第24回 IT,S SHOWTIME!! (03.7.29)

 昨日、8月13日に愛媛県民文化会館で行なわれる「B,z LIVE−GYM THE FINAL PLEASURE」のチケットが届いた。一般発売はされないので、ファンクラブで申し込んだが、二年前、まだファンクラブに入っていなかった頃、県民文化会館にB,zが来ると風の噂に聞いて、チケットは持っていないのに、とりあえず行ってみたところ、ダフ屋に、五階席でも五万だと言われたので、帰った。
 届いたチケットを見ると、一階席の25列!!森進一&森昌子のコンサートのときと同じだ!!!嬉しい〜〜〜!!!
 体中に満ち溢れる野生のエナジィ〜〜〜!!!
 IT,S SHOWTIME!!
 モウスグデ アナタニアエル!!!

 今日は、ホウ酸500グラムを使って、ホウ酸だんごを65個作った。本来なら小麦粉をまぜるが、もったいないので、賞味期限の切れた「マエダのだんご粉」を使った。ちょっと、たくさん作りすぎたので、このサイトをご覧の方、先着三名にプレゼントします。ゴキブリもイチコロ!ホウ酸だんご10個パック、ご希望の方はメールでお申し込みください。近日中に手渡しできる方に限ります。

第23回 すてきなあなたに (03.7.25)

 「すてきなあなたに」は、「暮らしの手帖」に連載されているエッセイのタイトルだ。なぜか、高校生の頃から好きだった。お菓子のつくり方、感動した本のこと、心温まるエピソードなどが、優しい言葉でつづられている。単行本の四巻が発行されたので、さっそく買った。三巻が発行されたのが平成六年だから、かなり待った。

 四巻の、四月の章に、「イス二題」というお話があった。椅子に乗って本を取ろうとして、すべって落ちてしまったこと、「なが年つかって、表面がツルツルしているイスの上に、ウールの座ぶとん。足に力を入れたらすべって落ちるのは、当然のことでした。(中略)どうぞ、イスの上に乗って、棚のものをおとりにならないように。そのとき、部屋のすみに置いてあった脚立を、しみじみ、大切なものと思いました。」とあった。
 私も、一ヶ月ほど前に椅子から落ちた。やはり、すべすべした椅子の上に座ぶとんを置いたまま、乗って、高いところの作業をしていたのだが、その椅子が折りたたみの椅子だったので、突然たたまってしまい、落ちて椅子にはさまれて、大変痛かった。
 同じようなことを書いて、どうしてこうも違うんだろう。昔は、こんな美しい文章を書く人になりたいと思っていたのに、何でこうなったのか。

 「すてきなあなたに」三巻を読んだ頃は、文中に、代官山の洒落たお店のことなど出てくると、激しく憧れてはいたが、遠い、自分には関係ない世界のことだと思っていた。今、四巻を読むと、「銀座の松屋の角を曲がったところ」とあれば、「ああ、あの辺か」とわかるし、地下鉄護国寺駅で見かけた親子のことが書いてあると、駅の様子が目に浮かぶ。
 そんなことは、美しい文章を書く人になりたいと思っていた頃の私には、想像もつかないことだろう。「すてきなあなたに」のレシピを見て、お菓子を作ったり、毛糸を編んでみたりするぐらいがせいぜいだった。まだ、この世に、冨宅さんという人がいることも知らなかった頃の、ささやかな私の余技だった。

 今日は渋谷で通り魔があり、五人が刺されたが、五人目の被害者が須藤元気だった。日テレの夕方のニュースでは、「被害者はK−1ファイター」とテロップが出て、パンクラスに上がったときの映像まで流された。怪我は軽そうで、インタビューに答えていたのでホッとした。NHKの夜のニュースでは、インタビューの様子は流れたが、テロップは「須藤元気さん」だけで、説明は何もなかった。一般人扱いなのか、それとも超有名人扱いなのか、判断に苦しむ。

第22回 それ行けカープ (03.7.23)

 19日から、昨日まで、母の実家に泊まりに行った。東予(愛媛の東の方)の村にある。そこは叔母(母の妹)が跡を取っているが、私は、叔母が独身の頃から、よく泊まりに行き、小さい頃は、夏休み中いて、山や川で遊んでいた。
 20日は、「百万辺(ひゃくまんべ)」という行事のお手伝いに行った。何で「百万辺」というのかは、誰に聞いてもわからない。子ども達が、笹と鉦を持って、田んぼをまわり、稲の害虫を追いはらうおまじないをする。大人はお寺に集まって、お経を聞き、会食をする。そのときに出す、おむすびを作りに行った。

 今日は、古い「月刊 The CARP」を処分しようと思い、目を通したが、結局捨てられなかった。目を通すのがよくなく、読むと惜しくなる。
 「月刊 The CARP」は、「ウエスト企画」という会社が発行していたが、そこが会社乗っ取りに遭い、93年3月号で休刊になった。92年12月号の若手選手紹介には金本が登場し、「広陵高校も東北福祉大も、行きたくて行ったわけじゃない」「本当は広商に行きたかった」「東北福祉大も泣く泣く行った」との、心温まるエピソードを披露していた。
 一時期、「アスリート」も読んでいたが、「アスリート」は、サンフィレッチェ広島なども含めた、広島系スポーツ雑誌だ。普通の雑誌なので、垢抜けていて、ファン以外が読んだら面白くもおかしくもないようなスカスカ感やゆるゆる感がなく、つまらない。

 今日は、広島が巨人に勝ったので嬉しかった。今日は巨人戦だったので、全国放送があったが、それでなくても、巨人戦の裏で、広島の地方局だけは、広島の試合を流していたりする。昔のことだが、すごいものを見た。七時からは普通の中継なのだが、放送は六時半から始まり、六時半から七時までは、創建ホームという建築会社が提供していて、「創建ホームの『それ行けカープナイター』」と、冠つきだ。タイトルだけではない。ゲストが創建ホームの社長で、途中、女子アナが、観客席にいる創建ホーム社員にインタビュー。
「好きな選手は誰ですか?」
って、そんなの別に知りたくない。合間には、広島の選手の出演している、創建ホームのCMが流される。江藤も大野も、セリフ棒読み、ぎこちない演技。まさにいたれりつくせりで、視聴者の神経を痛めつけてくれた。
 今の創建ホームのCMには、野村が出演しているが、可愛い子犬が、リビングで昼寝している野村にじゃれている、無難なもので、それはそれでスリルがなくてつまらない。

第21回 夢がモリモリ (03.7.18)

 昨夜、母と伯母のおともをして、森進一&森昌子のコンサートに行った。休憩明け、ジャニーズJrで活躍している息子のメッセージが流されるなど、家族ぐるみの演出だった。息子は、修学旅行で松山に来たらしい。東京から松山に来るとは、物好きな中学もあったものだ。
 最後から二番目(最後は当然「おふくろさん」)に、進一が歌った「うさぎ」という曲は、女手一つで育ててくれた母親のことを歌ったもので、その曲のときは会場が静まりかえり、あちこちからすすり泣きが漏れていた。しかし、アンコールの前に席を立つ、好きなときにトイレに行く、お菓子を食べるなど、演歌の客は、ハコが一体になって盛り上がろうという気はさらさらないので、ある意味シビアだ。
 前に、石川さゆりのコンサートに行ったとき、ファンが、舞台にプレゼントを持って行き、
「これ、おくずしです」
と言った。「くずし」というのは、こちらの方言でかまぼこのことだが、さゆりちゃんは、
「名産のお寿司なんですか」
と言ったので、客がわっと笑い、とまどっているさゆりちゃんは可愛かった。

 今日は、中国放送(広島のTBS系地方局)で、深夜、船木さん主演の「シャドー・フュリー」が放送された。見ていなかったので、嬉しかった。クローン人間の殺人マシーンを演じる船木さんの狂気ぶりは、大変美しかった。

 十日ほど前、家の階段を踏みはずし、右の足首をひねってしまった。そう痛いとも思わなかったが、だんだん腫れてきた。今もまだ腫れている。私は、本当にとろくさいが、とろくさいなりに、少しでも危険なことには挑まないので、大きな怪我をしたことはない。一ヶ月ほど前に椅子から落ち、今回階段を落ちて、家の中にも危険がいっぱいだとわかったので、これからは注意して暮らしたいと思う。以前は、大阪ラボに通って、冨宅さんに教えてもらいたいと思っていたが、最近はあきらめた。冨宅さんも、むやみに、ラボから怪我人を出したくないだろうと思う。

第20回 カツオとウナギとケーキ (03.7.13)

 今日、久しぶりに「サザエさん」を見た。三週連続で、日曜は大阪に行っていたので、「さんまのからくりTV」「行列のできる法律相談所」なども久しぶりに見る。先週の「行列」の、三沢率いるノア軍団が、焼肉食べ放題の店で揉めていた部分だけは、フェリーのテレビで見たが、電波が悪く見にくかった。

 今日の「サザエさん」では、最後までとっておいたショートケーキのいちごを、ノリスケさんに食べられてしまったワカメちゃんが泣いていた。
「バカだな〜ワカメは。好きなものは最初に食べなくちゃ」
と、カツオ君は言っていたが、私も、好きなものは最後に食べる。カツオ君の言うには、好きなものは早く食べておかないと、
「何があるかわかんないじゃないか。地震が来るかもしれないし」
と言うのだが、それも一理あって、そう言えば思い出すことがある。

 二年前の三月、芸予地震のあった日、土曜日だったが、私は、勤め先の博物館にいた。用事を頼まれて、中央郵便局に出かけ、帰りに、「GIV」というケーキ屋さんの前を通った。もうすぐお茶の時間だった。土曜日の勤務体制で、事務所に人が少なく、それも気安い人ばかりだったので、ケーキを買って帰って皆で食べようと思った。そうすると喜ばれた。大きな横揺れに襲われたのは、ケーキを食べ終わってすぐだった。
 その瞬間は、本当に、ここで死ぬかもしれないと思ったが、おさまって、めちゃめちゃになった室内を見て、まず、ケーキを食べ終わっていてよかったと思った。何でそんな、のんきなことを考えたのかわからない。
 四階の展示室を見回ると、天井から、異臭のする茶色い水が漏れていた。拭いて、漏るところにバケツを置いて、五階に上がると、オオウナギのホルマリン浸けの、細長い巨大なガラス容器が、壁に固定してあった針金がちぎれて、倒れて割れていた。1m以上あるウナギが床を泳いでいた。茶色い水は、そのウナギのエキスが、二十年にわたって溶け出した、ホルマリンだったのだ。毒物だ。しばらく目と喉が痛くて困った。
 家にも大した被害はなかったが、ウナギとケーキのことは忘れられない。それと、地震の直前、植物学専門の先生が、「レッド・バイオリン」という映画の話をしていたこと。つまらないことばかり、昨日のように鮮明だが、そういうものかもしれない。 

第19回 なりもん (03.7.9)

 最近、ひどく目が悪くなった。眼鏡は持っているが、めったにかけない。パンクラスの試合に持って行くのも忘れる。なぜかよく、冨宅さんと佐々木選手を見間違う。佐々木選手のファンの方には、いろいろ異論もあろうが、年寄りの言うことなので黙って聞いてほしい。
 今日は、道の真ん中に、すずめのヒナがいるように見え、車にひかれたら大変だと思って、あわてて駆けよると、ヒナではなくて松ぼっくりだった。

 この辺では、「なりもん」と言うが、松ぼっくりもそうだけども、木になるものが大好きだ。秋になると、どんぐりを拾いに行かずにはいられない。食べられる実だとなおいい。先日、我が家の庭になったブルーベリーを収穫した。今年は三粒しかならなかった。去年は五粒なったのに。
 近所の家にグミの木があって、赤い実が熟れても収穫している様子がなく、そのままになっている。その家は、愛媛県庁の某係長さんの家で、係長さんは、私の以前の職場にときどき来られていたが、あまり言葉をかわしたことはなかった。ところが、去年の梅雨頃、私が職場で、あのグミの実がもったいなくて仕方ない、とこぼしたところ、上司を通じて、係長さんに伝わり、わざわざ電話を下さり、
「あれ、酸っぱくて渋いけん、甘かったらあげたらええんやけど、ごめんね」
と謝られた。なんだか自分が、ものすごくグミの欲しい人と思われているようで、恥ずかしかった。それで終わったと思っていたが、今年も梅雨に入ってから電話を下さり、酸っぱくて渋くても良かったらどうぞ、と言っていただいた。恥ずかしかったが、実のたわわに実った枝を、かかえきれないほどいただいた。確かに酸っぱくて渋いが、グミというものは元々そういうもので、私はそれが好きなので、家族は誰も食べないそれを、毎日毎日食べていた。家でも作りたいと思い、枝をさし木にしたが、つくだろうか。

 おとといは雷がすごかった。夕立も降ったし、そろそろ梅雨が明けるのだろうか。夕立と言えば、愛媛には「朝立」という地名がある。自分が朝立の住民でなかったことを、いつも感謝している。

第18回 OSAKAスタイルpart3 (03.7.7)

 昨日が、JTC関西大会だった。昨夜の九時に大阪南港を出港するフェリーに乗って、今日の早朝、松山観光港に着いた。
 亀は減っていなかった(6/22の観戦記参照)。新しく足したのかとも思ったが、体が白っぽくなって弱った様子といい、最初からいる亀だと思う(いい加減逃がしてやればどうか)。私は、小さい頃から亀が好きで、昔は、台風の大雨で近所の川があふれると、道に亀が流されてくるので、よく、亀を拾いに行っていた。野生だった亀は、市販の亀のエサは食べないので、庭でミミズを掘っては与えて、根気よく馴らし、飼っていた。社会人になってから、昔母と一緒に仕事をしたことがある人と、一緒に仕事をする機会があったとき、
「あんたがカズちゃんか!あんたは、亀が好きやったんじゃろ〜」
と言われた。私の特徴は、他にもいろいろあると思うし、母も、他にもいろいろ、その人に話をしていたと思うのだが、どうして、「亀が好き」ということだけが、その人の記憶に残ったのかはわからない。

 昨日、大阪道場で行なわれたJTC関西大会の結果は、本家のサイトで確認していただくとして、冨宅さんは、稲垣さんと交替でレフェリーをしておられ、私がレフェリーの動きばかり気にしていたことは言うまでもない。昨日から大阪に来ている佐々木選手は、風邪でぐったりしながら、けなげにジャッジを務めていた。
 昨日は、JTCが終わったあとも、甘えさせてもらえるままに、大阪道場に居残ってしまい、引き続いて、ジム生の有志の方々に混ぜてもらったというのか、勝手に混ざっていたというのか、楽しく過ごさせていただいて本当に嬉しかった。ちょっと酔ってしまいまして、失礼の段がありましたら、ここでお詫び申し上げます。本当にすみません。稲垣さんが、「ブルボン」の二大巨頭・「ルマンド」と「ホワイトロリータ」を、交互に口に運ぶさまは壮観ですらあった。

 今日、パンクラスのFC会報が届いた。「選手の書き初め当選者」として、思い切り私の本名が載っていた。恥ずかしかった。

第17回 OSAKAスタイルpart2 (03.6.30)

 昨日が、U−STYLE大阪大会だった。昨夜の九時に大阪南港を出港するフェリーに乗って、今日の早朝、松山観光港に着いた。

 昨日は、試合まで、梅田をうろついたが、阪急三番街に出たので、足の向くまま歩いていると、行きたかった、梅田ロフトに、ちゃんとたどりついた。もう、立派な関西人だと言っても過言ではないだろう。
 ロフトで、「夏の風物詩フェア」をやっていて、いいものを見つけた。柳井(やない・山口県柳井市)の、金魚ちょうちんだ。
 昔から、金魚が好きで、青森の金魚ちょうちんは持っていた。青森にお嫁に行った友達が送ってくれたのだ。青森のことで、正確には金魚ねぶたと言う。パンクラス青森大会のとき、空港で、ビニールの金魚ねぶたも買った。うれしかったので、空港でふくらまそうとしたら、友達に叱られた。私の友達は、そうして、私をちゃんとした大人にしようと、あきらめずにしつけてくれる、ありがたい人達ばかりだ。
 青森の金魚ちょうちんも、可愛いが、しっぽが短くて、ぴんと立っている。柳井のものは、しっぽが長く、ふわりと垂れているので優雅だ。私は、山口には一度しか行ったことがなく、それも、長州力の、はじめての引退のとき、故郷の徳山市で記念試合をするのを観に行っただけで、松山〜柳井間を結ぶフェリーに乗ったが、金魚ちょうちんをさがす時間はなかった。ずっとほしかったので、梅田で買えて嬉しかった。

 お昼は、丸ビルの地下の、カンテで食べた。まだ学生の頃、友達に連れて行ってもらって好きになった店だが、友達は、「店員の態度は大阪一悪い」と言っていた。今回も、店員の態度は悪かったが、インド料理やチャイやケーキはとてもおいしく、何より、伝票の字の汚さは芸術的なほどだ。
 先週、買って帰った阪神グッズをおみやげにあげると、とても喜ばれ、「エプロンやバッグやTシャツを買ってきて」と、追加注文が出されたので、お金をあずかって買いに行った。先週、阪神デパートに行ったのは月曜だったが、今回、日曜だということを忘れていた私は、大混雑にまきこまれ、ステラホールに行く前に疲れ果ててしまった。これからますます、過熱していく一方だと思うので、もう行かない。

第16回 OSAKAスタイル (03.6.24)

 22日が、パンクラス大阪大会だった。前日の夜行フェリーで松山を発ち、当日は大阪に泊まり、昨夜の九時に大阪南港を出港するフェリーに乗って、今日の早朝、松山観光港に着いた。旅行中は、どうしても眠れないのと、食べられないのと、飲む機会が多いので、体が変になるが、今回特にそれが顕著で、今日は、一日中ヘロヘロだった。楽しかったけど。

 昨日は、昼頃、梅田をうろついたが、阪神デパートに、阪神グッズを買いに行った。私は広島ファンで、未だに、阪神に対しては、金本を取られた恨みがあるが、今年の阪神の快進撃で、私の周囲でもプチ阪神フィーバーが起こっているので、おみやげを買いに行ったのだ。
 平日の昼間なので、すいているだろうと思ったのが甘い考えで、行ってみると、レジは長蛇の列だった。正気とは思えないほど数多くのグッズがあり、水ようかんやピーナツなど、中身は阪神とは何の関係もないのに、とりあえずパッケージが黄色と黒の縞になっていれば売れていた。
 大阪の人にとって、阪神は生活の一部なんだろうなと感じるのは、何でこんなものが売れるのか理解できないものが売れているのを見たときだ。四万円近くするタイガースブレザー(普通のブレザーだが、ボタンがタイガースマーク、裏地がタイガース柄になっている)を、熱心に試着しているおじさんを見たとき。タイガースマークの帽子を試着して、
「やっぱ、普段かぶるんやったらこっちやね」
とか言っている若い女の子を見たとき。普段かぶるのかよ。

 私は野球観戦のとき、家にメガホンがあっても、つい面倒で、現地で買ってしまう。結果、家にメガホンがたまっていく。カープだから、鯉の形のもの、マスコットキャラクターの「カープ坊や」の人形がついたもの、ノーマルタイプの赤いもの、ヌンチャク形のもの、いろいろだ。広島市民球場の場合、すぐ近くに広島そごうがあるので、デパ地下で焼き鳥など買うついでに、カープグッズ売り場で買って行くこともできる。
 それなので、メガホンは、観戦のときに買うもの、という勝手な思い込みがあったのだが、阪神デパートに来ている人達はそうではない。昨日は月曜日だったから、阪神の試合はなかったが、メガホンやジェット風船が売れていた。「デパート屋上のビアガーデンで、ジェット風船を飛ばすのはやめてください」と、注意書きがあった。今、大阪がどんな状態になっているのか、その注意書きだけでもよくわかる。このまま本当に優勝でもしてしまったら、死人が出ると思うが、出てもいいので(よくねえよ)、阪神には頑張ってほしい。

「にっぽんシリーズ【日本series】 「第二戦の勝敗がカギ」と、川上哲治はいう。「短期決戦でも捨てゲームはつくり得る」と、広岡達朗はいう。1985年のタイガースは、つべこべ言わずに勝った。「だから一度しか勝てないのだ」などという人物は、野球の醍醐味のわからないヤツである。」
「はんしんデパート【阪神DepartmentStore】 タイガース・ファンの存在と、タイガース・グッズの販売と、二十年に一度のバーゲン・セールで、経営を維持していると思われるデパート。」
(玉木正之著・「プロ野球大事典」新潮文庫)

第15回 モンキーマジック (03.6.19)

 今日は、台風の風がすごかったが、それについては何もネタがない。夜、うたばんやダウンタウンDXを見た。うたばんで、はなわが「佐賀県」を歌っているのを聞いて思ったが、神社にいるアリは、何であんなにデカイんだろう。
 ダウンタウンDXを見ていて、新しい発見があった。境正章が孫悟空を演じた「西遊記」は、小さい頃大好きで、よく見ていたが、沙悟浄役は岸部一徳だと思い込んでいた。実は岸部四郎だったということを、今日はじめて知った。

 今日、ようやく、パンクラス大阪大会終了後に行なわれるパーティの申し込みをした。パンクラスに電話をするのは緊張した。名前などを聞かれた後、「何名様でお申し込みですか?」と聞かれた。別に見栄を張らなくてもいいのに、「一人ぼっちで参加する寂しい奴だと思われやしないか」と思い、「今のところは一人です」と言った。何だよ「今のところは」って。

 先日、大阪大会が近いので、美容院に行った。髪を洗うのがめんどうなたちなので、人に髪を洗ってもらうのが好きだ。もし私が大金持ちだったら、家に、髪を洗ってくれる人を雇っておきたい。
 シャンプーの間、美容師さんとあまり言葉をかわさないので、眠くなる。あまりにぼんやりしていて、「交代します」という言葉が耳に入らず、シャンプーを終えて体を起こしたら、始めと違う人がいて、ビックリしたことがある。
 私の今行っている美容院は、シャンプーの際、顔のまわりをタオルで囲むようにするが、多くのところでは、顔にガーゼを乗せるのではないか。私が前に行っていた美容院ではそうだった。ガーゼは、ずれてくるので困る。ずれすぎると、その都度自分でなおしていたが、そこの美容師さんが、とても気を使う人で、私がなおすと、
「あ、すみません、すみません!」
と、謝る。そうなると、気を使わせるのが、こちらも申し訳なく、手を使わないで、ばれないように、ずれたガーゼをなおせないかと思い、フーフー吹いたり、唇で動かしてみたりしたが、無駄骨だった。
 大阪大会がないと美容院にも行かない生活を改めなければと思うが、改まらない。それだけ、冨宅さんのオーラがすごいということの証明でもあるが。

第14回 広島大爆発 (03.6.13)

 少し前、我が家にDVDレコーダーが届いた。我が家の屋根に、太陽光発電システムを設置した際、フロクとして、IHクッキングヒーターをつけてくれるというのを、「土鍋が使えない」「『暮らしの手帳』で、酷評されていた」「ガスの方が安い」という理由で、断ったら、同程度の価格の電気製品をくださるというので、DVDレコーダーをもらったのだ。
 今日、ミュージックステーションに、B,zの稲葉が出演したので、はじめて、DVDに録画してみた。今まで使っていた、取り出しボタンも押していないのに勝手にテープが出てくる古いビデオデッキで録画したものとは、画質が雲泥の差で、美しく、家中で感動した。稲葉は無論だが、司会のタモリの顔も輝いて見えた。

 今年は、石原裕次郎の十七回忌で、愛媛朝日放送も、先週から、「西部警察」の再放送を始めたが、昨日と今日、広島ホームテレビも、再放送をした。広島ホームテレビのは、「西部警察パートU」の、広島が舞台になった回だった。
 昨日放送された回では、広島電鉄(実在)の市電が、犯人にジャックされ、最終的には爆発していた。犯人の爆破計画を聞いてしまい、監禁されてしまう一般人を、島田洋七が演じていた。洋七は、にしき堂(実在)の、もみじまんじゅう工場(実在)に勤めている設定で、舘ひろしや峰竜太が、もみじまんじゅう工場に聞き込みに訪れ、もみじまんじゅうをすすめられて、食べていた。

 今日放送された回では、瀬戸内海汽船(実在)のクルーザー「南十字星」(実在)が、犯人にジャックされていた。瀬戸内海汽船の本社は、「瀬戸内海汽船・星ビル」というビルで、事務所の階以外は、アンティークドールのフロア、輸入おもちゃの店、レストラン、アンティークオルゴールの聞ける喫茶店などになっている。
 私は、星ビルが大好きで、広島に行ったら必ず行く。はじめて行ったときは、輸入おもちゃの店で、たくさんのドールハウス用のミニチュアを見て、アドレナリン大流出状態になり、Sさんと一緒だったが、Sさんも声をかけるのをはばかるほど夢中になった。アンティークオルゴールの聞ける喫茶店は、高いので、私はめったに入らないが、渡哲也は、そこで、三浦友和らと打ち合わせを行っていた。「さすが大門だ」と、感心した。

 何でもそうだが、自分の行ったことのある場所がテレビに映ると、どうしてあんなに嬉しいのだろう。不思議だ。

第13回 ラブレターフロムカマカズ (03.6.12)

 昨日、親友のSさんの家に遊びに行った。はじめてのパンクラス観戦のとき、一緒に神戸まで行ってもらったSさんも、今は一児の母になっている。娘さんは二歳で、ジュンちゃんといい、大変可愛い。私のことを、まだ「カマちゃん」と言えなくて、「カーチャ」と呼んでくれている。
 Sさんとは、高校のときからの友達だが、高校のとき、私は、黄色と黒の木綿の布で、ゲゲゲの鬼太郎のちゃんちゃんこを縫って、Sさんにプレゼントした。何でそんなものをプレゼントしたのかはわからない。簡単に言えば、バカとしか言いようがないが、Sさんは、今も、それを大切に保管してくれていて、見せてくれ、私は恥ずかしさ爆発だったが、意外にきれいに縫えていたので救われた(そうか?)。

 ジュンちゃんは、最近シールに目覚め、いろんなところにシールを貼って、Sさんを困らせているが、私も未だにシールが好きだ。便箋や封筒、絵はがきなども好きでたまらない。鳩居堂の、シルクスクリーンはがきもたくさん集めている。色では青が好きで、感じとしては、透明感のあるものや、和風のものが好きだ。そうしたものが多く出回る夏はワクワクする。
 困るのは、絵はがきはコレクションとして成り立つけれども、便箋や封筒は、買ったら使わなければいけない。メールを始めてから、本当に、手紙を書かなくなった。消費するには、冨宅さんにファンレターを書くしかない。しかし、このサイトをご覧の方々には想像がつくと思うが、私の書く手紙は、くだらないので、そんなものを読まされる冨宅さんの迷惑を考えると、これ以上、余計な気苦労をかけたくなく、なるべく控えたい。この上は、文通相手でも見つけるしかないかと、半ば本気で考えている。

第12回 天知る地知る後で知る (03.6.10)

 昨日は、高島屋でお茶席があったので、お点前をした。まだ、着物を着るのはしんどかったが、着物が単物(裏地のない着物)なので、軽くて少しは助かった。
 お茶のお稽古仲間で、みっちゃんという女の子がいるのだが、みっちゃんの妹も、最近お稽古に来始めて、昨日もお手伝いに来てくれていた。妹さんはのりちゃんという。のりちゃんと話をしていると、のりちゃんもB,zが好きで、去年七月、広島ビッグアーチのライブに行っていたことがわかった。私もそのライブには行った。
 新しく知りあった人と、「あのライブには私も行ってた」「あの試合には私も行ってた」と話して、そのときは、ただの観客の群れの一人だったのに、今は友達になってるんだなあと思うと面白い。
 ただ、三年ほど前、松山総合コミュニティーセンターで、新日の試合があり、一人で見に行ったが、弟もその試合に行っていたことを後で知ったのは、明らかに、家庭内のコミュニケーション不足だと思う。

 昨日は、冨宅さんのミッション移籍、U−STYLEでの田村戦が、ようやく公になった。冨宅さんが、やりたいことができるのなら、本当に嬉しいことだ。試合が近づくにつれて、管理人が、だんだん壊れてきても、皆様、温かく見守ってやってください。

第11回 サムライファイター (03.6.8)

 昨日の、NHK「ポップジャム」内のコーナー「エンタメ塾」に鈴木みのる選手が出演することを、ここの掲示板への書き込みでようやく知ったボンクラ管理人だが、何とか忘れずに見ることはできた。
 今までの展開を見ていないので、話が見えないのだが、お笑い芸人を目指す「伊藤君」(誰?)が、お笑い修行のため、街に出る、という内容だった。なぜ歌番組でそんなことをしているのかはわからない。
 ツッコミ一千回を目指して「ツッコミ武者修行」を始めた伊藤君が、街で会った人に、見た目でツッコミを入れていくのだが、素人の返しの方が面白く、寒さは増す一方の中、最後に現れたのが鈴木選手。ガンくれられて怯えた伊藤君は、
「プロレスラーのくせに(アクセサリー)ジャラジャラつけてんじゃねえよ」
とツッコんだが、面白くない以前に、そもそもツッコミとして間違っていて、伊藤君が、鈴木選手に腕を極められてもがいているところでVTRは終わった。私としては、パツパツのTシャツの方にツッコんでほしかった。

 先日来、熱で弱っている間、ベッドで本ばかり読んでいたが、軽いものがいいので、まず古いマンガを読んだ。四半世紀前の、ボロボロになった「ドカベン」まで読んでしまうと、昨年末や今年の初めに買った「紙のプロレス」を隅々まで読んだ。雑誌でも、隅々まで読むと案外時間がかかるもので、買ったものの、ろくに読んでいなかったのだ。おかげで、昨年末や今年の初めの、マット界の事件に詳しくなったが、そんなことに今更詳しくなったって遅いのは言うまでもない。

 今日は、昨日買った「紙のプロレス」を読んだ。船木さんのインタビューが出ているので買ったのだ。冨宅さんのことを語ってくれていて嬉しかった。
 以前、船木さんのインタビューで、「ヒクソン戦の入場のとき、負けたら死ぬかもしれない、と思ったので、持っていた真剣でヒクソンを斬ろうかと思った」という話をされていた。そのインタビューは、試合から間もないときで、気がたかぶっていれば、一瞬そう考えることもあるだろう、と納得したのだったが、あれから三年経った今回のインタビューでも、その話をされており、かなり確信犯的だったことが判明!
「プロレスであればそういうことはある」「タイガー・ジェット・シンのサーベルの実戦版」
 違うよ!!
「それが公共の場で許される状況があの時はあったんですよ」
 ねえよ!!
 そんなことが許される状況は、過去の歴史においてもありえないと思う。江戸時代でも辻斬りは犯罪だ。
 しかし、「相手を殺す気でリングに上がる」と、口で言うのは簡単だが、それは、自分も死ぬ覚悟をすることで、今、そんな覚悟のできるレスラーなんていないだろうと考えると、船木さんこそ現代に蘇ったサムライであると思う(意味不明なフォローだが、私にもいろいろ立場があるので、ご理解いただきたい)。

第10回 縁起物 (03.6.7)

 今日は、パンクラスのディファ有明大会だが、行かないので、家で日記を書いている。
 
 先週の土曜から熱が出て、熱が下がってもお腹の具合が悪く、なかなか起きることができなかったが、今日、ようやく外出できるようになり、お茶のお稽古に行ってきた。ついでに、お稽古場近くの本屋で、週刊ゴングと「紙のプロレス」を買った。
 先週の週刊プロレスは、買わないうちに熱が高くなってしまったので、弟に頼んだが、弟はすっかり忘れ、思い出したのが水曜日の夜で、水曜日の夜といえば水道橋近辺では、もう今週の週プロが出ている頃だから、すでに遅く、
「売り切れやった」
と言って帰ってきた。

 最近、ゴングの方が、パンクラスの記事が多い気がするので、買うことも多くなったが、週プロの方が、好きな連載記事が多いので捨てがたい。私の好きなのは、「週刊テレビ時評」と、「西村修の人生相談」だ。西村の人生相談が始まる前は、桜庭の日記が載っていて、それも面白かった。今週の人生相談は、立ち読みですませたのでうろ覚えだが、「身内が祖母一人なので、早く結婚して安心させたいが、なかなか結婚できない」という男性の相談には、「玄米などを食べて、体質を中庸に保て」というアドバイス、「ボーナスを当てにしてカードで買い物をしたのに、ボーナスが出ないことになってしまった」という相談には、「リボ払いにしなさい」というアドバイスを与え、現実的なのか非現実的なのか、役に立つのか立たないのかよくわからない、何でもありのアルティメットな内容となっていた。

 ゴングと週プロ、どちらを買うか決めるには立ち読みしなければならないが、「カマちゃんのお嬢様イメージが崩れるけん、プロレス雑誌を立ち読みするんはやめて」と、友達に言われたことがある。そんなことを言われても、本当のお嬢様ならお金があるから、二冊とも買えばいいのだが、ニセのお嬢様なのだから仕方ない。私が本当のお嬢様だったら、執事に命じて、出入りの本屋に届けさせると思う。
私 「ちょっと、吉田(仮称)!木村(仮称)さんに、週刊ゴングと週刊プロレス、毎週届けてくれるように言ってね」
執事 「お嬢様、もう、プロレス道楽はお止めになった方が・・」

 まれに二冊とも買うことがある。ゴングと週プロの新年号を、新年だからと張り込んで、二冊とも買って帰り、母に、「そんな、おんなじような本、二冊も買うて」と言われたとき、「こういうものは、縁起物やけん」と答えていた。何だよ「縁起物」って。


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