OHP 作成。 結晶描画アプリに良いのがないので大変なことに。 Mac 版なら研究室にもあるのだが、そんな OS 使えねえよ。 自分に 3Dプログラム能力があるのなら、作ってみたいもんだ。


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