2002_05月日記

last-modified: 2011/12/14 02:34:12. JST

2002年5月1日(水)

はあ、もう一月経ったわけですか。 はあ……

普段テキスト打ちするときは大抵 HTML でやってるんだが、「HTML より TeX かなあ」と思う時がある。 双方ともあんまり細かい機能を使うことはあんまりなく、構造化されていればそれで良い。 ということで ewb(LaTeX 組版支援システム) を見てみたり、html2latex を入れてみたり。

<li> の終端を </li> で括ったり、<p> の終端を </p> で括ることは、どうやらあまり一般的ではないらしい。 閉じてる方が好きなんだけどな。


2002年5月2日(木)

久しぶりに某が来た。 mnews がカラー表示になった。 素晴らしい。

22:00入電。 明日バイト。 2年ぶりくらいかにゃー。

キーボードって、磨り減るんですね……。


2002年5月3日(金)

6:00〜7:20。 この微妙な空き時間を利用して絵なぞを描いてみたりする。 こーゆー有効な時間の使い方は初めてだ。

北東処理工場が出来たのが1年半前なので、最後に行ったのはそれより後でした。

1年振りの肉体労働バイトは身体にこたえるにゃー。 職員/バイトの人に「まだ学生やっとんのか」とか「博士に行きよったんか」とか「まだ寮に住んどんのか」とか。

w3m-img 。 やっぱりスゲー。

親父が糖尿病で死んだようなもんなので、食事などに気をつけようかと考える。 週1日くらいゴミ回収バイト入れさせてもらえると運動したことになるかなあ、などとも。


2002年5月4日(土)

キーボードよりマウスの方が便利だと信じている人には UNIX は向きません。

半日研究室。 計算仕込んで書類書き。


2002年5月5日(日)

コンピュータに意思を持たせるために。 言葉とか、単語の意味を教える必要がある。 言葉の意味を教えるには同じく言葉に依るしかない。 どうにかして最も primitive な言葉のセットを教える。 それは最初の C コンパイラがアセンブリで書かれたことと似ている。

コンピュータにも言語は存在する。 しかし現在のそれは命令であって情報ではない。

厳密な意味で自由意志でなくても良い。 「騙されてやるか」と思えば騙されることが出来る程度で十分だ。 (現実にも何考えてるか分からん人間は結構いる。) 膨大な情報を迅速に検索する 柔軟なインターフェイスがあればそれなりに面白いだろう。

「最も primitive な言語セット」 恐らく生物は自動的にこれを持っている。 これを複次組み合わせて広大な情報系を組み立てる。 逆に言えば、「彼が得られる全ての知識はその言語セットによって規定される」。 人類が持ち得る知識には(時間的な制約を排除しても)限界があるのかもしれない。


2002年5月6日(月)

栄養が足りてないせいかいくら寝ても寝足りない気がする。

これから1ヶ月で 5kg 落とすことよりも、1年で 100g で良いから減少傾向に持って行く方が大事だろう。


2002年5月7日(火)

結局の所、己も「マウスよりキーボードの方が便利だと信じている」に過ぎない。

「考えていることはあるんだけれど、その場でキチンと説明できなかった」というのはよくやることだが悔しいもんだ。

2日ぶりくらいにまともなメシ。 いきなり量を食ったせいか胃が重い。

書類は書けませんでした。 「研究の先進性および独創的な部分」 そんなのありません。 てゆーか今んところ前任者の手法を学ぶことで手一杯です。

つまらない講義。 内容は演習。 特定のアプリケーションを使って指示通りやって、「できましたねー」とかいうのは博士にする講義ではないと思う。 (……「仮にも博士」とか言うと自分でも可笑しいが。)


2002年5月8日(水)

暇見て絵を描くようにしてるが、線画段階でつまらない絵しか描けない。

「子どもの頃通った道を、大人になって見ると、思いの他せまいことに驚くのは、郷里へ帰った人が誰でも経験することである。 幅も、距離も、高さ広さ、それに時間など、大人と子どもでは、空間的な感覚がまるでちがうもののようである。
私は、最近郷里に帰って、この不思議さを、懐しい思いとともに体験した。 しゃがんで子どもの目の高さで見ればいいのかと思ってためしてみたが、それは、子どもが立っているのではなくて、大人がしゃがんでいるのにすぎなかった。」 (安野光雅、算私語録、一八三)

これと同様のことを漫画で表現しようといろいろ考えているが、未だ見つからない。 この文章に勝る表現を私は知らない。

銀河英雄伝説 小説版。 やっぱり、それなりに面白い。 ストーリーとキャラクターですな。 見るべきところは。


2002年5月9日(木)

今日は samba の設定したり、プロンプトに色をつけたり。 研究室の windows ネットワークは「みんな administrator というユーザ名でログインすること」になっているので samba 側の設定が面倒臭い。


2002年5月10日(金)

魔法とプログラムは似てると思うんです。 本当のプログラマからどう見えるかは知りませんが。 というより、魔法の定義も人によって違うか。

word やらの商用アプリのファイルを添付してくるというのは、相手にその製品の購入を強いる行為に該たる。


2002年5月11日(土)

ウィルス。 十分な予防もしてないくせに感染してから助けを求めるというのはいかながなものか。 「予防していない」ということは「感染したら諦感とともに受け入れる」準備があることだと思うのだが。 だから、何度も言うてるだろ。 「Outlook なんか使うな」

「人間は音を耳だけで聞いている」と思っている人は少なくなかろう。 実際には脳による波長分離の他、口の動き、文脈から次に来る言葉の予想があってようやく人間はそれなりの精度で他人の言葉を聞きとることができる。 英語のヒアリングなんかやってるとよく分かる。


2002年5月12日(日)

ディレクトリの整理。 今回はかなり抜本的。 これから一生このファイルシステムを使うと思えば耐えられる。


2002年5月13日(月)

博士よりもハカセの方が面白そうだ。


2002年5月14日(火)

多くの人間は複数人数のグループで活動する。 よほど絶妙な配材がなされない限り、リーダーを作り、その指示で行動する方が効率的だ。 リーダーに必要なのは、指示、進捗を抽象化する能力だと思う。 そして自分の統轄する範囲の大きさに応じて抽象化の度合も変わってくる。


2002年5月15日(水)

「無限の時間が欲しい」は「無限の富が欲しい」に近い。 人間的尺度から言えば、「無限の富」の方が遥かに手に入れ易いのではあるが。

「ラクをするためならば、どんな苦労も厭わない」 私が UNIX でやってるのはそういうことだろう。


2002年5月16日(木)

排せつ物というのは、人間だけでなく動物一般の体臭そのものを表現しますから、飢えた獣にとっては、大海に輝く灯台のような輝きに感じられるといわれます。

↑たまたま見つけた雑学ページの一文なのだが、書いた奴ノリノリだ。


2002年5月17日(金)

徹夜明け→18時間睡眠。 もう徹夜でけへんのやろか。


2002年5月18日(土)

日本語名ファイルをローマ字 ASCII に変換し、変換する前と後の文字列を xml っぽい文法のデータベースにつっこむ perl スクリプトを作成中。 何といっても他人から貰うファイルが多いので、ファイル命名規則が信用できない。 アポストロフィとか空白とかその辺を対応して回るだけで結構時間がかかる。

やっぱり設計大事ですわ。 「これで行ける」思っても十分にダメ出しせんと。 小さなプログラムでも最後の方はアップアップですわ。


2002年5月19日(日)

野望。 ファイルのデータベースを作るのを支援するプログラム。

日曜プログラマ。 だけど、平日サボってる分土日で取り返さなきゃ。

初めから妥協点というか、最適解が何処にあるのか分かれば良いのにな。 自分で使うだけのプログラムなんか 95%くらいの精度で動かしてあとはポチポチ手で修正すればいいということに気付かなかった。


2002年5月20日(月)

便利なものは、やっぱり作っている人がいる。 jls。 これがあれば、samba や FTP で流し込まれた EUC(や SJIS) の日本語ファイル名がそのままFreeBSD で見える。 CD-ROM 上の日本語ファイル名は見えないけど。

「本サイトは w3m-img で動作を確認しております。 閲覧には w3m 或いは w3m-img を用いることを推奨します。」

全く意味のない駄文。 あるいは、

「本サイトでは大体 HTML 4.01 に準拠しているつもりです。 それで変に表示されようがあなたのブラウザの勝手です。」


2002年5月21日(火)

FreeBSD いじり、飽きた。

というより、「出来ることはやってしまった」。 これ以上何かをしたいのならば、自分で作らねばなるまい。 尤も、一般的なユーザの域を超えたところの知識はまだまだ足りないのだが、「それっておいしい?」


2002年5月22日(水)

練ってたシナリオのファイルを失った。 まあ、いずれにせよ今回の風車にはページ数的に描けなかったんだけどな。

RI 取扱教育訓練、丸一日。 おかげで 8ページ漫画のプロット(3本分)が出来た。


2002年5月23日(木)

早朝ソフトボール。 久々のホームラン。 最近のスランプはダウンスイングを心掛けるあまり、上体が突っこんでいたため。 それなりに基本は出来ているんだし、腰を残してレベル〜アッパースイング気味で打った方が良いだろう。

研究が、何をしていいものやらサッパリ分からない。 「とりあえず即効性のある(産業的に、ではなく成果が上がり易い)ものをやる」 ということなのだが、どうにも。 やることさえ決まればそれなりに余裕もできると思うのだが。


2002年5月24日(金)

研究会。 とりあえず直接参考になる話はなかったのだが、ぼーっと聞いているだけでも知識が増える。 今の分野に於ける私の知識はそんなもん。

懇親会で食う。 帰り、うちの教授と、1時間ほどくれしまで飲む。 どちらかと言うと帰って寝たかったのだが。


2002年5月25日(土)

研究会2日目、同志社京田辺キャンパス。

例会後の麻雀に合流し、打つのはそこそこに「コータローまかりとおる」を読む。 まあ、普通によく出来た漫画だと思う。


2002年5月26日(日)

もりりん宅でゴロ寝、コンテ。

ファイル名命名規則のフォーマットみたいなもんがあれば、そこに費される多大なマンパワーが節約できるのに。


2002年5月27日(月)

学校。


2002年5月28日(火)

んー。 即座に寝て8:00くらいに学校行こうと思って23:30頃に寮に帰った筈なのに、気がついたら1:30ですよ。 やっぱいけませんな。 てゆーか、弱い。

14:00起床。 弱い。


2002年5月29日(水)

金、土と上京します。 あんまり時間が取れないので遊ぶのは最小限にしようと思います。

面白いページを見つけて、そこのコンテンツを延々見る。 こういうのが半年に一度くらいの頻度である。 今日はその日。


2002年5月30日(木)

tcsh の初期設定ファイル名を ~/.tcshrc としていたのだが、諸々の問題が発生したので ~/.cshrc に変更する。 問題、というか…… csh を使わざるを得ない状況が発生した、というか。

てゆーかー、ssh を使おうよう。 セキュリティ高いし、scp, slogin などが使えて作業を自動化スクリプトに任せられるし。 IRIX とか OSF とかなんだけど、入れ方、自分で調べてみるか。

部屋で一台余ってるマシン。 どうしよう。 流石に3台目はいらん。 無茶な遊びをするため、という用途は考えられるけど、そんな気力はない。 置くスペースもない。

ネタ張とかコンテとか別に見られて構わないので「見たい」と言うたら見せるのですが、その人の想像力に笠を掛けるようになったら逆に申し訳ないので、見せない方が親切かな、とも思う。 気の回しすぎか。

ということで東京行ってくるですよ。 帰りは日曜早朝。

今年は見事に寮祭に参加しなかったなあ。


2002年5月31日(金)

7:30新宿着→8:30東工大すずかけ台キャンパス着。 研究会は13:00からなので、それまで時間を潰さなくてはならない。 吹きっさらしのベンチで寝る→寒い→生け垣傍の芝生で寝る→寒い→図書館の新聞閲覧室で寝る。 生け垣横で寝て置きたときは寒さで死ぬ可能性についてちょっと考えた。 とりあえずそんなことはないのだが。

研究会、懇親会が終わって、渋谷のまんが喫茶。 レジー(ヒラマツミノル)を4冊弱読んで、某宅へ。

100inchプロジェクタ & 5.1chサラウンド完備のホームシアターで「ブレードランナー」と「パダヤッパ」。 「ブレードランナー」を見たのはこれが初めてで、一度では製作者の仕掛を理解し切れなかった感がある。 何度か見た方が良いかもしれない。 「パダヤッパ」は、スゴかった。 どこで終わるか決まっていない週刊連載のような、武論尊のような。


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