第132回 戦後六十周年記念 (05.12.20)

 真冬のような寒い日が続いている。一昨日の日曜の朝は、珍しく雪がつもっていた。起きだして、雪を見て「雪や!」と言って、また寝た。

 前回書いた祖母の法事だが、無事に終わった。祖父の十三回忌を忘れていたことは、結局バレたが、「お寺さんが知らせてくれないのが悪い」という結論に達したのでよかった。

 法事には、なぜ「笑いの地雷」が仕込まれているのだろう。日常の中に、とってつけたように非日常の空間が出現しているからか、耳なれない言葉(お経)のせいか、坊さんのハゲ頭のせいか、わからないが、今回も笑いをこらえるのに必死だった。今回の「笑いの地雷」は、お坊さんのお経が終わって、皆で簡単なお経を読むところで、我が家は真言宗なのだが、「十三仏真言」というのをとなえる。その中の、「虚空蔵菩薩真言」が、「のうぼうあきゃしゃきゃらばや おんありきゃ まりぼりそわか」という、恐ろしく言いにくいもので、座の年配者は全員「言えてない」状態になっているのが、耐えられないほどおもしろかった。


 法事のあと、親戚で話していると、なぜか、伯母(父の姉)のおひなさまの話になった。伯父(父の兄)は、伯母や父よりも、一回り年上で、終戦のとき中学生だったが、伯母のおひなさまを、進駐軍のキャンプに持って行って、缶詰やチョコレートと交換してもらったと言う。祖父に言われてしたそうだが、伯母は、今日の今日まで全く知らなかったそうで、呆然としていた。
 松山の、海の近くに、梅津寺(ばいしんじ)というところがあって、戦後、アメリカ兵がたくさんいたので、伯父は、自転車で、おひなさまをそこに運んだ。日本人にとっては、おひなさまは、揃っていないと価値がないが、アメリカ兵はそんなこと知らないから、バラで少しずつ持って行っても、喜んで引きとってくれたらしい。
 他県ではどうか知らないが、愛媛では、昔は、ひな段の横に、幼稚園児くらい大きい市松人形を飾っていて、伯母は、その人形の口に、ひなあられやしょうゆ餅をねじこんでいたらしいが、その人形も梅津寺に持って行かれた。アメリカ兵は、人形は、大きければ大きいほど喜び、市松人形は大人気で、奪い合いになったそうだ。アメリカ兵は、伯父の自転車を持って行ってしまい、伯父は「取られる!」と怯えたらしいが、乗り回して遊んだら、返してくれたそうだ。今頃、アメリカのどこかの家に、伯母の市松人形があって、「これは、おまえのグランパが、ジャパンから持って帰ったものだ」とか言われているかもしれない。

 この話は、誰も初耳で、祖母は、父には話さないことでも私には話してくれたりしたが、この話はしてくれなかった。きっと、伯母にすまなくて言い出せなかったのだろう。戦後の闇市で、アメリカ兵のズボンを買ったが、大きすぎて誰も履けなくて捨てた、という話なら聞いたことがある。その話を聞いたとき、ミリタリー物の好きな弟が、「置いといてくれたらよかったのに」と残念がっていた。

 最近、日本語の薀蓄やクイズの番組が人気らしいが、何だったか忘れたがそれ系のテレビを見ていると、「ジーパン」とは、「GI(アメリカ兵)のパンツ」から来た、和製英語だというので、祖母が闇市で買ったそれも、まさにジーパンだ。私は、ジーパンというのは、「ジーンズのパンツ」だと思っていたので、意外だった。

 日本語の番組で、ときどき見るのが、TBSの「まんが日本昔話」のあとの時間で、「ビスケットとクッキー、どう違うの」みたいに、言葉の違いを比べる番組だ。最近、似た番組が多いので、同じ問題をいろんな番組で見るが、TBSのは、わりと、語源を重要視する。ビスケットとクッキーの違いなら、「食品衛生法でバター○○パーセント以上のものをクッキーと呼ぶ」とか、「手作りっぽいのがクッキー」とかも正解だと思うが、TBSのでは、「パンから派生したのがビスケットで、ケーキから派生したのがクッキー」だと言っていた。「ジーンズとデニム、どう違うの」という問題では、イタリア語から来たのがジーンズで、フランス語から来たのがデニムだと言っていた(ような気がする。うろ覚え)。
 こういう番組は、自分の納得する答えが出ないことも多いのでストレスがたまる。「若者言葉と年配者言葉」みたいな特番で、「スパゲティ」が年配言葉で「パスタ」が若者言葉だと言っていたが、それは違うだろう。あと、「喫茶店」が年配言葉で「カフェ」が若者言葉だと言っていたが、それも違うだろう。喫茶店は、なんか、レモンスカッシュとかクリームソーダとか、ナポリタンとか置いてるとこで、カフェは、なんかもっとお洒落なとこだ。そもそも指している店が違うのに。


 全く関係ないが、先々週の「ダウンタウンDX」を見ていると、「ゲストのケータイのメモリーに、どれくらい有名人が入っているか」というコーナーで、格闘家の秋山成勲のメモリーに、B,zの松っちゃんの電話番号が入っていた。私は激しく食いついたのだが、スタジオでは、みのもんたの電話番号が入っていることで騒いでいて、私は一人、「みのよりも!みのよりも松っちゃんやろ!!」と、暴れていた。すると、和田アキ子が、「そんなことより、B,zの松本が」と言ってくれたので、「来た!アッコさんナイス!」と思ったのもつかの間、浜ちゃんが、「なんで急に喋んねん」とツッこみ、アッコさんがいじられ、このまま秋山の話題が終わったらどうしようと、私は泣きそうになっていた。ようやく、松っちゃんの電話番号の話になったが、秋山は、「松本さんも、出身が大阪なんで、知り合いに紹介してもらって、ライブにも行かせていただきました」と、特におもしろくもない話をして終わった。ダウンタウンの松っちゃんが、「まあ、僕のケータイにも、まつもとたかひろは入ってますけどね」と言って、「それはおまえの兄貴やろ」とツッこまれていた。


 先週の木曜は、職場のB,z仲間(○○銀行B,z部)の忘年会だった。焼肉のあとカラオケに行った。二時間半にわたって盛り上がり、出ようとしたところで、時間が五分余っていたので、「青春アミーゴ」を歌ったが、それ以外は全てB,zの曲だった。こんなにB,zばかり歌っても怒られないなんて、なんて心地よい空間だろう。
 私のエアギター、というか松っちゃんの弾きマネだが、周囲にホメられたので、逆に自分の中でハードルが上がってしまい、しばらく封印しようと思っていたのに、またやってしまった。「髪の長さが、松っちゃんのモノマネをするのにピッタリ」と言われた。そろそろ美容院に行きたくて、今回パーマをかけようと思っていたのに、パーマをかけたら松っちゃんぽくなくなってしまう。いっそのこと、松っちゃんの写真を持って行って、「こんなふうにしてください」と頼んでみようかとも思う。それか、やはりパーマをかけるか、今とても悩んでいる。今まで私が、「○○みたいな髪型にしてください」と、実名まで挙げた有名人は、過去、堂本剛、キムタクなど、なぜか男性ばかりだ。


 髪型と言えば、話題の姉歯建築士が、国会に証人喚問で呼ばれたとき、髪型(カツラ型)がちょっと変わっていた。宣誓で、「何事も隠さず、付け加えないことを誓います」と言っていたが、思い切り隠して付け加えてるじゃないか。外して証人喚問に現れたら、それはそれで度肝を抜かれて喚問どころじゃないが。
 しかし、その姉歯建築士の髪を見て、うちの母が、「ひょっとしたら自毛かもしれん」と言い出した。強く言われると、そんな気もしてくるので、我が家では今、「自毛疑惑」がまきおこっている。「カツラ疑惑」というのはよくあるが、「自毛疑惑」というのは珍しい。今日、強制捜査が入ったので、予備のカツラが押収されて、疑惑にケリがつくことを祈っている。
 疑惑と言えば、この↑広告。とある雑貨屋さんの、忘年会グッズなのだが、ハードゲイはともかく、小力のコスチューム、高すぎないか。ものすごくちっちゃく、「リングシューズは演出です」て書いてあるぞ!Tシャツとパンツだけでこの値段!だまされるなよ!!

第131回 プチ有名人を見る (05.12.7)

 急に寒くなってきた。一昨日は雪がちらついた。すごく寒くて風の強い日に外を歩いていると、悲しくなってくるのはなぜだろう。

 寒さに負けず、自転車に乗る練習をしようかと思っている。自転車に乗れれば、アイテムえひめ(前回の日記参照)くらいなら行ける。タクシーを使わなくてすむ。仕事の日でも、帰りが遅くなる日は、自転車なら、駅からの道も、そんなに怖くないと思う。とりあえず、今日は、職場の友達に、ギアとは何なのか聞いて勉強した。
 職場の友達が、私が自転車の練習をするところをビデオに撮って、乗れるようになるまでの「カマちゃん成長の記録」をつくりたいと言う。乗れる人の言うには、子どもの頃、いつの間にか乗れるようになっていたので、「人間が自転車に乗れるようになる瞬間」が珍しいらしい。私にとっては、あんな幅のせまい車輪が二本しかない乗り物に乗れる方が珍しい。
 職場の友達が、自転車に早く乗れるようになる裏ワザを教えてくれた。最初から、無理に漕ごうとせず、下り坂で、バランスをとる練習だけをすればいいそうだ。家の前に坂があるのでちょうどいい。来月の目標は、自転車に乗れるようになることと、ヴィトンの財布を買うことだ。子どもなのか大人なのかわからない目標だ。

 来月といっても、来年で、今年も残り少なくなってきた。FNS歌謡祭を見ながらこれを書いている。「過去の名場面集」で、トキオの長瀬が短パンだったので度肝を抜かれた。この前友達が、「ジャニーズの子達は、ジャニーさんに、『身長の止まる薬』を飲まされているが、それが効かなかったのが長瀬らしい」と、くだらない噂を広めていた。それにしても、フジの音楽番組は、「ミュージックフェア」といい、「僕らの音楽」といい、FNS歌謡祭といい、何でこんなに生ぬるいのだろう。
 音楽番組が増えてくると、年末という気がするが、年末に祖母の法事があるのでいっそう気ぜわしい。祖母の七回忌は本当は来年だが、命日がお正月なので、正月に法事をやるわけにもいかず、年末にやる。そのことを母と相談するうち、祖父の十三回忌を忘れていたことが判明したが、親戚にバレるとうるさいので、黙っていることにした。法事に集まるのは、年寄りばかりなので、もし誰かがそれに気づいても、「やったやないの。忘れたん?」で押し通すことに決めた。

 紅白の出場歌手も決定した。私的には、今年のメンバーは、ここ数年のうちではかなりいい方だと思う。よくやったと言いたい。ゴリエちゃんの紅組、和田アキ夫の白組、倖田来未はNHKでもパンツを見せるのか等、見所いっぱいだ。ちなみにうちの母は、「こうだくみ」と言ってもわからないので、「パンツを見せながら歌う人」と説明が要る。
 気がかりは、司会がみのもんたなことで、私はみのが嫌いなのでイヤなのだが、仕方ない。もう一つイヤなのは、開始が8時でなくて7時20分なことだ。大晦日は忙しいので、7時20分にテレビの前に座るのは大変なのだが、仕方ない。みのの顔がどんどんテカっていく様子を、四時間にわたって観察しようと思う。年が明けたら、みのしか記憶に残っていない予感がする。プライドとK1はビデオに撮る。

 全く関係ないが、前回書き忘れたが、ドラゴンゲートに行って、アンソニーのシャーペンを買った。職場で胸にさしている、波平さんのシャーペンが、頭頂に毛が一本出ているせいで、すごく押しにくいので、かわりに買ったのだ。(写真参照。ボールペンはドコモダケ。)

 1日のこと、九州場所を終えて松山に来ていた栃乃花関が、うちの銀行を訪問した。玄関で、お出迎えの人達の後ろに加わって、見ていると、栃乃花関はとても大きかった(普通の感想だ)。鬢付け油のイイ匂いがした。

 4日のこと、うちの銀行で、チャリティーコンサート&オークションがあった。コンサートは、愛媛新聞社音楽部が、ルパン三世のテーマや、「きよしこの夜」などの、ベタなものを演奏するのだが、今年は、ジャパハリネットが来ていて、二曲だけ演奏してくれた。セットが組めないので、ボーカルの人がアコギで歌ってくれたのだが、やっぱりプロはスゴイなあと思った。ジャパハリは最後まで居て、オークションにも参加し、サイン入りTシャツをオークションに出品したり、客としてトイレットペーパーを落札したりしていた。オークションには旅行券や、ヤクルト選手のサインボールもあったので、落札したかったが、お金がないので無理だった。
 そのあとバザーがあり、行員から集めた余剰品が売られていて、おばちゃん達が、タオルや食器にむらがっていた。誰が出したのか、マジンガーZとバロム1のフィギュア(復刻版)が売られていて、「こんなマニアックなもん、ここでは買う人おらんやろ」と心配していたら、ジャパハリのプロデューサーの人が買っていた。やっぱり、ギョーカイの人はマニアックなものが好きなんだなあと感心した。私は、ジャパハリのメンバーが売っていたTシャツを買った。

 帰りに、友達と、タワーレコードに寄った。『Pleasure2』の特設売り場ができていたので、嬉しくなってながめていると、目の前で一人買って行ってくれたので、いっそう嬉しかった。前回、職場の友達がダウンロードに失敗したと書いたが、実は成功していたことが先日判明した。失礼いたしました。皆さん、どんどん買ってどんどんダウンロードしてください。私はまだやってないけど。ていうか、アルバムを聴いてもいない。・・だって、ベストだから・・持ってる曲ばっかりなんだモン・・

 先日、大阪プロレスFCを更新した。三年目になるが、更新申し込み用紙の、「好きな選手」を書く欄で迷った。もちろん冨宅さんの名前は書くが、冨宅さんは大阪プロの選手ではないので、もう一人書かなければならない。その選手からバースディカードが届くのだが、今まで私がバースディカードをもらった選手は、二人ともいなくなっているのだ。今回書いた選手までいなくなってしまったら、イヤなジンクスができそうなので、絶対いなくならなさそうな選手、例えばデルフィン選手にしようかなと思ったりした。デルフィン選手のサインはもう持っているので、やめたのだが。

 二、三週間前のことになるが、職場の更衣室の、壁の下の方についているドアストッパーに、足の甲が当たって、ちょっと血が出てしまった。職場の友達が心配してくれ、「切れた?」と聞いてくるのだが、やがてなぜか、「キレたんじゃないですか」と、ネタフリになってくる。なので私は、長州力のモノマネをする長州小力のモノマネで、「キレてないですよ。俺をキレさせたら大したもんだよ」と答えていた。血が出てるんだから明らかに切れているのに。一週間ぐらい、その会話がくりかえされたので、職場の友達は、私の顔を見ると、「パワーホール」が、頭の中で鳴り響くようになったらしい。友達は、「パワーホール」は、小力のテーマソングだと思っている。ブームとは恐ろしい。
 お笑いブームが意外に続いている。この上は、ぜひ、ハードゲイに、白組の応援で、紅白に出てほしいものだ。「サブちゃん萌えフォォォ〜〜〜!!」

第130回 ネタに始まりネタに終わる (05.11.30)

 ♪ど〜でもいいですよ♪
 「えー!?ゴジラ松井の恋人って、戸田菜穂?ビッミョ〜〜〜!!!どうせなら、伊東美咲とか矢田亜希子とかいってほしいよね!!」
 ・・・という、大きなお世話。

 前回書いたB,z部の会報だが、無事完成した。部員の方々の力作を編集して、レーザープリンターで印刷すると、それはそれは素敵なできばえだった。絵を描いてスキャナで読みこんだり、写真入りの原稿やロゴをメールで送ってもらったり、こんなことが家でできるなんて、スゴイ時代になったものだ。
 それはいいが、家でもPCばかり打っていて肩が凝りすぎたのか、お風呂でヘソのゴマを取りすぎたのが悪かったのか、わからないが、風邪をひいてしまった。熱は高くなかったが、咳が出て眠れず、咳のしすぎで腹筋が痛くなった。一昨日は仕事を休んでしまった。


 そんな中、26日、アイテムえひめに、ドラゴンゲートを見に行った。アンソニー・W・森の同級生である、職場の友達も一緒だ。開場前、ロビーのすみの自販機の前で、友達とお茶を飲んでいると、選手らが、普通に爽健美茶を買いに来た。
 グッズに、ありがちなTシャツやタオルが少なく、キャラ人形つきのシャーペンやボールペン、携帯に貼るシート等が多くて、テレビ局のグッズみたいだと思っていたら、発売元はフジテレビになっていた。さすが「お台場毎日プロレス」をやっていただけのことはある。その「お台場〜」の名残りか、試合前、リングで前説があり、「はじめて見る人にもわかる、プロレスの見方」講座があった。一緒に行った友達は、はじめてプロレスを見るので、丁度よかった。ちなみに、その友達は、「マスクをかぶった選手は、試合に負けたら、どんな試合でも、必ずマスクを脱がないといけない」と思いこんでいた。それはマスカラ戦だけですよ!
 話は戻るが、携帯に貼るシートは、自分で貼るのが面倒な人は、ストーカー市川選手が貼ってくれる(写真参照)。選手のマスコットのついたファスナーアクセサリーの当たるガチャガチャがあったので、やってみたが、誰なのか全くわからない人が出た。

 試合はどれもおもしろかった。噂には聞いていたが、ハルク選手があまりにもイケメンだったのでビックリした。アンソニーは、そのハルク選手とタッグを組んで、マグナム選手らと対戦した。私は、最近のマグナム選手を見ていないので、入場のとき、パンツにお札を挟まないといけないのかと思い、財布に一万円札しかなくて心配していたのだが、もうそんなことはしていなかった。リングに上がってからのダンスはあったが。
 選手名鑑では「ロンドン出身」となっているアンソニーだが、コールのとき、思い切り、「愛媛県松山市出身」と言われていた。大量の紙テープが飛んでいた。それなのに、試合は五分足らずで終わってしまい、終わらせたマグナム選手は、マイクを握ると、「だって、俺のとき、紙テープが少なかったんだモン!!」と、スネていた。が、「今日はアンソニーパパ、アンソニーママも来てることだから」と、アンソニーにマイクを渡し、アンソニーは、「あと、メインが残ってますが、今日はご来場ありがとうございました!皆さん楽しんで帰ってください!!」とシメていた。メインでは、CIMA選手らの“Blood Generation”が大暴れしていた。試合前の前説では、「Bloodが悪いことをしたら、ブーイングしてください」と、客にブーイングの練習までさせたのだが、客がブーイングすると、CIMA選手は、「うるさいわボケ!!」と叫んで唾を吐きかけていた。災難だ。


 前回、年末に上京できなくて残念だと書いたが、友達が、鳩居堂の年賀状を買って送ってくれた!!嬉しかった。


 今日は、B,zのベストアルバム『Pleasure2』の発売日だ。何回も書いているようにお金がないので、来月のお給料が出てから買うつもりだったが、今日、友達と待ち合わせした本屋の横がCDショップで、特設売り場を見ているうち、どうしても我慢しきれなくなって買ってしまった。
 買うと、くじが引けるので、缶バッジセットか、ポスターセット、悪くてもクリアファイルが当たるといいなと思った。が、絶対、最下位の賞品の、カード型カレンダーだろうなと思いつつ、くじを引くと、予想通り、カード型カレンダーが当たった。こんなくじがあると、店員が賞品をガメているんじゃないかと疑惑がわいてくる。私が店員なら、むしろ積極的にガメる。

 私が特設売り場を見ているわずかな間に、二人の客が、アルバムを買って行ったので嬉しかった。発売当日に買うのははじめてだ。封入されているカードの色で、ダウンロードできる特典映像が違うのだが、私が見ている間に買った二人のうち、最初の一人は、よく確かめずにアルバムをつかんでレジに持って行った。カードの色に意味があることを知らなかったんじゃないかと、他人ごとながら心配になる。注意したくなったが、しなかった。
 私は、まだ映像のダウンロードに挑戦していないのだが、職場のB,z友達によると、ダウンロードするためのソフトをダウンロードするのにニ、三時間かかったらしい。彼女の家もナローバンドだ。そして、いよいよ映像をダウンロードしようとしたところ、エラーが出て、もう一度ID番号を入れたが、もうできなくなってしまったらしい。カードはどうしてくれるんだ。だから、特典はDVDにしろってあれほど言ったのに(誰に?)!B,zがそんな態度なら中古で買うぞ!もう買っちゃったけど!!


 全く関係ないが、テレビで見るだけの誰かに、本の一節を捧げたくなることがある。高校球児が、甲子園で、負けて泣いているのを見ると、私はいつも、デュマ作「三銃士」の一節
「泣くがいい。恋と若さと生命とに満ちた心よ。ああ、おれだって、君のように泣けたらと思うよ」
を思い出す。
 そして、今は、グリーン作「第三の男」の一節
「『一目見たとき嫌いになったのは、そのかつらでした』とマーティンズは私に語った。『(中略)ハゲを平静な気持ちで受け入れようとしない人間には、何かインチキくさいところがあるに違いありません・・』」
を、姉歯建築士に捧げよう。


 お〜い!世の中のチャラチャラした奴ら!今日はおまえらに言いたいことがある!よく聞け!
「足首までファーがついてるブーツ、カワイイでしょ?」・・・て言う女!
 カワイイでしょ?ハア!?そんなブーツ、どんな女が履いても、ブロディにしか見えねえんだこの野郎!!

第129回 祝戴冠 (05.11.20)

 今日は、デルアリで、冨宅さんが、ウルトラマンロビンの持つ「SGPグローバルJr」のベルトに挑戦して、見事奪取したらしい!!冨宅さん、人生初のベルトだ。おめでとうございます!!
 見に行きたかったが、「SGPグローバルJr」というのがよくわからなかったのと、はなはだしいほどお金がないのとで、行けなかった。冨宅さんは、セコンドの小峠選手らと、グレイシートレインで入場してきたらしい。見たかった・・。

 松山のエリエールCCで、エリエール女子ゴルフがあり、今日が最終日だった。宮里藍や横峯さくら、不動裕理らが出場していて、テレビで見たが、スゴイギャラリーの数だった。うちの父はゴルフ好きで、金曜の予選を見に行ったが、今日は行けないので、代わりに、私や母に、見に行くように盛んにすすめてくれた。生で藍ちゃんを見たかったので、かなり行く気になっていたのだが、これも、「寒い」等のヘタレな理由で行けなかった。父によると、藍ちゃんは、テレビで見ると大きく見えるが、小さくて可愛らしかったそうだ。
 最終日は、藍ちゃんの優勝で幕を閉じたが、賞金と共に、大量のエリエール製品が贈られていた。二位の選手(多分)にも、賞金と共に、「エリス一年分」が贈られていた。私が古い人間だからかもしれないが、公衆の面前で、生理用品一年分なんかもらうのはイヤだな。

 金曜は、職場のB,z友達と、「B,zの曲限定カラオケ大会」をやった。三時間に渡って、B,zの曲を次から次に入れ、ウルトラソウルでのジャンプ等、ライブの動きを再現したり、私は松っちゃんのギターの弾きマネをしたり、「バッド・コミュニケイショォォ〜〜ン〜〜ゥァアオ!!」とシャウトマネをしたりして、大変盛り上がったが、昨日友達から、その映像がメールで送られて来、我に帰って見ると非常に恥ずかしかった。今日の「行列」に、「エアギター世界四位」の人が出ていたが、私も、松っちゃんのエアギターができるようになりたいと思う。それで、今夜少し練習してみたのだが、恐ろしく不器用な私の、致命的な欠点として、「両手を同時に動かすことができない」というのがあり、小さい頃習っていたピアノも、それで断念したので、エアギターへの道のりも険しそうだ。

 その前日の木曜、今治(いまばり)に住む叔母が、出張で、我が家に泊まった。一緒に、高島屋のカフェでお茶を飲み、叔母と私は、同じもの(カプチーノ・コン・カカオ)を注文した。すると、叔母の前に置かれたカプチーノには、カワイイうさぎの顔が描いてあり、私は大喜びしたが、私の前に置かれたカプチーノの表面は、グチャグチャになっていて何だかわからなかった。「これ何」と言ったのだが、ウエイターは、聞こえないふりをして行ってしまった。

 その前前日の火曜、紀宮さまの結婚式があった。テレビを見まくっては泣きそうになっていた。三歳ぐらいの紀宮さまが走ってきて、飛びついてくるのを抱きしめる、皇后さまの昔の映像、紀宮さまが結婚式の朝、皇居を出るとき、皇后さまが抱きしめて、「大丈夫よ」と言ったということ、披露宴のとき、天皇陛下と皇后さまが、可愛くて可愛くてたまらないように紀宮さまを見ていたところ、等で泣きそうになった。うちの母は号泣していた。ちなみに、母の妹(上記の叔母)も、同じところで号泣していたそうだ。
 紀宮さまの結婚式のドレスは、ウェディングドレスというよりも式服だと思うが、ニュースで、紀宮さまの旧友の女性が、「宮さまの中学生頃の、憧れのヒロインのドレスを模したものでは」と言っていた。そのとき、紀宮さまが昔描かれたイラストが映ったが、ルパンとクラリスの後姿だった。クラリスの結婚式のドレスに似せたものなのか。確かに、あのときのクラリスは美しかった。
 紀宮さまも、黒田清子さんになって、普通のテレビをご覧になったりするのだろうか。「清子さん、あれがアンガールズですよ」「まあ、そうですの」とか会話したりしてるのだろうか。

 その前前日の、先週の日曜、裏の丘に散歩に行った。からすうりを取ってこようと思ったのだが、一つもなかった。夏に、花がたくさん咲いていたので、なっていないはずがない。誰かが取ってしまうに違いない。近所に、からすうりを、木にからませたりして飾っている家が多いのだが、そこの人達だろうか。
 からすうりはなかったが、私の好きな野ぶどうはたくさんあった。食べられないが、この色合いが死ぬほど好きだ。しかし、母が、洗濯物を干しながら、裏の丘を見ていたら、どこかのおじいさんが、野ぶどうのつるに足をひっかけて転んでいたそうだ。野ぶどうもなかなか危険だ。

 職場の、B,zFC会員で、勝手に、「○○銀行B,z部」を結成することにした。FC歴の一番長い子が部長で、私は二番目に長いので次長だ。会報を出すことにし、手分けして原稿を書くことにした。私が担当しているのは、この日記にも書いた、イナバ氏のバースディパーティーのレポと、部員秘蔵のB,zグッズを紹介する、「突撃!隣のB,z箱」のコーナーだ。どんな会報になるか楽しみだ。

 FCと言えば、大阪プロFCから、クリスマスパーティーの案内が来た。参加予定選手の中に、最近ますます、「どこの選手だかわからない」状態になっている冨宅さんの名前が!!
 パンクラスFCが、全選手参加のイベントをやらなくなって久しく、若手主体のイベントさえ、最近は少なくなっているので、冨宅さんと会えるイベントは超貴重だ。12月25日なのだが、何の予定もないので、ぜひ行きたい。今年のクリスマスは三連休なのに、家でケーキを焼くしかないのか、そんなの一日もあれば十分だよ、と侘しくなっていたのだが、思いもよらぬ素敵なクリスマスになりそうだ。そんな日に一人でデルアリに行ってる時点で、素敵なクリスマスでも何でもない気もするが、そんなことはどうでもいい。
 しかし、困ったことに、私は、大阪プロFCに友達がいないし、大阪プロのイベントに行ったこともない。様子がわからなくて不安だ。あまりにも不安だと、行くのをやめるかもしれない。
 
 来月四日の、パンクラスディファ有明大会は、カードもいいし、試合終了後、選手との忘年会もあるし、行きたかったのだが、はなはだしいほどお金がないので、東京に行くのは無理だ。毎年恒例になっていた、年末の上京ができなくて寂しい。年末には銀座に行って、ミキモトのクリスマスツリーを見たり、鳩居堂で年賀状を買ったり、伊東屋でクリスマスカードを買ったりするのを楽しみにしていたのに。

 昨日、引っ越し以来しまいっぱなしだった、ポスター用パネルを出してきた。しまっておくのもかさばるので、飾るか捨てるか、どっちかにしようと思い、とりあえず飾ることにした。なぜパネルなんか買ったかというと、その昔、パンクラスFCのボウリング大会に行ったとき、私のチームが優勝して、賞品に、当時の所属全選手のサイン入りポスター(五周年記念武道館大会のもの)をもらい、あまりに嬉しかったので、飾ろうと思って買ったのだ。そのポスターは、色褪せると惜しいので、今回は飾らないことにし、代わりに、ライブ会場でDVDを買ってオマケにもらったB,zのポスターを入れて飾った。満足してながめているが、こういうものを飾ると、部屋の「中学生指数」が一気に上がったように見えるのはなぜだろう。

第128回 帰ってきた岸和田兄さん (05.11.8)

 10月28日の朝、職場にヤクルトさんが来たので豆乳を買いに行くと、「『めざまし』で、読売新聞に、B,zのアルバム(Pleasure2)のおもしろい広告が載ってるって言ってましたよ!」と教えてくれた。私は、朝テレビを見る習慣がないので、『めざまし』にB,zが出たりすると、いつもヤクルトさんが教えてくれる。
 居ても立ってもいられず、読売を取っている部署に行って見せてもらうと、大惨事が展開されていて(写真参照)、いっそう居ても立ってもいられなくなった。昼休みまで待てず、職場を脱走して、コンビニに読売を買いに行った。朝日やサンケイはたくさんあったのに、読売は最後の一部だった。きっとB,zファンが買ったに違いない。夕方頃、職場の女の子が、職場で個人的に読売を取っている上司からもらってきてくれ、二部になったので、「見る用」と「保存用」にすることにした。
 イナバ物置の上に乗っている99人(残り1人は社長)のイナバ氏は、合成写真なのだが、松本引越センターの松っちゃんは、ホントに引越センターのユニフォームを着て、輝くような笑顔を見せている、特写だ。松っちゃんの方が、この広告における労は大きかったわけだが、むしろ、髪を二つにたばねて、「幼女役」をやってほしかった。

 このアルバムだが、意外にそそられず、いつかは買うけどすぐ買わなくてもいいかぐらいに思っていたのだが、特典の、「ライブ映像ダウンロードできるID」に惹かれて、発売すぐに買うつもりだ。面白いほど、向こうの思うツボだ。しかし、いまどきダイヤルアップの、超ナローバンドな我が家でダウンロードしたら、何分かかるんだろう。B,zは、コレ(親指と人差し指で輪を作る)があるのだから、DVDをオマケにつけてくれればいいのに。

 台湾旅行の出費が今頃響いてきて、今月はお金がないので、アルバム一枚でも痛い。その上、B,zFCから会報が届いて、カレンダーの申し込み用紙が同封されていた。ここ三年、B,zFCで週めくりカレンダーを買っているが、来年は、週めくりと月めくりの二種類出るらしい。一部二千円だ。お金がないのに、二種類とも買ってしまいそうな気がする。そして、けして壁にはかけずに箱にしまっておくような気がする。職場のB,z仲間と、カレンダーの話題で盛り上がったが、何がスゴイといって、「週めくりと月めくり」だということが判明しているだけで、中身は全く未定なのに、「どっちを買うか」「保存用と飾る用と、二部ずつ買った方がいいのではないか」などと言っている、ファンってスゴイな。
 会報のインタビューで、サポメンの大田君が水泳が上手だという話題になって、松っちゃんが、「大田君、愛媛県の県大会で一位なんだよ」と言っていた。松っちゃんの口から「愛媛」という言葉が出るとウレシイ。

 会報と言えば、大阪プロレスFCの会報も届いたが、冨宅さんが、控え室で、油断しきった顔でカレーせんを食べている写真が載っていてカワイかった。パンクラスアドバンスツアーのTシャツを着ておられ、「何年か前のパンクラスのツアーT姿」という、道場や控え室でよくある風景を、惜しげもなく披露しておられた。アドバンスTは、私は今になって強烈に欲しいのに、さすがにもう手に入らないのだが、どうにかして、冨宅さんのコレを譲ってもらえないものだろうか。ぜひ、愛用品オークションに出してほしい。
 他に、今回の会報では、政宗選手のインタビューがおもしろかった。

 職場の銀行の陸上部の、応援の小旗がリニューアルされることになり、キャッチフレーズ的なものを入れることになって、案が募集されたが、職場の女の子(B,zファン)が、「GO☆FIGHT☆WIN」という案を出して採用されてしまった。・・・どうするんだよ・・・出来上がっちゃってるよ、小旗・・・(「GO☆FIGHT☆WIN」とはB,zの曲名です)。

 職場の女の子(TMNファン)が、二十年くらい前のTMのビデオを貸してくれた。後ろで、若き日の松っちゃんがギターを弾いている。見るのが大変で、常に後方の、ちょっと暗いところの松っちゃんをさがしながら見ないといけないので、一瞬たりとも目が離せない。若き日の松っちゃんは、ウツの動きにあわせて、今ではありえないような動きをしていた。私は、今考えるとTM世代なのかもしれないが、当時は細川たかしのファンだったので、TMのことは何も知らない。このビデオを見るまで、小室さんがボーカルだと思っていた。


 先週の金曜、韓国産キムチ回虫卵付着騒動の中、職場の友達と韓国料理を食べに行った。私は、チゲ鍋は好きだが、キムチは嫌いなので食べなかったので大丈夫だ。
 待ち合わせの前に本屋さんに行って、久しぶりに「紙のプロレス」を手に取ると、船木さんの対談が載っていたので買ってしまった。
 ハードゲイが、ピン芸人じゃないということを、最近まで知らなかったのだが、「紙プロ」に、ハードゲイの相方(レイザーラモン出渕)が、コラムを書いていた。しかし、ハードゲイは、ゴールデンに出始めた頃からピンで出ているが、ぐっさんの相方はどこに行ったんだ。
 そのハードゲイだが、職場の女の子達は、「キモイ」「生理的にダメ」という子が多い。意外だった。私は猫ひろしの方がキモイのだが。私の母の実家で、叔母や従妹とお茶を飲んだとき、「紅茶フォォ〜〜!!」「砂糖いる人フォォ〜〜!!」「ブラックでフォォ〜〜!!」「ミルクティーフォォ〜〜!!」などと、全員が言っていたが、こんな一族の方が珍しいのだろうか。

 噂のハードゲイと、和泉元弥も出場した、3日の「ハッスル」だが、私はこないだの土曜、ブロードキャスターで、ようやく動く映像を見ることができ、笑い死ぬかと思った。一般の方々からの注目度は想像以上で、いろいろな方から、「あの、空中元弥チョップていうのは、ホントに効いてるの」と聞かれた。何て答えればいいんだ。しかし、「和泉元弥と節子ママをハッスルに出そう」なんて、いったい誰が考えて、実行に移したのか。天才だな、その人。
 
 今月26日、松山に、ドラゴンゲートが来る。ドラゴンゲートは、よく割引券を配っているが、職場の女の子が、うどん屋さんか何かのレジに置いてあったそれを、大量にもらってきてくれた。私は、まだ闘龍門だった頃、二回くらい見たことがあるだけで、ファンではないし、詳しくない。が、アンソニー・W・森が松山出身で、今度凱旋興行があるときには行かなければ、と、以前この日記に書いた手前、ちょっと検討してみた。アンソニーの同級生で、卒業アルバムを見せてくれた職場の女の子に、「今の森君を見に行かん?」と言ってみたところ、最初は冗談だったのだが、もしかしたら一緒に行くことになるかもしれない。
 何人で行くことになるか未定だが、わからないところは私が解説をしてくれると、職場の女の子達は思っている様子だ。プロレスファンだからといって、全ての団体に詳しいわけではない、というのは、一般の方々には通じない理屈だ。困って、とりあえず勉強することにし、公式サイトに行ってみた。選手のブログがあって、アンソニーが、「松山大会が決まりました!松山の皆さん、遊びに来て下さい。以上、ロンドン出身なのに松山大好きのアンソニーでした」と書いていた。アンソニーがロンドン出身であるならば、私もそうだ。道後温泉のからくり時計がビッグベンで、松山城がバッキンガム宮殿なのだろう。
 古い選手の顔と名前は一致するが、新しい選手がわからない。わかるのは、マグニチュード岸和田選手ぐらいだ。岸和田兄さんは、去年の六月、新日で愛媛に来た(スーパーJr、金本戦)し、大阪プロレスでも来ているし、何かと縁がある。これだけ見ていれば、岸和田ファンだと言っても過言ではないだろう(過言だよ)。あと、ユニット間の関係がよくわからない。どなたか詳しい方、教えてください。

第127回 ちっちゃい話見つけた2 (05.10.25)

○ ケーニヒスクローネの、壷入り抹茶ケーキの、あいた壷に、梅干を入れている。梅干がなくなって汁だけになったのを、ずっと放置していて、数か月ぶりに開けたら、半透明の四角い塩の結晶が、いくつもできていた。あまりに美しかったので、嬉しくなって食べてみたら、ものすごくしょっぱかった(当たり前だ)。

○ 冷蔵庫のスライスチーズが、賞味期限が二か月すぎていることを、先日発見したので、一生懸命、スライスチーズを使うレシピを考えて、急いで消費しているのだが、もう、ここまですぎてしまったら、一週間や二週間遅くなったってどうでもいい気もする。

○ 職場の友達が、少年ジャンプのマンガ「ブリーチ」にハマっているので、どんなマンガなのか、ネットで調べてみようと思い、「ブリーチ ジャンプ」で検索してみたところ、「子クジラはまだブリーチ(ジャンプ)がうまくできません」という、ザトウクジラのサイトがひっかかってきた。クジラのジャンプのことを「ブリーチ」と言うらしい。

○ 先日の菊花賞、ディープインパクトの走りに感動した。“皇帝”シンボリルドルフ以来、二十年ぶりぐらいの、無敗の三冠馬だそうだが、私はものごころついた頃から競馬が好きでよく見ていたので、シンボリルドルフのときのことも、昨日のようにおぼえている。
 先週、ローカルニュースで、女のアナウンサーが、国体の馬術に出場する、愛媛県代表の選手と馬を取材していた。そのアナウンサーが、スタジオで、おもむろに、何を言い出すかと思えば、「私、馬の体を触ってみたんですけどね!あったかいんですよぉぉ〜!!」。
 死ね。

○ 気づいてみれば、私の好きな広島カープからは、今季、最多勝投手と、ホームラン王が出たわけだが、何で最下位なんだろう。しかし、こうBクラスが続くと、偉いもので、人間慣れてきて、何とも思わなくなる。五位の巨人を抜きそうになったときは興奮したが。

○ 職場の男性が、プロ野球のもたらす地域経済への効果をリサーチしていて、チケット料金の、客全体での平均額を知りたいと思い、今季愛媛県で主催ゲームを行った、巨人・ヤクルト・阪神に問い合わせたところ、高圧的に断ったのが巨人、地元のプロモーターに聞いてくださいと言ったのがヤクルト、こころよく教えてくれたのが阪神だったそうだ。球団カラーが現れている。

○ 今、日本シリーズ中だが、ロッテがここまで頑張るとは思わなかった。そして、ロッテにこんなにファンがいるとは知らなかった。少し前まで、「ロッテのファンは全国に二十人くらい」(島田紳介談)だったのだが。お行儀のいい応援をする。スタンドのゴミを拾って帰るサッカーファンのような、新しいタイプのファンだ。「本当のファンとはこうあるべき」とか「ファンとして誇りに思う」とか口にしそうな気がする。前回書いた、週刊プロレスの「言霊占い」で言うと、「陶酔型」だ。阪神ファンは「熱情型」。

○ 和泉元弥のプロレスデビューが気になってしかたない。得意技は「空中元弥チョップ」だそうだが、「ダブルブッキングヘッドロック」とかもやってほしい。

○ これもプロレスデビューが決まっている、レイザーラモンHGが、先週の「ダウンタウンDX」に出ていて、昔ショーパブでバイトしていたとき、ゲイの先輩に襲われ、ものすごい速さでバックの取り合いになった、という話をしていた。HGはそのときのことを、「パンクラスの第一試合みたいでした」と言っていた。

○ カトゥーンに、名前はよくわからないのだが(亀梨?)、阪神の片岡みたいなアゴ(しゃくれ)の人がいる。早いうちに何とかしないと大惨事になると思う。

○ 職場のB,z仲間の買った「オリコンスタイル」を見せてもらった。こんな雑誌を読むのははじめてだ。「このライブがスゴイ!」という特集があって、B,zが総合一位になっていた。いろんな部門があって、B,zは、「歌がスゴイ」「演奏がスゴイ」「もう一回行きたくなる」「友達にすすめたくなる」「いちばん感動した」「いちばんハジけた」部門で一位になっていた。「衣装がスゴイ」部門の一位は、あゆだったのだが、B,zもある意味ではスゴイのだが。「衣装」部門の七位はアルフィーだったが、わざわざカッコ書きで、「七位  THE ALFEE(高見沢俊彦)」と書いてあった。確かに、他の二人の衣装は普通だ。
 しかし、私が少女の頃、親が、「最近の若い歌手は、皆同じに見えるね」などと言うと、「何言よるん、こんなに皆違うのに」と思っていたのだが、偉いもので、今の私が、若いアーティストを見ると、ほとんど皆同じに見えるな。

○ このところ、日曜の夕方は、真面目に「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」を見ることが多いのだが、まるちゃんの担任の先生が、「戸川先生」という名前だと、先週はじめて知った。
 こないだの「サザエさん」は、「サザエさん連載開始六十周年」ということで、一時間スペシャルだった。十年ほど前に放送された、サザエさんファミリー全員の詳しい自己紹介の、再放送もあった。そこで、マスオさんが、「早稲田大学卒の28歳」だとわかったが、「会社で一番仲のいいのは、同期入社のあなご君です」と言っていた。同期て。あなご君って、五十歳くらいだと思っていたのだが、そう言えば、タメ口で話しているなあ、マスオさん。あなご君が、大学に入る前に浪人したり、留学したり、卒業後大学院に行っていたりしたとしても、せいぜい三十代前半だ。もし、高卒だとしたら、24歳だ。あのクチビルと顔色でそれはないだろう。入社する前にいろいろと波乱万丈なことがあって、マスオさんと同期だが四十五歳くらいに違いない。何があったか考えて、「サザエさん外伝〜あなご君ストーリー〜青雲編」を書きたいと思う(嘘)。
 

第126回 ちっちゃい話見つけた (05.10.17)

○ 今日は満月。今日の月は白銀で美しい。雲ひとつなく、月が明るすぎて星が見えない。少しだけ月食を見た!

○ ケータイの時計って、どうしていつも進むんだろう。

○ 東京では何とも思わないのに、地元で標準語を喋っている奴がいると、どうしてこんなにムカつくんだろう。特に男は許せない。男なら自分のことを「ワシ」と言え。「ぼく」と言っていいのは、小学二年までだ。

○ 高島屋の南館で開催されていた「世界の書籍展」を見に行った。豆本がたくさんあって興奮した。顕微鏡で見ないと文字が読めないくらい小さい「世界最小の本」もあったが、レーザーで文字を書く、というのは、何だか、豆本としては反則な気がする。この「展」は、創価学会が主催しているので、あまり熱心に見ていて学会員だと思われてはイヤなので、そそくさと帰った。知らない人にどう思われても関係ないんだが。

○ 先月の日記に、「資生堂unoのCMで、スピードワゴンの、名前知らないけどどっちかを見た」と書いたが、安達祐実を妊娠させた方だった。

○ ドラマ「電車男」の、エルメスの父親役で、山下真司がちょっと登場したことがあったが、その同じ週、NHKの夜の連ドラ「ダイヤモンドの恋」で、浅野温子のダンナ役が山下真司だった。同じ週に二度も、「別れた夫役」で山下真司を見るとは。

○ 今日、その寒さで私を苦しめている、NHKの「きよしとこの夜」をちらっと見ると、氷川きよしとゲストがパラパラを踊るコーナーがあり、長州小力が出ていた。何をやりだすんだNHK。いい加減にしてくれないと、「本物の長州力もパラパラを踊る」と信じている一般人が、私の周囲に、二、三人いる。

○ 以前私が、新日本プロレスを見に行った、愛媛県の南の端の「宇和島市営闘牛場」に、アスベストがたっぷり使われていることが判明した。

○ 職場の読書クラブの本で、古い本は払い下げてもらえる、ということを以前に書いたが、先週、杉浦日向子さんの「百物語」を払い下げてもらった。前回買ったのが、水木しげるさんの「怪」だったので、職場の友達に「妖怪好き」というイメージを植え付けるには十分だった。妖怪好きというよりも、民俗学が好きなんだが。

○ 民俗学つながりで、迷信もおもしろいと思う。小・中学生の女子というのは、迷信やおまじないが好きなものだが、私が小学生の頃は、「友達の服とかに髪の毛がついているのを、取ってあげるのはいいが、捨ててはいけない。本人(髪の毛の主)が捨てないといけない」という迷信が流行っていた(迷信が流行るというのも何だが)。皆、髪の毛を取ってあげると、本人に渡していた。
 あと、「ハンカチを友達に借りたら、きちんとたたんで返したらいけない。たたんで返したら、その友達とはいつか絶交することになる」という迷信を、皆信じていた。たまたま、ハンカチをたたんで返してしまうと、「あんた、あたしと絶交したいんやね」と言われたものだ。まあ、小学校のときの友達なんか、どうせ付き合いはなくなるんだから、いずれ絶交することになるんだが、その当時はこの幼い友情が永遠だと信じていた。

○ 何週間か前の週刊プロレスに、「言霊占い」というのがあって、冨宅さんも私も、同じ「陶酔型」だった。陶酔型とは「ついつい聞き入ってしまう話術。それだけボキャブラリー豊富で飽きさせないタイプだ。川田利明や桜庭和志のインタビューでの受け答えは、まさしくこのタイプの典型だろう。ただ自分自身すらもその言葉に引き込まれ冷静さを失う自己陶酔な面も多く見受けられる。(中略)そのうえ言葉の端々に適度に毒をきかせているのも特徴のひとつ。それも度が過ぎるとただの皮肉屋としか見られなくなるので注意が必要だ。
 もうひとつ困った性質といえば、人に責められると逆ギレっぽい口調で反論する傾向にあること。(中略)また親しい間柄の人に比較的丁寧な口ぶりなのは非常にいいことだが、あまりよく知らない人に対してぞんざいな対応をとってしまいがちな面も。(中略)
 恋愛に関しては、カッコつけの割に照れ屋というタイプで、好きな人の前では最初はおとなしく、打ち解けた後は人が変わったようにバカを演じてみたり、必要以上に饒舌になったり・・。(中略)とにかく冷静さを保つことだ。(中略)敬語で稼げるレスラーを目指そう」ということらしい。当たっている・・かな?私も敬語で稼げるレスラーを目指します(レスラーは目指さなくていいよ)。

第125回 後から考えると (05.10.10)

 前回の日記から約二週間、全く何事も起こらなかった気がするのだが、よく考えればその間に横浜にも行ったし、拾い集めてみれば何かあるかもしれない。

○ すっかり秋らしくなってきた。秋風が吹きはじめると、途端に、爪が乾燥して割れやすくなる。もう三本も折れてしまったので、そろそろ短くしなければと思う。
 秋風が吹きはじめると、猫が私のベッドで寝はじめるので、その抜け毛対策も考えなければいけない。涼しくなって手芸の季節なので、猫の寝るとこに敷くものとかいろいろ縫おうと思う。そのためには、まず、布や手芸材料を使いやすい状態に!と思い、この三連休で、服の整理をして、着ない服を思い切って大量処分し、箪笥の引き出しを一個空にして、物置の衣装ケースにつめこんでいた布類を、そこに入れた。これで、思いついたらすぐ縫えるようになったが、これだけで安心してしまって何もしないような気もする。

○ 前回の補足で、B,zイナバ氏の、本人のあずかり知らぬところで行われた誕生日会だが、かなり大満足ではあったが、準備期間は少なかった。これで準備期間がたっぷりあったら、「輪をつないだ飾り」や「ティッシュで作った花」で会場を飾りつけるという、恐ろしい事態になっていたかもしれない。友達から、「プレゼント交換」というアイデアも出ていた。「私が稲葉さんにあげるならこれ」というものを、皆が一品ずつ買ってきて、交換しあう、というアイデアだったのだが、これも、買いに行く時間がないという理由で却下された。却下の理由はもう一つ、「全員が短パンを買ってくる恐れがある」からだ。

○ 1日、TBSのオールスター感謝祭があった。今回、若手芸人が大量に出ていて、そこそこ目立っていたが、そのわりに、いつもよりおもしろくなかったような気がする。ただ、マラソンや駅伝に加えて、「人間カーリング」という新しいゲームがあった。四人一組で、二人が、投げられ役の一人にローションを塗りたくってコースに投げ、残りの一人はコースにローションをまいてすべりやすくし、投げられ役の止まった位置に書いてある額の賞金が出るのだが、すべりすぎると氷の池に落ちてしまう。
 佐々木健介・北斗晶夫妻も、武蔵・なかやまきんに君と「筋肉チーム」で参加して、きんに君を投げていた。何が笑いどころかと言うと、コースがローションでぬるぬるになって全員が転びまくるところで、トリを務めたダチョウ倶楽部・出川哲郎の「ベテラン芸人チーム」が、神がかり的なリアクションを見せていた。私は、ダチョウは好きではないのだが、「さすがはダチョウ」と唸らされた。
 バタ足や、マラソン、三輪車で競う「赤坂トライアスロン」で、最後の三輪車のパートは、始めは座ってキコキコ漕ぎ、坂では立って地面を蹴って走り、また最後は座って漕ぐ、というルールになっていたが、こんなややこしいの、間違えるやろうなあ、生放送やし、と思っていたら、やっぱり間違えたヤツがいて、ずっと立って走って一位になった。二位のなかやまきんに君は、ちゃんと座って漕いでいたので、追いつけなかったのだ。きんに君は、素で悔しそうな顔をしていた。あれはいかんと思う。スタッフが注意するか、やりなおさせろ。一位のヤツも、途中で気づいたろうから、賞金を辞退しろ。双子だからっていい気になるなよ(意味不明)。ちなみにその一位のヤツは、名前忘れたが、映画「タッチ」の、達也か和也かどっちか。

○ 2、3日と、東京に行っていた。パンクラスの横浜文体大会のためだ。何だか台湾からの疲労がずっと抜けない感じで、疲れていたのと、ブーツのヒールが高すぎて歩きにくかったのとで、あまりウロウロせず、買い物しなかったのでお金を使わなかった。ブーツは、八月の日記に書いたショートブーツで、あの頃「ロングの方も欲しい」とさんざん書いたが、今考えると買わなくてよかった。
 いくら履きたくても、新しい靴をいきなり旅行に履いて行ったのは無謀だった。もう一つ無謀だったのは、新しいマスカラをつけて行ったことで、「パンダ目にならない」とCMしているヤツだったのに、ホテルに帰ったらパンダ目になっていた。いつからだったんだろうと思うと恥ずかしくてたまらない。試合後、居酒屋の鏡でチェックしたときはまだ大丈夫だったんだが。
 買い物をしたのは、試合の前、友達に、丸の内のチョコレートカフェに連れて行ってもらい、チョコレートをいろいろ買ったのと、有楽町の無印良品でCDホルダーを買ったのと、翌日、恵比寿アトレのロクシタンでハンドクリームを買ったのくらいだ。ロクシタンはともかく、無印なら松山にもあるんだから地元で買えばいいのに。
 翌日恵比寿に行ったのは、広尾にある会社に勤めている友達とお昼を食べるためだ。恵比寿で日比谷線に乗り換え、広尾に行こうとしたら、逆方向の電車に乗ってしまい、一駅しか乗っていないのに中目黒に着いて終点だった。私にしては珍しく、時間に余裕を持ってホテルを出たので、約束の時間には間に合った。冨宅さんが広尾のラボにいなくても、何だか広尾に来るとドキドキする。お昼を食べた友達は、広尾で、B,zの松っちゃんを見たことがある。プライベートで、家族と一緒だったそうだ。その、「松っちゃんのいた場所」を、意味もなく案内してもらった。

○ 7日は、松山の秋祭りだった。学校が休みになるので、子ども達は四連休だ。それはいいが、ゴミの収集まで休むのは何とかしてもらえないものか。今年は、うちの地区は紙ゴミの日だったからいいが、来年は多分、10月7日は土曜だから、生ゴミの日だ。生ゴミが一回飛ぶとキツイ。
 去年も日記に書いたが、私の職場の駐車場におみこしが来て、鉢合わせやかき比べをしていた。鏡割りもあり、秘書課とかのキレイな人が振袖を着て並んでいた。そのことは去年も書いたが、その、「若いキレイな娘に振袖着せて並べとけ」みたいな、古くささというか、意識の低さというのは、あきれるほどスゴイな。去年は、そのアナクロがカワイイと思って書いたのだが、今年はもう思えない。

○ この三連休は、「引きこもる」と決めていたが、家から一歩も出なかった。文字通り、庭にも出なかった。今日は、松山競輪場で、魔裟斗のトークライブがあったので、タダで魔裟斗が見られるなら行こうかと思っていたのだが、めんどうになってやめてしまった。服の整理をしたり、なぜかブラックジャックを読みかえして涙したり、CDを聴いたりDVDを見たりした。台湾で買ったB,zのCDだが、日本と同じブックレットもついていたが、台湾語訳もついていた。「愛のバクダン」は、「愛的炸弾」となっていた。
 去年の週刊プロレスやゴングの整理をして、いるところだけ切り取った。この「いるところ」というのが微妙で、パンクラスや大阪プロレスなら文句ナシに取るのだが、その他は、「おもしろいとこ」「今興味のあるとこ」になってしまう。それも、整理する日によって変わるのは仕方ない。ノアはあまり見ないのに、クリスマス興行の記事だけ取っていたり、気分によって男色ディーノの記事を取ったり取らなかったりする。
 去年の雑誌は特に、整理していて感慨深い。先日亡くなった未来選手や、まだ元気だった頃の星川選手、ゼロワンからハッスル、高田総統の登場、三銃士興行の中止、ゼロワンの活動休止までの、橋本選手のいろいろ。まだ一年しか経っていないのに、後から考えると、何もかもが心に突き刺さる。


トップページへ戻る

「みか国」トップへ戻る